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8582never7/4 19:56:262222cf.dRNbOALyK.
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↑第一話 過去
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↑第二話 帝国・・?
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↑第三話 黒の騎士と神獣

第四話目、です。
今回はなるだけ真面目志向です・・。


7/4 19:57:322222cf.dRNbOALyK.||509
一体どれくらいの時間が経ったのだろうか。
4人の体力はもはや限界だった。
神獣バシリスクは依然として余裕綽々で構えている。
「・・・はぁっ・・はぁっ・・」
「毒は・・受けていないな?」
「なんとか・・ね」
バシリスクの攻撃は鈍く、交わすのには苦労しない。だが、飛んでくる猛毒をかわすので相当体力を使ってしまう。

7/4 19:58:172222cf.dRNbOALyK.||599
「・・飛鳥・・わたしが援護するから・・いけない?」
「む・・無理やね・・。疲れて・・っ・・!」
飛鳥の所に紫の液体が飛んだ。
間一髪それを交わすがその場にへたり込んでしまう。
竜牙が虚ろな目で3人をチラと見ると殆んど独り言のように言った。

7/4 19:58:442222cf.dRNbOALyK.||823
「ここまで・・か。盾になる、・・行け」
「なっ・・!」
「1人が犠牲になるほうが・・効率がいい。はやく・・!まだ、兵が森にいる。そこまで下がるんだ!」
そういうと1人武器を構えバシリスクの元に歩いていく。
「竜牙!」
「・・・・・・」

7/4 19:58:592222cf.dRNbOALyK.||274
彼は目を開け、真上にある巨大な口の中を見つつ。ハンマーをその場に置いた。
もう、終わりか。
3人は武器を構えて走り出すがバシリスクの口はもう竜牙の頭上数センチの所まで来ている。
竜牙は振り返り3人の姿を見ると静かに目を閉じた。

7/4 20:0:202222cf.dRNbOALyK.||177
「・・・・・・ぐぉっ!」
何かが飛んできた。
未來は後頭部に痛みを覚えた、また倒れてしまったようだ。
起き上がると竜牙が足元で蠢いている、他の二人も無事のようだ。
どうやら竜牙をバシリスクが弾き飛ばしたらしい。
無事を瞬時に確認し、すぐさま向き直るとバシリスクは空を噛んでいた。
周りには小さな銀色の何かが何個・・いや、何十個と飛び回っている。
銀色の光が飛び交う度にその赤黒い巨体から緑の血が流れ出していた。

7/4 20:2:62222cf.dRNbOALyK.||728
「・・飛翔・・刃?」
飛鳥が呟くと四方八方から破裂音が聞こえた。
・・銃だ。
見ると黒い服に身を纏い手には銃を持っている者達が数人どころではない、何十人といた。
二の腕の部分には剣と盾がモチーフとされたエンブレムが刻まれている。
「・・・・・帝国だ」
竜牙が信じられぬと言う顔で呟くと白い服を着た軍人が4人を抱きかかえるようにして後方へと退避していった。
未來の背後で聞いた事の無い絶叫と何かが倒れる音がした。

7/4 20:2:302222cf.dRNbOALyK.||450


「・・・何故、だ?」
竜牙が女性軍人に向かって言った。
あの神獣が倒れたあと、緊急に作られたテントの中で四人は彼女に治療を受けていたのだ。
女性軍人は未來の擦り傷に傷薬を塗りつつ答えた。
「さぁね、たまたまあたしの居た部隊に命令が下っただけ・・、理由は無いわ」
「帝国が他国に援助するだと?有り得ん話だな」
女性軍人が口を尖らせる。

7/4 20:3:182222cf.dRNbOALyK.||136
「あんた、・・竜牙だっけ。一体うちの国の何を知ってるって言うの?」
「・・・・」
「竜牙、・・・ムキにならないほうが・・」
「・・わかった」
「ふぅ・・、そういえば、紹介がまだだったわね。あたしは天宮珠杏。帝国第21小隊の指揮官。宜しくね」
「んー・・よろしくなぁ、ねーやん」
飛鳥がすかさず茶を差し出している、他にする事が無いのかこの娘はと未來が見ていると急に巫女が口を開いた。

