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: PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX| 8036 | フレンドカラー | 細サン | 4/1 14:35:2 | 2221cf79xjjrhz1/s |
| 短編小説です。 ＴＶで勉強した医学的なことを聞きました。 そこで、思いついた話です。 | ||||
| 細サン | 4/1 14:39:16 | 2221cf79xjjrhz1/s||552 | ||
| これは、ある小学校で起きたことである。 その小学校では、今日、新しい転校生が来るとの話だった。 当然教室では、女か、男、かわいいか、かっこいいか、 はたまたぶさいくかどうかのはなしで盛り上がっていた。 そんなざわめきの中、ゆっくりと小さな声で 「おはよう」 といった男の子がいた。 その子こそ、今日の転校生である。 | ||||
| 細サン | 4/1 14:43:5 | 2221cf79xjjrhz1/s||105 | ||
| そのこの自己紹介、どこからきたかなど、さまざまな 説明がおわり、授業が進められた。 一週間くらいたったある日、午後に図工の時間があった。 その日は、「人を書こう」という題だった。 ふつうならば、肌色・朱色などの赤系の色を使い、人の肌を塗るだろう。 その教室でも、ほとんどの生徒は、絵の具セットから肌色を取り出し、 ていねいに顔や手をぬっていた。 | ||||
| 細サン | 4/1 14:46:56 | 2221cf79xjjrhz1/s||897 | ||
| しかし、一人だけちがった。 転校生の男の子だけは、顔を緑で塗り始めた。 おかしげな目で周りはそのこのことを見た。 それがきっかけでいじめが始まった。 仲間に入れてもらえず、男の子はさびしかった。 そんなある日、拓也(たくや)という男の子は誕生日だった。 拓也本人は、緑で塗っていたことに関して、まったく関心を持っていなかったが、 周りから攻められるのがいやで、だまっていた。 | ||||
| 細サン | 4/1 14:51:16 | 2221cf79xjjrhz1/s||120 | ||
| 拓也は、お誕生日のパーティーをすることにしていた。 いろいろな友達をよんだが、転校生の男の子だけには、パーティーがあることを 話さないことを呼んだ全員に伝えた。 しかし、 男の子「きみって、誕生会とかしないの？」 拓也「し・・・しないよ。そんなの・・・しないよ。たぶん・・・」 拓也は、こんな風にあいまいに答えていた。 拓也自身は、もう少しはっきりと(しないけれど!!)っていったほうがよかったかなぁ、と思っていた。 | ||||
| 細サン | 4/1 15:1:16 | 2221cf79xjjrhz1/s||805 | ||
| 誕生パーティーが、おわってから、一週間がたった。 男の子「ねーねー。パーティーやったんでしょ？」 ビクッ 拓也は、背筋が凍った。 なぜだ？あれほどみんなにもいったのに・・・。 拓也「・・・ぅ。」 拓也は、声がうまく出せなかった。 そして、いくつかの言葉を同時に言おうとしてしまった。 ごめんそうなんだ、うん、いややってないよ、しらない。 いろんな思いが体中を巡った。 | ||||
| 細サン | 4/1 15:9:24 | 2221cf79xjjrhz1/s||206 | ||
| 男の子「はい。誕生日のプレゼント・・・。」 拓也「え・・・？」 拓也は、おどろいた。怒るんじゃないのか？ そう思っていたのに、プレゼントを渡されて、きょとんとしていた。 男の子「じゃ、また学校でね。」 拓也はきょとんとしんがら、姿が見えなくなるまで 男の子をみていた。 拓也は、涙がでてきた。そして、言葉がもれた。 拓也「ありがとう・・・。」 プレゼントに、拓也は目を向けることができなかった。 | ||||
| 細サン | 4/1 15:16:1 | 2221cf79xjjrhz1/s||914 | ||
| 八年後 拓也は、地元の大学で、医学の勉強を受けていた。 今日の授業の中で、目の悪い人についての勉強があった。 目の悪い人は、大きく分けると、二組に分かれるそうだ。 片方は、目がぼんやりとした画像しか見れなくなるようなめがねをかけたり、コンタクトをつけると大丈夫といったようなものだ。 もうひとつは、色の見分けがあまりつかない人だそうだ。 中でも、赤と緑は、そういう人たちいとって、見分けがつきにくいらしい。 | ||||
| 細サン | 4/1 15:21:6 | 2221cf79xjjrhz1/s||690 | ||
| 拓也は、八年前のことがよみがえった。 拓也「あのとき、緑色で顔をぬっていたのは・・・。そうなんだね。」 拓也は、授業中に涙がぽろぽろとこぼれだした。 実家にかえり、もう何年もあけていない押入れの中を無造作に 掘り返した。 改めて、そのプレゼントをみると、「ハッピーバースデー」とカタカナで書かれたし他の部分に男の子と僕の肌は、緑に塗られた絵が描かれていた。 拓也「あの子は今頃何をしているんだろう・・・。」 拓也は、涙を流しながら、プレゼントを胸にそっとあてた。 | ||||
| 細サン | 4/1 15:22:0 | 2221cf79xjjrhz1/s||740 | ||
| 見てくれた人、感想＆注意点を書いていただければなぁ。 と思います。 打ちながら、涙がこぼれてきました。 | ||||
| ★勝舞★ | 4/1 15:33:28 | 2031cffj2S.E5jTA2||585 | ||
| 感動しました面白かったです | ||||
| 細サン | 4/1 16:48:48 | 2221cf79xjjrhz1/s||253 | ||
| 最後の部分の下から三行目に「し他」となっていますが、「下」です。 勝舞さんありがとうございます。 | ||||
| 界王 | 4/1 18:43:59 | 2202cf4iWSWZIx1LI||927 | ||
| 面白かったです！ | ||||
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