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7946真夜中のスクールメイト―第5話―空華3/20 21:40:432031cfugNPyUOK282
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空華3/20 21:42:182031cfugNPyUOK282||907
「確かめましょう」
「またかよ……」

きっぱりと言った晴陽の言葉に、幾分うんざりした調子で響が返した。
時は早朝、登校時間にはまだ少し早い。

本日の話題は『裏山の珍動物』……といえばお笑いのようだが、事態は割と深刻だ。
出回っている噂によると、怪我をした生徒もいるらしい。
しかもそれら≠フいる時間帯は、あの2−G≠フない時間帯だ。
というわけで、晴陽がそれを怪しく思ったというわけだ。
そして2人は、正確には晴陽は行くことに決めて、響も引き摺られる形で行くことになった。
裏山へ。

空華3/20 21:48:142031cfugNPyUOK282||345
          ***

「はあ……っ、………疲れた……」
「………」
「い、……いた、ね……」
「そーだな」

校門前、息を切れさせた晴陽と、晴陽ほどではないが疲れた様子で、肩で息をしている響がいた。
2人はあれから学校の裏山と呼ばれる山に登った。
そしてそこで、それら≠見た。
正確には襲われかけて、逃げ帰ってきた。
そこに居たのは、狼のような動物や、巨鳥や、よくわからない動物だ。
『魔物』という言葉を、2人はほぼ同時に連想した。

「何なのあれ!……響、あんまり疲れてないね」
「知らない。……俺は運動部だし、晴陽よりスタミナもある」

空華3/20 21:48:362031cfugNPyUOK282||362
「わたしだってスポーツやってたよ、中学のときね。それはともかく、やっぱり頼りにはできそう」
「………俺が?」
「そう」

響の沈黙により、歩きながらのやり取りは終わって、2人は教室の前で別れた。
2人は別の教室だ。

そしてまた、放課後は来る。

「本気かよ、っていうかまたかよ。晴陽、首突っ込み過ぎだろ」
「だって、すっきりしないじゃない」

放課後の廊下で、晴陽と響はそんなやり取りをしていた。
これを提案したのは晴陽だった。
いわく、『2−G』の生徒たちを待とうと。
そして彼らに尋ねてみようというのだ。結果、夜に近くなる。
晴陽が顔を上げた。

「あ、……来た」

空華3/20 21:50:532031cfugNPyUOK282||321
          ***

「なるほどなー……」

ジーンが呟いて、1つ頷いた。
夜の2−Gの教室に、晴陽と響は居た。
その場の雰囲気は妙なほどに、深刻に重い。

「裏山、変わってないのかしら。……ああ、1年やそこらで変わるわけ無いわね。愚問だったわ」

千冬が、投げやりな調子で小さく呟いた。
彼女は窓際の席に頬杖をついて、窓の外を見ている。

「まあ裏山の変化は置いといてだな、割と重要な問題だぞ、これは」
「そうだよね。だって多分それ、魔物だもん」

そういうジーンとエリスの顔は、いつになく真面目だった。
そしてジーンが、話に付いていけてない晴陽に目を向ける。

空華3/20 21:53:152031cfugNPyUOK282||105
「話の持ちこみ、ありがとな。早期対応ができそうだ」
「ジーン。やっぱり、行くのですか?」
「ああ」
「晴陽さんと響さんは?」

ティフのその言葉に返答したのは、ジーンではなく晴陽だった。

「行く!」
「おいこら晴陽。どこまで首突っ込むんだよ」
「いいじゃない」
「いいだろ」
「いいんですか、ジーンさま。危ないですよ?」
「本人がいいって言ってるから、いいだろ?」

上から晴陽、響、晴陽、ジーン、メア、ジーンだ。
なんともテンポのいい会話だ。そして無責任だ。
そしてジーンが、軽く笑って言った。

「明日放課後、校門の前にいるからな。話は道すがらで」

空華3/20 22:1:112031cfugNPyUOK282||229
+後書き+

ちょっと短めかもです。
今回は、「そこに至るまで」な感じで。
そして今回も、明るめの軽い感じに仕上がりました。
彼らの会話の基本は、「明るく軽く」ですから。
後、「全員出す」(笑)
次回はようやく、皆で裏山に行きます。

読んでいただき、有難うございました^^

オギワラ3/21 22:50:282212cfBcsmysAsVME||167
こんばんわ〜o(^-^ o )
今回も読ませて頂きましたよ、もちろん

なんと、魔物が出てきてしまいました( ̄0 ̄;ノ
もしかしたら次回、2−Gの面々対魔物の戦いがあるのではと密かに期待しています。
その時は、メアたんの活躍にも期待しましょう(-_-;)(;-_-)オイオイ

空華3/23 21:38:532031cfugNPyUOK282||43
今晩は^^
毎回有難うございます。

魔物が出たのは、当初の予定通りです。
晴陽が突っ走ってます、響は迷惑そうですが、その辺は惚れた弱み(待て)
ひょっとしたら、次回で裏山まで行かないかも……?
戦いまで行けるといいのですが。

読んでいただき、有難うございました^^


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