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8210最終話−別れ−4/29 16:41:312202cfflaWz7oZhNA
第一話〜第二十話      http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8088.html
第二十一話−塔への道で−     http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8117.html
第二十二話−再び潜入−     http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8141.html
第二十三話−最終決戦・前編−   http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8163.html
第二十四話−最終決戦・後編−   http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8186.html

最終話−別れ−

4/29 16:42:22202cfflaWz7oZhNA||322
アレからどの位たったのか・・・
オレはボロボロの姿の、男に助けられた。
全身黒で、目に包帯を巻いている。
ローウェンだ。
『大丈夫か?』
ローウェンが心配そうに聞いてきた。
”あぁ”
と返そうと思ったが、声が出ない。
やっとのことで、
『あぁ・・・』
と、言えた。

4/29 16:42:442202cfflaWz7oZhNA||339
『すまんな。あの時、お前達が落ちてきて、此処もボロボロになっちまってな。』
ローウェンが苦笑しながら、オレに謝ってきた。
『そんなに凄い・・衝撃だったのか・・・』
オレは辺りを見ながら呟いた。
確かにボロボロだ。

『ところで・・・レドルは・・?』
一番気になっていた事を聞いてみた。
『あぁ・・・奴はアザレルが−・・・』
とローウェンが話している途中で
『ローウェン!』
と、アザレルの声が聞こえた。

4/29 16:45:102202cfflaWz7oZhNA||309
『くくっ・・・』
レドルが笑う。
レドルは、瓦礫に埋まっていた所をアザレルに見つけられ、
今は、仰向けに寝ている。
『何が可笑しい?』
ローウェンがレドルを睨みつけた。
レドルは、その睨みに反応しないで、
『別に・・・くくっ・・・』
と答えてきた。

4/29 16:45:502202cfflaWz7oZhNA||401
不気味な笑いだが、今は他の事を・・
『さっさと・・世界を戻せ!』
オレがレドルにむかって叫ぶと、
『良いのか?』
と、レドルが確認してきた。
何故確認するのだろう?
戻して何か、悪い事が・・・?
『何かあるのか?』
オレは、ふと思ったことを聞いた。
『別に無いがな・・・』
レドルはまた、笑いながら答えた。

4/29 16:46:282202cfflaWz7oZhNA||317
レドルが短く、何かを呟くと、空の雲が完全に晴れた。
綺麗な青空だ。
オレは”ついに世界が・・”とローウェンに声をかけようとして、
ローウェンの方を向いた。
すると、ローウェンの体が足元から灰になっている。
レドルが笑っていたのはこれだ!
『これが、世界を戻すということだ。
我の命も短い。最早、此処を占領していても、何れ元に戻る。
だが、何も無く、素直に逝くと思ったら、大間違いだ。』
レドルが、笑いながら言った。

4/29 16:47:42202cfflaWz7oZhNA||777
『戻せ!!』
オレはレドルの襟刳りを掴み、怒鳴った。
が、レドルはただ笑うだけだ。
くそっ・・・結局再び戦友を・・・・
ローウェンがオレの肩を叩き、
『ジェインよ。これが魔物の運命だ。
仕方があるまい。結果として、レドルは倒せた。
私はそれで満足だ。今までありがとう。』
と、少し悲しげな表情で言った。

4/29 16:47:492202cfflaWz7oZhNA||390
オレが返事を返す前に
ローウェンは灰となって、空のかなたへ舞っていった。
オレの戦友、ローウェンは死んだ・・・
只管涙を流すことしか出来ない・・・
また、友を失った・・・
くそっ!

4/29 16:48:432202cfflaWz7oZhNA||951
アザレルも涙を流している。
レドルの笑い声は聞こえなくなった。
『うっ・・・そろそろ、お別れだな。
我が・・・いや・・・”神の一族”ジェイン・・・』
レドルの声が後ろから聞こえてきた。
オレが、後ろを向くと、レドルが黒く輝いている。
それに続き、塔が揺れだした。

4/29 16:50:172202cfflaWz7oZhNA||585
『な!』
アザレルが叫ぶ。
『早く逃げないと・・・ジェイン・・・』
アザレルが、此方に手を伸ばす・・・
しかし、オレは掴まなかった。
『駄目だ。オレは・・・うまく歩けない・・・先に行け!』
オレは、そう叫んだが、アザレルも引かない。
『そんな!もう一人戦友を失うなんて・・・!』
アザレルがオレに叫ぶ。

4/29 16:50:422202cfflaWz7oZhNA||613
けど、これでは、二人とも死んでしまう。
・・・あの時と同じだ。
あの時は、ウェイルは今のオレの立場だった。
・・・
『アザレル・・・良く聞いてくれ・・・
これでは二人とも死ぬ。こんな結末じゃだめだ!
ローウェンが喜ぶか!?』
オレは、力いっぱい叫んだ。

