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8319敵国の計画書第四話−戦−5/17 22:21:02202cfflaWz7oZhNA
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第二話−ベーコン− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8274.html
第三話−開戦−   http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8296.html

第四話−戦−

5/17 22:21:252202cfflaWz7oZhNA||109
なんとも恐ろしい夕焼けだ。
空が赤と紫に染まっている。
予定より大分縮まったが、歴史に残る大戦の始まりだ。
勿論、この後人が生きていたらだが・・・

5/17 22:21:452202cfflaWz7oZhNA||382
『諸君・・・よく集まってくれた。さて、作戦だが−・・・』
准将が前に立ち、静かに説明をしている。
大佐やら准将やら・・・本当に大きな戦になるのだろう。

5/17 22:22:212202cfflaWz7oZhNA||266
作戦は、門の外側に、二等兵、一等兵、上等兵を配置し、門を守る。
更に、各門の内側に五部隊ずつ配置する。
外側の兵が敗れ、魔物が門を破り次第、内側の五部隊は、交戦を開始する・・・
という作戦らしい。そして部隊が二部隊以下になったら、更に五部隊が増援に来る。
そして、魔物か人間か・・・ドチラかが消えるまで戦い続けるのだ。
勝てば生、負ければ死・・・・・

5/17 22:22:492202cfflaWz7oZhNA||918
『バルダ・・・大丈夫だろうか・・・』

ファルダーが声をかけてきた。
オレがため息を吐き、返事を返そうとしたが、
後ろからの声に先を越された。

『そんな事心配してても何も始まらないぞ。』
オレがビクッとし、後ろを振り返ると、ラシャンが立っていた。

『よ。』
ラシャンが笑いながら声をかけてきた。
”おどかすなよ”と言おうとしたが、驚いた事が恥ずかしいのでやめた。

5/17 22:23:172202cfflaWz7oZhNA||124
どうもラシャン・ファルダーとは縁がある。
オレ達はまた、同じ部隊になった。

他には、
レン(男)
ウォロン(男)
ズーロンド(男)
エイン(女)
ラーナン(女)
そして、レドウェン大佐だ。

他の四部隊は知らない顔だ。
しかし、相手も”よろしく。”と声をかけてきたので、
オレも挨拶を返した。
しかし、挨拶をかわしている状況ではない−・・・

5/17 22:24:272202cfflaWz7oZhNA||894
『死ぬ前かもしれませんが、ラシャン様と同じ部隊になれて光栄です!』

ラーナンとエインが目を輝かせ、ラシャンにひっついている。
レンは一人静かに落ち着いて座り込んでいる。

ウォロンはレドウェン大佐と話している。
オレは一応暇なので、ズーロンドに話しかけた。

『よ。お互い頑張ろう。』

オレ・ラシャン・ファルダー・大佐以外で、一番上の階級はズーロンドだ。
『はい。』

ズーロンドが静かに答えてきた。
一見暇そうに見えたが、銃の装備を確かめていたらしい。
(銃は配布された。)

5/17 22:24:472202cfflaWz7oZhNA||959
『何してんだ?』
オレは更に聞いてみた。
ズーロンドは銃を見ながら、
『装備を確かめているのです。』
と呟いた。

コイツと話していてもつまらない。
ファルダーの所へ行こうとしたが、ファルダーも銃の事をやっていた。
オレも仕方なく銃の点検をした。

5/17 22:25:332202cfflaWz7oZhNA||809
特に異常は無い。
これなら安心して戦えるだろう。

オレが点検を終え、一息つくと、門の向こう−ずいぶん遠くから叫び声がした。
だが、人間の叫び声ではない−

チラっとラシャンの方を見た。
ラーナンとエインをかわしながら、一瞬門の方を睨みつける。
そして、チラッとこちらを見て頷き、すぐに元の顔に戻った。

5/17 22:25:592202cfflaWz7oZhNA||235
大佐もファルダーも気づいているようだが、表情には表さない。
下の芝生が妙に冷たく感じてきた。
門の左右にある火が、とても明るく見える。

とても、綺麗な門だ。
そして、とても綺麗な国だ−・・・
オレは星空を見つめた。
こんな空も、負けたら−・・・

5/17 22:26:462202cfflaWz7oZhNA||527
そんな事を考えていると、放送が流れた。

[魔物接近中。戦闘準備。繰り返す−・・・]

一瞬で皆の表情が変わった。
恐怖に怯えた目に変わる。
空気までも恐ろしく変わった。
皆がガタガタ震えている・・・

その時、
『怯えるな。』
大佐が呟いた。
『我々は勝たねばならんのだ。
家族、友達、愛する者の為、勝たねばならんのだ。負けた時の想像はするな。我々は勝てる!!』
大佐が叫んだ。

