8159 | Strange-01 | sIs | 4/20 0:10:9 | 1250cfDAQZfOS1ImY |
※荒らしは論外です。 ※作品に対する批判はOKですが、その他の冷やかしはいりません。 ※ * 後書き * が載せられるまで、レスはしないようにお願いします。 |
sIs | 4/20 0:10:18 | 1250cfDAQZfOS1ImY||191 | ||
お前は 知っているか? 生まれた人間全員に 平等に訪れるものを 決して同じ人間などいない このたった一つの世の中で 生まれた人間全員に 平等に訪れるものを お前は 知っているか? |
sIs | 4/20 0:10:32 | 1250cfDAQZfOS1ImY||957 | ||
- 二月十五日 * オモガセ チカ - |
sIs | 4/20 0:10:54 | 1250cfDAQZfOS1ImY||799 | ||
「ねぇ幹宏ぉ、何つー顔してんのよ」 「・・・あ?何かついてるか」 「違うわよ、何でそんな気の抜けた顔してるかってーの」 「だってお前、昨日会ったばかりなのに『久しぶりに会わない?』ってメールはないだろ」 「・・・あたしは幹宏に一秒でも早く会いたかったの」 『一秒でも早く会いたかった』なーんて、本当は嘘なんだけど。 だから、思いっきり冷たい表情で幹宏の顔を見てやった。 しかし幹宏はあたしを見もせずに続ける。 |
sIs | 4/20 0:11:13 | 1250cfDAQZfOS1ImY||913 | ||
「・・・面ヶ瀬、あのな・・・」 あまりにも弱々しい声だったので、とうとうあたしはキレてしまった。 「何よ、あんた彼女に会えて『嬉しい』って言葉一つすら言えないの? それどころかまるで自分の家みたいな無気力な顔しちゃって! あたしって結局あんたの何よ? 暇つぶし? 形だけのお付き合い?」 「あ、あの・・・いや、その」 「何?言いたいことがあるならはっきり言いなさい! 言えないなら今すぐ帰ってやる!あんたなんか知らない!」 |
sIs | 4/20 0:11:28 | 1250cfDAQZfOS1ImY||918 | ||
その場でくるり、と進行方向を変えて、駅に向かってスタスタ歩いていく。 幹宏は振り返るだけして、小さな声で、 「あ、おーぃ・・・」 と言っただけだった。 そのことがあたしを更に逆上させる。だから別れる。 元々今日は別れるつもりで呼んだのだ、今更未練などない。 |
sIs | 4/20 0:11:44 | 1250cfDAQZfOS1ImY||326 | ||
切符を買って改札を通って、次の電車が来るまでしばらく待つ。 無機質な色をした駅の壁にもたれかかって、一つため息をついた。 「悪いこと・・・しちゃったかな・・・」 ふいにそんなことを呟く。 彼だって別に悪気はなかったに違いないのだ。 なのにあたしが一方的に呼び出して、一方的に突き放して、そりゃあ誰でも声ぐらいは小さくなるだろう。 あたしって凄く悪い女なんだ。 (・・・って、何考えてるのよ千佳、あなたは!あんな奴なんて最初から・・・) ついついマイナス思考を働かせてしまう自分に、名前で呼んで言い聞かせた。 |
sIs | 4/20 0:11:59 | 1250cfDAQZfOS1ImY||316 | ||
今日はあたしの通っている高校、県立合久高校の創立記念日。 平日のお昼過ぎなので、駅構内に人の影はほとんど見られない。 いつもなら横にいるはずの幹宏も今はいないし、別に誰かと待ち合わせしているわけでもない。 つまり、今あたしはやることもなくて、一人で寂しく駅にいて、そして――― |
sIs | 4/20 0:12:6 | 1250cfDAQZfOS1ImY||569 | ||
- 二月十五日 * ノヤマ ミキヒロ - |
sIs | 4/20 0:12:23 | 1250cfDAQZfOS1ImY||947 | ||
まただ、またやってしまった。 もう二度とやるまい、と強く誓ったはずなのに。 千佳を一度でも怒らせたら駄目だ、と心がけて行動したはずなのに。 何でだろう。何が上手くいかなかったんだろう。 ―――そうだ、俺と千佳はきっと馬が合わなかったんだ、そうだ、きっと。 自虐行為に走りそうになる自分に、必死で言い聞かせた。 (いいじゃん、あんな女。バレンタインも義理チョコだったし) 今日より前から、既に冷めた関係だったんだろう。 でなければ付き合っている相手に義理チョコなんて渡さない。 |
sIs | 4/20 0:12:37 | 1250cfDAQZfOS1ImY||201 | ||
千佳は駅へ行ったみたいだが、俺はまだ帰る気にはならなかった。 帰ったところでやることはないし、滅多に外出なんてしないから勿体無い。 そろそろ携帯の機種を変えようかと考えていたところに、思わぬチャンスが到来したのだ。 このままデパートに行って変えてしまおう。 |
sIs | 4/20 0:12:42 | 1250cfDAQZfOS1ImY||790 | ||
今日は俺が通っている県立合久高校の創立記念日。 平日の、しかも昼過ぎだから通りを歩いている人も見られない。 隣にいた千佳もいなくなったし、誰かと待ち合わせするつもりも全くない。 ということは、俺は今一人で通りを歩いていて、つまり――― |
sIs | 4/20 0:12:53 | 1250cfDAQZfOS1ImY||818 | ||
さっきまでとても明るかった空は まるでこれからを予言するように 急に暗くなっていった |
sIs | 4/20 0:13:4 | 1250cfDAQZfOS1ImY||257 | ||
* 後書き * 連載する予定の物語第一話で、マジシャンナイトさんとの共同制作。 ネタ考案、途中でのアドバイス、最終的な添削などをお願いしてもらっています。 ありがとう、そして我侭言ってゴメンナサイ。 最初であり、ネタ切れであり(爆)、ということでかなり短いです。 私が書いた文章にしては相当短いはずです。 あ、でも長ければ読者が飽きるだけなので、これぐらいがいいかも知れませんね(何) |
マジシャンナイト | 4/22 0:23:15 | 2182cfz1/uShmEvIo||93 | ||
OKOK。気にしなくていいぞー 俺も手伝いたいが、ようわかんね、な部分もあるからねー |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ : : PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX | ||||