戻る
7978真夜中のスクールメイト―第6話―空華3/24 15:6:122031cfugNPyUOK282
色緑風の唄
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7724.html←エピローグ
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7772.html←水の唄

心秘め事
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7747.html

真夜中のスクールメイト
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7820.html←プロローグ
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7843.html←第1話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7869.html←第2話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7923.html←第4話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7946.html←第5話

空華3/24 15:7:232031cfugNPyUOK282||828
翌日の放課後。
晴陽の教室では、生徒達が喧騒を生み出していた。
そんな中で晴陽も、軽い緊張の表情を浮かべながら鞄を肩にかけていた。
昇降口に続く方に、足を向ける。

「晴陽、帰るの?」
「私用で。ごめんね、都。先生にそう言っといて」
「謝らなくていいんだけどね。了解、また明日」
「うん、じゃあね」

同じ部活の友人に手を振って、晴陽は昇降口に行き、外に出た。
待っていた響が呆れ顔で、無言で校門のほうを指差す。
ああ、と晴陽が呟いた。

「……目立ってるよね」
「そのうち追い出されるよな」

空華3/24 15:7:442031cfugNPyUOK282||877
校門前に人影があった。エリスだ。
容姿が人間に近いから、という理由なのだろうが、それでも目立つ。
普段は結わえている長い金髪を、今日は垂らしている。
そのため、尖った耳は隠れていた。
ジーンであれは無理だし、ティフは髪が白く目立つ(金の長髪も目立つが)。
メアはこの時間ではまだ狼、千冬は幽霊だ。

「あ、いた」

サングラスをかけたエリスが、2人を見つけて片手を上げる。
晴陽と響はエリスの前に立つと、とりあえず校門からやや離れたところまで引っ張っていった。

           ***

「………あれは、もうしないでもらえると嬉しいな」

空華3/24 15:8:152031cfugNPyUOK282||818
どことなく疲れたふうに言う晴陽に、エリスは不思議そうに首を傾げた。
溜め息をつく晴陽を横目に見ながら、彼女はこっち、と道を示す。
案内されるままにエリスに付いて行きながら、晴陽が尋ねる。

「……それで、魔物ってなんなの?わたしは、今説明してもらった方がいい」
「んー?……簡単に言うと、『魔界の動物』。ここの世界にとっては、異質だけどね」
「ふうん……鳥みたいのとか?」
「そう。人を襲うのもいるし、危ないかな」
「……なんで、あの裏山にいるわけ?」
「さあ?誰かが召還したか、綻びができたか。いずれにしても危険だね」

言葉の割に、世間話のようにあっさりと言うエリス。

空華3/24 15:9:32031cfugNPyUOK282||378
晴陽が言葉を返す前に、ついたよ、と明るく言う声。

そこは人通りの絶えた夕方の空き地。
4人の異界人(?)がそこにいる様子は、やや入りづらい。
入りづらいのだが、ジーンの声を聞けばそれは跡形も無く消える。

「お疲れさん、エリス。晴陽と響もな。よし、行くかあ?」

元気良く言ったジーンが、に、と笑う。楽しげだ。
そのジーンに、横からティフが声をかける。
彼は手に、木の杖のようなものを持っている。

「ジーン、あれを渡さないといけないでしょう?」
「ああ、そーだったな。――ほい、響」
「うあ!?」

空華3/24 15:11:352031cfugNPyUOK282||113
唐突にジーンが、足元に置いてあった包みを、響に向かって放り投げた。
かなり無造作に投げられたそれは、響の腹部を直撃。
身体を丸め受け止めた響が、うぐ、と苦しげな声を出す。

「いきなりすぎだろ……何だよこれ、重い」

ぼやきながら響が、それを包んでいる布を剥ぎ取る。
そして、晴陽と共に絶句した。
千冬が、呆れたような視線を投げかける。

「まさか、本当に用意するとは思ってなかったわ……」
「あれくらいなきゃ危ないだろ?」
「ジーンさま……こちらでは違法だって、知っていますか?」

物陰からメアが顔を出して、そう問う。
日が暮れて、人の姿になったらしい。
『違法なそれ』は、剣だった。

空華3/24 15:13:32031cfugNPyUOK282||467
「俺にこんなもん持たせるのかよ?使えねえぞ」
「平気平気、護身用だ。いざというときは、それで」
「だから無理だって。見つかったら確実に掴まるぞ……俺ら」
「見つかんなきゃいい」

あっさりと言うジーンに、響は溜め息をついた。
その背を、慰めるように軽く叩く晴陽。
そんな2人にお構いなしに、ジーンは皆を見回して、おどけたように言う。

「んじゃ、魔山にいざ赴かん」

「りょーかいっ」
「気をつけましょうね、みなさま」
「大丈夫だとは思いますけれど」
「………なんで私、いるのかしら」
「ほら響、いい加減諦めなさいって」
「お前が思いきり良すぎなんだ……」

三者三様ならぬ、六者六様の応えが返った。

空華3/24 15:15:432031cfugNPyUOK282||261
+後書き+

すみません、結局山まで行きませんでした。
次回こそは!(泣)
次回は戦闘もあるかもしれません。
アクションシーン、実を言うと書くのは初めてです。
相変わらず主導権はジーンですが、そこは王子様ということで。
エリスも王女ですが、1つ下なので。年子。

読んでいただき、有難うございました^^

オギワラ3/24 23:36:02212cfBcsmysAsVME||841
こんばんわ〜(^o^)
今回も読ませて頂きました

剣ですか、いや〜現代の裏山に剣を持った少年と魔物と魔界の王子様なんて、なんとも面白そうな話になって来ましたねv(。・・。)
自分的には、学校に変装してやってくるエリスって場面がナイスでした^^
次回にも期待させていただきます。空華さんの書くアクションシーンとはどんな物なのかも、気になりますしねヾ(=^▽^=)ノ

空華3/27 11:42:312031cfugNPyUOK282||613
毎回有難うございます^^

前から、違反度が段々上がってます。
最初は学校侵入だけだったのに、今は銃刀法違反です。
笑い事じゃないですね(汗)

アクションシーンと呼べるのかは、疑問なところです。
とりあえず頑張ります。


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ
無料ゲーム総合サイト: おもしろフラッシュ総合サイト: PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX