8725 | ・敵国の計画書・第十七話−復活の花火− | 一 | 7/27 23:33:40 | 2202cfflaWz7oZhNA |
前作−堕天使− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8231.html 第一話〜 第十話−作戦開始− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8558.html 第十一話−ルグウン−http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8583.html 第十二話−兵士− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8604.html 第十三話−魔王− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8629.html 第十四話−敬礼− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8651.html 第十五話−敵国の最期−http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8677.html 第十六話−真実− http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8702.html 第十七話−復活の花火− |
一 | 7/27 23:34:53 | 2202cfflaWz7oZhNA||705 | ||
『・・・とりあえず、悔んでいても仕方が無い。旅を続行させよう。』 大佐が静かに呟き、地図を取り出す。 ルデューが、大佐に思いっきり反抗した。 『このまま進んで、魔王をドンドン倒せるか!?無理だろ!作戦を練り直そう!』 『どんな作戦だ!言ってみろ! まさか、ありません、等とほざくのではないだろうな!?』 また二人の言い合いが始まった。 こうなると、暫くは止められない。 そこで、ラシャンと二人で作戦を考える事にした。 |
一 | 7/27 23:35:49 | 2202cfflaWz7oZhNA||394 | ||
『さて、どう探すかだな・・・我武者羅に歩いていっても、無理だろうし。』 ラシャンはため息を吐きながら、地図を見た。 オレはやっぱり、敵国の同盟国を訪ねるべきだと思う。 という、意見をラシャンに言うと、ラシャンは目を顰めて呟いた。 『だが、其処に魔王が居ると思うか?』 しかし、オレには居るか居ないか、では無く、他の目的があるのだ! 『それは分からない。けど、もしかしたら、倒す方法かあるかも・・・』 オレの言葉にラシャンの顔がパッと明るくなった。 |
一 | 7/27 23:36:28 | 2202cfflaWz7oZhNA||801 | ||
しかし、不意に暗い顔に戻った。 『だが、無いかもしれないぞ。』 ラシャンが不安げに呟く。 オレはニヤリと笑って、返事を返した。 『いつもの事だろ?』 ラシャンもニヤリと笑って、二人で笑い出した。 その笑い声が聞こえたらしく、大佐達の言い合いも終わった。 |
一 | 7/27 23:44:20 | 2202cfflaWz7oZhNA||315 | ||
『確かにな・・・』 ルデューが感心した様子で呟く。 大佐も、感心した様子で、オレの説明を聞いてくれた。 『うん・・・そうだな。仮に無かったとしても、その事は後で考えればよい。』 オレの話が終わった後で、大佐が賛成意見を言ってくれた。 ルデューがため息を吐いて、リュックを背負う。 『オレ達の話し合いは無駄か。』 だが、話し合いというより、言い合い・・・要は喧嘩だ。 『為になる、話し合いありがとうよ。ルデュー君。』 オレは皮肉いっぱいに、ルデューの肩を叩きながら呟く。 |
一 | 7/27 23:45:2 | 2202cfflaWz7oZhNA||3 | ||
ルデューがキッと睨んできた。 『どういたしまして。天才バ・・』 ルデューが皮肉を言い返している、その途中で、 突然崩れた敵国本部から、一筋の光が天まで届いた。 『何が・・・』 ラシャンが敵国の方を見ながら呟く。 そんな間にも、光がドンドン太くなっていく・・・ そして、不意にとても大きな爆発音が轟く! ”ドォォォン!” |
一 | 7/27 23:46:1 | 2202cfflaWz7oZhNA||822 | ||
『花火か?』 ラシャンがフッと笑いながら呟いた。 が、どう見ても花火ではない・・・ ラシャンは、さっと、マシンガンを手に取る。 大佐とルデューも、警戒しつつ、爆発した所を見ている。 『やぁやぁ。兵隊諸君。よくも我が城を破壊してくれたね?うん?』 不意に、後ろから声をかけられた。 ビックリして後ろを向くと、ナムンが立っている・・ (正確には浮いている) |
一 | 7/27 23:47:21 | 2202cfflaWz7oZhNA||8 | ||
『君達の発想は見事だった。実に。 しかし・・・足りなかったようだな。敗因は・・・私を甘く見ていた。』 そういってニヤリとすると、突然斬りかかってきた! だが、間一髪の所で、大佐が剣で防いでくれた。 『レドウェン!』 ナムンはククと笑いながら、素早く、巧みに、剣を振り回している。 だが、このままではマズい。まだ、敵の弱点も見えていないのに、交戦とは・・・ しかし、だからと言って何もせずに殺されるわけにはいかない。 |
一 | 7/27 23:48:4 | 2202cfflaWz7oZhNA||521 | ||
オレは急いでマシンガンを構える。 だが、ナムンは微動だにせず、クックッと笑う。 『だから甘く見ていると言っているのだ!!』 そう叫ぶと、ナムンの周りに六芒星が三つ浮かび上がる・・・ ”グォォォォ!!” 叫び声と共に、あの龍が現れた。 オレ達は、その叫び声に僅かに退いたが、立ち向わなければ、殺されるのだ! |
一 | 7/27 23:48:25 | 2202cfflaWz7oZhNA||896 | ||
