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8143名探偵コナンオリジナル読みきり豪華2本立て工藤新一4/16 5:29:202213cfGVH8PQKj10E
蘭は探偵事務所の窓から外をながめていた。蘭「お父さんはどっか遊びに行っちゃったし、園子は京極さんとデート・・。」蘭はそうつぶやくと、ソファで漫画を読んでいるコナンを見た。蘭「コナン君!何か予定ないの?」コナン「うん、ないけど・・」蘭「どっかいこーよ。せっかくの日曜日なんだし」コナン「いいよ。どこにいくの」蘭「そうだなぁ。コナン君どこがいい?」コナン「ボクはどこでもいいよ」コナンは嬉しそうに笑う蘭を見ると安心するのだった。蘭「買い物、行こうよ。コナン君、好きなもの買ってあげる」

工藤新一4/16 5:30:432213cfGVH8PQKj10E||282
駅で少しコナンが背伸びして銀座への切符を買った。
蘭に手を引かれ、最初に子供服を買いに行った。
蘭「コナン君、これ似合うよ。」と言って蘭がコナンに見せたのは薄い青の半袖のTシャツ。
蘭「ほらこの前買ったGジャンの下に着るといいよ」
コナン「ウン!蘭ねぇちゃんありがとー。」次は、ちょっとカワイイ女性物が売っているお店。蘭はそこでスカートとシャツを一枚買った。
蘭「ちょっと疲れたね。コナン君のど沸かない?喫茶店行こうか。」
コナン「うん。」

工藤新一4/16 5:32:142213cfGVH8PQKj10E||228
おしゃれでカワイイ小さな喫茶店で蘭はアイスティ、コナンはオレンジジュースを注文した。隣の席に蘭や新一と同じ位の歳のカップルがいた。
蘭「新一・・何処にいるのかな。」蘭はそのカップルにめをやりながらつぶやいた。
コナン(蘭・・・)
蘭「コナン君。もう少しあたしにつきあってくれる?」コナンをつれてお店にはいっていった。
蘭「あのね。もうすぐ新一の誕生日なの。何が良いと思う?」
コナン(そうか蘭はオレの誕生日プレゼントを買いたかったんだ)
コナン「・・・・・・蘭ねぇちゃんのくれたものなら新一にぃちゃんなんでも喜ぶと思うよ」
蘭「そ、そうかな。じゃぁ・・・」

工藤新一4/16 5:34:562213cfGVH8PQKj10E||281
↑やめますすみませんここから先が思いつかないので
では改めて「遠い日の記憶」ですどうぞ

蘭は夢を見ていた。
明るくて、とても素敵なところだけど、誰もいなくて寂しいところで蘭一人で歩いている夢・・・。たまらなくって、思わず叫んだ名前は・・・
「新一ィ!!」

ベッドの上に勢いよく起き上がって、周りを見渡す蘭。
「・・・・夢・・・か。ふう・・・・。」
ため息をついて、蘭はもう一度ベッドの上に横になった。
そこに、目をこすりながら入ってきたのはコナン。

工藤新一4/16 5:35:332213cfGVH8PQKj10E||856
「蘭ねえちゃん・・・・どうしたのぉ・・・?」
「あ、コナン君。ゴメンね、おこしちゃった・・・?」
「ううん、声が聞こえたから。なにか夢でも見たの?」
「うん。ちょっと寂しい夢・・・・。・・・あ!」
「え・・・?」
「おもいだした!あの夢の雰囲気、前にもどこかであったようなきがしてたのよ・・・。思い出したわ!」
「それ、いつなの?」
「お父さんとお母さんが離婚しようとしたときよ・・・。ほら、前に言ってたでしょ?
お父さんがお母さん撃った日の夜のご飯がまずかったから、お父さんおこっちゃって・・・。」

工藤新一4/16 5:36:202213cfGVH8PQKj10E||976
「ああ、あのとき・・・。」
「うん。でもね、あの出来事がきっかけで離婚したわけじゃなくて、前前から二人は中が悪くってさ。だから、あの時の『こんなもの作るぐらいならおとなしく寝てろ!』っていうセリフは、留めの一発みたいなものだったの。」
「そうだったの・・・。」
「お父さんとお母さんが離婚するまで、それはそれはどんなに辛かったか・・・。毎日喧嘩ばっかりして。私もその時は小さかったし、状況があまり飲み込めてなかったしね。」
「僕のお母さんは、そんなことなかったなあ・・・。」
コナンは、はるか外国にいる父・優作と母・由紀子の顔を思い浮かべて返事をした。

工藤新一4/16 5:36:432213cfGVH8PQKj10E||236
「そう。・・・・一番辛かったのは、あの時かな・・・」
そういって、蘭は遠い記憶の中の本の1ページ目を開いた。

