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8511never6/21 20:50:162222cf.dRNbOALyK.
では、書き始めます。

尚、下のスレでキャラ情報補修のお知らせをしましたがここからはキャラ情報の補修は受け付けません。
ご了承ください。

6/21 20:50:472222cf.dRNbOALyK.||907

少女と少年は炎の中に立っていた。
地獄の炎とも思える赤黒い炎の中からやがてターバンを巻いた男女の剣士が現れた。
男は少年に手を差し伸べ、女は笑みを浮かべおいでおいでをしている。
彼女の傍らに居た短髪の少年はゆっくりとその手を掴み共に炎の中に消えていく。
少女はその後を追うべく走り出すが・・永遠に二人の剣士と少年には追いつけないのだ。


6/21 20:51:92222cf.dRNbOALyK.||191

窓から日の光が降り注ぎ、彼女は目を覚ました。
無意識のうちに握り締めている拳には汗がじっとりと滲んでいた。
「・・また・・あの夢・・。」
ロングの髪を掻き揚げベットから降り、顔を洗いに洗面所へ向かう彼女の名は日向 未來。
あの悲劇の夜から10年近く経ち、壊滅した村から此処、ハルタイトへと移住し生活している。

6/21 20:51:592222cf.dRNbOALyK.||116
忘れる事は出来ないあの夜、家族も家も、友人も全て奪い去った憎しみを胸に今まで生活してきていた。
顔を洗い、質素な食事を済ませ、剣と盾を持ち近くの丘で修行を積むのが彼女の日課である。
丘の上で剣を振るい続けていつくるか分からぬ仇を討つ。ただその目的の為だけに生きてきていたのだ。
一段落ついたところで未來はふと、村の方角を見た。
・・それが・・また再び彼女の日常を壊してしまうことになってしまった。

6/21 20:52:162222cf.dRNbOALyK.||861


未來は急ぎ足で村の方角へと向かっていた。
黒い煙は後を絶たず延々と湧き出ているかのように見えた。
村の入り口であるゲートをくぐると目に映ったのは悲惨な光景だった。
累々積み上がっている死体、今尚燃え続ける家屋、鳴きながら焼かれていく家畜達・・。
そして異常な死臭が未來の鼻をつき続けていた。

6/21 20:52:332222cf.dRNbOALyK.||119
「待って!お兄ちゃんをかえして!」
ふいにそんな声が聞こえる。
よく見えないが少し離れた所で少女が泣きすがりもがいている兄を助けようとしている所だった。
そう、・・あの日と全く同じだ。
剣と盾を握りなおし、ゆっくりと近付いていくと段々とその姿が鮮明に見え始めた。
少女は女の黒い装束を鷲掴みにして泣き叫んでいる。兄は担がれて尚、もがいているが効果は無いようだ。
だが、彼女にはそんな事はどうでも良かった。
なぜなら・・・。

6/21 20:53:102222cf.dRNbOALyK.||862
乾いた音が鳴り響いた。
少女が家畜小屋に突き飛ばされピクリとも動かなくなっていた。
ターバンの女が満足そうにナックルを仕舞ったのを確認すると同じくターバンをつけた男が恐怖で声が出なくなった男の子を担ぎなおし歩みを進め始めた。
「・・待てっ!」
憂鬱そうに女が振り返り薄ら笑みを浮かべた。

6/21 20:53:372222cf.dRNbOALyK.||809
「こいつは良い。どうやら武器を持ってる女みたいだよ。どうするのさ?」
男は振り返らずに答える。
「・・・・気絶させて収穫しろ。無理ならば殺せ。」
そういうと彼は再び歩みを進めていく。
咄嗟に未來は叫んだ。
「逃げるの?」
男は再び止まると担いでいた男の子を女に投げ渡して大剣を構える。
「面白い。・・シス、先に行け。この馬鹿は俺がやる」

6/21 20:53:542222cf.dRNbOALyK.||308
ターバンの女は不満そうな顔をしたあと男の子を担ぎ炎の渦の中に消えていった。
未來は再び武器を握りなおすと構えの姿勢を取った。
その姿勢を確認したのか男が大剣を振りかざして襲い掛かってきていた。