腹を括り、マシンガンをぶっ放す−・・・ ”ドドドドドドド!!” 龍に向かって鉛の弾が一斉に放たれる。 それをまともに喰らい、龍は呻き声を上げている。 が、絶対に死なないだろう。 敵国の頂上で戦ったときも、いくら撃っても死ななかった。 ここでもきっと−・・・・ |
一 | 7/27 23:48:51 | 2202cfflaWz7oZhNA||528 | ||
”ガシンッ” 弾が切れた・・・ ラシャンとルデューの方からも聞こえてくる。 オレは悪態を吐き、弾を再び入れようとした−・・・ が、甘かった! 龍がチャンスと考え、三匹同時に突っ込んできたのだ! ”グォォォォォォ!!” 口の中の歯が恐ろしく鋭い。 |
一 | 7/27 23:49:21 | 2202cfflaWz7oZhNA||699 | ||
『くそっ!!』 ルデューも悪態を吐き、ポーチから手榴弾を取り出した。 『オレよりも先に、これでも食ってろ!』 そう叫び、手榴弾を投げようとした、瞬間! ”ガブッ・・・” 横から来た龍に、手ごと噛り付かれた。 『ぐぁぁぁぁぁ!!』 苦痛に満ちた、叫び声が広がる。 |
一 | 7/27 23:50:23 | 2202cfflaWz7oZhNA||597 | ||
横から来た龍は、そのまま手を食い千切る・・・ オレは思わず目を塞ぎそうになったが、ハッとした。 このままでは、ルデューが前の龍に食われてしまう! オレは、腰に括りつけてある、鞘から剣を取り出すと、 思いっきり前の龍に投げた。 ”グゥッ” 龍に剣が刺さりそうになる・・・・が、龍はそれをパクリと食べてしまった。 その光景にボーっとしているオレを、 ルデューの手を食べた龍が、睨みつけてきた。 そして、恐ろしい叫び声を上げて突っ込んでくる。 |
一 | 7/27 23:50:52 | 2202cfflaWz7oZhNA||127 | ||
ルデューは、オレの剣を食べた龍から、なんとか逃げている。 ラシャンは、三匹目の龍と、逃げながら戦っている。 この龍、どうやら一人で倒さなければいけないらしい。 第十八話へ続く・・・・ |
一 | 7/27 23:57:54 | 2202cfflaWz7oZhNA||741 | ||
こんばんわ。 ふと気づけば、もう第十七話。 前作では、確かアザレルと出会った所ら辺だったと思います。 それに比べ、こっちはまだ、殆ど進んでいない。 もう少しスピードアップせねば と感じました。 しかし、 ここまで来ると、もう読んでくれる方も増えないかな・・・ と思う、今日この頃。 一気にこんな物語をここまで読もうと思う方は少ないでしょう。 僕も嫌です。しかし、もしも、目に入ったのなら、 少しずつでもいいから、読んでほしいな、と思う今日この頃(ナニ さてさて、次回、その次回と、敵国編最終話。是非、見てくださいね。 又、十七話を読んで頂けた方は、是非、感想を残していってください。 |
一 | 7/28 0:0:50 | 2202cfflaWz7oZhNA||89 | ||
煤@気づけば水色五人連続。 奇遇というものも、ありますね。 |
オギワラ | 7/28 20:23:27 | 2212cfBcsmysAsVME||490 | ||
こんばんわ〜 今回も読ませていただきました。 いや、次回で最終回ですか(オイ とてもピンチに見えるのですが……ナムンの奇襲を受けたパルダ達。 しかも、3人が龍と1対1の状況に追い込まれてしまいました。 全員であたった場合でさえ、軽くあしらわれたというのに、ホントやばいのでは。 この状況を打開するには、ナムンと戦闘状態の大佐に頑張ってもらうしかありませんね。 ナムンを倒せば龍も消えるでしょうし。 前作はここら辺で既に佳境に入っていたのですか……今回の作品は長くなりそうですな〜。 そのぶん、これからの展開に期待です。 では、次回も楽しみにさせて頂きますわ(*´σー`) |
一 | 7/28 21:19:45 | 2202cfflaWz7oZhNA||346 | ||
こんばんわ。 いつもありがとうございます。 最終回・・・もとい、敵国編最終回、です。 ピンチです。かなりピンチです。 まず、硬い鱗に守られた龍。 魔王は本来、人間の武器では死にません。(ナムンはマシンガンで死なず) それに比べ、龍は魔王の手下、であるので、人間の攻撃は効くのです! しかし、鱗のせいで、攻撃届かず・・・何か手はあるのでしょうかね・・・ 大佐もナムンを倒すことはできるのでしょうか・・・ アザレルに出会ったことで、短い−アザレル編−が、前回にはありました。 そして、全25話・・・はい必ず長くなります。 期待に副えるか分かりませんが、次回も見てくださいね。 |
一徳 | 7/28 22:23:24 | 2202cf3QKhcWTRX3g||860 | ||
こんばんは。久しぶりにまとめて5話程読ませて頂きました。 遅いですが、まさか大佐が魔物だったとは… ってかいきなりかなりのピンチですね。それに次回で敵国編完結だとか。 今回の17話を読んでみて勝てそうに無い展開ですが、 どうやってバルダ達がこの状況を打開するのか非常に楽しみです。 まだまだ長くなりそうですが、楽しみに1話ずつ読んでいきます。 これからも頑張ってください。では(^^)/ |
一 | 7/28 22:30:41 | 2202cfflaWz7oZhNA||521 | ||
こんばんわ。 お久しぶりです。 一話だけでもくどい物を 一気に五話も! ありがとうございます。 まぁバルダが言っているように、 耐久力・攻撃力を見た上で、魔物とバラされても、 別に不自然ではありませんよね・・・ まぁ大佐は、大佐、これからも頑張りますよ。 正確には、次回・その次回、で完結です。 この話では、不意をつかれて、いきなり戦闘になってしまっていますからね・・・ まぁ、題が変わって、状況も変わるか、というのも、またアレなのですが。 とにかく、バルダ達は、どういう方法を使うのでしょう。 次回も是非見てくださいね。 |
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