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8195きみのぬけがらココア★4/27 15:44:322226cfaDS0d/HNt7k
俺はある病院へと行った。

その病院について、エレベーターに乗って三階で降りた。


「305  桜 千尋」

俺は、番号・名前を確認してから病室へ入った。

ココア★4/27 15:49:572226cfaDS0d/HNt7k||34
「海斗兄ちゃん!」

「千尋一人で泣かなかったか?」

「うん!泣かなかったよ?千尋、がんばったんだぁ」

そういいながらよーく顔を見たら目が涙目になっていた。

「・・・」

あんまりにも嘘がうまかったから笑いそうになってしまった。

ココア★4/27 15:52:352226cfaDS0d/HNt7k||856
            *

ココア★4/29 19:39:162226cfaDS0d/HNt7k||193
コンコン

ドアのノックの音がした。

「はいッ」

医者が入ってきた。

「海斗さん。ちょっといいですか?」

「・・・はい」

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俺は直ぐにわかった。

医者がどんな事を話すかを

「ここに座ってください」

俺は看護婦にいわれて俺の後ろにある椅子に座った

「千尋さんの事なんですが・・・」

「・・・・はい・・・・」

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3階まで上がって、千尋のいる病室のドアの前まで

いったけれど、俺は中へは入れなかった。

     恐かったから

もし・・・もし、医者の言っている事が本当だったのならば・・・

『千尋さんの事なんですが・・・』

『・・・・はい・・・・』
 

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『千尋さんの白血病、どんどん悪くなっていっています。』

『もしかしたら・・・、あと1年しかもたないかもしれません』

俺は、腰がぬけてしまった。

『手術・・手術したら?治りますよね?』

『お金なら・・・いくらでも出します!』

医者は首を振ってしまった。

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         *

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・・・このドアを開けたら、千尋が待っている。

逢いたい・・・でも・・恐い。

このドアを開けて・・・

千尋がうなっていたら?

千尋が苦しそうにしていたら?

俺は・・・何もすることができない。

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俺はどうすればいいんだ。

俺は不安の気持ちがいっぱいだった。

そんなとき、

「兄ちゃ・・・兄ちゃん・・・」

ドアの向こうから千尋の声がした。

俺はガマンなず、ドアを開けてしまった。

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             *

ココア★5/2 18:32:332226cfaDS0d/HNt7k||216
「千尋!?」

千尋は振り向いた。

「ぅあ!?海斗兄ちゃんッ!?」

千尋はあわてて涙をふいた。

「どうしたの?お医者さん。何かいってたぁ?」

     「千尋の事」


ココア★5/2 18:37:22226cfaDS0d/HNt7k||313
      ドキン

俺は考えこんでしまった。

これは千尋に言うべきかを・・・

千尋は・・・まだ・・・幼いから―

「ねぇ・・・」

「あ・・・んと・・・」

ココア★5/2 18:42:112226cfaDS0d/HNt7k||35
「医者さん。千尋の病気はだいぶ治ってきてるって・・・」

俺は言ってしまった。千尋に言った、初めての


       ウソヲ・・・・・


「本当ぉ!?やったぁ!」

「・・・じゃあ、もう直ぐで退院できるんだね!?」


ココア★5/2 18:51:532226cfaDS0d/HNt7k||461
「・・・・うん。そうだよ」

ごめんな、千尋。カン違いさせちゃって。

お前は・・・お前はもう、

一年間しかもてねぇかもしんないんだよぉ!

「じゃぁ・・退院できたら、海斗兄ちゃんと一緒に・・・」

「一緒に・・・公園で遊ぼ?」


ココア★5/2 18:58:142226cfaDS0d/HNt7k||799
どうしよう。叶わないかもしれないのに。

こんな時は・・・

「うん」

口がすべってしまった。

千尋の顔には笑みがあふれるばかり・・・

本当の事を 言ったほうが・・・


ココア★5/2 19:1:582226cfaDS0d/HNt7k||980
「あのさッ千尋」

「ん?何??」

千尋はニコニコしながら俺を見る。

「あ・・・いやぁ・・・別に」

「え?っあそう」

もし・・本当の事をいったら

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この笑顔は・・・なくなって、

逆に、泣き顔に変わってしまう。

このままでいいのか?

このままの方が彼女にとって幸せ?

なら。この笑顔が、消えないようにこのまま

    秘密にしとこう。

ココア★5/2 19:11:292226cfaDS0d/HNt7k||981
それから俺は、千尋との一日一日を大切にした。

そして5月―

千尋は何時もと違って様子が変だ。

ハァ         ハァ


ハァ    ハァ     ハァ

千尋からは、この音しか聞こえなかった。

ココア★5/2 19:15:272226cfaDS0d/HNt7k||915
「千尋?」


「ハァおに・・・ちゃ・・」

「どうした?」

「これ・・ハァなおってる・・・途中?ハァ」

「苦しいよぅハァハァ恐いようぅハァハァ」

千尋の息はどんどん乱れていく。

ココア★5/2 19:23:462226cfaDS0d/HNt7k||916
         *



ココア★5/3 11:0:302226cfaDS0d/HNt7k||704
俺は、千尋の手をギュッとにぎりしめた。

「大丈夫だから。俺が治すから。」

「お兄ちゃハァハァ公園に行く約束ハァ守れないかなハァ」

「大丈夫」

お願いだから 妹を  助けてあげてください。

お願い  お願い・・・

ココア★5/3 11:4:542226cfaDS0d/HNt7k||555
「お兄ちゃハァハァ」

千尋の声はだんだん小さくなっていく。

「なんだ?」

俺は、千尋の口の近くに耳をもっていった

     「大好き」

その瞬間、千尋の手はフッと力がぬけた


ココア★5/3 11:8:302226cfaDS0d/HNt7k||33
千尋の息も聞こえない・・・


    AM 9:30


         君のぬけがらが

           俺の目の前にあった――


       END

ココア★5/3 11:19:32226cfaDS0d/HNt7k||528
作者から

初めてだったので全然感動できなかったかなぁ・・・
なんて思っています。
あたしの間違いが1つ2つはあるのでそこの
注意を優しくコメントでお書きくださればと思います。
       感動できたの!
     というコメントと
       ここはこうした方が
というのはアリですが「これ つまんねー」
は、やめて下さい。
 読んでくださった人、有り難うございます。     
  

ココア★5/11 18:7:582226cfaDS0d/HNt7k||438
アァ・。。完了押しちゃったぁ。。。
まぁいいかぁ。自分で読んでつまんなかったし。
これだから売れないのかな…あたしの小説。

今度の小説は、いっぱいがんばります!


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