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8306Vannila氷河5/15 21:41:176034cfI0D3uSBJyy.
気付いた時にはもう遅くて――

届かない純愛は苦しさを増すばかりで――

それでも僕は――


未だ君を探している


「Vannila」

氷河5/15 21:41:376034cfI0D3uSBJyy.||636

第一話 「 始まり 」


物語の始まりは―― そう。確か、寒い冬の日に起きた不可思議な出来事から始まったんだ。


12月25日―― 世間一般ではクリスマスと呼ばれている。その男にとっては悲しくなるだけの因縁の日


「今年も彼女出来なかったなぁ〜」

呟いたのは、淡い栗毛色の髪をした青年。高校生位だろうか。
寒い街を歩く彼の背中には、哀愁が漂っている。


「ケッ、みんなして彼女とデートだの今日は夜を楽しむだの何だの言いやがって・・」


彼女が居ない彼にとって、クリスマスは不快で仕方が無い。
そんな彼にも、春になれば出会いが舞い込む。


氷河5/15 21:41:586034cfI0D3uSBJyy.||216

――青年視点――


3月――

「やっと二年かぁ〜」

転校生とか来るのかなぁ・・。

そういった瞬間だった。大勢の男子が教室に乱入してきた。


「オイ!転校生来るってよ!」

一人の男が叫ぶ。まるで灯火がついたかのように様々な憶測が飛び交う。

「女かな!?」「巨乳か!?」「美人か!?」「つーか何処のクラスにくるんだ?」


どうせ期待しても・・。

毎回女運の無い俺だ。どうせブスだろう。
諦めきっていた。

しばらく、「転校生」についての「憶測」が一通り交わされた所で、始業のチャイムが鳴り響く。

氷河5/15 21:42:236034cfI0D3uSBJyy.||854

――キーンコーンカーンコーン

音が鳴り終える一瞬前に教室の扉が開き、担任であろう男が入ってくる。

「えー、俺がこのクラスを担当する。早瀬と言う。皆、一年間宜しく頼む。」

中々若い担任。顔は中の上と言った所か。

「先生!転校生はどのクラスに行くんですか!?」

一人が叫ぶ。その事にビックリしたのか、早瀬は思わず上ずった声を出す。

「うぇ!?もうそこまで情報回ってるのか・・」

早瀬は続ける。

「えー、転校生はこのクラスに入ってくる。さっそくだけど、紹介しておこうか。相田正美、入りなさい。」

入ってきたのは・・

第一話 終

氷河5/15 21:43:46034cfI0D3uSBJyy.||705
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相当久しぶりの小説です。かなりオカしい所もあるかと思いますが、
読んでくだされば幸いです♪

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氷河5/15 22:23:396034cfI0D3uSBJyy.||27
短詩


空を見上げた
真っ青な空が浮かんだ

僕は驚いた

空ってこんなに綺麗だったっけ?


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