皆の目から恐怖が消えた。
多少は残っている。大佐にだって見える。
しかし、勇気の方がよく見える。

5/17 22:27:142202cfflaWz7oZhNA||319
大佐が言い終わるのを待っていたかのように、
外側で銃声と叫び声が轟いた。
門の外側は、恐ろしいほどの軍隊が配置されている。
しかし、次々にやられているようだ・・・
皆が銃を構える。

その時、大佐が呟いた。
『どんな化け物が立っていようと怖気づくなよ。』
小さい声だが良く聞こえる。
皆、コクリと頷いた。

5/17 22:27:432202cfflaWz7oZhNA||628
時間が遅く感じられる。
”ピシッ・・・”
ついに、門が音をたてた。
どうやら、外側の兵は敗れたらしい−・・・

『バルダ・・・生き残れたときは、乾杯だぞ。』
ラシャンが耳元で囁いた。
『勿論だ。』
オレがニヤリと笑う。そして前を見なおした。

”ガシャ!!”
上部に穴が開いた。
と、その穴から、コウモリが出てきた・・・
いや、コウモリ人間だ!

5/17 22:27:582202cfflaWz7oZhNA||297
皆が一斉に上を向く。
しかし、経験豊富な兵は撃たなかった。
これは作戦だ。
上に注意を向かせ、一気に突っこむ・・・
”グォォォォ!!”
サイのような化け物が、いっきに門を突き破った。
オレ達は、一気にマシンガンを放った。

5/17 22:28:392202cfflaWz7oZhNA||923
”ダダダダダダダ!!”
サイの化け物が一瞬怯む。
すると、後ろから走ってきた化け物が、怯んでいるサイ達を吹っ飛ばした。
サイが後ろへ飛んでいく。後ろからバズーカの弾が飛んできた。
同時に前のサイが倒れる。

マシンガンの音が一向にやまない・・・当たり前か。
鎧が体にのめり込んだ、化け物が出てきた。
マシンガンが一気に其方へ向く。

5/17 22:29:62202cfflaWz7oZhNA||913
化け物達は人間より遥かに丈夫だ。
しかし、マシンガン等は、ちゃんとダメージを負っている。
もうすでに、下には化け物がゴロゴロと倒れている。
しかし、此方は負傷者0だ。
フン・・・たいしたことない!

と、思っていたら、門の左右の壁が崩された!
”ドカーン!”
すると、砂埃の中から現れたのは・・・
龍だ!二本足で立っている、ドラゴンだ!

5/17 22:30:282202cfflaWz7oZhNA||398
後ろのバズーカ部隊が一気に放つ。
ドラゴンが苦しげに悲鳴をあげる。
だが、ヤバい。この状況からすると−・・・

ドラゴンは、
悲鳴をあげたあと、両手を後ろへもっていき、思いっきり息を吸い込み始める・・
次の瞬間、目の前が真っ赤に染まった。

第五話へ続く・・・・

5/17 22:38:392202cfflaWz7oZhNA||587
やっと戦闘シーンが入り始めましたね。
良かった。 良かった。
今の所は死傷者ゼロです。
が、第四話の最後では、何かヤバい事に・・・
是非、次回も見てくださいね。
また、第四話を読んで頂けた方は、是非感想を残していってくださいね。

フィリス5/18 18:42:422184cfMMErEcyavVc||919
同じチームなれてよっかたな〜などと思いつつ
やっぱりいいです!( ・∀・ )ノ
戦闘シーンどうやったらそんなに思い浮かぶのでしょう・・・(@^^;)
参考にФ(`△´;)メモメモ
これからも死傷者は・・・でないことを願ってマズ〜Σ(´д`;
でわ!これからも頑張ってください!

5/18 22:15:242202cfflaWz7oZhNA||790
こんばんわ。
いつも有難うございます。

もうここらは運の良さ と言いますか 悪さ と言いますか。
まぁ戦友ですからね。くっつけときましょう!(謎

戦闘シーンは適当です。
なので、詳しく調べれば、矛盾している点や、おかしい点が出てくると思います。
が、そんな細かい所を気にしていたら、この小説は読めません!(死

負傷者は・・・どうでしょうね。難しいですね(イミフ

では次回も是非読んでくださいね。よろしくお願いします。

グー者5/18 23:29:182101cf26oPySonitg||456
ドモw前回と平行して、感想書きますねw

いよいよ開戦しましたね。死を眼中に入れている所がいかにも戦いという感じがしてきますw

何より尊敬できるのが、そんなにも文を長く書けるところですw(ぇ
次回も楽しみですw

5/21 4:25:332202cfflaWz7oZhNA||695
こんばんわ。

はい。前回今回とで、前編・後編としても良かったのですが、
前編・後編とかは、特別な時にしか使わないようにしてます。
ので、今回は”戦”と題させて頂きました。

死は覚悟してないと戦えません。
と思います。
なので、無理矢理覚悟してもらいました(ぇ

文の方は、正直悩んでいるのです。
もう少しシンプルに書けたらよいのに・・・と。

では、次回も是非見てくださいね。


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