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8372生まれ変わり雷木5/27 19:15:252021cfXigbwIyIyRs
アトガキを書くまで、レスはご遠慮願います。

雷木5/27 19:23:442021cfXigbwIyIyRs||443
        生まれ変わり
「ぁー、熱帯魚欲しい」
「おまー、この前小鳥が欲しいとか言ってなかったか?」
それは真っ赤に燃え上がり、カラスが夕日に照らされて美しく見える
俺は、帰り道を親友の粕田正喜とゲ―ムのことを話しながら歩いていた。
もうすぐで正喜の家というところで、正喜は急に何かを思い出したように立ち止まり熱帯魚が欲しいと呟いたのであった。
「だって、綺麗だし、熱帯魚」
「そりゃー、そうだけどさー」
この前、小鳥が欲しいと言ったばかりなのに、すぐに他の物を欲しがるとは呆れるやつだ。

雷木5/27 19:31:22021cfXigbwIyIyRs||902
「おまえさぁ、小鳥はどうしたのよ。結構やる気あったじゃん。
「諦めたー。」
「中途半端だなー。お前は」
俺は、呆れたように言った。
「なんだとー、アドバイスでもくれたらどうだー。友達として」
正喜のゆったりとした口調には、怒りの感情が全く感じられない。

正喜の熱帯魚の妄想を聞かせらてるうちに、二人は正喜の家の前に着いていた。
辺りは、もう薄い闇に包まれている。
「ぁ、もう俺の家だ。じゃあなー。」
「また月曜日ー」

雷木5/27 19:32:362021cfXigbwIyIyRs||502

今日は金曜日ということもあって、一段と疲れていた。
明日、明後日は部活も学校も休みなので一気に気が抜け五日分の疲れが一気に体に押し寄せてきたのだろう。
俺は、足に鉄アレイでも乗っかっているような重さを感じていた。
その疲れもあって風呂から上がるとふらふらーと2階に上がり自分の部屋に入った。
現在の時刻は、10時半。いつも、一時間ほどパソコンをさわるのだが今日はそんな気力がない。
俺は、勢いよくベットに飛び込みそのまま寝てしまった。

雷木5/27 19:38:132021cfXigbwIyIyRs||71

俺は、真っ暗な世界にいた。
「夢か」
夢だとしても、実に退屈な夢だ。
真っ暗なだけで、何も起きない。
「はぁ、本当に夢なのかな」
俺は、脚を伸ばし体だけを起こして欠伸をした。

当然、後ろに人の気配を感じ俺はすばやく後ろを振り返った。

振り返った目線の先には、白い輪郭だけの人が立っていた。
真っ黒な紙に、白い色鉛筆で人の輪郭だけを書いたような感じだ。
頭は髪の毛一本もなく、見事な丸い形をしている。
形相は、目がパッチリしていてまぶたは二重でとても威厳のある顔だ。
体の造りから見るに、その白い輪郭だけの人は男と予想できる。

雷木5/27 19:42:542021cfXigbwIyIyRs||213
「へ?誰・・・ですか?」
その男は、質問に答えずに淡々と喋りだした。

「お前は、死んだ」
衝撃の一言だったが、夢の中のことだと思っていたので、吃驚はしなかった。
「こちらのミスで、貴方は死に到ってしまった。申し訳ない」
「へ?」
俺は唐突に謝られ、しかも根拠もないことを言い出したので吃驚し生返事を返してしまった。
「吃驚するのも無理はないだろう。」
「は、はぁ」
俺は、ちょっと控えめにへりさがって返事を返した。

雷木5/27 20:20:322021cfXigbwIyIyRs||673
「今起きていることは全て真実だ。夢なんかではない。
 お前は、死んでしまったのだ。そして、貴方はここにいる。」
男は、パチッと指を鳴らした。
すると、俺の死体が目の前に現れた。
「うわッ!」
俺は、自分の死体に吃驚し腰を抜かしてしまった。
「もう分かっただろう。」
「こ、ここは何処なんですか」
俺は、自分の死体を見て恐怖を感じ、声が震えていた。
「ここはどこかは、私も分からない。世界、そして宇宙が生まれると同時にここも生まれた。ここは、天国でも地獄でもないのだ。誣いて言えば、世界の裏側だ。」
「じゃぁ、何故俺がここに・・・?」
俺は、辺りを見回しながら言った

