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8386今日の次には明日が来る−第15章−先走る物語−ユグドラシル5/28 21:22:112202cfDKfVYAwfRgA
15章です。
最終場面に近づき、量もアップしてまいりました。
内容も、真実に近づくようになっています。
1〜10章まで http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8137.html
11章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8203.html
12章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8312.html
13章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8333.html
14章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8360.html
です。
最初から読んでくれる人歓迎です。

ユグドラシル5/28 21:23:322202cfDKfVYAwfRgA||683
「く…はぁはぁ…。」
「よく、頑張りましたわね、合格ですわ。しかし、ウィンさん…、あなたのその秘密…、そう隠しきれるものではないですわね。」

「そこまで見抜いていたとは…、さすがだな。」
「私たち精霊を馬鹿にしてはいきませんわよ。私たち4大精霊はもちろんそのうえのコスモ様はもう…素敵ですわよ。」

ユグドラシル5/28 21:23:452202cfDKfVYAwfRgA||554
「やはり、そいつのところに行かなければ、この国からは出れないのか…!?」
「その通りですわ。頑張ってくださいませね。」
「わかった。世話になったね。先を急ぐから。」
「待ってくださいませ!最後に私から精霊の力を授けましょう。」
「なに…?精霊の力は国外に出してはいけないのではなかったのか?」
「よくご存知ですわね。しかし、これもコスモ様からの命令なのです。」
「そうか…。ありがとう、感謝する。」
「では、目を閉じてくださいね。」
すっ…。ぴかぁっ!

ユグドラシル5/28 21:24:12202cfDKfVYAwfRgA||691
「我が時を越えし力よ…。汝にその力授からん…。」
「くっ…!はぁはぁ…。」
「宜しいですわよ。では、頑張ってくださいませね。そして…自分に素直に行動してくださいね。
あなたの友達は素敵な方々ばかり見たいですから。きっと…、あなたの願いも…。」
「ありがとう。僕は自分の信じた道に進むから…。今の僕には、自分のやってることが正しいのかわからない…。でも、未来は誰にも分からないから。分からないからこそ後悔だけはしたくないんだ。あのときのように…。」
「頑張ってくださいませ。私は信じてます。では…。」
ぴゅっ!
消えた…?
「精霊か…、すごいな。さて、僕も行かなくちゃ!」

ユグドラシル5/28 21:24:292202cfDKfVYAwfRgA||433
「コスモ様、ただいま戻りましたわ。」
「おぉ、お疲れだ。これでみんな、そろったな。どうやら、ノヴァからみんなに話があるようだ。」
「コスモ様、ありがとうございます。僕…、今回の入国者達と一緒に着いていきたいんだ…。みんなを助けたいだ。それと…世界を見てみたい!」
ノヴァが目を輝かせていった。
「はぁ…そんな勝手なこと!」
「おやめ、ムーブ!あてはいいと思いはります。ノヴァはまだ、精霊になって日が浅いどすし、いい経験になる思いはります。」
「私も賛成ですわね。ただ…フルトゥナの恥にならないように頑張ってくださいね。」
「ということで、いいかな?ムーブ?」
コスモがムーブに、聞き返す。

ユグドラシル5/28 21:24:422202cfDKfVYAwfRgA||534
「ふ、コスモ様に言われたら、反対はしない。せいぜい、頑張るんだな。」
「ありがとう!みんな!」
「しかし、あの4人が無事にこの城までこれたらの話だけどな…。」
「大丈夫!あの人たちなら…。」

ユグドラシル5/28 21:24:542202cfDKfVYAwfRgA||176
くっ…、森は抜けたが、城への道のりはまだまだだな。悠希君たちが心配だ…。

「お、お前は…?アースル?」
「てめえは…!」

ユグドラシル5/28 21:25:122202cfDKfVYAwfRgA||559
「ふぅ…。なんで僕の後についてくるんだよ。」
「行く方向が同じなだけだろ。俺だってあの城に行く必要があるからな」
やっぱりこの国に来ていたか…。…「自分に素直になりなさい。」
!なんであんな精霊がいうことなんか頭に浮かんでくるんだ…!
「おい、ウィン!一つ聞かせてくれ。この国は何なんだ?なんで同じ場所にいるんだ。」
「いや、僕が悪かった。僕が知ってることについて詳しく話そう。」

