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8235戦−side蒼ドグ5/3 19:45:31248cfxHdj/3bREYM
隣にいた
君が消えた


人々は
君の死を祝った
町中に明かりが灯り
人々は手を取り合って踊る


人々は君の死を喜んだ


君という存在は
確かに
存在していたのに
人々は君の死を喜んで
君の存在がなくなったことを祝った


何が正しくて
何が間違っているのだろうか


私は今
君のために
涙している......

ドグ5/3 19:50:171248cfxHdj/3bREYM||240
月はもうかなり傾いているというのに、酒場は賑やかだ。
様々な人種が酒を酌み交わしている。
酒の匂いに混じって、肉や芋の匂いが一面に立ち込めている。
朝はもうすぐなのに、あちこちどんちゃん騒ぎだ。
「なぁディア…いつまでここにいるんだ?」
「んーあともう少し…かな?」
「もう少し、あとちょっと、って言われ続けて2年!2年もこの街から出ないんだぞ!?」
大声を出すと共に両手でテーブルを勢い良く叩いたので、テーブルの上に置いてあったグラスが倒れた。
幸いグラスの中身は空。テーブルの上は水浸しにならずに済んだ。
「短気は損気だよ〜ジェダ。すいませーんミレーニ(※酒の名前)もう一つ追加で」

ドグ5/3 19:53:531248cfxHdj/3bREYM||578
2年ほど前、俺はレディアに出会った。
俺はかなりの致命傷を負っていた。
レディアは俺の傷全てに薬草を貼り、回復魔法をかけてくれたのだ。
俺は”魔物”なのに。
半日もしないうちに、俺はほぼ全快した。
その恩返しに俺はレディアと旅を共にすることにしたのだが・・・
まさか2年も街から出ないで過ごす破目になるとは思っていなかった。
2年も…我慢した俺は相当偉いんじゃないか…!?
まぁ、時々こうして爆発しているわけだが。

どうやらレディアはこの街で何かを待っているらしい。
2年も、一体何を待っているんだ…?

ドグ5/3 19:58:71248cfxHdj/3bREYM||338
今日はここまで。
てか、掲示板使うとかかなり久しぶりだ。
なんだか↑の文章、行間なくてキッツキツですねorz
次回はもう少し行間にも気を配りますわ…
ちなみに、上記に出てくる名前とか名称はチビファン及び他のゲームましてやリアル社会とは一切関係ありません。
同じ名前とかがあったらごめんなさいm(__;)m

フィリス5/3 22:25:06042cfKeaWFrMq98M||478
コンバンハ&お初です^^
短いけど、面白そうvと思います。
次回楽しみにしてます!

ドグ5/4 16:47:196112cfgV8CxjxQpjQ||832
>>フィリスさん
ありがとうございます^^
何か文書が統一されなさそうな予感100%ですが頑張ってみますv

ドグ5/4 16:47:336112cfgV8CxjxQpjQ||619
「この前新しく入った宮廷魔導師の話、知ってるか?」

「あー…何でもえらく偉く強いらしいな」

「そうそう!強さが今までの比じゃないんだよ!」

酒場の賑わいに混じって、ひとつ向こうのテーブルの話し声が聞こえてきた。

「今まで戦いを挑んだ奴は皆負けてるって話だぜ」

「お前も挑んでコテンパンか」

「うるせー!ちょっと油断しただけだっつーの!」

ドグ5/4 16:47:476112cfgV8CxjxQpjQ||618
「宮廷なんて2年前にディアが行ったきりだな」

同意を求めるように視線を移すと、そこにレディアはいなかった。

「あいつどこいった!!?」

ジェダは慌てて周囲を見渡す。
レディアは案外近くにいた。
レディアはいつの間にか二人組みがいるテーブルに腰掛けていた。

「…」

ジェダは脱力してテーブルに突っ伏した。

ドグ5/4 16:48:166112cfgV8CxjxQpjQ||855
「おぅ、ボウズも腕試しに興味があんのか?」
「まぁ一杯飲めよ」

男は、まだ口をつけていないグラスをレディアに差し出した。
レディアは喜んでグラスの中身を一気に飲み干した。

「お?いける口だな、気に入ったぜ!」

「何が聞きたいんだ?」

「さっき話してたのを詳しく聞きたいんだけれど」

「宮廷魔導師の話か?」

男の質問に、レディアは首を上下に振ってみせる。

「なんていったかなー…”スティルナー”だったかな、やたら強い宮廷魔導師がいるんだよ」

ドグ5/4 16:48:316112cfgV8CxjxQpjQ||30
「スティルナー・・・ね、」

レディアはその名前を口にすると、口元に小さく笑みを浮かべた。
それを男は見逃さなかった。にやりと笑いながら男はレディアに話しかける。

「ボウズ、腕試ししにいくつもりだろ?」

「うん、こう見えても腕にはちょっと自信があるんだ」

マントから見え隠れする白い腕を自慢げに見せた。
それを見て、男達は大笑いする。

「おいおい、そんな腕で大丈夫かよ!」

「いや、もしかしたら凄腕の魔法使いかもしれないぜ?」

「だとしてもスティルナーには負けるだろうなぁ」

ドグ5/4 17:1:196112cfgV8CxjxQpjQ||530
「俺、負けず嫌いだから大丈夫だよ」

男たちの会話のやりとりに、レディアはにこりと微笑んでそう答えた。

「おいレディア!主人が俺を置いていってどうすんだよ!」

レディアが視線を向けると、腕組をして青筋を立てているジェダがいた。

「あージェダごめん。面白そうな話をしてたからつい・・・ね」

手のひらをひらひらとさせるレディアを見て、ジェダは大きなため息をついた。

「お、魔物の連れがいたのか」

「もしかしたらスティルナーに勝てるかもしれんな」

「うん、勝つよ! おじさんたち情報ありがとね」

レディアは二人組みに向かって手を振り、ジェダと酒場を後にした。


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