4/29 16:51:572202cfflaWz7oZhNA||226
たのむから分かってくれ!
『ジェイン・・・わかりました・・・』
アザレルがしぶしぶ階段まで歩いていった。
不意に、その前で立ち止まり、
『また・・・また!どこかで!』
アザレルが泣きながら、此方に叫んだ。
わかっている。会えない事くらい・・・

4/29 16:53:72202cfflaWz7oZhNA||488
オレが微笑んで頷くと、階段を走って降りていった。
オレは屋上を見渡した・・・
これで、長かった・・・冒険が終わった・・・
世界が救われた・・・

オレが、ふと下を見ると、足元にペンダントが転がっていた。
此処に来た時に、レドルが見ていた物だろう。
ペンダントがカチャと開いた。
オレは中身に、目を疑った。
中には一枚の写真。そこには、赤ん坊のレドルが写っていた。
その隣には、なんと、オレが写っていたのだ!
赤ん坊の姿だが、間違いない。

4/29 16:54:02202cfflaWz7oZhNA||424
最後の戦いの時・・・剣が相殺したとき、
なんだか、レドルが手を抜いたように思えた。
きっと、このせいだろう。オレが、”神の一族”であるのも、このせいだ。
オレとレドルは兄弟だったんだ・・・
オレは子供のときから、この世界が綺麗に見えた。
青空が眩しく、人々が素晴らしく・・・
他の子供達にはそうは見えなかっただろう。
それは、オレが天界にいたからか・・・

4/29 16:54:432202cfflaWz7oZhNA||666
だから、この世界を守ろうと思った。
だから、あの軍に入ったんだ・・・
オレはレドルを見た。もう灰になって形は無い・・・
皮肉だな・・・兄弟だったとは・・・
そう考えていると、塔がグラリと揺れた。

同時に、オレは崩れている塔の中に落ちていった・・・・

エピローグへ・・・

4/29 17:1:232202cfflaWz7oZhNA||703
最終話終了。
ジェイン達の旅も終わりました。
色々ストーリーを考えました。

1.ローウェンも、皆生き延びて、この先ずっと英雄として称えられる・・・

2.ジェインは軍に戻り、位があがり、
アザレルは元の町へ戻った。
しかし、ローウェンは魔物の為、人間の村から追い出された。

3.ローウェンは魔物だが、人間を救ったので人間の軍に入り、活躍・・・
等等。

4/29 17:6:72202cfflaWz7oZhNA||814
しかし、よくよく考えれば、世界を戻す=魔物は死ぬ、という設定は当たり前なので
ローウェンは灰にさせて頂きました。
では、アザレルのみ何故生き残らせたかは・・・
エピローグを見れば分かると思います。

兎に角、終わったのでグダクダ話を続けていても、誰も見ないでしょうね。
では、是非次回も見てくださいね。
又、今回の最終話を見て頂いた方は、是非感想を残していってください。

キーア4/29 17:39:262191cf/cZWdmfTKcw||484
あ。終わっちゃった(ぇ
 ついに最終話にきちゃいました・・・ね。
でもまだエピローグがあるじゃないですか〜。
 最後まできっちりと見させていただきますよ(・ω)ジィー
っていうよりも、ローを灰にしちゃって・・。
ロー結構気に入ってたのにな(*・3・)
 でも、これも運命なのですね・・・。
きっと空の向こうのそのまた向こうの、も1つ向こうの向こうの向こうで、ジェイン
達を見守ってくれているのでしょうw
エピローグも見ますね〜。

プロローグをプロロローグだと最近まで思っていたキーアでしたw

4/29 18:18:422202cfflaWz7oZhNA||355
こんばんわ。

きちゃいましたね。
最終話。なんだか思ったより早く終わってしまいました。
エピローグは、おまけな感じで作っていたので、どちらかというと・・・詩?(ナニ
そこまではいきませんが、あまり長くありませんね・・・
でも、キッチリ見てくださいね!(ぇ

その通り、運命です。
ローウェンもその事覚悟で、戦ってきたのだと思います。
きっと・・・違う、とか聞こえてきそうですが、そうですよ。きっと。
随分遠い空ですが、見守ってくれてますとも・・・
というより、ジェインも死んでしまいましたがorz

では、次回エピロロローグも見てくださいね(ナニ

一徳4/29 22:58:222182cfXOI3P2fkcMo||216
最終話…とうとう終わってしまいましたね。今までとても楽しく読ませて頂きました。あとはエピローグを残すのみとなりましたが、最後の最後まで楽しく読ませて頂きます。また、次の作品を書かれているそうですが、この掲示板に書き込まれた際には必ず読ませて頂きたいと思っています。これからも面白い作品をたくさんの人に読ませてあげてください。応援しています。

