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8533never6/24 22:32:402222cf.dRNbOALyK.
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↑第一話

では始めます。
前回補修しないとか言っておきながらしてるような状態ですので既に出ている2キャラ以外の情報なら書き換えます。ご希望の際はその旨書き添えてください。

6/24 22:33:292222cf.dRNbOALyK.||957
未來は汗まみれでベットから跳ね起きた。
例の夢をまた見ていたのだ。
乱れた呼吸を整え、辺りを見回してみた。
巨大な窓から日の光がさんさんと降り注ぎ、人の声がかすかに聞こえ、大理石で作られた机には花瓶に花が添えられて心地よい香りを出している。
暖炉に本棚、クローゼットに姿見。どれをみても一般人の手の届く品ではないようだ。
ふかふかの布団から出て窓から外を覗くと下のほうで人々が動く姿が手にとるように見える、どうやら何処かの一室のようだ。

6/24 22:34:82222cf.dRNbOALyK.||522
「あ、起きても大丈夫なのですか?」
と女性が声をかけつつ薬を持って入ってきた。
その姿から恐らく此処の待女だろう。
「痛みは・・無いから、大丈夫。・・・それより此処は・・?」
待女はお身体に触りますと言いつつ未來をベットに押し戻すと薬を塗りつつ答えた。

6/24 22:34:502222cf.dRNbOALyK.||890
「クレンティスの領主、シルフィア様のお屋敷ですわ。竜牙様が抱えていらしたんですよ」
「竜・・牙?」
「近衛隊・・シルフィア様の私兵の隊長様です。とってもかっこいいんですよ・・」
待女は目を爛々と輝かせ話を続けた。
「私の相談に親身になってくれますし、優しい上に男らしい・・はぁ・・最高ですわ・・」
未來はあぁ、あの竜人かと思い起こしつつ待女の話を聞き流していた。

6/24 22:36:232222cf.dRNbOALyK.||503

「それでですね・・この前竜牙様がですね・・」
少なく見積もっても30分は経過しているであろうか。
未來は延々話を聞かされている状態だった。
(ちなみに話の内容は全て竜牙に関係している「美化」された話ばかりである)
このまま呑まれていてはいけないのだがどうにもこうにも別な話に持っていくための糸口が見つからないのである。
そうこうしているうちにどうやら治療はすんだようだが話は続いている。
・・・勘弁して欲しいと願うも・・どうやら先は長そうだ、そう思っていると急にドアが開いた。青鱗の竜人。噂の当本人、竜牙だ。

6/24 22:36:462222cf.dRNbOALyK.||448
「・・・!失礼しますっ!」
そういうと待女は救急箱を凄まじい速さで仕舞うと一礼してぱたぱたと出て行ってしまった。
「うわ、速っ!」
思わず本音が出てしまった。
「・・具合はどうだ」
無愛想に竜牙が問うた。

6/24 22:37:272222cf.dRNbOALyK.||440
「まぁまぁ、かな」
「ふむ、それはなによりだ」
そういうと竜牙は未來を抱きかかえ始めた。
「なっ!・・なにっ!」
「・・領主が話したいと言っている。来てもらうぞ」
そういうと竜牙は未來を俗に言う御姫様抱っこのまま連れ出して行ってしまった。

6/24 22:38:222222cf.dRNbOALyK.||999


「・・・つまり、農村ハルタイトを襲ったのは貴方の仇という訳ですか」
「うん・・そう、だよ」
数分後、竜牙に抱きかかえられた未來は領主シルフィアの前で話をしていた。
内容は村を襲った者たちについてである。
シルフィアは美しい白髪を持ち、薄緑色のローブを着ておりスタイルの良い女性だった。
・・ちなみにその外見からファンは多数存在するようである。

6/24 22:39:122222cf.dRNbOALyK.||46
「・・そうですか・・、竜牙」
「・・は・・」
「貴方も見たそうですね?彼等を」
「男だけですが、ね。・・・悪い予感が当たらなければ良いですが」
「・・私の見解としては有り得ません。ですが・・此処最近怪しい動きがあるのは確かです・・」
「なんの・・話?」
「話しておいた方が良いかもしれません、自分はそう思います」
「しかし・・不確かな事を言えば国家間の交流が・・」

6/24 22:40:12222cf.dRNbOALyK.||679
「お願いします、シルフィア・・様。わたし、どうしても仇の情報が欲しいんです!」
「・・・わかりました。ただし、他言無用でお願いします・・証拠がありませんから、ね」
そういうとシルフィアは静かに語りだした。
「竜牙が見た・・無論、貴方も見た丸い玉の様な物。あれは帝国製の音狂光弾である可能性が高いと思われます」
「音・・?」
「音狂光弾(おんきょうこうだん)。相手を麻痺させるのに作られた目潰し用の武器だ」
竜牙が代わりに答えるとシルフィアが更に話を続けた。

6/24 22:41:42222cf.dRNbOALyK.||41
「実は、各国でそういった事件が最近幾つか起こっているのです。・・その度に襲撃地が潰され子供が誘拐されています」
「子供・・?なんで・・?」
「・・私が思うには・・子供は無限の可能性を秘めています。それからの人生によって慈悲ある道徳性に優れた人物になるのも、無情で残酷性に優れた人物になる事も出来ます」
「そう、・・空、と言ったか。彼のようにな」
「・・・・・」

6/24 22:41:482222cf.dRNbOALyK.||983
「良いですか?話を戻します。・・帝国の仕業であると言う証拠はありません。あるとすれば貴方たち二人が見た武器・・音狂光弾の目撃例だけです」
「それ以外は全く無いのだ。奴等は銃器を主に使う、だが剣は使わない。・・使う者がいるとすれば・・」
「いるとすれば?」
「・・・、天使の羽のみだな」
「天使の羽?」
「・・忘れてくれ、聞いた話だ」
竜牙は目をそむけて俯いてしまった。
シルフィアが少し咳払いをし、話を再開する。

