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8105_死神からお届け物です__キーア4/12 16:27:212191cf/cZWdmfTKcw
EMERLDKNIGHT@〜R唱【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8063.html】
   〃   番外編【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8041.html】

 学年が1つ上がり、入学式を終えました(少し前にですが)
今日は教科書を大量に家に持ち帰り、肩が痛くなりました。
 チビに来る回数も以前に比べて減り、勉強も大変になりました。
そんな中、小説の事を忘れてしまい今の状態です。
 息抜きのつもりでこの小説を書きます。

 怖い話のつもりですが、怖くないかもしれません。

よろしければ最後までお読みくださいませ

キーア4/12 16:30:382191cf/cZWdmfTKcw||509
 _僕が 何でこんな所にいるんだろうか_

_暗く 音の1つ無い 真っ暗闇に__

 _どうして 僕が こんな所に・・・_

_あの時 あの場所で 僕があそこに いかなければ__

 _今のように・・・ なっていなかったのかも しれない_

キーア4/12 16:31:12191cf/cZWdmfTKcw||187
_死神からお届け物です_

キーア4/12 16:34:372191cf/cZWdmfTKcw||970
 それは、ある夏の日の事だった。
僕は風上 健太(カザカミ ケンタ)

 僕の通う学校では、優秀な生徒は上に上がり、ダメな人間は地獄に行くかのように
脱落していく。

 そして、最もこの学校で酷い事がある。
それは―――・・・

 集団でイジメをする事だ。
目を付けられた生徒はどんなに優秀でも、必ず脱落していく。

キーア4/12 16:40:332191cf/cZWdmfTKcw||986
 そのイジメの集団のリーダは、

北條 波音 (ホウジョウ ハノン)
瀬戸 雄也 (セト ユウヤ)


 この2人は幼なじみで、大金持ちの家で育った。
そのため、ずいぶんと甘やかされ自分達が一番偉いと思うようになったのだろう。

 その2人の後に何人かの生徒が居る。
こいつ等は、2人と一緒にイジメをする奴らだ。
 どいつも優秀な奴だ

キーア4/12 16:43:92191cf/cZWdmfTKcw||436
 誘われて、断ったら勿論イジメを受ける。
リーダーが気に入らない生徒が居た場合もイジメをする。

 先生もお金で気を取られ、そんな事を注意はしない。

僕は今までイジメからは救われていた。
 一度も顔を合わせたことが無いし、目を付けられるような事をしていないからだ。
でも、今日まではこんな日を過ごせていたのに・・・

僕が学校に着き、ドアを開けた

キーア4/12 16:45:262191cf/cZWdmfTKcw||102
「おはよう〜」

・・・

 僕(健太)が挨拶しても返事が聞こえてこない
不思議に思いながらも、机に向かった。
 しかし、僕の机がどこにも見当たらない。

「信二、僕の机知らないか?」

 信二とは僕の元親友だ。
この日までは、ずっと親友だったのだけど・・・

キーア4/12 16:47:382191cf/cZWdmfTKcw||14
・・・・

 信二も返事はせず、横を向いた。

「村田、僕の机・・・」

 隣の席の村田に話しかけようとしたが、僕は途中で気がついた。
皆、僕を完全に無視している。
 それも、誰一人僕の方を見ず、反対に見てもクスクスと笑って話している。

「なんだよ・・・」

キーア4/12 16:49:472191cf/cZWdmfTKcw||122
 僕は仕方なしに、荷物をロッカーに入れると教室を出た。
そして廊下をチョボチョボと歩いた。

バシャ―ッ

 上からバケツ一杯分の水が落ちてきた。
勿論僕は全身びしょ濡れ。

上を見上げると、そこにはクスクスと笑いながら僕を見ている生徒が居た。

「・・・もしかして・・・」

キーア4/12 16:53:42191cf/cZWdmfTKcw||310
 ついに・・・イジメが僕に回ってきたんだ・・・
イジメを受けるような事は思い当たらない・・でもどうして?

 僕は走って校舎から出ようとしたが、運悪くリーダーと会ってしまった。

「あら、風上さんじゃございませんこと」
「廊下は走ってはいけない」

 僕は軽く頭を下げると、逃げ出そうと通り抜けようとした。
しかし、リーダーがこういった

「これから貴方は・・・学校にこれなくなるわ

キーア4/12 16:56:92191cf/cZWdmfTKcw||409
 僕は嫌になって帰ろうと教室に戻り鞄を取った。
そしたらどうだろうか、鞄はめちゃくちゃに切り裂かれ
 中の物までもグシャグシャだ。

