8253 | ・敵国の計画書・第一話−帰還− | 一 | 5/6 19:3:49 | 2202cfflaWz7oZhNA |
前作 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8231.html さて、いよいよ敵国の計画書第一話です。 どうぞ、最後まで読んでくださいね。 |
一 | 5/6 19:4:27 | 2202cfflaWz7oZhNA||782 | ||
”ダダダダダダダダダ” 銃声が響く。 『しっかり撃てー!!』 ライサン小隊長が叫ぶ。 『当たれー!!』 ”ダダダダダダ” 再び銃声が響く・・・ オレ達は元々、スパイだ。 その為、隊も大きくない。 そんな中、ちょっとしたミスで敵に見つかり このザマだ。 だが、なんとか情報は手に入れられた。 つまり、今のオレ達の任務は帰るだけなんだが・・・ |
一 | 5/6 19:4:49 | 2202cfflaWz7oZhNA||299 | ||
『くそっ・・・ここまで反抗してくるとは、余程ヤバい情報なのか? それとも、秘密の料理レシピか?』 ラシャンが、木の陰に隠れながら呟いた。 だが、レシピ如きで、ここまで攻めてきていたら、相手は相当のバカだ。 『レシピだろうと、なかろうと、帰ったらゆっくり味わおうぜ!なぁバルダ』 ファルダーが笑いながら答えた。 オレは少し睨みつけてやった。そんな状況下ではない! 『くそっ!これでは帰れんぞ!』 ライサン小隊長が陰から、敵を睨みながら言う。 『ここでの野宿は勘弁してくれよ!』 ラシャンが弾を詰め替えながら言った。 |
一 | 5/6 19:5:25 | 2202cfflaWz7oZhNA||573 | ||
『そんな事言ってると、本当に此処で寝ることになるぞ!』 オレは叫んで、敵を狙い、撃った。 が、当たらない。相手も隠れている。 『よし、相手が全員隠れた。走れ!』 ライサン小隊長が小声で皆に呼びかけた。 他も頷き走り出した。 相手も、静けさに気がつき、此方を覗いてくる・・・ オレは急いで銃口を相手に向けた。 一斉に隠れる。 オレは暫く銃を向け、皆を追いかけた。 |
一 | 5/6 19:6:30 | 2202cfflaWz7oZhNA||581 | ||
『ギリギリ帰れるな。』 ラシャンが走りながら呟いた。 さっき森から大分離れた。 もう追いつかれる事は無いだろう。 『・・・お前等・・・全速力で走れ・・・振り向くな。』 ライサン小隊長が、呟くように話しかけてきた。 『な−・・・』 ”バババババババ!” オレが口を開いた直後、頭上にヘリが姿を現した。 その音によって、オレの言葉がかき消される。 |
一 | 5/6 19:6:53 | 2202cfflaWz7oZhNA||629 | ||
オレも含め、皆唖然としている。 たしかに、情報が漏れるのは不味い。 しかし、ここまでして防ごうとするのだろうか・・ ヘリが出てきたのと同時に、森から兵が走ってくる。 『ヤバい!!』 ファルダーが敵を睨みながら叫んだ。 本当にヤバい・・・が、とるべき手段は唯一つ−・・・ 『逃げろ!!!』 ライサン小隊長が、マシンガンを取り出した。 |
一 | 5/6 19:7:15 | 2202cfflaWz7oZhNA||704 | ||
”ダダダダダダダダ” 銃声が響く。同時にヘリからも攻撃が始まった。 森の方からは、バズーカがとんでくる。 『くそっ!!』 ラシャンは悪態を吐き、マシンガンを乱射した。 『小隊長!!』 オレは、ライサン小隊長に叫んだ・・・ が、振り向かない。ここで戦うつもりだ。 『無茶だ!!』 ファルダーも小隊長に叫んだ。が、マシンガンの雨だ! |
一 | 5/6 19:7:50 | 2202cfflaWz7oZhNA||575 | ||
『うぁぁぁぁぁ!!』 オレは叫びながら、マシンガンを乱射した。 ”ダダダダダダダ!!” 『走れぇ!!』 この瞬間にも、相手のマシンガンが放たれる。 『隊長!!』 ファルダーが不意に振り返り、隊長に敬礼をした。 最早見えていないだろう。それでも思いは届けたい。 オレも最後に挨拶をしたかったが、無理だ。 |
