8617 | 消えかかった火に水素とガソリン4 | 壬生狼 | 7/12 16:59:46 | 2182cfeV5.4QLmcUE |
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壬生狼 | 7/12 17:19:24 | 2182cfeV5.4QLmcUE||362 | ||
サボテンに水をやり終えた俺は帰路に着く。 結局鍵の使い道は分からなかったが別にあせる事でも、急ぐ事でもないだろう。 それに母親に聞きたい事がある。それが先だ。 まぁ、素直に家にいる・・・・なんて事は奇跡が起きるより確率が低いが。 予想通りの薄暗い家。つまりアイツは帰ってないようだ。 仕方ないので今日はもう寝る事にする。 仮にも病み上がりなので3日ほど仮病を使ってもバレないだろう。 |
壬生狼 | 7/12 17:28:5 | 2182cfeV5.4QLmcUE||193 | ||
朝になるとメモが1枚、 「朝飯は勝手に食うといい」 ・・・・・・いつも通りに適当に何か作って食えと?・・・ なにか不条理なモノを感じたがコンビニ弁当で済ます事にした。 今日はもう1度あの女の面会に行こうと思う。 俺には分からない事が多すぎる。 まず、なぜ殴られたかが分からん。 |
壬生狼 | 7/12 17:46:27 | 2182cfeV5.4QLmcUE||401 | ||
それだけ考えていたのか、考えがまとまらなかったのか、すぐに前回と同じ警察署に到着した。 前回と同じ手順で面会を行う。 前例があると楽でいい。何事も。 ・・・・ドアの前に立っている警官はやはり細くて弱そうだった。 「や、久しぶり」 「・・・・昨日会っただろ。」 そういえばコイツ・・・・本心がつかめない。 |
壬生狼 | 7/12 17:55:39 | 2182cfeV5.4QLmcUE||176 | ||
「聞きたい事があるんだ。」 「なに?」 「なんで、俺だったんだ?」 「言わなきゃだめかな?」 ・・・・コイツは・・・ 「聞きたいんだ。なぜ俺だったんだ?」 沈黙が広がる。 |
壬生狼 | 7/12 18:1:17 | 2182cfeV5.4QLmcUE||624 | ||
「鍵は使ったの?」 鍵?・・・・・あぁ・・・・ 「まだ使い道も分かってない」 半ば呆れた顔、その中にあきらめた表情が浮かんでいる。 「はぁ・・・変わってないね・・・」 変わってない? 昔に会った事があるってことか? 「昔・・・・会った事があったか?」 |
壬生狼 | 7/12 18:6:4 | 2182cfeV5.4QLmcUE||17 | ||
完全にあきれられたようだ。 「覚えてない?」 「だから、会ったことがあったか?」 美人はため息を深く吐いた。 「はぁ・・・・・ショック・・・・・鍵の使い道はサボテンの近くにあるから・・」 そこまでショックか!?問答無用で殴られて病院送りにされた俺の立場は!? 「聞きたいのはそれだけ?」 |
壬生狼 | 7/12 18:10:55 | 2182cfeV5.4QLmcUE||722 | ||
「あぁ。今の時点ではな・・・」 ・・・・・あ・・・・・昔何があったか聞き忘れた・・・・・・ 「聞きたくなるような事は鍵を使えば分かると思うから・・・」 相当ショックのようだ 「なんか、悪い子としたな。すまん」 「誤られるとみじめになるでしょ。はやく思い出してきて。」 |
壬生狼 | 7/12 18:13:45 | 2182cfeV5.4QLmcUE||565 | ||
・・・・・・・・・・不平等だ・・・・・ またサボテンに水をやりに行くか。 |
壬生狼 | 7/12 18:14:7 | 2182cfeV5.4QLmcUE||797 | ||
4話完 |
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