「その日、お父さんとお母さんは私の養育権のことで裁判所に行ってたの。私も連れてね。当然、お母さんは私を引き取るつもりだったみたい。そりゃあそうよね。お父さんは家事も何もできないし、そんな人に私を預けたら飢え死にしちゃうわ。でも、そんなお母さんがどうしてお父さんに養育権を譲ったかっていうと、わたしが・・・・お母さんよりもお父さんになついていたからだったの。」
コナンは蘭の横に座りながら話を聞いた。

工藤新一4/16 5:37:302213cfGVH8PQKj10E||979
「あの時のお母さんの瞳・・・・いつもきりっとしてるのに、・・・あの時は・・・あの時だけは哀しそうだった・・・・。涙さえ、浮かべてるように見えたわ。その時は小さくて、そんなこと考えてるひまなんかなかったけど、今思い返して、私はここにきてよかったのかなあって・・・思うようになってね。・・・・」
自分がそんな境遇に置かれたことのないコナン(新一)は、蘭を気の毒に思った。

声も立てずにうつむいて泣いている蘭を置いて、コナンは自分の部屋へと帰っていった。


     END「遠い日の記憶」

工藤新一4/16 5:38:572213cfGVH8PQKj10E||188
2本目「ただいま」

変わらない朝 変わらない毎日
   そんな日々がこれからも続くと思ってた
   だけどあの日から 世界は一転してしまったんだ
   もう帰れない あの日のように戻ることなんてできやしない
   そう思ってた・・・
   だけど君は僕に一筋の光をくれた 僕に居場所をちゃんと残してくれていたんだ
   僕は約束するよ 君の元へ必ずたどり着く 必ずたどり着いて見せるから
   暗闇に飲み込まれないように 不安に押しつぶされないように
   だから待っててほしいんだ 光を差し伸べていてほしいんだ
   僕が決して迷わないように そして――――――――――

工藤新一4/16 5:39:212213cfGVH8PQKj10E||62
「コナン君!!また明日ね!!」
「おう。おめーらも気をつけて帰れよ」
じゃーな、コナン!!」
「明日学校で会いましょう!!」
―――――――また明日・・・か。
明日もまた同じことの繰り返し。
普通に学校行って、普通に遊んで。 
俺は・・・いつになったら元の体に戻れるんだろう。
明日か、一年後か・・・それとも永遠にこのままなのか・・・。
そんなことを考えてたら急に蘭の顔が浮かんだ。
・・・・・・蘭に電話してみっかな・・・・・・
俺は急いで電話ボックスに向かった。
・・・いるかな?蘭。

工藤新一4/16 5:39:512213cfGVH8PQKj10E||498
――――RRRRR  RRRRR
「――――ハイ、もしもし毛利です。」
蘭のいつもの声が電話越しに響いた。
「蘭?オレ、新一。」
蝶ネクタイ型変声器を使って俺(新一)の声を出す。
本当は自分自身の声で言ってやりたい。
元に戻った俺の声で。偽りの工藤新一ではなく、本当の工藤新一の声で。
・・・・・・蘭と会話がしたい・・・・・・。
ま、夢の話・・・かもな。
「よぉ、元気にしてたか?」
「元気にしてたか じゃないわよ!!いつ連絡してくれるのか心配してたんだから!!」
「わりい、わりい・・・」
「厄介な事件抱えてっから″ でしょ!?」

工藤新一4/16 5:40:272213cfGVH8PQKj10E||337
「お・・・おう・・・」
「そんな事件、ちょちょちょいっと片付けちゃいなさいよ」
「お前なぁ・・・」
「新一・・・まさかアンタ・・・」
「・・・あんだよ・・・?」
「また推理力落ちたんじゃないでしょうね?」
・・・こ・・・こいつ・・・・・・。
「また とはなんだよ。またとは!」
「・・・・・・新一・・・・・・」
「ん?」
蘭の声が小さくなった。
どうしたんだ?
「蘭?どした?」
「・・・ハッピーバースデー、新一」
「え?」
遅くなっちゃったけど、言えてよかった」
「蘭・・・・・・」
「一緒に祝いたかったな。新一の誕生日」
・・・・・・・・・・。
「プレゼントは阿笠博士に頼んで送ってもらったから」

工藤新一4/16 5:41:42213cfGVH8PQKj10E||362
「あ・・・ありがとな・・・・・・」
いない俺の誕生日まで・・・・・・。
蘭は忘れずに祝ってくれる。
俺はなんだか罪悪感に襲われた。
「ねえ・・・新一・・・?」
「ん−?」
「ひとつ、私のわがまま聞いて・・・・・・」
「わがまま?」
「うん・・・・・・」
蘭が俺になんか言ってくるなんて。
・・・珍しいな。
「なんだよ、言ってみなって」
「・・・言っていいの?」
「蘭?」
「・・・・・・・会いたい」
・・・え?
「い・・・今なん・・て・・・」
「新一・・・会いたいよ・・・。もう私限界・・・」

