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8499さようならの変わりにありがとう。舞ノ姫6/19 22:15:112101cfR1qL3B8LCGM
初めての書き込みなので駄目な所が沢山あるかもしませんが、よろしければ呼んでください。

舞ノ姫6/19 22:18:582101cfR1qL3B8LCGM||260
今私が見ているものは、暗闇です。
私は、一人の人間と言う命を救い、いま暗闇の中に居ます。
「私は何処に行けばいいんだろう・・・。」
そんなことを考えながら暗闇の中を彷徨っている。。

舞ノ姫6/21 16:21:222101cfR1qL3B8LCGM||650
広い広い暗闇の中に一人立っていると、私の恋人の声が聞こえる。
恋人はずっと前に亡くなっているはずなのにおかしいな。。
なんて思いながら声のする方に進んでいく。
すると、急に視界が明るくなって、目の前には、恋人と最後に立ち寄った紫陽花の咲いている公園が見えた。
其処に恋人がブランコに一人乗っていた。

舞ノ姫6/23 23:4:62101cfR1qL3B8LCGM||391
ユラユラ ユラユラ・・・・

ブランコに乗っている恋人は俯いていた。
「どうしたの?」と近寄ろうかと思ったら、ブランコに乗っていた恋人はフラリと立ち上がり、此方へ歩いてきた。

恋人の顔は青白く、いかにも、もうこの世のものでは無いと云うのが伝わってきた。。
すると、恋人の大きな胸に顔を預けた状態で、抱きしめられた。

「駄目じゃ無いか・・・・こんな所へ来ちゃあ・・・。」

舞ノ姫6/25 16:16:142101cfR1qL3B8LCGM||614
顔色はよくなく、体温も低かったが、私の知っている恋人の香り・・・。
そんな恋人に、「此処は何処?一緒に行こう?」と言いかけた、だか
「どうしてこんな所に来てしまったんだ?早くあっちへ帰らなくちゃあ行けないよ。」
と言われ私は黙った。。
暫く沈黙ができたが、その沈黙を破ったのは私だった。
「事故にあいかけた人の変わりに私が事故なあったの。そしたら暗闇の中で今こうして
あなたに会ったの。」
そう言うと、恋人は少し悲しげな表情で、
「じゃあ、直ぐにこんな所からさよならしなくちゃあいけないな・・・・。」
それを言われて私の心はとても反応した。

舞ノ姫7/6 19:36:132101cfJtr60ByuLkQ||134
「どうしてそんな事言うの?」
私は、涙で目の前が霞んで見えた。すると、そっと肩に手を置かれ、
「だって、此処は君が居ていい所じゃあ無いんだ・・俺もさよならしたくないけど、
仕方ないんだ。ごめんね。」
私は、顔色が悪くひどく低体温な恋人に抱きついて泣いた。
恋人は優しく私の頭を撫でてくれた。そして、
「ごめんね。君を守ってあげられなくて。俺は死んで終わってしまったけど、君に最高の愛を貰えたから・・・。」 

舞ノ姫7/6 19:51:302101cfJtr60ByuLkQ||9
「だから、俺からさよならしなきゃ。俺からさよならしてくれなきゃ君が幸せになる事が出来ない、、それに俺が君に甘えちゃうから。」
恋人は、目に薄っすら涙を溜めて私に言う。
「俺はずっと此処で見ているから。君が幸せになるまで俺はずっと見ているから、だから、新しい大切な人を愛して?その人の為に笑って?ね?」
 「うん。うん・・分かった。私もごめんね。彼方に甘えて縋って。彼方の分まで愛するから・・・見てて。」
私達は、最期に口付けを交わす。
「あのね、私・・・・さよならは言わない。ありがとうで終わらすから。」
にっこり微笑んで言う。


舞ノ姫7/10 19:50:32101cfyOKcg.h4ma6||22
すると、辺りが真っ暗になった。目が覚めると私は病院のベッドの上だった。私の目が覚める直前に「俺も君に会えて良かった・・・・。ありがとう。」と聞こえたが、それは胸の奥にしまっておく。
・・・・・それから、10年後。
私は結婚した。今は生まれたばかりの一児の母親である。
夫とも仲良くいい家庭を築いています。
私は空に向かって呟いた。
「ありがと。」

終わり


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