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8416暗闇魔界・ヒトリゴトMOON6/3 18:32:592223cf/XAt7K//Ug2
なんか別に理由があったわけでもないですが
音楽って不思議です。
どうしようもなく私の創作意欲を刺激して止みません。(出来はともかく

とりあえず今はサイト作りに大忙しってトコです。

MOON6/3 18:40:312223cf/XAt7K//Ug2||594

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夢から覚めた。


「・・・もうちょっとだったのに」
誰にともなく独り言。
いや一人事かもしれないな。

ドでかい欠伸をかまして、ふと身を起こし。

忘れたことすら思い出せない夢に涙していた。

MOON6/3 18:50:142223cf/XAt7K//Ug2||731
【暗闇魔界・ヒトリゴト】

真っ白な青年が真っ黒な少女に話しかけている。
周りの視線は奇異なものを見るソレだ。

少女の視線は真っ白い青年を射るような、死線である。

「おはよークラウスちゃん☆」
ぎろりと睨まれた。
「何語尾に『☆』つけてんだ気色悪い。失せろ」

結局相変わらずのやり取りなので周りも徐々に人が去っていく。

MOON6/3 19:2:12223cf/XAt7K//Ug2||276
白い青年が、少女を切なげに眺める。
その目に気づいたのか、少女はうろんげに顔を上げる。
「・・・何だ」

「いや、笑えば可愛いのになーって」
「うるさい潰すぞ
ちょっとした冗談っていうかギャグなのにいちいち本気にするとこが可愛い。

からかい甲斐があるなー。

クラウスと呼ばれた少女はこの上なく不快そうな顔をしながら独特の男言葉でぶつぶつ文句を垂れている。
・・・面白いけど鈍感。

MOON6/3 19:14:132223cf/XAt7K//Ug2||891
不意に少女が怒っているような泣いているような複雑な表情をして言う。
「私は男として育てられているんだ。・・・可愛いとか言うのはやめてくれ」

男性名をつけられた少女。
黄昏に照らされた横顔はとても綺麗だと、素直に思ったのだがそう言ったらまた彼女は怒るのだろうか。

「じゃあ愛してるって言ったら?」

「大ッ嫌いだと返してやろう」
「・・・うわー傷ついた」

MOON6/3 19:20:52223cf/XAt7K//Ug2||301
しかも即答。

「誰にだって言ってるんだろうそういうの」
クラウスは馬鹿らしいとばかりにそっぽを向く。

確かに言ってる。
「んー、でもな」

羽根から髪や目に至るまで真っ黒な少女に、羽根も髪も肌も真っ白な青年は語るのだ。

MOON6/3 19:27:482223cf/XAt7K//Ug2||357
「お前は違うんだぜ」
これだけ深く考えずに、けれど堂々と胸を張って愛してるなんて言葉が使える相手は実のところ彼女以外にいない。

「・・・あのな、シュヴァルツ」
クラウスが始めて年相応の顔をして、青年に一番似つかわしくない名前を呼んだ。

その名の意味は『黒』。

「何?」
それでも、名前を呼ばれたのが嬉しくて、青年はそっと続きを促す。

MOON6/3 20:7:492223cf/XAt7K//Ug2||758
少女は凛として尋ねる。
それでもどこか照れくさそうに。
「私が応えられないと知っているのになんでそう言えるんだ?」

正直羨ましい。と聞こえないように呟いた。


「えー・・・やっぱり愛してるから?」
「やっぱり大嫌いだ」


MOON6/3 20:8:452223cf/XAt7K//Ug2||240
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夢のつづきを思い出した。

MOON6/3 20:31:62223cf/XAt7K//Ug2||232
あとがきっく☆(キモイ
すみません別に恋愛モノとして書いてたつもりはないんですが!
なんかこんな感じが好きです。ツンデレとデレツン(?
純情悪魔と軟派な天使っていうコンセプトで書いてました。クラウスあんまし純情っぽくなくなりましたが。

ちょっと豆知識ですが、
シュヴァルツというのはドイツ語で黒色を表す言葉なのです。・・・え、知ってた?

今回のタイトルは何も考えてない結果です。うんバカっぽい。


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