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8203今日の次には明日が来るー第11章-終わらない詩-ユグドラシル4/28 22:16:462195cfAAVZ72irOnU
だいぶ、遅くなってしまいましたね。ごめんなさいww
最近、忙しいので…^^;
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8137.html←10章までです。
ではどうぞvv
あ、長いですよ^^;

ユグドラシル4/28 22:17:12195cfAAVZ72irOnU||132
「アースル!来てくれたんか!?」
「お前らがあまりにもふがいないから、来てやっただけだ。勘違いするな。」
??なんの話だろ?分からない…。
「どうやら、あの二人はなにかあったみたいだね。ひとまず、敵を倒そう。」
ウィンさんも知らない…!?
「そ、そうだね。」

ユグドラシル4/28 22:17:182195cfAAVZ72irOnU||674
! ぼおっ…!炎が燃え上がっている!
「てめえら、俺が来たからにはもう無理だぜ!」
アースル??あいつの能力?
「くっ!いったん引くぞ。」
敵は、後ずさりながら去っていった。
ふぅ…一旦は落ち着いたかな。

ユグドラシル4/28 22:17:342195cfAAVZ72irOnU||160
「さて…空、話を聞かせてもらおうかな。僕たちに隠れてあってたんだよね。アースルと。」
ウィンさんが問い詰める。
「ちょ、ウィンさん!いきなり、そんな!助けてもらったのに。」
「せやで!ウィン。確かにうちが悪かったけど、ウィンかてアースル仲間にしたかったんやろ?」
空も目の色が変わる。

ユグドラシル4/28 22:17:502195cfAAVZ72irOnU||136
「そんなことを僕がいつ言ったかな?頼んだ覚えもないし…。」
え!? ウィンさん?
「ウィンさん!?何考えて…!」
「悠希君は、黙ってて。」
ウィンさん、何言ってるんだろう!?
「ウィン!あんたおかしいで!どうしたんや!」
「はっ…空。これがいい人か?俺の返事は聞かなくても分かるよな?」
アースルが冷たく言い放った。

ユグドラシル4/28 22:18:12195cfAAVZ72irOnU||823
「僕はね…、君みたいなタイプが一番嫌いなんだよ…。」
ウィンさんもいつもの優しさからは想像できないほど冷たく言い放った。
「なんだと…!?」
アースルの声が上ずる。
「君は…、この町で周りの人から出てけ!出てけ!と騒がれたんだよね?で、その後何をした?」
「あぁ?なんだと?」

ユグドラシル4/28 22:18:102195cfAAVZ72irOnU||439
「君は村の人たちから逃げていたんじゃないの?言い返すわけでもなく。デスヘブンの連中を倒しにいくわけでもなく、更に身代わりにすら行かなかった。何の犠牲も払わずに、幸福は得られないよ?」
「お前に、俺の気持ちが分かるのか!」
「ふっ…、これを話したことで答えになっていないかな?」
お互いににらみ合ってる。何も言わずに…。

ユグドラシル4/28 22:19:32195cfAAVZ72irOnU||847
しばらくの沈黙の後、口を開いたのはアースルだった。
「俺は、家に帰る。もう顔も見ることはないと思うけどな!」
「うちも、しばらく別行動させてもらうで。」
「え?空!なんで?」
「悪いな…悠希…。」
ただ、そう呟いた。
二人が去って、更に深い静寂が訪れた。風の音が聞こえ、時間の流れが見えるほどだった―。

ユグドラシル4/28 22:19:152195cfAAVZ72irOnU||78
「悠希君、君は来てくれるね?」
えっ?それはついていくしかないけど…。
「は、はい!」
「僕には、君だけがいればいいから。」
このときのウィンさんの気持ちが僕には分からなかった。いや、分かってあげられなかった。

ユグドラシル4/28 22:19:242195cfAAVZ72irOnU||527
宿に戻って休むことにした。その間、僕たちは一言も口を利かなかった。
ただ、睡魔だけが僕を包んでいった。

