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8012沙羅双樹の色足立りょう3/29 14:43:562111cfiSDfoVMsEd2
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足立りょう3/29 14:44:242111cfiSDfoVMsEd2||808
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足立りょう3/29 14:47:362111cfiSDfoVMsEd2||33
一人の少年が言った。
「俺は、大切な存在に今気づいた」
一人の少女が言った。
「私の、大切な人はあなただった」

二人の手が重なって


       二人の唇が重なった

足立りょう3/29 14:49:142111cfiSDfoVMsEd2||390
……………………………
祇園と双樹は驚愕の表情をしていた。


「……沙羅!?」「貴様ら!」

ふたつの よう といっしょに

          しゃらがいたから。

足立りょう3/29 14:51:572111cfiSDfoVMsEd2||501
二つの 妖 の気配が全く同じだった。
少しのズレもない、完全なる調和の如く。

そして、その気配は

            沙羅も同様だった。

「沙羅!!」双樹は叫んだ。声の限り叫んだ。


「……」
その声は届かなかったけれども。

足立りょう3/29 15:0:152111cfiSDfoVMsEd2||807
「く……紅炎!」
双樹の手から炎が放たれる。
それは、 妖 の方へ向かい

           届く前に消えた。

「キャハハ!諸行姉さん、見てよ!あいつの炎ったら弱いことこの上ない!」
片方の 妖 がもう片方に向かってそう言った。
「無常……あんた、ピンチよ」
諸行と呼ばれた 妖 が無常にそう忠告した。
「へ…………………っ!?」

無常の体は双樹の拳で、天高く上昇した。

足立りょう3/29 15:5:372111cfiSDfoVMsEd2||281
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
無常は、悶絶して    地上に落ちた。

地上では、祇園が落ちてくる無常を待ちかまえていた。

落ちてきた無常の体にを、祇園の指が貫通した。


無常は、無情にも絶命した。


足立りょう3/29 15:12:182111cfiSDfoVMsEd2||303
「……」
妹の死を見ても、諸行はただ沈黙していた。

そして一言、
「閃蔦」
呟いて、瞬間諸行の体の随所から触手が現れた。
「地獄へ堕ちろ」触手が、祇園へ向かう。
途中、触手が沙羅を弾き飛ばした。

そして祇園も
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」
触手の前に倒れた。

足立りょう3/29 15:17:182111cfiSDfoVMsEd2||606
地上へ降りてきた双樹の目の前には倒れた祇園と沙羅、
そして蜘蛛のように幾多の足のごとき触手を持った諸行がいた。

諸行は、双樹の方を向き嘲笑うかのように微笑み、飛翔した。

「さよならだ、 怪 のイヌ!!」
触手が、双樹の方へ向かってくる。

瞬間、

「創:断罪の刃、吸:乳飲み子の母」

巨大な刃を手に持ち、触手を切り裂いた。

足立りょう3/29 15:25:122111cfiSDfoVMsEd2||750
魔秘は基本的に3種類の部類しか存在しない。
攻、防、滅がそれである。

しかし、双樹は創、吸という二つの部類を創造した。
創は自らの思うままに物質を作り出し、
吸は、受けた力を吸収できる。
現在、そのふたつを駆使できるのは双樹ただ一人である。

そして双樹は今、二つを同時発動した。


見る見る間に触手は数を減らし、諸行の体だけが残った。

足立りょう3/29 15:30:402111cfiSDfoVMsEd2||737
双樹は諸行の前に立ちはだかり、呟く。

「さらばだ」

諸行の体を切り裂いた。

諸行は断末魔の叫びをあげる間もなく消えた。


全てが終わる。

足立りょう3/29 15:34:282111cfiSDfoVMsEd2||266
「行くのか?」
祇園が、妻子とともに並び、双樹に訪ねた。
「あぁ……ありがとう」
唐突な感謝に、祇園は疑問の顔をした。
「俺は、あんたのおかげで大切な者に気づけた」

「……そうか」


「双樹〜!行くよ」
沙羅の呼ぶ声が聞こえた。

足立りょう3/29 15:37:452111cfiSDfoVMsEd2||763

「じゃぁ……有難う」


双樹は沙羅の元へ駆けていく。


一つの想いを口にすることを決意して。

足立りょう3/29 15:40:502111cfiSDfoVMsEd2||127
あとがき?

ハイ、本編はこれにて終了です。
あとは、エピローグらしきものがあるだけです。
……双樹が気付く場面を書いてない(滝汗
まぁいいか(よくない

では、エピローグで。


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