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8137今日の次には明日が来る-第10章‐きれいな未来に向かって-ユグドラシル4/15 16:25:52195cfa0iaOHbaoF6
第10章ですね。今回は遅くなりました。見てって下さい^^
第1〜8章http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8080.html
第9章http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8102.html
です。
最初から読んでみてください。
ではどうぞw

ユグドラシル4/15 16:25:272195cfa0iaOHbaoF6||965
ばたっ!静かな夜に大きな音が響いた。
「じゃまするでぇ!」
「なんだ…、こんな夜に誰だ?」
アースルはそういいながら、眠そうな体を起こしてきた。
「てめぇは?今日、きやがった野郎だな?何のようだ?」
「あいつらとは…、なんも関係あらへんよ。あんたと話するために、きたんや。楽にしいや。」

ユグドラシル4/15 16:25:392195cfa0iaOHbaoF6||703
静かな沈黙が流れたが、二人はなにもかもが分かっているかのようだった。
「座れ。お前の言ってる事が本気だということは目を見れば分かるぜ。お前も…寂しかったんだな。」
「分かってくれたか。じゃあ、ちょっと付き合ってくれるか。」
「だが、そんな寂しい思いがあって何故、今、旅などしている!?今のお前は何で生きていられる!?」
「せやな…。そこらへんから話そうかな。」
そういって、空は今までの生い立ちなどをすべて話した。悠希、ウィンと会ってからのことも…。

ユグドラシル4/15 16:25:522195cfa0iaOHbaoF6||371
「なるほど、今のお前を支えているのは、あいつら友達というわけか。しかし、その先に幸せはあるのか!?」
「その先?そんなもんは誰にも分からへんよ。うちは…『今』が楽しいから。これからの未来がどうであっても、そんなもんは誰にも分からへん。せやったら、今を生きることが大事なんちゃうか?」
今を生きる――。考えたこともなかった。ただなんにもない、つまらない村にうまれて、食物も取れなくなって…、それで、いきなり変な男が現れて…。なんにも分からない、未来にしがみつきながら幸せになれると、偶像を願っていたのではないか。そんな人生――送りたくない。

ユグドラシル4/15 16:26:42195cfa0iaOHbaoF6||222
「俺に何をしてほしい?」
「やっと、優しい顔に戻ったな。」
「い、いや、何を言ってるんだ?」
アースルは顔を赤らめながら、言った。
「せやな…、うちはさっき嘘、言ったねんな?あいつらと旅してる。ある事情があって…。」
そういって、空はウィンから聞いた話をそのままアースルに伝えた。
「それで、うちらと来てほしい。」

ユグドラシル4/15 16:26:182195cfa0iaOHbaoF6||691
「なるほど…、あんなやつらが来てるんだからな。話は信じよう。それでも、俺にはあいつにそこまでする義理がない。正直あんまり好きになれない。」

「なるほど…、それでもウィンかて悪いやつやあらへんし…、何か考え合っての事やって!」
「それでもな…。」
「確かに、いきなりはあれやな…。考えといてや。うちはそろそろ戻るから。あ、それと忘れたらあかへんで、人生楽しくってこと!」
空はそう言い残すと、アースルの家を出て行った。

ユグドラシル4/15 16:26:282195cfa0iaOHbaoF6||67
「ふぅ〜、疲れたなぁ。今日はもう寝て、明日ウィンたちに話そかな。」
そういって、空は宿で眠りにつくことになったのだった。そのころ残りの二人も夢の中をさまよっていた――。

ユグドラシル4/15 16:26:412195cfa0iaOHbaoF6||467
ぴかぁ…。朝日が照らしてる。もう朝なんだ。でも、もう少し…。
「悠希くん?朝だよ?」
! はっと起きた。そうなんだ…。ここは――。
「おはよ、ウィンさん。」
「おはよう。空まだ寝てるみたいだから、適当な朝ごはん用意しようか。」
「うん。」
軽くうなずいた。そういえば、昨日…。いろいろなことがよみがえってくる。ひとまず、今日はできることをやろう。

ユグドラシル4/15 16:26:532195cfa0iaOHbaoF6||527
「お、おはよう…」
空が緊張した面持ちで入ってきた。いったい、なにがあったのかな。
「おはよう!」
「あ、ウィンももう起きてたんか…。」
「今、朝ごはん作ってる。もう少し待ってて。」
「あ、あんな…、話があんねんけど…?」
「話?」
なんのことだろう?

ユグドラシル4/15 16:27:52195cfa0iaOHbaoF6||471
どっかあーーん!
! なんだろう? 
「表に出てみよう!」
「う、うん。」
空は軽くうなずいた。
「てめぇら!いいかげんアースルをださねえか!これ以上はぐらかすと、この村ごと消すぞ!」
「や、やめてくだせえ。あの男は、わしらのいうことなんか聞かないんだ…。」
「そんな事情は知らん。」

ユグドラシル4/15 16:27:192195cfa0iaOHbaoF6||607
「や、やばいよ。ウィンさん!あいつらだよ!デスヘブンの!」
「なんだって!?まさか…。」
ウィンさんが血相を変えて走ってきた。
「しょうがないね…、あいつらを止めよう。君のN・P練習ついでにね。」
「う…うん。空!行くよ」
「あ…あぁ。」(なんで、こんなタイミングでくるねん!これやったらアースルが…。)
やっぱり、なんか様子がおかしい。

ユグドラシル4/15 16:27:322195cfa0iaOHbaoF6||923
「N・P−ブレード!剣風かまいたち!」
びゅん!びゅん!
「あんたらは…昨日の…。」
「おじいさんたちは下がっててください。」
ウィンさんが促す。
「てめぇは…グラーナルドの…ウィン!なぜこんなところに…!まさか、あの…!ぐはぁ!」
ウィンさん!?

ユグドラシル4/15 16:27:512195cfa0iaOHbaoF6||414
「余計なおしゃべりをしてる暇はないんだよ。ささ、悠希君、早くN・Pを見せてよ。」
「う…うん。ふっ…ライト!フラッシュ!」
ぴかあぁっ!
「ぐあぁ…、目が…。」
びゅん、びゅん、ずぱっ!
「なかなか、おもしろいね。でも、それは間接的なものだよね。その力はまだ引き出せるよ。」
ウィンさんが敵を倒しながら、ささやいてくれた。
「剣風奥義、真空烈風華!」
びゅんびゅん、びゅんびゅん!すばぁ!
うわぁ…。すごいなぁ…。って感心してる場合じゃないって。

ユグドラシル4/15 16:28:82195cfa0iaOHbaoF6||683
「ん!?空、危ない後ろ!間に合わない。」
「ん?え?」
「すきありぃ!ん?ぐわぁ…あちい!」
みるみるうちに、男が燃えてく!いったい何があったんだ?
「ふん、俺にあんだけ言っといてこのざまかよ。」
「あ、アースル!」
空が声を上げた。

ユグドラシル4/15 16:28:342195cfa0iaOHbaoF6||826
終わりですw感想どぞv

kuykuyk4/15 16:53:151253cfcnmXsATOs1I||92
効果音おおいねw


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