「・・・・っ」

 周りは僕を見てクスクスと笑っている。
僕は急いで学校を出た。
 この学校に僕の見方なんて一人もいない。

僕は家に着くと、ホッとした。
安心できる居場所だ

キーア4/12 16:58:152191cf/cZWdmfTKcw||475
「母さんは・・・見方だよね」

 家に入ると僕は肩を落としてしまった。
なぜなら、母さんがこんなメモを残していったのだ。

健太
 
  もう貴方の世話にはコリゴリだ。
   二度と私の目の前に現れないで。
  貴方の顔を見るたびにイライラして仕方ないのよ
   貴方は1人よ

キーア4/12 17:0:462191cf/cZWdmfTKcw||240
「母・・・さん・・・」

 母さんだけは信じていたのに・・・
僕は何もかも夢だと信じて、寝た。

+次の日+

「・・・夢か・・・」
夢だと思ったが、夢では無かった。

 外に出て、ふとポストを覗いた。
何だ?これ・・・

中には小さな箱が入っていた

キーア4/12 17:4:122191cf/cZWdmfTKcw||655
健太さん

 イジメから助けられなくてゴメンネ。
イジメられるのが怖くて、助けられなかった。
 でも、私はいつまでも健太さんの見方ですからネ!!
こんな事をしているのがバレタラ大変ですから・・・
 でも・・・
これだけはしておいた方がいいかな?って思って。
 じゃあ、イジメにも負けず又学校に顔を出せるようになってくれるといいな♪

優菜

キーア4/12 17:6:412191cf/cZWdmfTKcw||628
「優菜・・・?」

 優菜って誰だ?
と、思いながらも僕は少し安心した。
 こんな手紙が入っているなんて・・・
でも、何でこんな箱を?

僕は学校には行かず、家でゴロゴロしていた。
そして、また日が過ぎ次の朝を迎えた。

すると、又手紙と昨日より少し大きいが入っていた

キーア4/12 17:11:382191cf/cZWdmfTKcw||364
健太さん
 あ。優菜って分からなかった?
私、最近転校してきた。獅神 にい です。
 何でか優菜って名前になったんだ。
にい。って呼びにくいみたいだからね。

 今日も新しくイジメが発生!!
イジメられたのは、信二君
 あ!!そうだ。私ね、少しだけ先のことが分かるんだ〜。
教えてあげよっか?
 ・・・・・
獅神 にい

キーア4/12 17:13:342191cf/cZWdmfTKcw||734
 その獅神とやらが予想したのは・・・

@信二が僕に助けを求める。
A僕は親友の頼みに断れず、助けてしまう。
B助けたせいで、イジメのリーダーが家まで押しかけイジメをする

「ま。まさかな・・・」

キーア4/12 19:15:412191cf/cZWdmfTKcw||887
そう思った時だった

「健太!!」
 
 健太が僕の家の前までやって来て、僕の手を握った
そして、何かにおびえている顔で僕を見つめこういった

「健太。俺を・・俺を助けてくれ!!」

 最初は、何都合の良い事言ってるんだ。
と、思っていたけれど奴(信二)の顔を見ている内に助けてあげたい
という思いが表れた

キーア4/12 19:19:342191cf/cZWdmfTKcw||518
 僕は手紙をポケットに入れた。

「何を助けてほしいんだよ」
「イジメから・・・助けてくれ」

 イジメから解放されたいのはこっちだよ。
第一どうやって助けたらいいんだ?

 いろいろ思いながら僕は、考えた。

【仕返しに水をかけてやれ】

キーア4/12 19:40:402191cf/cZWdmfTKcw||699
もちろん、そんな事冗談で言った。
だって、そんな事をしたらますます目を付けられるだろう。