6/21 20:54:152222cf.dRNbOALyK.||637

・・・どれだけたっただろうか?
大剣の刀身で痛めつけられて未來は息絶え絶えな状態になっていた。
だが容赦なく刃は振り下ろされる。
素早く刃をかわし剣を振るが大剣で弾かれてしまう。
「・・・その顔、どこかで見たと思っていたが・・漸く思い出した。昔収穫した子供うちの双子・・だな?年を重ねても姉弟よく似ているな」
「・・!!空は・・今何処に?」
「安心しろ、まだ生きている。・・いや、生きてはいるが死んだも同然・・とでも言おうか?」

6/21 20:54:402222cf.dRNbOALyK.||635
日向 空それが彼女の双子の弟の名である。
男は不敵な笑みを浮かべると大剣をかざし斬りかかって来た。
未來はその刃をかわすと再び口を開いた。
「どういう意味なの?」
「奴は自ら自分を道具と言いっている。慈悲も恐怖も喜びも失い、愚かな命を刈り続けている。そう、此処の村の住民のような愚かの者達をな」
「・・・っ!」
未來は怒りに身を任せ剣を振り下ろしたがいとも容易く避けられてしまった。

6/21 20:56:402222cf.dRNbOALyK.||642
「お前は必要ない、・・消えろ」
武器の振り下ろされる音が聞こえたがほんの一瞬だった。
代わりに聞こえたのは凄まじい金属音が真上で残響している音だった。
未來は閉じた目をゆっくり開けて見た。
真上で男の大剣と銀で作られ装飾を施されているハンマーが互いに絶え間無く震え両者一歩も譲らない状況を作り出していた。
未來がすぐさまその場から退くとハンマーの持ち主がその姿を確認したのか元いた所に一気に二つの武器が振り下ろされた。

6/21 20:57:222222cf.dRNbOALyK.||655
「・・国の近衛隊が来てしまったか・・」
ハンマーを両手に掲げ攻撃姿勢を取っているのは銀の鎧を身に着けた濃青の鱗を持つ竜人だった。
ターバンの男は目で竜人を捉えつつ叫んだ。
「娘!命拾いしたな。だが次はこうはいかん、お前の物語は間も無く終わる!」
そう言うと懐から丸い小さな物体を取り出すと二人のいる方向に投げつけた。
「・・伏せろ!」
竜人の声がしたその次の瞬間。閃光と凄まじい爆音が鳴り響き辺りを包み込んだ。
薄れ行く意識の中、未來は仇の逃げる姿をしっかりと捉えていた。

6/21 20:59:92222cf.dRNbOALyK.||677
日向 未來

16歳
女性

過去に両親を殺されておりそれからずっと名も分からぬ仇を探している。
双子で弟が居るらしい。
弟は仇に連れ去られて行方不明になっている。
元々弟が剣技を学んでおり彼女は医学を学んでいたがその事件以来学書を捨て剣を取った。
愛用しているのは長剣と盾。

6/21 21:0:382222cf.dRNbOALyK.||1000
闇内 竜牙

22歳
男性

農産王国クレンティス第1番近衛隊隊長を務める竜人。
元は帝国で働いていたが方針に嫌気がさして脱走した過去を持つ。
「自分」と自らの事を言ったり相手を「〜殿」と呼ぶのはその名残。
古風な武器である、ハンマーを扱う大柄な男。
常に冷静沈着、臨機応変を心がけている。

6/21 21:4:522222cf.dRNbOALyK.||357

・・と、今回こんな所でしょうか。

早速誤字がありますがあえて直しません。
どうか頭の中で補修お願いします(何
文字色はキャラ関係や容姿から勝手に色付けしました。
気に入らない色でもお許しを^^;
一応プロフィールの名前の色が文中の文字と対応しております。

では、こんな感じで終わらせていただきます・・。

沙織6/21 21:49:12188cf8JIi6IOs29Q||424
キャラを使っていただきありがとうございますww
嬉しいです!
もし、よければ追加で「ニックネームを付けるのが好き」とか「幽霊が見える」など、面白い一面をつけていただけたら嬉しいですww
(例)敵なのにニックをつけて「00ぴょん」「00たん」「00介」など・・・
(例)しょっちゅう、幽霊としゃべったり・・・。

