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8648桜舞い散るころに聖羅姫7/18 17:16:392202cfqwoY5iZRB.2
この話は200年前、この女性の一生を話そう
「あはは!!ねえ、早く来てよ♪今日は何の日か覚えてるの???」
と主人公の無燈 悠 ムトウ ハルカ
「ああ・・・覚えてるよ・・・」
と悠の彼氏、安河内 悠 ヤスコウチ ユウ
「さあなーんだ!!」
「カップルになった日・・・・・」
「良く出来ました〜〜〜 (^∇^)アハハ!」
「おい、悠!」
「何?」

聖羅姫7/18 17:17:72202cfqwoY5iZRB.2||222
と、悠が振り向いた瞬間
暖かい感触が自分の唇にあたった
「これからも俺をヨロシク。」
二人はあの土手の桜の木下で初めてKISSをした。
だが、ハルカは重大な秘密を隠し持ってたのだ。
自分の余命があと一年持つか持たないか
という瀬戸際に立たされてる事を

                 一生完

聖羅姫7/18 17:17:322202cfqwoY5iZRB.2||124
この二人の出会いは桜舞う頃、お花見シーズンが過ぎた
もう色が黄土色に変わりかける頃、中学三年生のハルカ
「うっがは・・・・だ・・・れ・・・・・・・・・・・・・・・か」
ハルカは心臓の発作を持っていた。
倒れかけた。
最近発作が多発していってゆく・・・・・・
倒れるときにふと思った。聞こえた
「おいっおい!!!」
暖かい腕がハルカの背中を伝わって感じてくる。
「う・・・・・ぅん・・・ぁれ・・・・・・」
意識が朦朧とする中、ここが病院ってことがわかった。

聖羅姫7/18 17:18:32202cfqwoY5iZRB.2||477
嗅ぎ慣れた病院の点滴のにおい・・・・
横には見知らぬ男がいた。
「ぁ・・・気がついたか。俺は安河内悠。びっくりだな。
下の名前が同じ漢字なんて。」
「ぃえ・・・・・」
「君は病気なの????」
「ぁ、はィ。心臓病で・・・けど・・・・・」
「けど???」
「いいえ。何でもありません」
お互いのことを話した。
ハルカは悠の事を信頼できた。
悠はハルカのかわいさに酔いしれた。
二人は惹かれあった。

                        二章完

聖羅姫7/18 17:18:292202cfqwoY5iZRB.2||638
ハルカはいつものように何事も無かったかのように退院した。
「おめでとうハルカ」
「ありがとう!!!悠」
すっっと悠からある紙をもらった。
「何???・・・これ・・・・・・・」
「俺のメアド。」
「ありがとうwww」
満面の笑みが自然に零れた。
ハルカの体調が順調だった。
テュルルルルルルルル
いきなり悠の家の電話がなった。
「はい・・・・もしもし。安河内ですが。」
「もしもし、ハルカさんの友人ですか???
ハルカサンの担当医の須川と申します。ハルカさんのことで・・・」
「あっはい。今から行きます」
{ドクン!!)

聖羅姫7/18 17:18:462202cfqwoY5iZRB.2||307
「頼むよ。」
ガチャッツーッツーッツーッツー
「え???何で俺に電話が来るんだ・・・・まあ言いか行くか」
ダッシュで病院に向かった
そこで衝撃の真実が明かされることとなる
      
                        三章完


聖羅姫7/18 17:19:92202cfqwoY5iZRB.2||763
病院から呼び出しを喰らった。
疑問が頭の中で渦を作る。
「あいつ・・・・独り身か???」
悪いほうへ悪いほうへ・・・・
「君が・・・安河内君かね・???」
後ろから若い男性の声が聞こえた。
「悪い悪い。来てもらう部屋を言ってなかったね」
声が若い。
背丈も高い。
笑顔が耐えない人だ。
「ぁ、ドウモドウモ」
「じゃあ、俺について来いよ。」
「ぁはいはい。」
病院の臭いが鼻にかからない程度で臭う。
「ここで寛いで下さい」
ひとつの小部屋のソファーに座らされた。
「これでも飲みながら話そうか。」

聖羅姫7/18 17:20:12202cfqwoY5iZRB.2||387
オレンジジュース。
とてもではないが、部屋に合わない様な気がした。
「まあ、俺はコーヒーが飲めなくてねえ。」
あんな苦いのは人間が飲むもんじゃないよ。」
「あ・・・そうですよね。」
悠は須川がコーヒーヲ飲めない事を知った。
「これから話すことを静かに聞いてくれ。」
「実は、安河内君にまず謝らないといけない事がある。」
「え??????なんすか??」
いきなり須川の顔が真剣になった。
「君はハルカさんの事情を知らないのだね?」
「え???事情って・・・」
「今から話すぞ。」
「ハルカさんは大手会社、M会社の社長の娘なんだよ。」

聖羅姫7/18 17:20:62202cfqwoY5iZRB.2||233
「え???M会社って・・・・あの有名な・・・」
ハルカはM会社というとてもすごい有名な会社だ、
「で、そこまでは問題ない。
だが、ハルカさんのお父様は亡くなった。」
「はいはい・・・・ってえ???」
飲みかけていたオレンジジュースを思わず吐き出した。