ユグドラシル4/28 22:19:502195cfAAVZ72irOnU||942
その静寂のなかで話し声が聞こえる。
「…なんとか、成功している。そっちはどうだ?」
「やはり、限界が近いです。でも遠方に四天王が出ているので、何とかといったところですが。」
「迷惑をかける。敵は今いるデルティ村にまで、来ている。あまり時間はない。四天王がばらばらになっているときがチャンスだ。」
「・・・・・は立派になられましたね。先代の方ようです。」
「そういう話はすべて終わってからだ。こちらも急ぐ。ではな。」
「しかし、すべて終わったときに・・・・・はもう!」

ユグドラシル4/28 22:20:12195cfAAVZ72irOnU||75
ん〜〜〜!
寝返りを打つ音が聞こえる。
「悪い、もう切る。そんな心配するな。僕がいなくなっても…な。」
隣で、悠希が寝ている。
「悠希君、ごめん…ね。」
ウィンの頬をひとすじの滴が伝った。

ユグドラシル4/28 22:20:132195cfAAVZ72irOnU||35
ぴかあ…。朝だ。今日はなんだかすんなりと起きれた。ウィンさんはまだ寝てるのかな。
ドアに手をかける。
「おはよう…?」
「あ!おはよう。」
ウィンさんが笑顔で振り返る。
「昨日、考えたんだけど今日、空が戻らなかったら空がクリアアイランドに戻るための機械だけ置いて、次の星へ行こう。」
「えぇ!?二人だけでいっちゃうの?」
「うん。他の国で仲間を探せばいいから。」
なんだか、ウィンさん寂しそう。空とだってあんなに仲良くしてたのに…。

ユグドラシル4/28 22:20:232195cfAAVZ72irOnU||958

二人で朝食を食べる。静かだ。ウィンさんも話そうとはしない。となれば、僕も話はしない。
朝食を食べ終えると、僕たちは出かける用意をした。あっという間にすむ。この間も会話はない。

ユグドラシル4/28 22:20:522195cfAAVZ72irOnU||68
「そろそろ、行こうか。」
「う…、うん。」
ばたっ!ん?何かの音がした。
「お、おはよう。」
空!
「そ、そら。どっどうしたの?」
「あ…うちがおったらあかんかったか?」
空が気を悪くしたようなので急いで訂正する。
「あ、そんなことないよ。ちょっとウィンさん呼んでくるね。」

ユグドラシル4/28 22:21:32195cfAAVZ72irOnU||163
「あ…ウィンのことはもうええ。あの移動するカプセル持ってきてくれるか?」
「え…?なっ、なんで?」
「うちはな…ほんま悪いねんけどアースルと国に帰ることにしたわ。あいつの居場所はここにはないからな。」
「う、うそでしょ!?」
「ほんま、悪かったな。ウィンにも約束破って悪かった、そう伝えといてくれるか?」
なんでだろう?そんな…それでも僕には反対する権利はない。空が決めた未来を受け止めることしか――。

ユグドラシル4/28 22:21:192195cfAAVZ72irOnU||526
「うん。分かった。ちょっと待ってて」
そういって、僕は走った。前が見えなかったのは思いっきり走ってたから?
そして僕はカプセルを手に空のところまでやってきた。視界は…はっきりしてる。
「じゃあね…空」
「また…会えるとええな。」
そういって僕はたちは別れた。深い悲しみを背負いながら。
アースルの姿は見かけなかったな。ウィンさんの姿も。
でも部屋に戻るとそこにウィンさんはいた。
「空たちは行っちゃったの?」
「うん。」

ユグドラシル4/28 22:21:362195cfAAVZ72irOnU||491
「そうか…、残念だけど仕方がないよね。僕たちも行こうか。」
「ウィンさんはなんとも思わないの!?二人が行っちゃって。」
「悲しいよ。でも…(運命だから)」
ウィンさんはまた寂しそうな、悲しそうな、そして壊れそうな顔をした。
「僕の手を握って――。」
いわれたままにした。
ふわっ…。世界移動だ。今度は二人。この先どうなるのかな。
(ごめんね。悠希…、次で最後の国。本当にこれで終わり――)

ユグドラシル4/28 22:23:282195cfAAVZ72irOnU||76
これで終わりですww
長い文を読んでいただき感謝ですv
あらすじは出来上がってるんですが、貼る時間がないんですよね。

ユグドラシル4/28 22:24:202195cfAAVZ72irOnU||21
第12章は出来るだけ早く晴れるようにします。


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