8341 | ・敵国の計画書・第五話−危険− | 一 | 5/21 4:56:47 | 2202cfflaWz7oZhNA |
前作 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8231.html 第一話−帰還− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8253.html 第二話−ベーコン− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8274.html 第三話−開戦− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8296.html 第四話−戦− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8319.html |
一 | 5/21 4:57:16 | 2202cfflaWz7oZhNA||563 | ||
間一髪の所で後ろへ跳ぶ。 残された人達が真っ赤に燃える。 しかし、すぐに倒れこむ。 すると、体から芝生へ炎が移った。 『ちっ!中々やるなぁ!』 ラシャンが叫び、マシンガンを炎の向こうへ撃ちまくった。 しかし、どうやら、炎で向こうまで届いていないようだ。 それに気づくと、ラシャンが悪態をついて、撃つのをやめた。 |
一 | 5/21 4:57:36 | 2202cfflaWz7oZhNA||320 | ||
『まずいな・・・』 大佐が炎を睨みつける。 確かにピンチだ。防衛を邪魔され、崩された。 これによって化け物がドンドン入ってくるだろう。 オレ達は、それぞれバズーカを構えた。 すぐ横にはマシンガンもある。 暫く構えていると、あちこちの壁が崩れる。 そこからドラゴンが現れた。 |
一 | 5/21 4:58:7 | 2202cfflaWz7oZhNA||714 | ||
皆の目が絶望になる。 こんなに沢山倒せる筈が無い。 大佐が本部へ連絡した。 『まずい!龍が大量に−・・・』 『そっちもか!!わかった・・・なるべく早く向かわせる!』 どうやら、あちこちでこんな戦闘が繰り返されているらしい。 ドラゴンが一斉に吠える。 醜い声だ。そこを狙ってオレが一気にバズーカを連射した。 (最新式の為、連射が可能となった。が、弾をチャージしている間は撃てない。) ”ドドドドド” |
一 | 5/21 4:58:37 | 2202cfflaWz7oZhNA||590 | ||
皆は耳をふさいでいたので、オレは皆に睨みつけられた。 が、すぐ後に、ドラゴンが数匹倒れる。 『流石のドラゴンも、体の内側までは、鍛えていない!』 オレが叫んだ。 すると、ラシャンが笑って、 『反撃開始だ!!』 マシンガンで撃ちまくっていれば、痛みで悲鳴をあげる。 そこを狙うのだ。 |
一 | 5/21 4:59:25 | 2202cfflaWz7oZhNA||776 | ||
この作戦によって、かなり防いでいる。 オレ達は再び陣を作り、撃ちまくった。 いなくなったのは、オレ達の部隊だとラーナンと、ウォロンのようだ・・・ あまり仲が良かったわけではないが、悪いわけでもなかった・・・ オレは叫びながら敵を撃ちまくった。 が、そろそろ弾がきれる。 何度目の替えだろうか。 と、思いながら銃弾を入れると、 あることに気づいた。 |
一 | 5/21 5:0:31 | 2202cfflaWz7oZhNA||177 | ||
銃弾が残り少なくなっている・・・ これは相当マズい・・・ 大佐に知らせると、大佐は無線で本部に連絡した。 [・・・わかった。増援部隊に持たせよう。] 長官が呟き、無線が切れた。 『恐らく間に合わないな。増援部隊はあてにできない。 ・・・もしも銃弾が無くなったのなら、きりかかれ!』 大佐が撃ちながら叫んだ。 オレ達も皆、”了解!”と叫んだ。 |
一 | 5/21 5:1:5 | 2202cfflaWz7oZhNA||656 | ||
『ちっ・・・これが最後か・・・』 ついに銃が悲鳴を上げる。 今ので代えは無くなった。オレは急いで最後の弾倉を入れ、 化け物共に撃ちまくった。 ”ダダダッ・・・・ダッ・・・・” 次々に銃声が消えていく。 同時に、悪態が聞こえ、剣の音が続く。 『ちっ!くそっ!』 ついにラシャンの銃も終わった。 そう思っていたら、オレのも終わってしまった。 思わず舌打ちが出る。 |