                       四章完

聖羅姫7/18 17:21:432202cfqwoY5iZRB.2||643
「うおっとっと。」
びっくりしたユーモアのある須川の顔。
さっきよりもにこやかになっている。
「ごめんなさいごめんなさい」
悠は必死に謝った。
「いやいや、驚くのは無理も無い。
テレビに出てるもんな。あれはな、CGなんだよ。」
「へ????」
「去年の10月に毒殺で無くなった。青酸カリ中毒だった。」
意外な過去を知った。
「なんで隠す必要があるんですか????」
「財産がすごいだろ。だから、ハルカさんが暗殺されるかもしれない。
っていう心配だ。父親がいれば安全体制が取れる。だから隠してたのだ。」

聖羅姫7/18 17:22:12202cfqwoY5iZRB.2||963
「ふ〜〜〜ん。
じゃあ、お母さんは・・・・・俺に言わないで母親さんに言えば・・・・・」
「そこもだ。生き別れだ。」
「え!!!!!」
またまたジュースを噴出すところだった。
「なぜか分からない。お願いがある。
君がハルカさんの家族を偽って欲しいんだ。」
「ぁぁん?????」
「君の力が必要なんだ。
あと、君はハルカさんと付き合ってるんだろ????」
「あ・・・・・は・・・はぃ」
こいつは何でも知ってるな・・・・・・・

聖羅姫7/18 17:22:82202cfqwoY5iZRB.2||658
いろんな意味で感心した。
「そろそろ話そうか。
ハルカさんは、白血病だ。」
「ぇ・・・・・・・・・・」
新しいことが一気に頭の中を駆け巡る。
自分の予想がぴったり合ってしまった。

                            五章完

聖羅姫7/18 17:22:292202cfqwoY5iZRB.2||267
「他に何か病気ないですよね。」
「無いと言いたい所だが・・・もう一つ。」
「教えてください!!!」
「HIVだ。」
「え????あれって、献血した血とかを体内に入れなければ・・・・」
「悲しいことに過去にハルカさんは手術をうけたんだ。
そのときに出血量があまりにもひどかった。
だから、献血で戴いた血を入れたんだ。」
「そんな・・・・・・」
悠の肩に一億万dの石が乗っかったみたいだ。
「余命は・・・・・・・・・」
おそるおそる聞いてみた
「あと・・・・・長くて五年、短くて三年でしょう。」
サラリと答えた。
 
                    6章完

聖羅姫7/18 17:23:32202cfqwoY5iZRB.2||190
悠は涙をこらえて病院を後にした。
家には親はいない。ハルカと同じように両親を幼い頃に亡くしたのだ。
家にはお母さん、お父さんではなく、ハルカがいた。
ちょっと抵抗があった。
余命を知ってどんな顔をして会えばいいのだろう。
不安で不安で仕方なかった。
「俺がハルカを守り抜くんだ。」
今でも悠は心配だった。暗殺される可能性がある。
家の前でため息を一つこぼして部屋に入った。
そこは変わり果てた姿があった。
ハルカだ。ハルカが見知らぬ男と寝ていた・・・・・・。
ハルカは家族と一緒に寝ている時の安心しきった貌になっていた。

聖羅姫7/18 17:23:322202cfqwoY5iZRB.2||931
「おいっお前・・・だ・・・だれだ!!!」
「この女は連れて行く。悪いが眠ってもらおうか。」
後ろからつかまれた。
足が絡んで動けない。
柔らかいものが口に当たった。
「う・・・・う〜〜〜〜ん・・・・・」
ドサッ
悠は倒れてしまった。
うすれて行く景色に見覚えのある顔が映った。
「お前はいい仔だ。ずっと眠らせてやろうかと思ったがそれは可哀想だからねえ。
しばらくォねんねしてくれるとうれしいなぁ」
ぐさっ

聖羅姫7/18 17:23:392202cfqwoY5iZRB.2||164
足に冷たい物が刺さった感覚がする。
薄れて行く感覚を我慢して冷たい物が刺さってる場所に手を当てた。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
とてもは渡りのある包丁で刺されていた。
ハルカはさっきまで話していた良心的な先生、須川に抱きかかえられて
裸体のまま車で運び出された。
「ぉい!!!大丈夫か?????ぉぃ!!!返事をしてくれ」
悠の悲鳴を聞きつけた老人に助けられた。
病院に運び込まれた。
目を覚ましたのが悪夢の日から三日たった朝だった。

                       七章完

聖羅姫7/18 17:24:92202cfqwoY5iZRB.2||987
意識が朦朧としている。
ぅ・・・うん・・・
「はっ・・・ここは・・・」
点滴特有の臭い。
嗅ぎ慣れた臭いだ。
悠は何者かに襲われて、足を刺されるという重傷をおった。
神経も切れているらしい・・・・・・・・
カルテを見た。
「あ・・・・・・・・ハルカは!!!ハルカ!!!」
ズキン!!
「ぅあ!!」
激痛が悠を襲った。
頭の中にグルグルと恐ろしい予感が蠢く。