一 | 5/6 19:8:6 | 2202cfflaWz7oZhNA||372 | ||
オレ達はその場から、速攻で逃げる。 ラシャンも悔しそうに、戦場を見ながらついてきた。 『まさか、ここまでするとはな・・』 ファルダーが呟いた。 『情報を漏らすのは不味いとはいえ、 スパイ四人の為に、ヘリまで出してくるとはな・・・!』 ラシャンも敵を睨みながら呟いた。 そのお陰で隊長が−・・・しかし、戦場で涙は許されない。 |
一 | 5/6 19:9:50 | 2202cfflaWz7oZhNA||139 | ||
『さっさと、この情報が何か調べなければ・・・』 ファルダーが走るスピードを速めた。 オレ達は、一つのデータフロッピーを持っている。 この場では、残念ながら見ることが出来ない。 その為、本部に引き返しているのだ。 そして、この近くに援軍が来ている筈−・・・ 向こうの方に光が見える。 『あれか−・・・・』 ファルダーが目をしかめて言った。 車が二台と、それに乗れるだけの兵・・・ こっちにも、武器があれば、再び戻って−・・・ もう無駄な事か・・・ 『おーい!!無事か!?』 援軍の兵が叫んでいる。 |
一 | 5/6 19:12:40 | 2202cfflaWz7oZhNA||285 | ||
『そうか・・・ライサン小隊長が・・・』 援軍の兵−・・レシイが呟いた。 オレ達は今、車の上だ。 『ありゃ酷いモンだ。敵も何考えてんだかな。四人の兵に、ヘリまで・・』 ラシャンが顔を顰めながら言った。 レシイも、何かあるな、と返答した。 『まぁ・・・お前等三人は無事に帰れたわけだ。そして、情報のデータも。』 レシイが少しの笑みを浮かべて言った。 オレ達も微笑み返して、頷いた。 そろそろ本部だ。 と思っていたら、早速声が上がった。 『おぉ。愛しの本部!』 ファルダーが本部の方を向いて、両腕を上げている。 そこまでやるのかよ、とツッコミを入れようと思ったが 疲れているのでやめた。 |
一 | 5/6 19:12:56 | 2202cfflaWz7oZhNA||350 | ||
『お、無事に帰ってきたか。』 見張りの兵に声をかけられた。 『ばーか。当たり前だ。』 オレは、ニヤリと笑いながら答えた。 『果たして、情報はとってこれたのかな?』 見張りの兵が再び声をかけてくる。 オレは黙って、ポケットからデータフロッピーを出して、 見せてやった。 すると、見張りの兵は鼻を鳴らし、門を開けてくれた。 |
一 | 5/6 19:13:44 | 2202cfflaWz7oZhNA||440 | ||
しかし、何といっても本部は良い。 ここが、唯一の家だ。 ライサン小隊長もそうだった筈−・・・ オレは悲しみを頭から振り払い、 ラシャンとファルダーに、いつ報告するか相談した。 『明日だ!明日!今日は死ぬ!無理!』 ラシャンがわめきだした。 その意見にファルダーは、首を横に振った。 『駄目だ。今日だ。情報は早く見せないと・・』 たしかにその通りだが・・・ 『今日はオレも疲れた・・・一日位遅れても良いんじゃないか? 明日、朝一番に見せれば。』 流石に今日は無理だ・・・ 『・・・たしかに、銃弾の雨を潜り抜けてきたしな・・』 ファルダーもしぶしぶ、賛成してくれた。 |
一 | 5/6 19:14:42 | 2202cfflaWz7oZhNA||932 | ||
だが、この情報を見たとき、オレは後悔した。 この時早く情報を渡していれば、 少しでも早く、解決策が出たかもしれなかったのに・・・・ 第二話へ続く・・・ |
一 | 5/6 19:16:41 | 2202cfflaWz7oZhNA||935 | ||
はい 第一話です。 恐らく、期待がブチ壊れたと思います。 すいませんorz この後、前作の番外編を載せようか迷って・・・ ・・・止めときました(ナヌ では、読んでいただけた方、感想を残して行って頂けると、ありがたいです。 |
マサキング | 5/6 21:43:27 | 2191cfFenhq0mMW1k||608 | ||
う〜ん・・、名前が覚えれない^^; 第二話早くみたいな。 |