雷木5/27 20:29:222021cfXigbwIyIyRs||989
「お前は、本来2063年5月七日水曜日午後9時43分23秒に死ぬように設定されている。
 
 それがこちらのミスによって、2006年5月27日午後10時32分45秒に死亡してしまった
 
 一応、お前を知っている人の記憶からお前に関する記憶を全て消させてもらった。

 つまり、お前は存在しないことになってるってことだ。」

雷木5/27 20:31:402021cfXigbwIyIyRs||148
男は、2泊ほどタメを作ってからまた話し出した。
「もともと、全ての生き物の生きる時間はこちらで決めている。
 小学生が殺害されるのも、その小学生の生きる時間がそういう風に設定されていたというこ とだ。
 しかし、お前は元々設定されていた生きる時間に反して死んでしまった。
 こういう場合、私は”生まれ変わり”というシステムを使って貴方を何処かの世界に、戻さ なければならない。
 だから、貴方はここにいるのだ」
男は、パチッと指を鳴らすと地鳴りのような強い響きで言った
「前を見ろ」
俺は、言われたとうりに前を凝視した。

雷木5/27 20:33:572021cfXigbwIyIyRs||853
すると、白い輪郭だけの階段が左右に現れた。
「貴方から、右のほうにある階段を上ると貴方が前までいた世界に戻れる。
 貴方から、左のほうにある階段を上ると魔法や剣の世界・・・まぁ言わばファンタジー の 世界だ。
 他にも、色々な世界があるのだが貴方に合いそうなこの二つの世界を選ばせてもらった
 さぁ、どちらを選ぶ。」

「元の世界に戻りたいです。」
俺は、颯爽に答えた

雷木5/27 20:35:482021cfXigbwIyIyRs||39
「このままでいいです。」
男は、ちょっと驚いたような表情を見せた。
「生まれ変わる場合は、記憶はすべて無くなる事になっている。
 稀に、少し記憶が残ることがあるそうだがここ数十年はそんなことはない大丈夫だろう。
 では、右の階段を登れ。そして、木の扉を開けるとお前は生まれ変わる。」

俺は、右の階段を一段ずつ慎重に上った。
階段を登り終えると、木の扉があった。
その扉の高さは、俺の身長の30倍ぐらいあり、幅は20メートルぐらいあるだろう。
あまりの大きさに圧倒され、後ずさりをしてしまった。
「大丈夫だ。指一本触れればその扉は開く。」
男は、めんどくさそうに叫んだ。

雷木5/27 20:36:182021cfXigbwIyIyRs||192
恐る恐る人差し指で、扉を押してみる。

すると、扉はギィーと重々しい音を立て開いた。
扉の向こうを見てみると、ただ暗いだけで後ろの景色と何の変わりもない。
ただ一歩踏み出すと、転落しそうだ。

「おい、早くしろ。閉まるぞ。」
男は怒ったように声を張り上げたので、俺は逃げるように扉の向こうへと足を運んだ。
扉がバタンと閉まる音が聞こえ、そして意識を失った。

雷木5/27 20:36:542021cfXigbwIyIyRs||363



「やったな!友恵!長男が生まれたぞ!」
目は涙ぐみ、声を震わせながら生まれたばかりの赤子を抱きベットに横たわる妻を背にして、正喜は狂ったように喜んでいた。


こうして、俺は第2の人生を歩み始めた・・のか?

雷木5/27 20:51:222021cfXigbwIyIyRs||877
    アトガキ


久しぶりの投稿で、ドキドキしながら文字を打ってました。
この作品は、人は死んだらどこへ行くんだろうと思い書き始めました。

白い輪郭の人は、友達が目の手術をした時に見た幻覚で、それをそのまま使いました。

最後に、ここまで読んでくださった方有難うございました^^
また作品を投稿しますので、その時も読んで下さいね。


雷木5/27 20:55:482021cfXigbwIyIyRs||879
ぐは煤i・∀・)ミス発見
完了します^^;
また、20件越えたら投稿しますねorz


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