聖羅姫7/18 17:24:582202cfqwoY5iZRB.2||521
もしかしたら・・・・あいつは財産目的で・・・・
次から次へと巡らせる。
まさか・・・殺されたり・・・
もうだめだ。病院をとにかく抜け出さなければ・・・・
ハルカを助けに行けない。
抜け出すなら夜しかない。
足の傷口は縫ってある。
曲がるくらいだから大丈夫だろう。
「検温の時間で〜〜〜す」
病院の新米ナースがちかずいて来る。
「何かたくらんでいるでしょう。」
図星だ。

聖羅姫7/18 17:25:392202cfqwoY5iZRB.2||506
この看護婦はいたいところをさしてくる
「ねぇ、絶対何かたくらんでるから♪」
「言わないですか??」
「こらっそこの新米!!」
主任が大声で叫ぶ。
「あ〜〜〜〜〜〜い」
たるいぶりぶりっ子な声をあげて去ってゆく。
「怪我の調子はどう?????」
須川はいつものにこやかスマイルでやってきた。
「お・・・お前!!!ハルカをどこにやった!!!」
「知らないって。」
「とぼけるのもいい加減しろ。」
震える声に戸惑いながら問い詰める
「君・・・・勘違いをしているのかね・・・」
フッと悲しげに微笑む。

聖羅姫7/18 17:25:472202cfqwoY5iZRB.2||546
「君は信じてくれないのね・・・・・・・」
女らしい口調でいやらしく微笑む
悠の心の中に黒い霧が舞う・・・・・
「実はあれ俺なんだよ・・・」
「やっぱり・・・」
「ハルカは遺産を継ぐことが出来ないだろう・・・・。
あんな金を中学一年生が管理できるとでも思ってるのか???
ハルカが抵抗するならば殺せばいいんだよ。」
「て・・・てめぇ」

聖羅姫7/18 17:26:212202cfqwoY5iZRB.2||222
「し・か・も・・小鳥みたいに頑丈に保護してたからさ・・・
俺のえさに最適なんだよ。俺の欲望を満たしてくれるからな。。」
「まさか・・・・お前・・・」
「俺が戴くのさ。あいつをね。」
「辞めろォォォォォォォォ」
「黙れ」
カチャッカチャッ
カッターだ。須川の手にはカッターが握られていた。
ゆっくり包帯が取られてゆく。
周りの患者はこっちが見えない。
カーテンで仕切られている。
「まさか・・・」
「そのまさかだよ。」
大声を上げようとした
また口に冷たい感覚が走った
スースー
傷口にカッターを当てた。

聖羅姫7/18 17:26:412202cfqwoY5iZRB.2||485
ツップーップーッ
「これでいいんだよ。殺してあげるね。」
耳元でぼそぼそといわれた。
痛い感覚があるが眠い感覚のほうがかった。
ドスンッ
ベッドから突き落とされた。
「おいおい!!!」
須川は悠のことを突き飛ばした
ビーッビー
ナースコールが鳴り響く。
さっきの須川とは違うやさしい須川がそこにあった
ナースがバタバタと遣って来た。
「先生、容態は??」
「悠君が悪戯して包帯を取ったらしい。

聖羅姫7/18 17:26:472202cfqwoY5iZRB.2||921
何かの弾みで別途から落ちて傷口が開いてしまった」
「今から手術ですね」
「至急オペの準備を!」


「分かりました。」
また緊急集中治療室に連れて行かれた。
 
                       八章完

聖羅姫7/18 17:27:172202cfqwoY5iZRB.2||50
ピッピッピッピ
点滴の音が病院の緊急手術室に響き渡る。
「メス」
「どうぞ」
「汗」
「はい」
何気無い応答が繰り返される。
「あとッちょっとだ、頑張れ!!」
須川が一言つぶやいた。
「オペ完了。」
「ありがとうございました。」
部屋中に響き渡る。
「先生、見事なオペでした。」
「ありがとう。あれくらいなら朝飯前だ。」
「普通は一時間かかるオペを三十分で遣っちゃうなんて・・
まさに神技ですね!!」
何も知らない無邪気な看護婦がぺちゃくちゃ話している。

聖羅姫7/18 17:27:462202cfqwoY5iZRB.2||371
「君は通常の仕事に向かってくれ」
「はい。」
看護師が去った。
「ココの連中は馬鹿とクズしか集まっていない。
何が一時間だ。ばかばかしい。俺の腕を甘く見てるぞ。メス豚が」
顔の割には残酷なことを言っている須川がいた。
悠は意識が戻った。
看護師によると素晴らしいオペだったと話した。
悠は絶頂にあった苛苛がもっと増した。
「あいつ・・・何を考えているのだろう。」
眠くなった。
「んっつーーー」
「おはよう。おめざめかい??」
「んだよお前。この病院をだましてるのか??」
「おやおや。助けてあげたのに人ぎぎの悪い子ですねえ。」

