8039 | 第十八話−裏切り者− | 一 | 4/1 21:8:40 | 2202cfflaWz7oZhNA |
第一話〜第十話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7884.html 第十一話・十二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7905.html 第十三話−ウェイルの言葉− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7926.html 第十四話−マルダリー− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7950.html 第十五話−管理者・バロウン− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7973.html 第十六話−神の一族− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7996.html 第十七話−凍った国− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8017.html 第十八話−裏切り者− |
一 | 4/1 21:9:10 | 2202cfflaWz7oZhNA||472 | ||
『こんにちわ。』 奥から声が聞こえてきた。 奥には、スーツを着た、紳士が立っていた。 『何か御用ですか?』 静かに聞いてきた。 この静けさが、逆に怖い。 『わかっているんでしょう。 此処にも、そろそろ太陽を当てて頂けませんか?』 アザレルも静かに答えた。 できる限り、戦闘は避けたい・・・が無理だろう。 |
一 | 4/1 21:9:28 | 2202cfflaWz7oZhNA||737 | ||
『駄目です。』 紳士は少しキツく答えた。 アザレルは何も言わず、弓に手をかけた。 ”ビュン!” 猛スピードで矢が飛んだ。 そして、紳士に当たる−・・・ ”ドーン!” 壁が崩れる。 しかし、砂埃の中から拍手が聞こえてきた。 ”パチパチパチ!” 『素晴らしい破壊力!!』 紳士はとても嬉しそうだ。 |
一 | 4/1 21:9:46 | 2202cfflaWz7oZhNA||323 | ||
『貴方達も、見てるだけで良いのですか?』 紳士が軽く笑う。 オレ達は一気に、突撃した。 ローウェンが、爪を振り回す。 『素早い攻撃!』 再び紳士が声を上げる。 『黙れ!』 ローウェンがキレて、更に早くなる。 しかし、ついにローウェンは吹っ飛ばされてしまった。 |
一 | 4/1 21:10:8 | 2202cfflaWz7oZhNA||105 | ||
『疲れてしまっては、力が出せない。常識でしょう?』 紳士がローウェンを睨んだ。 そして、オレの方を向き、静かに言った。 『早く来てください。』 オレは、背中に羽根をはやし、宙に浮いた。 紳士が目を丸くしている。 『神の一族か・・・!?』 オレは何も答えず、紳士に突撃した。 『しかし甘い!力を使いこなせて、 初めて力が出るのだよ?』 紳士は攻撃を避けると、オレを蹴飛ばした。 |
一 | 4/1 21:10:40 | 2202cfflaWz7oZhNA||26 | ||
『さて最後は−』 紳士が言い終わらない内に、ルアドが攻撃に出た。 四方八方から槍が出てきた。 紳士は、何か呟くと、少し後ろに下がり崩れた壁に立った。 槍が一斉に紳士に刺さった。 と思ったら、はじき返されていく。 そして、最後の一本は手で叩かれてしまった。 |
一 | 4/1 21:11:4 | 2202cfflaWz7oZhNA||742 | ||
『うんむ−君達・・・ 君達には、素晴らしい力が眠っているぞ?』 紳士が、学校の先生の如く言ってきた。 『当たり前だろ?”お前には無限の可能性がある”って・・ 学校の先生からは聞いてないのですか?』 オレが皮肉を込めていった。 『フッ、そうですねぇ。』 紳士がニヤリと笑った。 |
一 | 4/1 21:11:25 | 2202cfflaWz7oZhNA||507 | ||
