戻る
8017第十七話−凍った国−3/30 14:53:452202cfflaWz7oZhNA
第一話〜第十話         http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7884.html
第十一話・十二話        http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7905.html
第十三話−ウェイルの言葉−   http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7926.html
第十四話−マルダリー−     http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7950.html
第十五話−管理者・バロウン−  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7973.html
第十六話−神の一族−      http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7996.html

第十七話−凍った国−

3/30 14:55:42202cfflaWz7oZhNA||525
最悪の一言に尽きる。
凍りそうな寒さの上に、魔物に囲まれた。
魔物は、暖かそうな毛で覆われている。
『こんだけ数が居るとヤバいな・・・』
ルアドが魔物を見回す。
”グルルル・・・”
と、うなっている・・・
・・・ん・・・何か・・・

3/30 14:55:212202cfflaWz7oZhNA||704
『・・・向こうに町がある!』
オレはローウェンに叫んだ。
すると、魔物たちも一斉に向かってきた。
『行くぞ!!』
ルアドが呪文を唱えると、前の魔物が燃え出した。
ローウェンは燃えている魔物を切り刻み、道を作った。
オレは襲ってくる魔物を、長剣で斬る。
ナイスチームプレーだ。
だが、そんな事も言っていられない。

3/30 14:56:112202cfflaWz7oZhNA||429
魔物達を大分引き離した。
よし・・・これなら・・・
と、前を見たら、目の前に別格の魔物が立っていた。
体も大きい・・・
オレ等と魔物は暫く睨みあっていた・・・
そして、先手は、魔物だった。
”グォォォ!!”
と雄叫びを上げ、爪で切りかかってきた!
オレ等はそれぞれ散らばった。
全方向からの攻撃だ。
全員が、身構え、魔物に突進する!
すると、魔物が驚くべき高さまで飛び上がった。
『なに!?』
そして、落ちてくる・・・
マズい!!

3/30 14:56:432202cfflaWz7oZhNA||566
目を開けたら、魔物は、胸に大きな穴が開いており、
死んでいた。
ローウェン達が、町の方向を見ている。
オレもそちらを急いで見た。
人影が見える・・・敵か?味方か・・?
人影が、こちらに向かってくる・・・
オレ等は一斉に構えた。
『敵じゃありませんよ。』
人影は、構えたのを見て、驚きながら言った。

3/30 14:57:142202cfflaWz7oZhNA||908
『レドルが此処を凍らせ、魔物を送り込んできたら、
このザマです。戦う、戦う、と叫んでいた兵共は
何処へ逃げたのやら・・・』
今、オレ達は、アザレルの家でくつろいでいる。
先程の人影はアザレルという青年だった。
武器は弓・・・弓使いだ。
髪は青く、目も青い。服は、防寒服だ。

3/30 14:57:322202cfflaWz7oZhNA||504
親は、魔物が襲ってきた時に
アザレルを置いて逃げてしまったらしい。
『でも僕は信じてます。両親が僕を、
置いていかなければならなかった何かがあるという事を。』

3/30 14:58:22202cfflaWz7oZhNA||506
『さてさて、私達もここでのんびりとはしていられないのだ。
レドルの塔が何処にあるかわからんかな?』
ローウェンがアザレルに聞いた。
『知らないんですか?この国−といっても小さいですけど、
国を横切ると、レドルの塔です。』
アザレルが、バカを見る目で答えてくれた。
『まぁ、魔界に居たからな・・・
けど、前までこんな所は無かった。
良くこんな短期間で−・・・』

3/30 14:58:422202cfflaWz7oZhNA||569
オレが話し終わる前に、
アザレルが目を丸くして聞いてきた。
『前っていつですか!?
こんなにされたのは、もう約十年前です!』
じゅ十年!?
『おい!じゃあ、対[”元”神]戦闘部隊は!?』
オレはムキになって、アザレルに聞いた。
アザレルは、びっくりして、少し間を開けたが、
答えてくれた。

3/30 14:59:02202cfflaWz7oZhNA||514
『軍も約十年前に壊滅しています・・・』
レドル・・・・
オレの友達だけじゃなく・・・世界まで・・・
オレが守ろうとしていた世界まで・・・
悔しい・・軍は負けたのか・・・
仲間は死んだのか・・・悔しい・・・!!

3/30 15:0:272202cfflaWz7oZhNA||579
『レドル・・・仲間に代わって・・・
絶対仇を討つ!!』
再び誓った。神じゃなく、自分に・・・
『あぁ。』
ローウェンが軽く笑い、言った
その時は、悔しさで目に写らなかったが・・
ルアドはゾッとするような笑みを浮かべていた。

3/30 15:0:582202cfflaWz7oZhNA||343
『貴方達はレドルを倒す為に旅を?』
アザレルがローウェンに聞く。
『あ・・・あぁ・・・旅−なのか分からんが、
レドルを殺す為に進んでいるのは確かだ。』
ローウェンが、”旅”という言葉に戸惑いながら答えた。
本当に、もしこれが旅なら最悪の旅だ。
たしかに戸惑う。
『この国も、この町も・・・レドルの仕業です。
両親と引き離されたのも、レドルのせいです・・・
是非、共に連れて行ってください。』

3/30 15:1:122202cfflaWz7oZhNA||460
静かな声だ。
だが、覚悟を決めた声である。
『アザレル。レドルとの戦いは死闘だろう。
それでも来るか?恐れがあるならば、ここに残れ。』
ローウェンが厳しく言った。
しかし、そうでなければならない。
『恐れなどありません。
ここで、魔物に怯え、寒さに凍えて死ぬのより、
レドルに立ち向かった方がマシです!』
アザレルが叫んだ。