7/4 20:3:542222cf.dRNbOALyK.||937
「あれ、どうするつもり?」
見ると帝国兵士が神獣の亡骸を運び出している所だった。
「・・知らないわ。あれも・・回収せよと・・」
「怪しいな。・・はなから回収が目的だったのではないか?」
「どうぞ、御勝手に。なんとでも言・・ねぇ?あんた・・どっかで会った事ない?」
「・・・・気のせいだろう、貴様のような輩を見れば、嫌でも思い出す」
竜牙が皮肉を言うと珠杏は苦虫を噛み潰したような顔で巫女に向き直る。

7/4 20:4:342222cf.dRNbOALyK.||182
「で、あんたは・・?」
「宮田昴。一応・・巫女・・」
「ふぅん・・一応?」
その時テントのカーテンが開き僧兵が入ってきた。
どうやら女性のようだ。
「・・巫女様、ここにいましたか。祈祷は済んだので?」
「ゴメン、霊螺。神獣が出てそれどころじゃなくなって・・」
霊螺と呼ばれたのは昴と同じく荒れた風貌を持つ20代後半の女だった。

7/4 20:6:112222cf.dRNbOALyK.||197
「そうですか・・、こんなことが遭った後ですから、寺院審議会の方で祈祷は延期になりました。巫女様はアレだから危険・・全く、ふざけた奴等ですよ」
「・・霊螺、ホントのことだから・・」
昴が小声で呟く。
未來は少し気になり聞いてみた。
「一体・・なんの話?」
「他国の人間に話すようなことじゃあないよ」
「しかし、さっきから様子がおかしい。気になるのが道理というものだ」
竜牙がそう言うと少し決心したように昴が頷いた。
昴が了承したからなのか、霊螺は少しずつ語りだした。

7/4 20:7:502222cf.dRNbOALyK.||343
「・・実は、巫女様は年代この国を治めてきた巫女の中では一番心力が弱いんだ」
「心力・・?」
未來が首をかしげる。
「エレメントを操る能力の事。この世界を支える4つの力。・・まぁ、言い伝えによりゃ5つだけどね」
「・・壊、癒、生、死、すなわち火、水、天、闇。これら4つを総称してエレメントという。・・ちなみに言い伝えの5つめは時を操る力だったか」
「ふーん・・で?その心力が弱いと・・?」
「審議会の奴等のいう言葉を借りりゃぁ・・出来損ない、だね」
霊螺がふてくされて言った。
竜牙が更に続ける。

7/4 20:8:232222cf.dRNbOALyK.||725
「グロリアの巫女は神々に仕える者。それ相応の心力が無ければ認められない・・」
「ん?・・じゃあ、なんでねーやん選ばれたん?」
「神々の目を持っているから・・」
俯き加減に昴が囁いた。
「知ってる、巫女として認められる最低条件。それが神々の目を持っていること・・だったかしら?」
「・・詳しいんだ?」
「幼稚部で習う当たり前の知識。帝国では才能が無ければ生き延びられないし・・」

7/4 20:19:462222cf.dRNbOALyK.||646
「そう・・神々の目。精神の高ぶりで目の色が戦神の色に変わるというもので・・」
「これのせいで私は巫女にならなければならなかった!」
「・・・!」
「こんな・・こんな目玉のせいで・・母親の血のせいで・・!いつも思ってた、盲目になってもいい。こんな目玉いらないって・・」
「巫女様!・・、落ち着いてください」
霊螺がそう言うと昴は押し黙った。
・・テントの中は重い空気に包まれる、だが飛鳥だけは大きな欠伸をして伸び、茶を飲んでいたのだった。

7/4 20:20:252222cf.dRNbOALyK.||785


霊螺の提案で未來は珠杏を送るためついて行き、竜牙は飛鳥を騎士団に送り返すため別行動することになった。
緊急の発着場となった森の広場で未來と珠杏は別れの挨拶をしていた。
「ありがとう、送ってくれて」
「うん、また・・ね」
「・・・・どうかした?」
「ねぇ、珠杏・・。天使の羽って知ってる?」
「さぁ?聞いた事無いけど?それが・・何か?」