聖羅姫7/18 17:28:112202cfqwoY5iZRB.2||471
「ハルカ・・・ハルカに会わせてくれ。」
「おーーーっと。そんなぁ。ゲームの景品がねえ。」
「おっおい!!どうゆうことだ。」
「こうゆうことだ。」
「はぁ??」
「このビデオを見ておいてくれ。」
ギイッーー ガチャン
真っ白で少し汚れている一部屋から須川が出て行った。
「おい。気味悪いなこのビデオ。」
〜まあ一応見ておくか。一応じゃない。ハルカはどうなっているんだ。〜
改めて自分を悔やむ悠
ポリポリ
頭をかく。
悠は自由の聞かない体を引きずり、ビデオデッキにビデオを放り込んだ
   
                                     九章完

聖羅姫7/18 17:28:532202cfqwoY5iZRB.2||685
テレビの画面が明るくなった。
「やあ悠君ご機嫌いかがかな?」
冷酷な声。角ばったけど甘ったるい声。
砂糖のように甘ったるいがなぜかザラザラした声だった。
「おや??君の愛人はココかな??」
パチンッ
指がなった
グオングオン・・・・グオン・・・ギーーッギーーーッ
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男が指を鳴らしたとたんショーケースが出て来た。
丸い筒状の中にライトブルーの液体が入っている。
ショーケースの中に裸のハルカがいた。
体から何本かのくだが出ている。

聖羅姫7/18 17:29:102202cfqwoY5iZRB.2||385
そこから息をしているのだろう。
「君はこれからげーむをしてもらうんだ。」
悠は声が出なかった。
ハルカの苦しそうな瞳
綺麗なピンクをしていた唇は真っ青
狭苦しい容器。まるで昆虫のように扱われている
そのショーケースの中に入っているのがハルカだと信じたくなかった

聖羅姫7/18 17:29:232202cfqwoY5iZRB.2||822
「チックショウ」
あまりのショックで口の中がからからして、喉がすかすかしていた。
「だが君の容態はあまりよくない。だから、えーと、今日は10月30日だから、おっと、
レッドクリスマスにするか。12月25日まで生と死の境目を彷徨ってもらう。
さってと。このビデオが切れた瞬間に猛毒とまでは行かないが、点滴に毒を仕込ませてある。
大丈夫。長い間眠るだけだ。じゃ、おやすみ。ぼうや。」
ッツーーーーーーーーーーブチイ
「クハッ・・クハッ・・・・タ・・タ・・・ス・・・・・・ケ・・テ・・。」

聖羅姫7/18 17:29:312202cfqwoY5iZRB.2||940
毒点滴注入中にふと思った。
「死んでもこの手であいつを殺してやる・・・。
待ってろよ。ハルカ・・・・」
「先生!!!!!!!!!!!先生!!!!!!!!!!」
「どうした!!」
「患者の点滴から猛毒成分が発見されました!!直ちに集中治療室へお願いします。」
「分かった。」
須川が一瞬にこっと笑った
「頑張れよ・・。俺もやりたくは無いんだ。我慢しろそして、笑顔でハルカの元へ行ってくれ。」
 
                                             十章完

聖羅姫7/18 17:30:02202cfqwoY5iZRB.2||257
「先生、本当に助かるのでしょうか・・・・。」
「大丈夫だ。本人には心強い人がいるからだ。」
「この点滴に含まれている〜アナゼディァ〜は、毒成分は軽いんですけど、後遺症が」
「それぐらい分かっている。」
「これ・・・。普通の20ц摂取すると確実に・・・・。」
「もう言わないでくれ。」
「分かったわ・・・。忠実に貴方の義務をこなしたんだから、この書類にはんこをお願い。」
「分かった。けど先に言っておく。俺はお前に愛は無い。だけど、籍を入れるんだな。」
「分かりきったことをほざかないでよ。あたしは貴方の事が好きだからこうしてるのよ。」

聖羅姫7/18 17:30:252202cfqwoY5iZRB.2||780
「は???ふざけるなよ。ほざくのもいい加減にしろ。これは俺が提出しておくから出て行ってくれ。」
「フンッ勝手にしてちょうだい。じゃあ、」
ギイーーーーーーーッバタン
「だから女は疲れるんだ」
ぼそりとつぶやいた。
カチコチト異様なほどに時計の秒針の音が耳に響く
「まあいい。俺にとっては良いゲームのこまだ。」
コンッコンッコンッコン
「先生、例の患者の調査報告のカルテが出来上がりました。」
「入れ」
「はい。先生。」
看護婦が机めがけて乱暴にカルテを放り投げた。さっきの看護婦らしい。

ガチャッガチャガチャ

聖羅姫7/18 17:30:392202cfqwoY5iZRB.2||799
〜なぜ毒が必要以上に盛られていたんだ???
〜あいつはハルカを救うことが出来なくなるじゃないか
〜上が必要以上にあの女に毒を渡したのか??
〜俺は悠の見方なのに・・。
〜どうしてあいつが幸福になっちゃいけないんだ?
〜悠は上に対して何かをやったのか??
〜なぜだなぜだなぜだなぜだなぜだなぜだなぜだなぜだ
〜ハルカはショーケースの中にいる・・・・。
〜なんでだ。二人は結ばれちゃいけないのか
〜考えただけでも土壺にはまるぞくそっ