工藤新一4/16 5:42:162213cfGVH8PQKj10E||735
「ら・・・蘭?」
電話の向こう側で蘭のすすり泣く声が聞こえる。
「私、充分待ったじゃない・・・!!こんなに待ったのに・・・まだ待たなきゃいけないの?」
「いや・・・それは・・・」
「私・・・もう耐えらんない・・・。新一・・帰ってきて?お願い・・・・・・!!」
・・・・・・・・・・。
なんて答えればいいんだろう・・・・・・。
蘭の泣き顔は見たくない。
だけど、正体がばれたら蘭にも危害が及ぶ。
どうすれば・・・・・。
「お願い新一・・・帰ってきて・・・。私が悲しみでつぶされないうちに・・・お願い!!」

工藤新一4/16 5:43:232213cfGVH8PQKj10E||482
「ら・・・・・。・・・・・・3日待ってくれ。3日後、また電話する」
「新一!!ちょっとしん・・・・・・」
俺は会話の途中で電話を切った。
今、おっちゃんの家に帰れば蘭の泣き顔を見ることになる。
俺は阿笠博士の家に行くことにした。

「おお、新一。蘭君からお前さんにプレゼントが届いておるぞ!!」
「知ってる・・・今電話で話したから・・・」
「なんじゃ、新一。元気ないのう」
「・・・・・・蘭に泣かれたんだよ。もう、耐えらんない。帰ってきてってな・・・・・・」
「そろそろ蘭君も限界じゃのう・・・」

工藤新一4/16 5:43:592213cfGVH8PQKj10E||974
「俺だって耐えらんねーよ。でも、このまま正体ばらすこともできねえ。かといって、偽りの自分を創るのも俺はもう限界だ。・・・矛盾してるよな・・・・・・。
でも、俺はもうあいつの泣き顔は見たくねーんだ!!あいつの泣いてる顔はなぁ!!」
「新一・・・・・・」
「自分自身情けね―ぜ。高校生探偵と呼ばれたこの俺が、いちばん簡単な謎に苦戦してるとわなぁ・・・・・・」
「落ち着け、新一。今はじぶんを攻めるときではないじゃろうが」
「ちくしょ・・・!!どうすりゃいいんだよ・・・・・・!!」
「―――あら、お困りのようね」
「は、灰原・・・・・・」
「私が助けてあげてもいいけど」
「お前・・・・・・――――――」

工藤新一4/16 5:48:52213cfGVH8PQKj10E||828
――――――3日後
―――RRRRR RRRRR
「――ハイ、もしもし毛利です」
「蘭?俺だ・・・」
「し・・・新一!!?」
「約束どおり会いに来たぜ。外見てみな」
「え!!?」
蘭はすぐに窓から外をのぞいた。
そこには―――――――
携帯を片手に新一が蘭に向かって微笑んでいたのである。
蘭はすぐに外に飛び出した。
「新一!!!!!」
蘭が1粒の涙をこぼした・・・
走ってきた蘭は新一の胸へと飛び込む。
「ずっと待ってたんだよ・・・」
そう、コナンは新一、つまりもとの体に戻ったのである。
それは3日前―――――

工藤新一4/16 5:49:322213cfGVH8PQKj10E||763
「アポトキシン4869の解毒剤が完成したの。」
灰原が解毒剤をもって現れた。
「なんだって!!?」
「解毒剤よ。でもまだカンペキって訳じゃない。どんな副作用があるか判らないわ。それでも飲む?」
「・・・・・・・・・・・・」
「新一・・・・・・」
「どうするの?工藤くん」
「飲むよ。副作用なんて気にしてられっか。今は蘭の方が大事なんだ」
「ふふふ、そういうと思ったわよ。工藤くんならね。これが解毒剤よ。私からに誕生日プレゼント、とでも言いましょうか?」

工藤新一4/16 5:49:552213cfGVH8PQKj10E||593
「灰原・・・・・・。ありが・・・」
「別にお礼なんて言わなくていいわ。まず、これを飲んだら1日は安静にすること。それだけが条件よ、わかったわね?」
「ああ、サンキュ。灰原!!」――――――――

「お帰りなさい。新一!!」
「ただいま。蘭!!」

工藤新一4/16 5:50:352213cfGVH8PQKj10E||188
そして―――――――
   そしてたどり着いたら一番最初に君に伝えたい

                「ただいま」   「大好きだよ」
 


                                ――――――――――END

見習い兵土4/18 17:36:352111cfwqbTfCqnhxU||12
お前パクリやめろ

冒険王キング4/19 14:18:331252cffXu.f/hY8Uc||994
せい!

グー者5/3 23:27:25914cfY3Mf/rlaHwI||148
初回だけでしたね^^;評判良かったのは^^;良い作品でしたw


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