フィリス | 5/6 22:28:52 | 2201cfpLxrS8ovfug||202 | ||
手に汗握って読んでましたw すごい、スピード感が… 伝わってきましたww 流石ですね^^参考にしていきたいです! 次回もガンバッテクダサイ! いつまでも応援してま〜すノシ |
一 | 5/6 22:36:1 | 2202cfflaWz7oZhNA||613 | ||
マサキング様 バルダ=主人公 ラシャン=お友達 ファルダー=お友達2 ライサン=小隊長(殉職) まぁ、減ったり増えたりしますので、バルダだけ覚えとけばokです(ナニ 次回もよろしくお願いします。 |
一 | 5/6 22:39:17 | 2202cfflaWz7oZhNA||359 | ||
フィリス様 手に汗ですか。ありがとうございます。 今回の話だけは、スピード感を出したかったので、 感じ取って頂けて、有り難いです。 参考にならないような作品ですが、役に立てたなら嬉しい限りです。 次回もよろしくお願いします。 |
グー者 | 5/6 23:1:45 | 5914cfCTy2Bl4jOJo||294 | ||
どーもですwあっという間に読んでしまいましたw」 戦闘シーンのダイナミックさがすごく出ていますねw 僕によってはこれが本当の第1話(?)になりそうですw |
一 | 5/6 23:5:44 | 2202cfflaWz7oZhNA||909 | ||
こんばんわ。 これだけの長さを・・・流石です。 今回ちょっと長かったかな、と思っていましたが、安心しました(ぇ 戦闘シーンは、なるべく空白を作らず というのが、僕の思いなので、 最初から最後まで、カットをいれずに書けたら最高です。 が、お陰で長くなります。 それを読んで頂きありがとうございました^^ 確かにそうですねw 前回は、最後の方からでしたからね。 これも完結できるよう頑張りたいです。 では、次回もよろしくお願いします。 |
ピマ | 5/7 11:51:27 | 2219cfxGaNakSkoZ2||503 | ||
今日は。 こんなに戦闘シーンが書けるだなんて凄いです!! 戦闘シーンとか私は滅多に書きません。というか書けません(^^;) これからも期待しているので頑張ってください!! |
一 | 5/7 15:19:33 | 2202cfflaWz7oZhNA||874 | ||
こんにちわ。 戦闘シーンなら、まだ書けますが、他は駄目ですorz もうちょっと行くと、アクションモノ以外は書けませんorz ので、これから書いていくにしても、学園モノなんか、永遠に書けないでしょう・・ では、これからも、ご期待に副えるよう、頑張っていきますので、 次回もよろしくお願いします。 |
キーア | 5/7 16:34:54 | 2191cf/cZWdmfTKcw||671 | ||
helloっと英語で挨拶してみる奴。 読み始めからいきなり銃を乱射してますねー・・・。やっぱり戦争だわ。 でもレシピって・・・考える方も考える方だよw 何とか本部に戻れてよかったっすよ。 でも、情報ってなんだろう・・・。 気になるなあ・・。 !!もしかして、極秘レシピの作り方に材料が載ってなくて、作れなかった!! そして・・・、早く見せていればもっと早く見つけられていた・・・(強制終了 まあ上のはほっといてくださいなv 次回もみますよ〜 |
一 | 5/7 20:54:15 | 2202cfflaWz7oZhNA||667 | ||
hは大文字だったり(死 前作では叫んでますしね。僕はこういう始まらせ方しか出来ないようです(ぇ まぁ偶には、こんな始まり方の作品があっても・・・許してください(ナニ レシピは、なんか突如頭に浮かんできました。 レシピだったらいいな〜とか思いつつ・・・ 本部は良いところですよ。ですがね、中々入れないところです。 今後も・・・ っと、そんな何で、情報は大問題になります。 そう材料が無いので皆持って来い!と。 そして、バルダ達のd(ry 兎に角、次回もよろしくお願いします。 |
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