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7973第十五話−管理者・バロウン−3/23 22:17:02202cfflaWz7oZhNA
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第十五話−管理者・バロウン−

3/23 22:17:312202cfflaWz7oZhNA||985
『アレは作戦だったのか?』
ローウェンが聞いてきた。
今、オレ達はルアドの魔力で傷を治している。
『あぁ。チャンスが来たら、
その槍に魔力注ぎ込んで奴等を刺せってな。
オレはそのチャンスを作ろうと頑張ってたんだよ。
けど予想外の、奴等の死、マルダリーの強化・・・
此処(魔界)は怖いな〜』
オレが笑いながら答えた。
『しかし、良くあの蛇を斬られたな?
私も爪で斬ろうとしたが・・・』
とローウェンが、今度は不思議そうに聞いてきた。
『あぁ・・・あの時、ナイフが羽みたいになって・・・』
オレが答えると、そうか。といって、その会話は終わった。

3/23 22:17:562202cfflaWz7oZhNA||356
『しかし、次は何が出てくるんだろうな?』
ルアドが割り込んできた。
『奴も延々と私達を戦わせるわけではあるまい・・・
そろそろバロウンが出てくるんじゃないか?』
ローウェンが天井を見上げながら言った。
『そしたらやっと人間界に・・・!』
ルアドが嬉しそうな顔をしている。
けれど、それは勝ったらの話だろう。
無条件で、ハイどうぞ、とは通してくれないだろう・・・
城に入ったとき、ローウェンは、
バロウンはとても強い。と言っていた・・・
果たして−・・・?

3/23 22:18:172202cfflaWz7oZhNA||433
再び長い廊下だ。
『何故、長くするのだろうか?』
ブツブツ後ろでローウェンが呟いているが
ほかっておこう・・・
そして、ついにバロウンの部屋前・・・
『やはり、奴等は四天王とでも言った所か?』
ローウェンが鼻を鳴らす。
『行くぞ。』
オレは静が静かに言うと、二人も頷いた。

3/23 22:18:462202cfflaWz7oZhNA||973
オレは扉を静かに開けた・・・
真ん中に、一人の男が立っていた。
肩まで髪を伸ばしていて、目は長細い。
服は、白いローブを着ている。
『我が四天王はどうだったかな?』
バロウンが、クックッ、と笑いながら聞いてきた。
『あぁ最高だったぜ。けどもう飽きちまった。出してくれよ。』
ルアドも笑いながら、バロウンに行った。
『あぁ・・・いいだろう。
ゲームでもあるまいし、”私を倒さんと扉を開けん”
等とは言うまいよ。けれど、レドル様の命令でな・・
”シルクハットを被った魔物は通すな”、と言われているのだ。
この一同の中に、そういう特徴を持った魔物は居ないかな?』
バロウンが嫌らしくニヤリと笑ってくる。

3/23 22:19:482202cfflaWz7oZhNA||877
『ローウェン。貴様は残れ、後は・・・
ここまで来れた褒美として通してやろう。』
バロウンが近くにあったイスを自分の後ろに置き、座った。
『・・・どうする?』
ルアドがオレに聞いてきた。
『そんなの駄目だ。仲間を見捨てるのか!?』
オレは怒ってルアドに言い返した。
この状況で、何故”どうする?”等が出る?
まだこの時はわからなかった・・・

3/23 22:20:292202cfflaWz7oZhNA||506
『バロウンは強い。
ここで全員死んだら元も子もない。
行け。私は私で他の道を通って・・・』
ローウェンがため息をつき、オレ等に提案した。
『そんな道無いだろ。』
ローウェンが、またため息を吐いて言った。
『では戦うのか?勝てるのか?』
ローウェンの言うとおり、負けるかもしれない。
けれど、バロウンに勝てず、此処で負けるくらいなら
レドルには勝てない・・・

3/23 22:21:32202cfflaWz7oZhNA||116
『皆で通ろう。バロウンに勝てないなら・・・
レドルにも勝てない!』
オレはローウェンとルアドに告げた。
二人ともハッとして、暫く黙り・・・
そして、頷いた。

3/23 22:21:412202cfflaWz7oZhNA||182
『どうする?』
バロウンが聞いてきた。
オレ等は武器を握り締め、バロウンに立ち向かった!
『くくく・・・』
バロウンは天井近くまで上がると、黒い弾を飛ばしてきた。
しかし、スピードも数もレドルに比べれば断然劣る。
オレは黒い弾を避けると、天井に向かって跳んだ。
何故かはわからない。けれど届く気が・・・
案の定、届くはずが無い。
オレはバロウンを睨みつけ、ナイフを投げた。