カタッカタッカタッカタッカタッカタッカタ

聖羅姫7/18 17:30:542202cfqwoY5iZRB.2||195
国の危険データベースにアクセスした。

〜上は政治とも同盟をくんでいるからな
〜アクセスしたら逆探知されるのか??
〜IDで逆探知され、すぐ牟所行きだな。
〜悪いが俺は危険を冒してまで悠を救いたい


カタッカタッカタッカタッカタッカタッカタカタッカタッカタッカタッカタッカタッカタカタッカタッカタッカタッカタッカタッカタ

ココカラサキハシンニュウキンシクイキデス
セイフカンケイシャハIDヲウチコンデクダサイ

〜政府はわざと簡単にして、人を監禁していくのか??
〜まったく。何も知らない俺でも出来るぞ。
〜実に簡単すぎる。
〜まあ、逆探知されてU・P・Sに捕まるだけなのだが

聖羅姫7/18 17:31:12202cfqwoY5iZRB.2||145
カタッカタッカタッカタッ

ニュウシツキョカ
ミュウシツキョカ

〜さ、俺もやることやったし。おさらばするかな。

                        11章完

聖羅姫7/18 17:31:262202cfqwoY5iZRB.2||969
データベースフホンシンニュウシャハッセイ
データベースフホンシンニュウシャハッセイ

〜やっと俺もこの世を去るときが着たか
〜悠には悪いことをしたな。
〜俺はこうして償う。
〜お前を上から見ているぞ
〜悠とハルカが幸せになれるように死のう
〜不思議と怖くない。
〜今までは死を軽蔑していたのに
〜でんわでもしておくか

カッチッカチカッチカッチッカッチ
テュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
ガチャン

聖羅姫7/18 17:31:402202cfqwoY5iZRB.2||962
〜はい。もしもし。亜矢のですが
「おう。俺だ。親愛なるお前のお兄様だぞ」
〜は?ふざけないでよ。ばっかじゃない
「冗談だよ」
〜だと思ったぁぁ
「お前は俺がいなくても一人で仕事をこなせるな。」
〜何いってるの。当たり前じゃない
「そうか。分かった。」
〜なによ。いきなりしんみりしちゃって!!
「俺はお前という素晴らしい妹がいて幸せだった」
〜なによ。きもちわるい
「じゃあな。いつか会おうな」
〜いつかって明日会うじゃない
「とにかくだ。じゃあな。」
〜変なお兄ちゃん。まあいいや。じゃあね。

ポチッツーツーッツーッツーッツー

聖羅姫7/18 17:31:562202cfqwoY5iZRB.2||374
〜遺言も終った。
〜もっと生きていたかった
〜せめて悠に会いに行ってから死のう

コツッコツッコツッコツッコツ
キガチャンギーーーーーーーーー

〜お前に言うことがある
〜頑張って生き抜いてくれよ。
〜想像を絶する戦いだけれど
〜空でお前をサポートしてやるから
〜生き抜いて生き抜いて生き抜いて幸せになってくれよ・・

聖羅姫7/18 17:32:132202cfqwoY5iZRB.2||720
コツッコツッコツッコツッコツ
キガチャンギーーーーーーー

「早く部屋へ入れ」
冷たい銃口が須川の背中に当たる
「下手をすると二人の命は無いぞ」

〜さ。お行儀よく

コツッコツッコツッコツッコツ
キガチャンギーーーーーーー

「さあ、俺を殺してくれ。」
「お前にしちゃあ良い度胸だ。」
須川は一瞬どきりとした
「お前・・・。まさか・・・・。」
「そうだ。そのまさかだよ。」
男が覆面を脱いだ。

聖羅姫7/18 17:32:192202cfqwoY5iZRB.2||398
「こんにちは。須川輝樹くん・・・。」
「そうか。そうゆうことか。」
さっきまでのふてぶてしい男の声が綺麗な高い女の声に代わった。
この女は須川の初恋相手。現在進行形で付き合っている彼女だ。
「なるほど〜〜おみごとだ。なぜ俺を??」
「貴方が好きだからよ。」

この女の正体は
須川の過去は??
次章は須川の過去が明かされる・・・。

                12章完

聖羅姫7/18 17:32:582202cfqwoY5iZRB.2||270
「俺の事捨てて行かなかったんじゃないのか??」
「今も貴方がすきなのよ。」
女名前は藤澤桃華
「俺もだよ。けどなぜ??」
「あるひとつぜん・・」
藤澤はポツリ・・・ポツリ・・語り始めた

藤澤と須川は大学院で知り合った
「ねえ、ココのせきあいてる??」
ふとした瞬間今まで須川の枯れ果てた感情が一気に戻った
須川は恋をした
「あ・・・はい。空いています」
「じゃあ座らせてもらいますね」
ほんのり香る香水の臭い
流行にはそってなく、甘く鼻につかずすがわの心を癒した
「の・・あの・・・」
「はっはひ??」