一 | 5/21 5:2:7 | 2202cfflaWz7oZhNA||462 | ||
”高性能で使いやすい。しかも壊れにくい!” こんな剣に金を費やす暇があったら、銃器を買え。 と思っていたが、こんな所で役に立っている。 上層部の人間にも、こういう時ばかりは、感謝するしかあるまい。 ついに、魔物達との本当の戦いが始まった。 大佐は、華麗に剣を振り、敵を斬っている。 オレは、剣には慣れていないので、コツを掴むまで一苦労したが、もう大丈夫だ。 |
一 | 5/21 5:2:33 | 2202cfflaWz7oZhNA||36 | ||
しかし、魔物は思った以上に強い。 銃撃戦の時よりドンドン突進してくる。・・・これは当たり前か。 しかも、どうやら飛び道具を使える奴が居るらしい。 時々、刃物が飛んでくる。 しかし、オレ達は銃弾の雨の中を生きてきたのだ。 今更”ナイフが怖い”なんて言っていられない。 |
一 | 5/21 5:3:34 | 2202cfflaWz7oZhNA||510 | ||
倒せば倒すほど、強くなっていく。 しかも中々減らない。 まぁ簡単に減るなら、攻撃を仕掛けてこなかっただろう。 『まぁまぁの強さだなぁ。しかし、オレ達には劣っている!』 ラシャンが恐ろしい笑みを浮かべながら、敵へ叫んでいる。 確かにそうだ。勝てない相手ではない。 オレも叫んで向かっていった。 |
一 | 5/21 5:6:26 | 2202cfflaWz7oZhNA||319 | ||
今は、蜘蛛の様な形の上に、騎士のような奴が乗っている魔物が出てきている。 最初は驚いたが、蜘蛛と騎士は同体だ。 つまり、蜘蛛を殺せば騎士も死ぬ・・・と言うわけだ。 だが、魔物は殺戮兵器の如く突っこんでくる。 たとえ空から月が落ちてきても、怯まないだろう。 それでも、叫びながら斬っている。月が駄目なら、オレ達は月以上になるしかない! |
一 | 5/21 5:6:45 | 2202cfflaWz7oZhNA||880 | ||
デカい分、かかる血も多い。 もう魔物の血でベトベトだ。 最初は、エイリアンの如く、血で人を溶かせるのかと思ったが、 人間より、少しネバネバしているだけだ。 大佐は、それに驚きもせず、只管斬り続けている。 本当に凄い。きっと、いくつもの危機を乗り越えてきたのだろう。 |
一 | 5/21 5:7:35 | 2202cfflaWz7oZhNA||445 | ||
最後の一匹の騎士の魔物が斬られ、その場に倒れた。 さっきまで綺麗だった芝生には、数人の兵と無数の魔物が転がっている。 その血で緑はもう見えない。 前の陣が構えた。次は、姿形がバラバラだ。 さっきのようなのも居るし、ガイコツの魔物も居る。 そして、その後ろにはドラゴンが立っている・・・・ 『ちっピンチだな・・・』 ラシャンが顔についた血を拭いながら呟いた。 |
一 | 5/21 5:9:30 | 2202cfflaWz7oZhNA||661 | ||
と、その時、右側から魔物がズロズロと歩いてきた。 『何!?』 大佐が叫ぶ。 『隣の兵達がやられたか・・・ちっ・・・』 他の部隊の兵が剣を構えながら言った。 これは相当マズい・・・ 心無き悪魔の軍隊が、前からも右からも攻めてきたのだ! 更に、左からも突き出た骨が、顔を出した。 ラシャンの顔が真っ青になる。 『嘘だろ・・・左右と前に−・・・』 |
一 | 5/21 5:9:52 | 2202cfflaWz7oZhNA||830 | ||
一瞬魔物達の顔がニヤリと笑ったように見えた。 そんな筈はない。魔物には感情が無いのだ。 左右の魔物が後ろへ回った。 オレ達は、中心へ身を寄せた。 |
一 | 5/21 5:10:15 | 2202cfflaWz7oZhNA||164 | ||
それと同時に、ついに退路が絶たれてしまった。 完全に囲まれてしまったのだ! 第六話へ続く・・・・ |
一 | 5/21 5:15:0 | 2202cfflaWz7oZhNA||43 | ||
第五話は、中盤戦。 次回、いよいよ戦争編の、クライマックスとなります。 どんどん、魔物が強力化していく中で、バルダ達は囲まれてしまいました。 果たして、バルダ達は、無事に勝ち抜く方法があるのでしょうか。 是非、次回も見てくださいね。 又、第五話を見ていただいた方は、是非感想を残していってください。 |
フィリス | 5/21 18:7:38 | 1252cfuRkOHS8Ejfc||273 | ||