グー者4/29 23:31:132181cfHFMbZSW14U6||504
読みましたw最終話にして初めて読みましたw(ぁ

僕も一殿のように良きエンディングを送れるのか非常に不安です^^;
エピローグも頑張ってくださいねw

マサキング4/30 8:26:122191cfFenhq0mMW1k||415
終わっちゃったね。
いつも気になる結末。。(イツモ・・・?
まさかあの2人が兄弟だったとは!
この先はもう自分では推理できないストーリーになってきましたね、・・・はい。
「この先どうなるか分からない!」、それが小説・・・? という物だ!
エピロロローグもじっくりと観察させていただきます。 w

あとさ、一の小説ホームページのアドレスをさ、ココに公開したらどう?
第一話から見てもらえるように。
んじゃー

 オーシャンデリーゼー♪オォーシャンデリーゼーー♪ ローガーキエテーーハイニナッター♪
ラクエンニテー オ シャンデリーゼーー♪

マサキング4/30 8:30:222191cfFenhq0mMW1k||436
今思ったんだけどさ、ローウェンさ、ちゃんと楽園行ったかな・・?

4/30 11:12:422202cfflaWz7oZhNA||780
一徳様
この作品で、楽しんで頂けたのなら嬉しい限りです。
エピローグでは、またも悲しい事が起こります。
予想内か予想外の展開かは、
自分ではわかりませんが、少しでも驚いていただければ嬉しいです(ぇ

次回作・・・現在、十二話まで出来上がっているので、
エピローグのすぐはどうかわかりませんが、予定より早く載せられると思います。
次回作もよろしくお願いします。

4/30 11:17:242202cfflaWz7oZhNA||297
グー者様

買}スター!マスターの作品に感想書けずすいません。
此方も、色々ありまして・・・今日は暇なので、後ほど書かせて頂きますね。

良いエンディング。マスターならきっと作れますよ。
第一に、僕の最終話が良かったかどうかもわかりませんけどorz

では、締め括りのエピローグも是非見てください。

4/30 11:23:22202cfflaWz7oZhNA||159
マサキング様

終わっちゃいました。
兄弟、という設定は、ラグナレク−神々の怒り−の作者、T様のご提案です。
が、少し強引だった設定かと、今になっては思います^^;

推測できぬよう、兎に角グチャグチャにしているのですよ。
ストーリー自体までグッチャになっては意味がありませんが。
でも、先が見えないからこそ、面白い・・・マサキング様の言うとおりです。
このままエピローグまで行きたいですが・・・どうでしょう。

4/30 11:23:402202cfflaWz7oZhNA||624
提案ありがとうございます。ホームページですか・・・
別によいですけど、もう少し考えさせてください。

ローウェンは魔物ですからね。もしも天国地獄があるならば、恐らく地獄でしょう。
元は何人も殺してきたのですから。けど、今回の行いで、少しは罪が軽くなると・・

さて、では長くなりましたが、エピローグも是非見てくださいね。

マサキング4/30 15:34:542191cfFenhq0mMW1k||951
どちらとも地下に行ってさ、地下でまた戦いを繰り広げるかな・・w
そして死んだ方が、・・・orz (死んでるか;
エピロロローグ頑張ってねー

キーア4/30 20:49:152191cf/cZWdmfTKcw||75
んー・・・ジェインが死んでしまったので、
 ジェインは空の上の上にいて、ローは空の上の上の上の上の・・・・
って感じですね。
 コレが本当の・・・果てしなく続く空デスv

詩の様なエピローグも楽しみにしておりますぞい。

フィリス5/2 6:49:596042cfKeaWFrMq98M||816
始めまして!最初から見させていただきました^^
悲しいことがたくさんありました。
中でもウェイルさんの死が泣けました(ノ_<。)
ローウェンさんが灰になっちゃったのも…(ノд-。)
涙無しでは見られませんね…(><。クスン
残るはエピローグですか。頑張ってください!

5/2 19:1:22202cfflaWz7oZhNA||764
フィリス様

こんばんわ。初めまして。
なんと!まさか、もう最初から見てくれる方は居ないと思っていましたが・・・
ありがとうございます。嬉しい限りです!

自称ダークファンタジーなので、死ぬときは死ぬ。という設定にしました。
前回や前々回の小説では死ななかった、脇役も、今回では居なくなってしまったし、
次回では、もっと危ないです
という考えなので、最初と最後に、大きな衝撃(?)をつけました。
しかし、こういう悲しみがあってこそ、
面白い小説、なのだと、自分では思っています。

まぁ何がともあれ、次回も是非見てくださいね^^

キロ5/3 9:24:122192cf2/nXooVa7X2||292
こんにちわ。
がんばって1から読みました。
読み出したらとまりませんでした。
ついに終わっちゃいましたね。
さいごのさいごまでたのしかったです。_。
ローが灰になっちゃいましたね・・・・。
エピローグ楽しみにしております。_。


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