聖羅姫7/18 17:33:162202cfqwoY5iZRB.2||515
声が裏返り、思わず須川は立ち上がった
「お!!そんなにやる気か??大学院では最もレベルが高いぞ。がんばれ。」
「は???い???」
須川はびっくりしたせいで勢いよく立ちあがった。

クスクスクスクス

あたりの囁き笑う声が聞こえる
心臓が喉にあるみたいだ

カッカッカッカッカコッコッコッコカチャカッチャ

「先生・・・解けました・・・。」
「おう。解けてるな」
「君・・・。頭良いのね・・。」
「それほどでもないよ。」
一気に緊張が解けたせいか、今度は忘れかけていたトキメキが須川を襲った。

「まあいいわ。」
「はあ。」

聖羅姫7/18 17:33:292202cfqwoY5iZRB.2||309
須川はため息が混じる
「貴方・・。ずいぶん高派らしいのね。」
「何で知ってるの?」
「結構うわさで流れてるわよ。独身でしょ??」
「はぃ・・・・・・・」
なんだか見放されてるようだったがなぜか心地よかった

〜なんで見放されてるような言いかたされてるのに
〜俺はどMなのか?

「まあ、これを気にお友達になりましょうね」
「はいっこれからよろしくお願いします」

スッ

アドレスらしきものが書いてある紙を渡された。
「私のアドレスよ。あと、友達になったら敬語なしね」
「分かった。今日メールします。」
「今日はこれでおしまいだ。」

 ありがとうございました

聖羅姫7/18 17:33:372202cfqwoY5iZRB.2||943
〜やった
〜アドレスが聞けた
〜けど、すんなり行き過ぎないか??
〜まあそこらへんは気にしにでおこう
〜うわ〜〜うれしいな
〜もっと発展すると良いな

妄想している間に家に着いた

「ただいま」

〜早速メールするか。

カチッカチッカチッカチッカチッカチ

〜送信完了。
 

                 13章完

聖羅姫7/18 17:34:72202cfqwoY5iZRB.2||352
♪♪〜〜〜〜〜♪〜〜♪〜♪〜〜♪
♪♪〜〜〜〜〜♪〜〜♪〜♪〜〜♪

〜早速来たよ。

「こんばんは。まさかすぐメールが来るとは思わなかったわ」
「こんばんは。俺も返事がすぐ来るなんて・・。びっくり」
「まあそれはいいや。貴方はどこ出身なの?」
「え〜と、神奈川出身です」
「同じだね。私も神奈川。なんか気が合うみたい。貴方と私。」
「俺もです。前から話したかったんですよ。」
「じゃあ、良き友達としてヨロシクね」
「はい。」
「じゃあおやすみ」

〜うっしゃーーーーーーーーーー
〜とうとう話しちまったよ。
〜やっべ!!興奮がとまらないかも・・。

聖羅姫7/18 17:34:332202cfqwoY5iZRB.2||647
〜誰か俺の興奮を止めてくれよ。
〜どうしよう。目がガンガンにさえてきたよ。
〜寝るか。あ、晩飯食ってないな
〜じゃ、スーパーでも行くか

ガチャガチャガチャガチャ

いらっしゃいませ。ようこそ

やたらテンションの高い店員。

聖羅姫7/18 17:34:422202cfqwoY5iZRB.2||470
〜さってと。
〜何を買うかな
〜財布に響かないのが・・・・。

須川はお金が無いため自炊、超節約生活を送っている。

〜もういいかな。
〜いや〜〜。買いすぎたかな??
〜あ、チョコ買わなきゃ。
〜買い溜めが切れる

須川はチョコが大大好きである。

〜さ、お会計お会計っと。
〜そこにならぶか。

「いらっしゃいませ。本日はありがとうございます」

〜ん??
〜なんだか聞きなれた声だなあ

「あ、須川君。恥ずかしい所見られちゃったね。」
「あ・・。あーーー。」

ヒソヒソヒソッ

聖羅姫7/18 17:35:82202cfqwoY5iZRB.2||73
「お客様、他のお客様のご迷惑となりますので、大声などはなるべく控えめにお願いします」
店長らしき人が注意しに来た。
「ちょっと、びっくりするじゃん。」
にこっと笑顔でレジを打つ
「じゃ、帰るな。じゃ、大学でな」

〜なんであの人はあそこでバイトを??
〜まあいいや。


そして何ヶ月か過ぎた2月24日

〜この日の大学ってなぜかいきずらいな。
〜男はみんなこの日に命かけてるもんな。
〜といいつつも俺も結構飾ってるんだけどな。

聖羅姫7/18 17:35:212202cfqwoY5iZRB.2||790
須川のいつものボサボサ頭は綺麗に整えている。
雑誌まで買って研究しているくらいだ。

〜けど俺の今日の格好は大丈夫かな
〜まあ、多分何もない平凡な一日で終るんだろうな。
〜これ以上考えると心がつぶれそう・・・。惨め

みんな気合入りスギだって。
みんな可愛く飾っちゃって
みんな、俺はいつでもオッケーだぞ!!