 だが、信二は冗談を信じてしまい本当にそれをやらかした。
そして、イジメのリーダーが僕の所へやってきた。

「風上さん。覚悟はできてますでしょうね」
「俺たちにこんな事をさせるとはいい度胸だ」

 僕はおびえていた。
この光景。この事を獅神 みい とやらが予想していた事とぴったりだ。

キーア4/12 19:43:272191cf/cZWdmfTKcw||954
 僕は彼らに殴られたり蹴られたりなど
いろいろ暴行を加えられた。

 僕は奴らが帰った後、家の中へ逃げ込んだ。
顔や足が痛い・・・
 頬なんて真っ赤に膨れ上がっている。
血も手足から流れ出ている・・・。

そのまま、また時が流れ明日になった。

 僕はまた、ポストの中を覗いた。
予想通りに、手紙と前より少し大きめの箱が入っていた

キーア4/12 19:55:32191cf/cZWdmfTKcw||890
健太さん

 ね。私の予想当たったでしょ。
でも、その傷大丈夫?
 だから忠告してあげたのに。
今度こそ気をつけてね。

次はね〜
@誰かから謎の贈り物が届く
A開けると大変な事が起こる。

獅神 みい

キーア4/12 19:57:142191cf/cZWdmfTKcw||953
「贈り物・・・大変な事・・・」

 贈り物で思った。
なぜ彼女は、こんなに毎回毎回手紙を書いては空の箱を送ってくるのか。
 そして、なぜ毎回大きさが違うのか。

 僕は少し気にしながらも手紙をポケットに入れた。
すると、宅配の人がやってきた。

 それはあて先不明の贈り物だった。
コレはあけてはいけないと思い、そのままにしておいた。

キーア4/12 19:59:52191cf/cZWdmfTKcw||527
「はあ。暇だなあ」

ガサン

何かの音がした。

 多分ポストに何かが入ったのだろう。
僕はポストを見に行った。
 ポストには前より大き目の箱と手紙・・・。

そして、そんな日が何日も続き
箱の大きさがついには、俺の身長を少し超えた

キーア4/12 20:1:392191cf/cZWdmfTKcw||993
 健太さん

 今から貴方を迎えにいくね☆
そうだなあ。家の中で待っててくれるかな?
 あ。でも気をつけてね。
@どんなに大きな音がしても、決して外を覗かない。
A宅配の人が来たって、外に出てはいけない。

コレを守らなかったら、迎えに行くのが遅くなっちゃうから

獅神 みい

キーア4/12 20:3:252191cf/cZWdmfTKcw||386
 迎えに行く?
幼稚園じゃあるまいし・・。
 でも、どういう意味だろうか。
守らなかったら遅くなる・・・

 とにかく僕は家の中で待った。
何時間と経ってもドアをノックする事も無く・・・。
 道に迷ったのか。もしくは家を知らないか・・・。

コン・コン コン・コン

キーア4/12 20:5:122191cf/cZWdmfTKcw||982
 誰かがドアをノックした。

「な、何だ?」

 だが、外を覗いてはいけない・出てはいけない そう忠告されたのだから黙って
座っていた。
 でも、何分経ってもノックはやめない。
気になった僕はドアの小さな窓を覗いた。

 その時だった。

【あーあ。覗いちゃった】

キーア4/12 20:7:62191cf/cZWdmfTKcw||279
 背後で誰かが喋った。
「だ・・・誰!!」

 そこには黒い布をかぶった女の子が居た。

【あれほど言ったのに・・・覗いちゃった】

 もしかして・・・獅神 みい?
でも、どうやってこの家に入ったんだ。

【約束どおり、貴方を迎えにきたわ】

キーア4/12 20:10:312191cf/cZWdmfTKcw||918
「獅神・・・にい だな。何だよ。迎えに行くって・・・」
【獅神 にい? まだわかんないのか?】

 分かんない?
名前に何が・・・
 その時だった

【しかみ にい =しにがみ=死神だよ】(か+い=が)

「し・・・死神!!」

キーア4/12 20:12:582191cf/cZWdmfTKcw||696
【そろそろ。時間だわ。じゃあね】

 死神大きな斧を僕の首を目掛けて振り下ろした・・・
その時僕は初めて思った。

あの時の箱は・・・残りの命を示しているんだ・・・。
 箱が僕の身長と同じになった時。
僕の命は消える・・・

 でもどうして・・・僕が

キーア4/12 20:15:482191cf/cZWdmfTKcw||719
【あんたは忘れたでしょうけど。あんた達集団にイジメを受け、自殺したのよ】

 僕が・・・イジメを・・・

そうだ・・・一度イジメをやってみないかと誘われて・・・
 一度やったんだ。
獅神にい・・・優菜・・・居た。
 でも、イジメを最近しなくなって・・・いじめを受けたんだ・・・。

そして僕の記憶は薄れ、消えていった。

END

ゆ・う4/12 20:19:505914cfVDt9ussDFPE||589
*******感想*******
とても面白かったです!
少し怖い>▽<けど、
すごいですねぇ♪
これからも頑張って下さいw

キーア4/12 20:20:92191cf/cZWdmfTKcw||255
+あとがき+
 全然怖くないお話でしたね。
一応死神シリーズ第3弾・・・かな。
 途中、にい≠みい≠ニ間違えているところが数箇所あります。
申し訳御座いません(*__)ペコ
 字ばっかりで読みづらいかな・・・と思いますが
息抜きのつもりなのでご了承くださいませ。
 次回の死神シリーズは、また生き抜きだと思って書きますので・・・いつになるか・・

そういうわけでEMERLDKNIGHT 20唱=@も宜しくお願いします。

2006/4.12/作者 キーア

キーア4/12 20:21:382191cf/cZWdmfTKcw||483
ゆ・う

 早速のご感想有難う御座います(*^^*)
面白いと言ってもらえてとても嬉しいです。
少しでも怖い。と思ってもらえてよかったですv

また、機会がありましたら宜しくお願いします


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