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8039第十八話−裏切り者−4/1 21:8:402202cfflaWz7oZhNA
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第十八話−裏切り者−

4/1 21:9:102202cfflaWz7oZhNA||472
『こんにちわ。』
奥から声が聞こえてきた。
奥には、スーツを着た、紳士が立っていた。
『何か御用ですか?』
静かに聞いてきた。
この静けさが、逆に怖い。
『わかっているんでしょう。
此処にも、そろそろ太陽を当てて頂けませんか?』
アザレルも静かに答えた。
できる限り、戦闘は避けたい・・・が無理だろう。

4/1 21:9:282202cfflaWz7oZhNA||737
『駄目です。』
紳士は少しキツく答えた。
アザレルは何も言わず、弓に手をかけた。
”ビュン!”
猛スピードで矢が飛んだ。
そして、紳士に当たる−・・・
”ドーン!”
壁が崩れる。
しかし、砂埃の中から拍手が聞こえてきた。
”パチパチパチ!”
『素晴らしい破壊力!!』
紳士はとても嬉しそうだ。

4/1 21:9:462202cfflaWz7oZhNA||323
『貴方達も、見てるだけで良いのですか?』
紳士が軽く笑う。
オレ達は一気に、突撃した。
ローウェンが、爪を振り回す。
『素早い攻撃!』
再び紳士が声を上げる。
『黙れ!』
ローウェンがキレて、更に早くなる。
しかし、ついにローウェンは吹っ飛ばされてしまった。

4/1 21:10:82202cfflaWz7oZhNA||105
『疲れてしまっては、力が出せない。常識でしょう?』
紳士がローウェンを睨んだ。
そして、オレの方を向き、静かに言った。
『早く来てください。』
オレは、背中に羽根をはやし、宙に浮いた。
紳士が目を丸くしている。
『神の一族か・・・!?』
オレは何も答えず、紳士に突撃した。
『しかし甘い!力を使いこなせて、
初めて力が出るのだよ?』
紳士は攻撃を避けると、オレを蹴飛ばした。

4/1 21:10:402202cfflaWz7oZhNA||26
『さて最後は−』
紳士が言い終わらない内に、ルアドが攻撃に出た。
四方八方から槍が出てきた。
紳士は、何か呟くと、少し後ろに下がり崩れた壁に立った。
槍が一斉に紳士に刺さった。
と思ったら、はじき返されていく。
そして、最後の一本は手で叩かれてしまった。

4/1 21:11:42202cfflaWz7oZhNA||742
『うんむ−君達・・・
君達には、素晴らしい力が眠っているぞ?』
紳士が、学校の先生の如く言ってきた。
『当たり前だろ?”お前には無限の可能性がある”って・・
学校の先生からは聞いてないのですか?』
オレが皮肉を込めていった。
『フッ、そうですねぇ。』
紳士がニヤリと笑った。

4/1 21:11:252202cfflaWz7oZhNA||507
『どうですか?我が元に来ませんか?』
レドルの時と全く進歩していない。
『そうすれば、強大な力を手に入れ、
更に、地位まで取れますぞ?』
紳士が再びニヤりとした。

4/1 21:11:442202cfflaWz7oZhNA||602
『バーカ。誰が行くか。』
オレもニヤリとして立ち上がった。
『私は、奴の元が嫌だったから歯向かっておるのだぞ?』
ローウェンも、口元の血を拭い立ち上がった。
『僕は、レドルに町を壊されて・・・
親とも離れ離れにさせられた!』
アザレルは憎しみを込めて、紳士を睨みつけた。

4/1 21:12:22202cfflaWz7oZhNA||587
紳士はフンッと、鼻を鳴らすと、今度はルアドを見た。
『君は?』
紳士が、睨んでいる。
ルアドは黙っている。睨みが怖いのか?
そんな事は無い筈・・・・
『紳士・・・名前は?』
ルアドが出し抜けに聞く。
『私の名前は、レーアンだ。』
早く返事を、と睨みながら答えた。

4/1 21:12:222202cfflaWz7oZhNA||426
『レーアン・・・ ・・・
その話は本当か?力を手に入れ、
地位も手に入れられるのか?』
ルアドが、レーアンに聞いた。
ふざけている様子は無い−・・・
『ルアド!?』
オレは大声で叫んだ。
『勿論。』
レーアンがニヤリとする。

4/1 21:13:112202cfflaWz7oZhNA||996
『ジェイン・・・・ローウェン・・・・
オレはただ、
魔界から出られりゃ良かったんだ!!
ありがとよ。出してくれて。

さよならだ。』

ルアドがゾッとする笑みを浮かべ、
レーアンの方へ歩いていった。
ルアドはオレ等を裏切った・・・

第十八話へ・・・

4/1 21:18:422202cfflaWz7oZhNA||528
こんばんわ。
タイトルを見た時点で、感じ取られた方も居るはず。
今回は、共に戦ってきた”ルアド”が裏切りました。
僕はこの作成時頃、”ルアドは果たして、何故レドルと戦うのだろう”
と考えておりました。
”親を連れ去られた。”
”友達を連れ去られた。”
等等、他にも色々理由は出てきました。
が、
そんな言い訳のような理由を作って、果たして良いものか。
そんなのなら、ルアドをジェイン達から切り離した方がよい・・・そう思い、
”裏切り者”と題させていただきました。

4/1 21:18:482202cfflaWz7oZhNA||507
さて長々と文が続きましたが、次回は、勿論ルアドとの戦いです。
レーアンが言ったように、このままでは、”力””地位”を手に入れてしまいます。
ジェイン達は、これを防ぐことが出来るのでしょうか!?
次回も是非ご覧ください。

また、今回を見て頂けた方は、是非感想を残して行ってください。

オギワラ4/1 22:28:272212cfBcsmysAsVME||15
こんばんわデス^^
読ませていただきました

ルアドが裏切りましたねぇ・・そして、次回はルアドとの戦いらしいですが、かつては一緒に戦った仲間と、はたしてジェイン達は戦えるのでしょうか?
まぁローウェンは何の躊躇も感じなそうですが・・(^^;

次回も期待しております(・・v

4/2 18:20:202202cfflaWz7oZhNA||132
オギワラ様

こんばんわ。
今回も感想ありがとうございます。

裏切りましたね。見事に裏切りました。
ジェインは相当ショックをうけてピンチです。
攻撃当てられまくるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、今は亡き友・・・ウェイルを思い出して−・・・

はいオギワラ様の言うとおり、ローウェンは殺意に満ちてます。
直ぐに戦おう、と言い出してきます。
流石魔物・・・しかし、こういう時は、冷酷さを感じてしまいます・・・

では次回も見てくださいね^^

キルナーク4/8 19:58:132205cfkWUW29206Gk||537
はい^^


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