3/23 22:21:532202cfflaWz7oZhNA||213
当たれ!
オレは心で叫ぶ。
すると、ナイフの鍔から、あの時のように翼がはえた。
バロウンもローウェンもルアドも驚いて、目を丸くしている。
バロウンは舌打ちをすると、横に避けた。
しかし、ナイフも横に向かい、バロウンの右腕にかすった。
ナイフはオレの数メートル先に落ちた。

3/23 22:22:82202cfflaWz7oZhNA||401
『貴様・・・神の一族なのか!?』
バロウンが、オレを睨みつけながら聞いてきたが
何のことだか分からない。神の・・・一族・・・?
『この目で見るまでは信じられなかった・・・
が・・・やはり、人間ではなかったのか・・・』
ローウェンが静かに呟いた。
『なんなんだ?』
オレはローウェンに聞いた。
『後から話してやろう。暇があったらな。
今は奴を倒すことに集中しろ!』
ローウェンが叫んだ。

3/23 22:22:212202cfflaWz7oZhNA||565
そうだった。
出る為に、仇をとる為に・・
倒さなければ!
『ちぃ・・・魔術師・魔物・そして次は神の一族か!
しかし・・・貴様・・・まだ力をうまく使えておらんな。』
バロウンはニヤリとすると、此方へ飛んできた。
オレはナイフに向かって走った。
『武器が無ければ、雑魚か。』
バロウンは黒い弾を掌に作り、殴りかかってきた。
再び全身に激痛が走る。
『バロウン!!』
と、ローウェンが叫び、此方に走ってくる。

3/23 22:22:412202cfflaWz7oZhNA||974
ルアドは向こうで呪文を唱えている。
『バカが!これでは魔術が役に立たんぞ?』
バロウンは、すっ、とオレから離れると、
落としたナイフを取りに行き、
それをルアドに投げつけた!
『ルアド!』
叫ぶと、激痛が走る。
思わずうずくまってしまった。
ルアドは間一髪でかわしたが、呪文が途切れてしまった。
ローウェンが飛び上がり、バロウンに立ち向かう。

3/23 22:23:12202cfflaWz7oZhNA||726
バロウンは片手で、黒い弾を出し、ローウェンの攻撃を防いだ。
そして−・・バロウンがニヤリとする。
もう片手で呪文を唱え、ナイフを爆発させた!
”ドン!!!”物凄い砂埃がたつ。
『ルアド!!』
仲間が再び殺された・・・
オレは心の底から怒っていた。
背に何かが出るのがわかった。
砂埃で、見えない筈のバロウンがうっすら見える。
オレはその方向へ、思いっきり飛んだ。

3/23 22:24:42202cfflaWz7oZhNA||650
バロウンはニヤリと笑っており、爆発した方を見ている。
すると、バロウンは”何か”に気づいた。
バロウンは、黒い弾を撃ちまくる。
”何か”は素早く避ける。そして、目の前に現れた。
その”何か”は、ジェイン−・・・オレだ!!
オレはおもいっきり、バロウンを殴り飛ばした。
バロウンが下へ、凄いスピードで落ちる。
”ドーン!”
再び砂埃がたった。
床にヒビが入った。
その上でバロウンは白目で口から血を吐き倒れている−・・・

第十六話へ・・・

3/23 22:26:392202cfflaWz7oZhNA||327
やっと、更新できました・・・
今回はちょっと長くなりましたかね・・・
なんとか、バロウンに勝てたジェイン達・・・
しかし、バロウンは通してくれるのでしょうか。
また、次回は、途中でも出てきた、”神の一族”が何かわかります。
是非次回も見てください。

また、見てくれた方は、是非感想を残していってください。

左近3/24 21:20:172193cfRC.DzpByeTM||576
見ましたよ^^
ルアドが・・・ジェイン?(だっけ)につづいてルアドまでが・・・
ホンと燃えますねぇ・・・楽しいです

3/24 23:59:452202cfflaWz7oZhNA||652
こんばんわ。
感想ありがとうございます。
ジェインは主人公ですね。
恐らくウェイルだち思います。
ルアド・ウェイル・・・続いて、消えるのはローウェンかな?(違
では、次回も是非見てくださいね。


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