3/30 15:1:362202cfflaWz7oZhNA||141
『連れて行こう。』
オレは、ローウェンに静かに言った。
ローウェンも最初は戸惑っていたが、
アザレルの目を見て、戸惑いが消えた。
『あぁ。』
ローウェンがニヤリと笑った。
それを見て、アザレルも微笑む。

3/30 15:2:382202cfflaWz7oZhNA||330
『しかし、どうやって進もうか・・・』
オレが窓を見ながら呟くと、
『レドルも、遠くから
此処の寒さを操れるわけではありません。
なので、此処に一匹の魔物を置いているのです。
ただ・・・・』
アザレルが難しい顔をした。
『上級魔物ですし、この寒さの中勝てるでしょうか・・・』
アザレルが小さな声で呟いた。
凄く心配そうだ。本当はレドルと戦うのも怖いのだろう−
『大丈夫だ。オレ等がいる。
寒くて戦えないときは−・・・その時はその時だ。』
オレは微笑みながら、言った。
すると、アザレルも弱気な気持ちを打ち払えたようだ。
『ついてきて下さい。』

3/30 15:3:62202cfflaWz7oZhNA||170
ローウェンも流石に寒いらしく、
アザレルに防寒具を借りた。
『よし行こう・・・・ってルアド!!』
オレは思わず叫んだ。
まだ、テーブルで考え事をしている。
『あ、悪い悪い。』
ルアドはそう言うと、防寒具を着に行った。
しかし、何を考えていたのだろう・・・?

3/30 15:3:582202cfflaWz7oZhNA||417
外は寒い。
そう思いながらも、必死で歩き、
数十分後、一つの洞窟にたどり着いた。
奥に扉がある。
『壊せんな・・』
ローウェンが爪を立て呟いた。
『ちっ!』
オレは舌打ちをした。
此処まで来て−・・・
『こりゃ魔術で封印が−任せろ。』
ルアドが扉の前に立ち、何かを呟き始めた。
・・・・・・・・数分後、
前の扉が音をたてながら開いた。
まるで−オレ等を誘う(いざなう)かのように・・・

第十八話へ・・・

3/30 15:5:562202cfflaWz7oZhNA||511
さて、バロウンに落とされたのは、凍った国。
嫌らしいバロウンの考えそうな事ですね。
しかし、ここで新たに一人の仲間が出来ます。
弓使いのアザレル・・・
今後も色々と活躍してくれそうです。

さて次回は・・
恐ろしい展開が待っています・・・

是非次回も見てくださいね。
また、今回読んでくれた方は、感想を残して頂けると有難いです。

オギワラ3/30 15:29:72212cfBcsmysAsVME||83
こんにちわ〜^^

「再び誓った。神じゃなく、自分に・・」って自分の名言ノートにメモです〆(._.)メモメモ
ルアド・・何かありそうですね、恐ろしい事態につながらなければ良いのですが

魔物がボディープレスを繰り出してくるとは驚きでした
その魔物に、もっと活躍して欲しかったと思ったり^^;

蒼髪、蒼眼の狙撃手を仲間に迎えた一行の活躍を次回も楽しみにさせていただきます
(〃⌒ー⌒〃)ゞ

左近3/30 15:42:102193cfRC.DzpByeTM||338
何かあるな・・・と前回思いましたがまさかこんなことになっているなんて・・・
そしてルアドも考え事をしている・・・まだまだなにかありそうですねぇ・・・

3/30 18:7:322202cfflaWz7oZhNA||455
オギワラ様

こんばんわ。

名言ですか。ジェインさんが名言・・・
珍しいこともありますね(ナヌ

あの魔物は、噛ませ犬です(ぁ
アレがないと、アザレルとジェイン達が出会うことができなかったのです。
と、同時にアザレルの強さを見せ付けないといけませんでしたしね!
・・・というのは、半分嘘です(ぇ
あの魔物は、レーザーも吐けないし、空も飛べないので、
アレ以上戦闘シーンを続けるのは危険でした。

更に、あの魔物(最初の奴も)ももう二度と出て来れません。
ご希望に副えずすいませんorz

さて、では次回も見てくださいね^^

3/30 18:9:82202cfflaWz7oZhNA||487
左近様

こんばんわ。

はい。こんな事になってました。
バロウンは恐らくこの魔物の事も計算済みでしょうね・・
本当に酷い人(?)です。

ルアドはなーんか怪しいですね・・・
その答えは次回で明かされます!

では、次回も見てくださいね^^

アリアンナ3/30 22:9:332184cfmhF2fct/ThU||978
ルアドの正体(?)は次回までお預けですか
楽しみにしてます

アザレルってものすごい実直そうで、好感をいだきますが、
ヤッパリ好きなのはシルクハット殿ですね

では、続き楽しみにしてます

3/31 1:4:52202cfflaWz7oZhNA||670
アリアンナ様

こんばんわ。

正体・・・と言うより思い・・・ですかね。
ルアドは本当に悲しい人ですね・・

アザレルさん、そういうイメージで作りました。
皮肉も言わず、優しそうなキャラクターですね。
しかし、それでも、ローウェン・・・!
頑張ってくださいよローウェン!


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ
無料ゲーム総合サイト: おもしろフラッシュ総合サイト: PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX