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8479消えかかった火に水素とガソリン2壬生狼6/17 11:35:552182cfI2kOWq/uMWI
まぁ、そこそこに書いていきますさ〜

壬生狼6/17 11:50:292182cfI2kOWq/uMWI||798
面会に行こうと思ったものの病院からの足が俺には無い。
仕方ないのでタクシーを呼んで1度、自宅に戻らなくてはならなくなった。

自宅までは6750円、切ない軽さになったの俺のサイフを見つめるも、朝食を作る事にした。

目玉焼きを焼き上げるのと同時にほのかな昔の記憶がよみがえった気がした。
あれはまだ、母親が今ほど放任・・・というか、ただ俺に関係する事を極力感知しないようにしていないだけのようだが。まぁ、それが今ほどでは無かった頃の記憶だ。

あの美人・・・・どっかで見たことあったかな・・・・

その感覚が消えるのと同じくして、トーストが焼けた音がした。

壬生狼6/17 12:4:362182cfI2kOWq/uMWI||750
バターをつけて食事をはじめる。
サクサクに焼けたトーストに我ながら感服してしまう。
焼いたのは機械だが・・・
ちなみに目玉焼きは残念ながらスクランブルエッグになったがなかなか美味だった。

さらに朝風呂と着替えを済まして、最寄の警察署へ向かう。
あきらかに金を使いすぎた感じのある警察署に到着したが、オンボロバイクによる振動のせいで尻が痛くなったのは秘密だ。

署内の天井にぶら下がっている看板を頼りに、適当な部署を探し出して話を聞いた。

最近の警察は「えぇ」とか「で?」とかこれでいいのか警察!みたいな言葉を連発されたが、小心者の俺には心の中の愚痴で済ましてしまう。

壬生狼6/17 12:17:502182cfI2kOWq/uMWI||582
あの美人は、まだ留置所にいるらしい。
好都合だ。
ただ、容疑者に被害者を合わせるような事をする以上、母親にもそれなりの考え、というものがあればいいのだが、まぁ高望みはしないさ、俺の母親だからな。

面会したいと頼むと電話番号、住所は教えないように、と厳しく注意された。
・・・・・もうバレてるだろ・・・・住所とか特に・・・・

そこから待ち時間が10分、準備が出来ると「取調室1」の入り口に弱そうな細い警官が立っていた。

取調室で面会してどうするんだよ、とか思ったが流そうじゃないか、指名手配の情報を探してるっていうポスターが多く貼ってあって安心などできないこの警察署のトイレにでも・・・・・

壬生狼6/17 12:25:132182cfI2kOWq/uMWI||511
警察署への愚痴もそこそこに面会の場に入っていく。

「や、またあったね、元気?」

入ってすぐにそう言われたが中に警官の姿はないようだ。

「あぁ、おかげさまで1日病院のベッドの上にいたからな。」

言葉にスパイスを効かせてみる。

「ん?怒ってる?」

もちろんだが、ここは・・・・

「怒ってないさ」

壬生狼6/17 12:31:292182cfI2kOWq/uMWI||813
美人はふぅん、と一言。
自分の状況くらいはわかっているようだ。

「ね、頼みゴト、いい?」

死んでくれ、とかはさすがに無理だが内容だけは聞いておこう。

「なんだ?」

美人はポケットから鍵と紙切れを取り出した。

「花に水あげて欲しいんだ。枯らしたらかわいそうでしょ?」

壬生狼6/17 12:47:142182cfI2kOWq/uMWI||519
結構な硬度のブロックで殴られた俺は・・・・かわいそうの範疇には無いのか。

「こっちの鍵は何だ?」

小さな簡易な錠を開けるための物らしいが、部屋に鍵でもかかっているのか?

「そっちの鍵は賭けみたいなモノかな〜」

答えになっているだろうか・・・・この問いにこの答えは・・・

「賭け?使い道は?」

美人がニヤリと笑う

「ヒミツ」

壬生狼6/17 12:50:352182cfI2kOWq/uMWI||374
使えねぇ、この鍵は・・・

「私のうちの住所はそこに紙に書いておいたから、花のことは現地に着けばすぐにわ かると思うよ」

現地か・・・・・・

花に水やるだけで死ぬような事にはならないだろうから、まぁいいか・・・・
今は少なくとも暇だからな。

壬生狼6/17 12:51:212182cfI2kOWq/uMWI||567
消えかかった火に水素とガソリン2 終了


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