8088 | 第二十話−出発の空− | 一 | 4/9 12:29:20 | 2202cfflaWz7oZhNA |
第一話〜第十五話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7973.html 第十六話−神の一族− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7996.html 第十七話−凍った国− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8017.html 第十八話−裏切り者− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8039.html 第十九話−仲間との戦い− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8062.html 第二十話−出発の空− |
一 | 4/9 12:29:45 | 2202cfflaWz7oZhNA||682 | ||
”チチチチチ”小鳥の囀り(さえずり)が聞こえる 『うっ・・・』 まだ頭が痛い−・・ 此処は何処だ!? 辺りを見回した。 レーアンの基地か!? 扉が開く・・・ 黒い靴が見えた。 |
一 | 4/9 12:30:8 | 2202cfflaWz7oZhNA||858 | ||
『ジェイン大丈夫か?』 靴の主はローウェンだ。 『あぁ・・・一応。此処は何処だ?』 オレは辺りを見回しながら、真顔で聞いた。 すると、ローウェンはいきなり笑い出し、 暫く一人で笑っていた。 そしてポカンとしているオレを見て、 更に笑い始めた。 |
一 | 4/9 12:30:32 | 2202cfflaWz7oZhNA||383 | ||
暫くして、ローウェンの笑いがおさまった。 『バカが。敵の本拠地とでも思ったのか? 此処はアザレルの家だよ。あの後−・・・』 |
一 | 4/9 12:31:4 | 2202cfflaWz7oZhNA||748 | ||
・・・・・・・・・・・・・・ 時は、少し遡る・・・・ 『ジェイン!!』 アザレルとローウェンが同時に叫ぶ。 さらに、奥に倒れているルアドを見て、 レーアンも目を丸くする。 『ちっ!』 レーアンが舌打ちをし、ルアドに駆け寄った。 そして、呪文を唱えるとルアドの体が宙に浮く・・ アザレルは、ジェインの様子を見、 ローウェンはレーアンを急いで追った。 『残念ながら、決着はまた今度です。』 レーアンが、ローウェンを睨みながら言う。 |
一 | 4/9 12:31:35 | 2202cfflaWz7oZhNA||373 | ||
『黙れ!降りて来い! ここで、決着をつける!脅威は残せん!!』 ローウェンがレーアンに叫んだが無駄だった。 レーアンは、不気味な笑みを浮かべると、風と共に消えていった。 『くそっ!』 ローウェンが地面を叩く。 『ローウェン!奴等の事はまた後で。 ジェインを家に運びます!!』 アザレルが、悔しそうに唸るローウェンに叫んだ。 |
一 | 4/9 12:31:58 | 2202cfflaWz7oZhNA||682 | ||
翼のダメージも体にきていて、 ジェインはそうとう危ない状態だった。 が、 アザレルの懸命な処置のおかげで、 何とか一命を取り留めた。 もしも、ジェインが”神の一族” でなければ死んでいただろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・ |
一 | 4/9 12:32:26 | 2202cfflaWz7oZhNA||711 | ||
『という事だ。』 ローウェンがため息をつく。 ルアド達の事を考えているのだろう。 しかし、たしかに不味い。 レーアンは強大な力も手に入る、と言っていた。 もしも、もう一度襲われたら・・・ いや・・・今心配しても仕方が無い。 まずは目の前の事から処理しよう。 |
一 | 4/9 12:32:44 | 2202cfflaWz7oZhNA||865 | ||
もう一度扉が開き、今度はアザレルが入ってきた。 『ありがとう。』 オレは微笑みながらアザレルにお礼を言った。 アザレルも微笑を返して 『どういたしまして。』 と、言ってくれた。 |
一 | 4/9 12:33:1 | 2202cfflaWz7oZhNA||886 | ||
『魔物は一匹残らず、死んでいました。 更に、氷も解けています。 太陽はいいですね!!』 アザレルが外を眺めながら、 嬉しそうに言った。 『これで、いつでも行けますよ。』 アザレルが、此方を向き微笑みながら言った。 |
一 | 4/9 12:34:14 | 2202cfflaWz7oZhNA||58 | ||
『アザレル・・・本当にいいのか? この前の如く、ズタボロになる戦いなんだぞ?』 オレは最後に確認をした。 本当について来るのか・・? 確認をしたかったのだ。 『僕は、両親に置いていかれました。 でも、それは、そうせざるおえなかったからだと、 僕は信じてきました。 そして今、僕にはレドルを倒せるチャンスがやってきました。 きっと両親は、この事を感じていたのではないでしょうか。 僕はそう信じます。だから、僕はズタボロになっても戦います。』 アザレルがオレの顔を見てきた。 |
一 | 4/9 12:34:48 | 2202cfflaWz7oZhNA||626 | ||
オレはにこりと微笑むと 『わかった。』 と一言だけアザレルに言った。 オレの服は、もう使い物にならないほど ボロボロになってしまったので、 アザレルに貰うことにした。 出来るだけ、地味な服を選ぼうとしたが中々無い・・・ |
一 | 4/9 12:35:27 | 2202cfflaWz7oZhNA||333 | ||
結局のところ、緑の服をを上下着ることにした。 ”チチチチチ”起きた時と同じ、小鳥の囀りが聞こえる。 オレは思い切って玄関の扉を開いた! 本当に素晴らしい天気だ。 |
一 | 4/9 12:36:3 | 2202cfflaWz7oZhNA||238 | ||
雲一つ無い空・・・ 久しぶりの空だ。 もう一度・・見れるだろうか? オレは不安を頭から追い払った。 『よし!行くか!!』 オレは叫ぶと、レドルの塔へ向かって歩き始めた。 そう。最終決戦・・・ 世界の未来を左右させる戦いへ向かって、歩き始めた−・・・ 第二十一話へ・・・ |
一 | 4/9 12:41:56 | 2202cfflaWz7oZhNA||786 | ||
僕は、十話ごとに切り替えて、メモ帳に書いていて、 この第二十話で、二回目の場所の切り替えになりました。 と、同時に、”凍った国編”も終わり、 ついに宿敵・・・レドルとの戦いへと、物語が動き始めました。 親友ウェイルを殺し、魔界にジェインを落としたレドル・・・ 今度は死者を出さず、親友の仇が取れるのでしょうか・・・・ 次回も入れて、残り五話です。 皆様、是非ご覧ください。 また、今回の話を見て頂けた方は、是非感想を残していってください。 |
マサキング | 4/9 16:44:56 | 2191cfFenhq0mMW1k||359 | ||
最終決戦頑張ってー |
一徳 | 4/9 22:3:13 | 2221cfyx9J4tjIZ/w||717 | ||
残り5話ですか…楽しみですが、終わってしまうのは残念ですね。 |
一 | 4/10 0:43:51 | 2202cfflaWz7oZhNA||225 | ||
マサキング様 どうもありがとうございます。 次回も見てくださいね。 |
一 | 4/10 0:44:59 | 2202cfflaWz7oZhNA||687 | ||
一徳様 書き終えた後の、達成感・・ありました。 しかし、同時に作者としても悲しみがありましたね・・・ 次回も是非見てください。 |
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