「おはよう。須川君」
「おはよう。」
「あのさ、話があるんだけど。」

〜北ーーーーー(((@∀@)))ーーーーーー

聖羅姫7/18 17:35:482202cfqwoY5iZRB.2||52
「おう。いいよ。いつ??」
「今から大学サボってあたしの家コナイ??」
「え??親は??」
「あたし一人暮らしなの、」
「じゃあ今から行ってもいいよ。」
「やったあ」
二人は約束をし、入りかけていた大学のキャンパスから回れ右をして藤澤の家へ向かう。
電車は昼間なのか結構すいている。
藤澤は緊張してるせいか、静かに黙っている。
藤澤の今日のコーディネートはすごいの一言だった。
いつもは簡単な服装なのに、ふわふわのスカート、レースをふんだんに使ったジャケット、春色のロングTシャツ。
藤澤はとっても童顔なのに体系は文句なし。

聖羅姫7/18 17:36:32202cfqwoY5iZRB.2||882
〜やっぱりかわいい!!
〜彼女にしたい・・・。
〜俺カッコよくないから無理だよな。

「ココで降りるよ」

聖羅姫7/18 17:36:292202cfqwoY5iZRB.2||592
緊張してるせいか、言葉使いが硬い。
無言で返した。
しばらく歩いた。歩いて少したつととても綺麗なアパートに着いた。
「どうぞ。ハイって。汚い部屋だけどね。」
「お邪魔します」
藤澤のシャンプーのにおいが甘く香る。
「で??話って何??」
「う・・・ん・・・・・」
「大丈夫。ゆっくり話してね。」
「あのね、私いままで貴方の事が・・・・・。好きでした。付き合ってください。」
「俺も今まで藤澤の事好きだ。俺からもヨロシク」

グスングスン

「何で泣き出すんだよ」
「だって、もし気持ち伝わってだめだったらどうしようとか思って」
シャンプーのにおいがいっそう強くなった。

聖羅姫7/18 17:36:452202cfqwoY5iZRB.2||761
目を開けると、泣きながら藤澤が須川の胸の中にいる。
「大好きです」
「俺も大好きだよ」
「あたしをよろしくね。」
「俺をヨロシク」
須川と藤澤は何度かKISSをした。
藤澤は泣いていた。
なぜか藤沢の泣き声が消えた。

聖羅姫7/18 17:36:502202cfqwoY5iZRB.2||378
スーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「かわいいな。寝顔も。」
寝ている藤澤。なぜか須川は襲いたくなった。

〜ベットに移動してあげた方が良いかな
〜あったっと。

ゆっくり藤澤をベットの上に置く。

〜さてと。帰ろうかな。

「行かないで。一緒にいて」
藤澤が寝言を言っている

〜帰ろうとおもったけどいるか。ここに
〜さってと。何をするかな
〜俺も眠くなってきた・・・・・・。

スーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふたりは静かにベットで眠った

                                14章完

聖羅姫7/18 17:37:242202cfqwoY5iZRB.2||439
「須川君、須川君、起きて。」
「ふあ〜〜〜〜〜〜〜。よく寝た。」
「やっとおきた」
「ぅわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「あ、きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
藤澤は自分のカッコを忘れて話しかけていた。
なんと藤澤は胸元が大きく開いていた。
「おい、いくらつきあうっつったってそれはまだ早いって」
「ごめん。お風呂はいろうとしたから」
「そっか。びっくりさせるなよ。」
「ごめんね。そういえば、おなか減ったでしょ。」

聖羅姫7/18 17:37:432202cfqwoY5iZRB.2||723
「うん。」
「なんか作るね。」
「美味しいの頼む。」
エプロンを持った藤澤はなぜかルンルンしている。
それから数十分後・・・・・・・・・・・・・・。
「はい。おまたせ。」

聖羅姫7/18 17:37:512202cfqwoY5iZRB.2||795
「おう。できた??」
いいかおりが部屋中広がる
「今日のメニューは、オムライスデーーっす。」
「お、うまそう」
二人は何気ない会話を交わした。
そして数時間たった頃・・・・・
「あ、もうそろそろ12時じゃん。」
「めっちゃ喋ったね。」
「じゃ、俺明日バイトだから。今日はこのくらいにしておくよ。」
「じゃあね。」
「あ!!!!!忘れ物」
「なんだよ。」

聖羅姫7/18 17:38:132202cfqwoY5iZRB.2||309
チュッ

目を大きく見開いた。
藤澤は須川にキスをした。
「夢から覚めないようにね。」
藤澤がウインクをした。
「おやすみ」

ギーーーーーーーーーーーーーーバタンッガツンガツンガツン

須川は気が気じゃなかった。
今までの行動がうまく思い出せない。

〜やべえ。
〜あんな美人とキスしちゃったよ。
〜しかも告白だろ?
〜あ〜〜夢なら覚めないで欲しい。
〜なんだ?体がはっきり覚えてる
〜あのやわらかい感触

聖羅姫7/18 17:38:562202cfqwoY5iZRB.2||40
須川はやっとの事で家に着いた

15章完

聖羅姫7/18 17:39:202202cfqwoY5iZRB.2||516
「ただいま」

〜あ〜〜あ。
〜家へ帰ると一気に現実から引き戻された感じがするよ。
〜汚いな。
〜これジャを桃華呼べないよ。
〜俺も顔汚いし。
〜お似合いカップルって言われたいな。
〜雑誌でも買って研究したほうがいいのか??
〜俺があいつを守らなきゃ。