ユグドラシル5/28 21:25:302202cfDKfVYAwfRgA||403
「なるほど…あのデスヘブンとかいう国から来たやつの能力か…。」
「すまない…。僕のせいで巻き込んでしまって…。」
「ふん、いい迷惑だぜ…。」
「ごめん…。」
「あいつらのせいなら、デスヘブンにまでいってちょっくら、倒してくるか…!」
「アースル!」
「勘違いするなよ…。なにもお前のために戦うわけじゃねぇ…。俺は自分のために戦うだけだ。」
「ありがとう…!」
「俺もどこかで甘えていたのかもな…。」
「ん?なにか言った?」
「な、なんでもない!さっさと城へ行くぞ!」
「うん!」


ユグドラシル5/28 21:25:432202cfDKfVYAwfRgA||869
「閣下殿…。グラーナルドの王子はもう祖国に着きます。私が今はフルトゥナに落としてまいりましたが…。デスヘブンの四天王を収集してください。」
「ふむ…、ベガ…、お前が言うんじゃから、本当なのだろう…!分かった。おい!プルート…!四天王のやつらを各地から集めろ…!」
「了解いたしました。」
「やつらが、グラーナルドにつきましたら、どういたしましょう?我がデスへブンに来るまで待ちますか?おそらく、向こうから乗り込んでくるでしょう…。」
「そうだな…!様子を見ようか…。向こうから来るんなら、問題ないからな。引き続き、見張っててくれ!」
「仰せのままに…。マーキュリー・グラーナルド様…!」

ユグドラシル5/28 21:26:182202cfDKfVYAwfRgA||558


「なかなか、進まないねぇ…。」
お城が全然近づかないことに気づいた。
「せやなぁ…。もうすこし、歩いてみよか!」
空は別段気にする様子はない…。
そんな事を考えながら、歩いていると、空が何かつぶやきだした。
「っ…!ゆ、ゆうき…!」
「ん?どうしたの?」
「どうしたのやないて!前見てみ!」
「ん?」
そのとき僕は前を見たことを後悔した。
そこにいたのは――。

ユグドラシル5/28 21:26:312202cfDKfVYAwfRgA||931
っ!大きな、大きな動く石像だった。
「なんで?石像!?動いてるし!」
「…ワレハ、マモルモノナリ…、キサマラヲ…サキヘハ、ススマセヌ!」
「っく!空!?どうする?やっつける?」
僕は夢中で聞いた。
「せやろ!でも、うちらで倒せるかは分からへんで!?」
確かにそうだ…。でも、倒すしか道はない…!迷ってる場合じゃない!
「そんなの関係ないよ!空行くよ!?」
「よっしゃ!久しぶりのうちらのコンビやな!」

ユグドラシル5/28 21:26:542202cfDKfVYAwfRgA||694


「ちっ!なかなか着かねえな…。」
アースルが不機嫌そうに言っている。
「そうだねー。でも歩くしかないよ。」
ばっ!しゅるるる…!
「な?なんだ!」
「毎度おおきに、セトルどす。」
セトル?誰だろう?
「誰ですか?精霊の一人ですか?」
「そのとおりどす。ちょっとわけありでなぁ。あんたらのところに出てきたんどす。」
「わけあり…?」
「こっちには心当たりがない。説明してもらおうじゃねえか?」
アースルがぶっきらぼうに言った。
「あんたらがあった精霊のほかにもな、精霊がおりましてな、その中の一人があんたらについてきたい言いはりまして…、まぁうちの弟なんどすが…。」

ユグドラシル5/28 21:27:112202cfDKfVYAwfRgA||755
「精霊にも兄弟があるのか?」
「まぁ、血はつながっておりはりまへんけどな。それであんたらがそれ相応の実力者か試させてもらおう思いまして。」
なるほど…、納得は出来たけど…初耳だな。
「アースル、お前は精霊がついてきてもいいか?」
アースルがどう思ってるか聞いてみた。
「俺はどっちでも構わないぜ。」
それなら人(?)は多いほうがいいもんね。
「よっし。じゃあアースルひと暴れしようか。」
「分かった。俺も久しぶりに戦いたかったしなぁ…。」
「威勢はいいようどすな…。それではいきはりますで!」