これは、貴方様にお任せしますがw

6/21 22:53:582222cf.dRNbOALyK.||207
感想有難うございます。

ええと・・その案ですと物語の進行上凄まじく難しい設定になってしまいます。
そういう設定を入れるとすると私の場合第一話の基礎から組替えなければならなくなってしまう為反映は出来ません。申し訳ありません。

少しづつ真面目からギャグ思考に切り替えていく予定ですので平にご容赦ください・・。

沙織6/21 23:13:172188cf8JIi6IOs29Q||232
ぃぇA
私はギャグを楽しみにしています(ぇ
と・とにかく、待っていますねw
次回を

姫歌6/22 16:44:12195cfjDRi4z9ailI||941
珠杏ちゃんまだ出てないので文字色のきぼうがあります。
苺色か、橙色でっお願いします!

6/22 18:21:292222cf.dRNbOALyK.||51
>沙織様 了解しました。宜しくお願いします・・。

>姫歌様 珠杏の文字色はすでに苺で確定しております。ご安心ください(何

姫歌6/23 16:49:302195cfMND8OLZNHms||866
普通の時はカワイイかんじで(一応16歳だし…)ぶりっ子まではイヤですけど…みんなの事は下の名前で呼ぶ事にして下さい!例えば未來ちゃんのことをよぶ時は未來って下の名前で呼ぶ事にして下さい…仲間みんな下の名前で呼び捨てに…戦った後のきめゼリフも考えました(≧ΨΨ≦)<ムフフ
「アンタっあたしをなめてんの?」でっお願いしまぁ〜す♪

チェリー姫6/23 20:52:482218cf4CCGL56lSrM||198
続きはいつですか?あっそれから姫歌さんのパクリになってしまいますが(姫歌s、すいません)決めゼリフを考えました。「ふっ,まだまだ甘いわね』にしてください。

沙織6/23 22:25:352188cfp2XTM0mDs6A||874
私も姫歌さまのぱくリニなってしまいますが・・・。よろしいでしょうか?
姫歌様 廻様 がよければ・・・。U・ω・U
戦闘時の台詞を『おぃ。テメーらちょっと相手してくんない?』とか『かくごしなテメーら』か『ぉぃ・・・。顔かしな。』『ァハハ♪テメェーらかくごできてるんだろうね?』
でお願いします。

6/24 6:48:02222cf.dRNbOALyK.||921
チェリー姫様>続きは基本的に1スレにつき1話のノーマルスタイルです。早く作ると話が崩壊してネタ無しで作るため書く側も読む側もつまらなくなってしまうからです。ちなみに昴はすでにその性格(やや自信家で周りに壁を作る)で通されています。・・性格の内容は彼女の生まれや辿ってきた生涯に関係するものですので残念ながら変えられません。第3話辺りに登場予定・・です。

沙織様>ちょい不良入りだと・・きつい・・かもしれませんね。書く側としては主人公が男性よりの口調だと書きやすいことこの上ないのですが・・。とりあえず歌姫様の許可が出次第、現在執筆中の第2話の台詞を書き直していこうと思います。

6/24 6:51:92222cf.dRNbOALyK.||490
姫歌様>わかりました。・・上記にある通りなのですが・・許可をされるならなにかしらの反応をお願いします。駄目である場合返信なさらない或いは駄目と書いて(理由は不要です)くださると分かりやすくてよいかと思われます。宜しくお願いします。

姫歌6/24 9:50:262195cfIbFxqxVm0AM||95
はいっ♪分かりましたっっ!

6/24 23:5:92222cf.dRNbOALyK.||321
許可が出ましたので、ある程度書き直していこうと思います。
歌姫様、ありがとうございました。

沙織6/25 13:44:282181cffjNl0bFDi5M||740
姫歌様  廻様
ありがとうございますw不良入りと言うか・・・。まぁ、嫌な奴に対しては・・・みたいな?


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