7/4 20:20:492222cf.dRNbOALyK.||96
一瞬殺気の様な物を感じて珠杏は身構えた。
だがその殺気は数秒後跡形も無く消え去った。
「いや・・なんでもない。・・じゃ、元気で」
「そっちもね。帝国に来る用が出来たら、要塞に来てみて。案内してあげるわ」
「うん・・きっと・・行くよ」
「ありがとう。待ってるわ」
珠杏は身を翻すと巨大な機械に乗り込んだ。

7/4 20:21:72222cf.dRNbOALyK.||741
ナザレ、そう記された鉄の肌を眺めつつ未來は珠杏に手を振った。
するとすぐさま扉が閉まり大空の彼方へと消え去っていってしまった。
小さくなっていく機影を見上げ、未來が呟いた。
「・・・別な用事で・・行くね」

7/4 20:21:372222cf.dRNbOALyK.||548
日向 未來

16歳
女性

過去に両親を殺されておりそれからずっと名も分からぬ仇を探している。
双子で弟が居るらしい。
弟は仇に連れ去られて行方不明になっている。
元々弟が剣技を学んでおり彼女は医学を学んでいたがその事件以来学書を捨て剣を取った。
愛用しているのは長剣と盾。

7/4 20:22:42222cf.dRNbOALyK.||249
闇内 竜牙

22歳
男性

農産王国クレンティス第1番近衛隊隊長を務める竜人。
元は帝国で働いていたが方針に嫌気がさして脱走した過去を持つ。
「自分」と自らの事を言ったり相手を「〜殿」と呼ぶのはその名残。
古風な武器である、ハンマーを扱う大柄な男。
常に冷静沈着、臨機応変を心がけている。

7/4 20:22:232222cf.dRNbOALyK.||191
宮田 昴

15歳
女性

自称絶世の美女。
神風王国グロリアの巫女で顔はまぁまぁな獣型の女性。
先祖代々に伝わる戦扇を振りかざし踊るのが趣味な暴れん坊娘。
巫女という特殊な血筋の為同い年の友達は居なかった。
年代の巫女に比べ心力が弱く一部では「出来損ない」と呼ばれている。
実質、巫女として唯一の素質は神々の目を持っていることのみで他は何も無い。

7/4 20:22:422222cf.dRNbOALyK.||713
天宮珠杏

16歳
女性

帝国第21小隊指揮官。
気さくな性格で信用できそうな人物。
機構学を専門にしており名も知らぬ帝都の青き鬼才を目指している。

7/4 20:23:442222cf.dRNbOALyK.||602
四獣飛鳥

14歳
女性

騎士王国の伝説の13騎士の爪の後継者。
紅茶大好きな14歳。
暇さえあれば茶を飲んでおりそれはどっから出してるんだと聞かれてもノーコメントな人。
血を受け継ぐ者の大体がヒト族である13騎士のなかでは珍しく獣型。
軽々動くことを最優先としており騎士の末裔といえども鎧は使わない。
半袖が大好き、冬でも半袖な健康優良児。

7/4 20:29:152222cf.dRNbOALyK.||112
今回こんな所でしょうか。

一応募集キャラ出すだけ出しました・・が、珠杏さんまたしばらく出番無しかもしれません・・。
この後の事を書いておけば帝国に調査をしに行く事になりそうです。
最低でも一話ほど、最高で二話辺り彼女の出番はなさそうです・・。
・・ごめんなさいorz

四獣飛鳥7/6 16:36:332022cfJEE4qklp/EI||535
今まで感想かけなくてスミマセン!!
いま、あんまりパソできなくて・・・・
でもたまにしか顔出せませんがちゃんと全部読んでますので!

廻さん小説書くのうまいですね〜、羨ましいです。
これからの展開が楽しみです!
キャラもちゃんとしてるし、表現うまいし・・・
たまにしか感想書けませんが応援してます!!
では、これからもよろしくお願いします。

45457/31 23:25:292182cfb3vQXj/MmdM||888
つまんね〜
パクリばっかじゃん。


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