『どうですか?我が元に来ませんか?』 レドルの時と全く進歩していない。 『そうすれば、強大な力を手に入れ、 更に、地位まで取れますぞ?』 紳士が再びニヤりとした。 |
一 | 4/1 21:11:44 | 2202cfflaWz7oZhNA||602 | ||
『バーカ。誰が行くか。』 オレもニヤリとして立ち上がった。 『私は、奴の元が嫌だったから歯向かっておるのだぞ?』 ローウェンも、口元の血を拭い立ち上がった。 『僕は、レドルに町を壊されて・・・ 親とも離れ離れにさせられた!』 アザレルは憎しみを込めて、紳士を睨みつけた。 |
一 | 4/1 21:12:2 | 2202cfflaWz7oZhNA||587 | ||
紳士はフンッと、鼻を鳴らすと、今度はルアドを見た。 『君は?』 紳士が、睨んでいる。 ルアドは黙っている。睨みが怖いのか? そんな事は無い筈・・・・ 『紳士・・・名前は?』 ルアドが出し抜けに聞く。 『私の名前は、レーアンだ。』 早く返事を、と睨みながら答えた。 |
一 | 4/1 21:12:22 | 2202cfflaWz7oZhNA||426 | ||
『レーアン・・・ ・・・ その話は本当か?力を手に入れ、 地位も手に入れられるのか?』 ルアドが、レーアンに聞いた。 ふざけている様子は無い−・・・ 『ルアド!?』 オレは大声で叫んだ。 『勿論。』 レーアンがニヤリとする。 |
一 | 4/1 21:13:11 | 2202cfflaWz7oZhNA||996 | ||
『ジェイン・・・・ローウェン・・・・ オレはただ、 魔界から出られりゃ良かったんだ!! ありがとよ。出してくれて。 さよならだ。』 ルアドがゾッとする笑みを浮かべ、 レーアンの方へ歩いていった。 ルアドはオレ等を裏切った・・・ 第十八話へ・・・ |
一 | 4/1 21:18:42 | 2202cfflaWz7oZhNA||528 | ||
こんばんわ。 タイトルを見た時点で、感じ取られた方も居るはず。 今回は、共に戦ってきた”ルアド”が裏切りました。 僕はこの作成時頃、”ルアドは果たして、何故レドルと戦うのだろう” と考えておりました。 ”親を連れ去られた。” ”友達を連れ去られた。” 等等、他にも色々理由は出てきました。 が、 そんな言い訳のような理由を作って、果たして良いものか。 そんなのなら、ルアドをジェイン達から切り離した方がよい・・・そう思い、 ”裏切り者”と題させていただきました。 |
一 | 4/1 21:18:48 | 2202cfflaWz7oZhNA||507 | ||
さて長々と文が続きましたが、次回は、勿論ルアドとの戦いです。 レーアンが言ったように、このままでは、”力””地位”を手に入れてしまいます。 ジェイン達は、これを防ぐことが出来るのでしょうか!? 次回も是非ご覧ください。 また、今回を見て頂けた方は、是非感想を残して行ってください。 |
オギワラ | 4/1 22:28:27 | 2212cfBcsmysAsVME||15 | ||
こんばんわデス^^ 読ませていただきました ルアドが裏切りましたねぇ・・そして、次回はルアドとの戦いらしいですが、かつては一緒に戦った仲間と、はたしてジェイン達は戦えるのでしょうか? まぁローウェンは何の躊躇も感じなそうですが・・(^^; 次回も期待しております(・・v |
一 | 4/2 18:20:20 | 2202cfflaWz7oZhNA||132 | ||
オギワラ様 こんばんわ。 今回も感想ありがとうございます。 裏切りましたね。見事に裏切りました。 ジェインは相当ショックをうけてピンチです。 攻撃当てられまくるかもしれません。 しかし、そんな時こそ、今は亡き友・・・ウェイルを思い出して−・・・ はいオギワラ様の言うとおり、ローウェンは殺意に満ちてます。 直ぐに戦おう、と言い出してきます。 流石魔物・・・しかし、こういう時は、冷酷さを感じてしまいます・・・ では次回も見てくださいね^^ |
キルナーク | 4/8 19:58:13 | 2205cfkWUW29206Gk||537 | ||
はい^^ |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ![]() ![]() | ||||