そして何年かたったある日

聖羅姫7/18 17:39:462202cfqwoY5iZRB.2||973
「ねえ、私たちもうそろそろ結婚しない??」
「俺今言おうと思ったんだよ。」
「じゃあ、あなたの口から聞きたい。」
「俺と結婚してください。」
「もちろん。よろこんで。」
「はい。これ」

顔が赤くなった須川が差し出した。

「なに??これ。」
「目つぶって」

シュルシュル パカッ

無音の部屋にリボンをとき、箱を開ける音が響く。

チュッ

聖羅姫7/18 17:40:212202cfqwoY5iZRB.2||713
「目を開けて。」
「わあ!!!とてもきれい・・・・・」
「これ、指輪だよ。」
「わかってるわよ。そんなこと」
「俺をよろしくね。あらためて」
「ありがとう。」

桃華がまた泣く

「お前はよく泣くな。」
「だって・・・・。ヒックうれしいんだもん。」
「今日はココに泊まる。」
「うん。」
「おなか・・減ったね。」
「うまいもん頼む」

何気ない会話が二人を包んだ。
二人は知らないうちに顔から笑みが浮かび、いつでもニコニコしているようになった。
そしてしばらくすると・・・

聖羅姫7/18 17:40:502202cfqwoY5iZRB.2||179
「いつ結婚式上げよっか。」
「早くがいい。結婚式挙げるならよくがい・い♪」
「よし。じゃあ、桃華のご両親に挨拶に行くか。」
「あのね、そのことで話があるの。」
「なんだよ。早く話せよ」

須川が藤沢の鼻をつついた

「実は、私のお母さんとお父さんもういないの。」
「な・・なんでだよ。いつ??」
「私がまだ赤ん坊だったころ。」
「原因は??」

聖羅姫7/18 17:41:82202cfqwoY5iZRB.2||198
「お父さんの母親藤沢おばさんが借金してて、払い終わらないまましんじゃったの。
それで、借金取りはお父さんに当たってきたの。で、お父さんとお母さんは私を佐々木おばさんのところに預けて
にげたの。それから連絡が取れなくて、この間電報で死んだって。」
「おい・・・。お前そんな過去が・・。」
「私は藤沢おばさんを一生恨む。私の幸せを奪ったのよ。」

聖羅姫7/18 17:41:152202cfqwoY5iZRB.2||437
「お前・・・・」

須川もこれを聞いていて腹が立ってきた。

「苦しい事があったら俺が何でも協力するから」
「ありがとう。やさしいのね。」
「ばーか。守るって決めたおんなも守れないで結婚なんか出来るかあ。」
「ねよっか。」
「俺も眠くなった。」
「じゃあな。」

須川がゆっくりと玄関のほうへと歩み寄る。

「おやすみ。ばいばい。」
「おやすみ。ばいばい。」

                16章完

聖羅姫7/18 17:41:402202cfqwoY5iZRB.2||304
ΨΨΨΨ何ヶ月かたったある日ΨΨΨΨ

二人は結婚した。
そして幸せな日々を送っていた。
ある日・・・・・・・・・・・。

「ただいまあ。あれ?誰かいないのか???」

しんと暗く静まり返る。
なぜか血の匂いというか、鉄のにおいが鼻をくすぐる
背中に氷水を当てられたみたいだ。

〜桃華無事でいてくれ
〜まさか・・・まさか・・・


須川の予感は的中した。

〜桃華桃華桃華
〜どこだどこだどこだどこだ
〜出て来い出て来い出て来い出て来い

部屋中に血が散らばっている。
テーブルの上に一枚紙がおいてあった
書いてあった内容はこうだった

聖羅姫7/18 17:41:472202cfqwoY5iZRB.2||664
輝樹へ

待ってて。私を信じてずっと待ってて。
大好きだった。結婚まで出来てうれしかった
あなたに会えて私は楽しかった。
浮気しないでずっと待っててね。

桃華より

これを見た須川は絶句した

〜どうゆう意味??
〜連れ去られたのか??
〜相当抵抗したみたいだな。
〜なんでなんでなんでなんで
〜どうしよう。
〜頼れる親戚もいない
〜桃華の言うことを信じてまとう


そして今現在にいたるのである。
 
                           17章完

聖羅姫7/18 20:57:52202cfqwoY5iZRB.2||184
感想、改善点、脱字などがあったらお気軽に書きよろしくお願いします。

沙織7/19 0:3:172181cfSPhSN9pQTp6||562
もう、感想していいんですか??

一言で言うと・・・最高です^^
リアル感ありますね(ぇ

聖羅姫7/20 17:11:202202cfqwoY5iZRB.2||639
http://sankagata-review.com/bbs/novels/novel.cgi?mode=view&no=140
が、公式サイトです。そちらで更新していますので。


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