ユグドラシル5/28 21:27:392202cfDKfVYAwfRgA||436

「ふぅ…、セトルめ…勝手なことを。」
コスモが、あきれたように言った。
「まぁまぁ、宜しいじゃありませんか。兄弟の愛なんて素晴らしい!」
「ほんとにルナは相変わらずだな…。」
「あら、ムーブ。私達も兄弟になりましょうか?」
「答える気にもなれん…。」
「黙れ、二人とも…。」
やれやれといった口調で、コスモがさえぎった。
「それより問題は、あとの二人、あの動き出した石像だな…。」
「ついで、だから4人とも試練はこれで最後にすればいいんじゃないのか?」
ムーブが言った
「うむ。ムーブの言うとおりだな。それぞれ、これが最後の試練ってわけだな。頑張れ…!」

ユグドラシル5/28 21:27:452202cfDKfVYAwfRgA||820
「優しいコスモ様だこと…。」
ルナがつぶやいた。

ユグドラシル5/28 21:28:182202cfDKfVYAwfRgA||689
く…、どうしようか…。相手は石だ…。なにかいい案は…。
「くらえ、グローリーダスト!」
ぴかぴかぴかかっ…!
「キカヌ…。」
ぶんっ!っと石像が腕を振り回した。
ダメだ…!やられる…。
ひゅん!
「危なかったなぁー、もう…。」
僕は空に抱きかかえられる形となった。
「あ、空!ありがとう。」
「ええて。それより、あいつはうちらを目でとらえてるんじゃない。感覚や…!だから、目くらましは無理やで。」
確かにそうか…。どうしようか…?うわっ!
「悠希!止まってたらあかん!動きながら考えるんや!」
空が飛びながら言った。

ユグドラシル5/28 21:28:322202cfDKfVYAwfRgA||136
「う、うん。」
ど、どうしよう…。
ん?そうだ!この先は湖…。よし。
「空、ちょっと作戦があるんだ!」
「ん?なんや!?」
空を読んで僕は作戦を話した。
「よおし。なかなかいい作戦やんか!行くで。」
「うん!」

ユグドラシル5/28 21:28:482202cfDKfVYAwfRgA||858
「ドコニカクレタ…?」
「ここやで!」
空が空を飛びながら手を振っている。
「フン!アキラメタカ…。」
どこっどこっ!と大きな足音を響かせて、走ってきた。
「ここやでー!」
「ニゲテモムダダ。」
よし、ひとまずここまでは成功やな!あとは頼むで!悠希!


ユグドラシル5/28 21:29:92202cfDKfVYAwfRgA||313
いまだ…!
「グローリーダスト!」
ぴかぴかっ!
「ムダダトイッタダロウ!」
どしどしっ!
よーし…。そのまま行け!
「ドコニカクレタノダ?」
石像があっちむいたり、こっち向いたりしている。
「今だよ!空!」
僕は叫んだ!
「分かってる!いけぇー!フェザースプラッシュ!」
ばしっ!

ユグドラシル5/28 21:29:252202cfDKfVYAwfRgA||136
「ア、アシガクズサレル…。ダガコレガナンダトイウノダ!」
「お前はまだ気づいてないような!」
僕は石像に向かって話しかけた。
「ナ…ナニ?」
あっ…と見たときはもう遅い。石造は湖にめがけて、一直線。その重い体重を支えるものはない。
「マサカ、コンナトコロニイタトハー!」
ばっしゃーん!

ユグドラシル5/28 21:29:392202cfDKfVYAwfRgA||665
ふぅ…。あの重い石像ならあがってこないだろう…。
「やったね。空!」
「あんたの作戦のおかげやで!見直したわ!」
「はは、ありがとう。」
よし、これで城を目指せる。もう迷いはしない!

ユグドラシル5/28 21:30:62202cfDKfVYAwfRgA||310
ふぅ…頑張りました^^
感想待ってますww


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