6/24 22:43:32222cf.dRNbOALyK.||511
「それに、なぜそんな事をしているのか。それもわかりません。もしばれてしまったら・・帝国は批判の嵐となり今までの報復として他の国との全面戦争は避けられない・・いくら帝国と言えど、そこまでの戦力はありません。世界中を巻き込む大戦争、それに何の意味があると言うのですか?」
この問いに未來はただただ顔をしかめるばかりであった。
その時、急に兵士が入ってきた、頭から耳が出ており尻尾があるとすれば獣型しかない。胸に影を示す紋章が掘ってある銀のメダルをつけている。・・恐らく連絡役だろう。

6/24 22:43:522222cf.dRNbOALyK.||634
「・・竜牙、グロリアが救援を求めてきたようです」
「あの国が、ですか?武道僧侶が山ほどいるあの国・・」
「ええ、なんでも巫女を要求して寺院に立て篭もっている者がいるそうです」
「巫女・・神々の使いですか。敵の人数は・・?」
「・・・1人、です。小柄な鎧の騎士だけ、です」
「騎士国の者でしょうか?」
シルフィアは横に首を振る。

6/24 22:45:432222cf.dRNbOALyK.||246
「いいえ、すでに王共々13騎士の末裔と兵士が向かっています。その可能性は十分低いでしょう。・・もしかすれば・・」
「・・・わかりました。近衛隊1番隊、お借りします」
「わたしも・・いかせてくれない?」
「・・!貴方もですか?」
「無駄に命を投げ捨てるのは愚か者のする事だ。・・それに未來殿、貴方にはまだ目的があるはずだろう?」
「でも、そいつが帝国の奴かもしれないでしょ?もしかしたら仇の仲間かもしれない」

6/24 22:46:402222cf.dRNbOALyK.||261
「・・・わかった、戦力が多いに越した事は無い。・・して・・」
竜牙はシルフィアの方に向き直りつつ聞いた。
「移動は・・?どうすれば」
「徒歩で行けと言うわけ無いでしょう。あの国と我国は大分離れていますからね、軍用船をお貸しします。それと、これを」
シルフィアはそっと袋を目の前に置くと中から軽い金属音がした。

6/24 22:46:552222cf.dRNbOALyK.||530
「共通金貨です、お使いなさい」
「ありがたく。では、準備が整い次第向かいます」
シルフィアが頷くのを確認すると竜牙は未來を率いて港に向かっていった。

6/24 22:47:182222cf.dRNbOALyK.||953


「にしても・・すごいね」
未來達は総勢150名の兵士と共に船着場にいた。
目の前にはクレンティスの紋章、農神を示す記号が掘られている船が泊まっていた。

6/24 22:48:592222cf.dRNbOALyK.||535
「我国で一番でかい船だな。・・巫女は祈祷のため国を離れて近くの神魂森という森林地帯にいるらしい。だから事件の事はまだ知らないはずだ。我々の目的は巫女を探し出し、騎士を倒す。その二つだ、いいな?」
「森で巫女を見つけて・・騎士を倒す。うん、わかった」
「上出来だ。皆、乗り込め!出航するぞ」

6/24 22:49:132222cf.dRNbOALyK.||692
竜牙の命令で列を乱さず150名の兵士が船に乗り込む様は圧巻だった。
最後に二人が乗り込む、すると船は緩やかに帆を広げ、加速しつつ大海原を進み始めた。
巫女というからにはおしとやかなのだろうなという想像を広げつつ、未來達は神風王国グロリアへと旅立っていったのだった。

6/24 22:50:322222cf.dRNbOALyK.||508
日向 未來

16歳
女性

過去に両親を殺されておりそれからずっと名も分からぬ仇を探している。
双子で弟が居るらしい。
弟は仇に連れ去られて行方不明になっている。
元々弟が剣技を学んでおり彼女は医学を学んでいたがその事件以来学書を捨て剣を取った。
愛用しているのは長剣と盾。

6/24 22:51:72222cf.dRNbOALyK.||966
闇内 竜牙

22歳
男性

農産王国クレンティス第1番近衛隊隊長を務める竜人。
元は帝国で働いていたが方針に嫌気がさして脱走した過去を持つ。
「自分」と自らの事を言ったり相手を「〜殿」と呼ぶのはその名残。
古風な武器である、ハンマーを扱う大柄な男。
常に冷静沈着、臨機応変を心がけている。

6/24 22:52:232222cf.dRNbOALyK.||109
こんな感じで終了です。

今回特に書くことも無いので(ぉぃ ここらで切り上げます。
では次回・・。

沙織6/25 13:49:492181cffjNl0bFDi5M||601
おぉぉぉww
やはり、すごいですね〜!
だんだん、気になりはじめましたw

姫歌6/25 17:55:362195cfGq962NH9hIQ||171
珠杏ちゃんはいつでるのかな…?(ドキドキワクワクっ♪)やっぱ自分のキャラがでるとうれしいし…あ〜じれったぁぁいっっ!!!!しかもこの話おもしろいんだもん!!!!

6/25 19:56:362222cf.dRNbOALyK.||373
>沙織様
ありがとうございます^^
不良っぽく見せるのにどうしても苦労しておりあまり希望通りの性格じゃないかもしれませんがお許しください。

>姫歌様
感想有難うございます。
珠杏は・・最低でも5話目辺りです。
キャラ設定の都合上どうしても後から出てくるキャラクターになってしまうためです。
出てくるのが一番遅くなってしまいます・・ごめんなさい・・orz


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