やっぱりいいですねぇ♪ ピンチになるけど乗り越えるってのがww まぁ、負傷者がでない戦なんて本望ですね(´・ω・`) 銃は遠距離でいいけど、弾が切れるから・・・ (*´・ω・)(・ω・`*)ネー 剣だったら近いけど弾が切れるなんてことは・・・おれたらおわr【強制終了】 次回も楽しみしてます♪頑張ってください^^ |
グー者 | 5/21 22:32:20 | 5887cfavzhSxb/gr.||282 | ||
こんばんわw 銃での戦闘から剣の戦闘に変わりましたね。玉切れは怖い・・・(ぇ 僕は剣の方が好きですねwなんかこう・・・冒険ぽくてw(この作品は冒険ではないですが^^; 完全包囲の大ピンチからどうなるのか・・・楽しみですw次回も頑張ってくださいw |
キーア | 5/22 21:0:16 | 2191cf/cZWdmfTKcw||122 | ||
最近感想をかけなくてすいません(*__)ペコ ・・・。炎の中にマシンガンで撃ち込む・・・。爆発しなかったのかな(ぇ 魔物やドラゴンとそんな奴らが出てきたら・・・想像できませんよ・・・。 弾切れですかー・・・それなら素手でいきましょう(ぇ 爪をたてて思いっきり刺せば・・・なんとかなるんじゃない? と、馬鹿な発想をしてみるキーアでした・・・。 |
一 | 5/23 0:35:1 | 2202cfflaWz7oZhNA||347 | ||
フィリス様 乗り越えられたり、乗り越えられなかったり、しますが、 今回は乗り越え・・・どうでしょうね。 ん・・・そういう戦いが本望・・・なのでしょうか。 誰でもそうですよね。きっと。けれど、それはありえないのですよね・・・ それが、戦争というものだと思います。 銃は困りますよね。更に本部も、弾を渡しに行くとか言っといて・・・ねぇ(ぇ だからこそ、頑丈な剣に感謝しているのですよ。 いつも無駄遣いをしていると思ったら大間違いなのです!(ナニ では、次回もよろしくお願いします。 |
一 | 5/23 0:38:18 | 2202cfflaWz7oZhNA||223 | ||
グー者様 こんばんわ。 弾切れは悪夢ですよ。 特に相手が人間では無いときは、要注意!(死 実は僕も好きです。剣の方が。 実際、最初から剣で行こうとも思ったのです。けど、戦国時代でもあるまいし、 銃を使わないのはどうだ、と思い直し、最初からってのは止めました。 けど、やっぱり使わせたいですよね。 なんか、変な人が突撃してきますよ。次回は(ネタバレ 次回も、是非読んでくださいね。 |
一 | 5/23 0:44:44 | 2202cfflaWz7oZhNA||143 | ||
キーア様 こんばんわ。 恐らく、爆発はしないかと思います。 そう武器には詳しくないので知りませんが、 そんな事では、戦場は灰と化してしまう・・・・かも。 魔物は前作にも出てきましたが、ドラゴンは頻繁には出てきませんでしたね。 今回の方が危ないみたいです。 でも、まぁ、天使が想像できるなら、ギリギリ想像で・・・いや、してください(ナヌ 素手はキツいかな と思ったり。爪とか折れますね。 では、次回も是非読んでくださいね。 |
オギワラ | 5/27 19:17:33 | 2212cfBcsmysAsVME||141 | ||
こんばんわ〜 銃は打ちまくるわ、剣で敵を切り倒すわ、ドラゴンは出でくるわで凄っごい事になってますね ここで疑問なのですが、怪獣映画の定番としての新兵器はいつ出るのでしょうか? 物語の中盤。怪獣に押される人類。しかし、主人公が開発した新兵器でみごと窮地を脱出。そして、人類は猛反撃へ・・ ↑のは半分冗談ですが、この窮地をどうやって脱出するのか、次回が楽しみです^▽^)ノ |
一 | 5/28 10:50:7 | 2202cfflaWz7oZhNA||177 | ||
こんばんわ。 とりあえず、新兵器は出ません。 出して、ドカンではつまらないし、 大体、主人公は科学者ではないので、製作不可能です。 更には、材料も資料も場所もありません。 作るのに10年かかれば、 魔物が世界中に飛び散って、二度と世界を戻すのは不可能でしょう。 と、少し真面目に書いてみました。 ちなみに、まだまだ話は続きますよ(ぇ 次回も是非見てくださいね。 |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ![]() ![]() | ||||