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8725敵国の計画書第十七話−復活の花火−7/27 23:33:402202cfflaWz7oZhNA
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第十七話−復活の花火−

7/27 23:34:532202cfflaWz7oZhNA||705
『・・・とりあえず、悔んでいても仕方が無い。旅を続行させよう。』

大佐が静かに呟き、地図を取り出す。
ルデューが、大佐に思いっきり反抗した。

『このまま進んで、魔王をドンドン倒せるか!?無理だろ!作戦を練り直そう!』
『どんな作戦だ!言ってみろ!
まさか、ありません、等とほざくのではないだろうな!?』
また二人の言い合いが始まった。

こうなると、暫くは止められない。
そこで、ラシャンと二人で作戦を考える事にした。

7/27 23:35:492202cfflaWz7oZhNA||394
『さて、どう探すかだな・・・我武者羅に歩いていっても、無理だろうし。』

ラシャンはため息を吐きながら、地図を見た。
オレはやっぱり、敵国の同盟国を訪ねるべきだと思う。
という、意見をラシャンに言うと、ラシャンは目を顰めて呟いた。

『だが、其処に魔王が居ると思うか?』
しかし、オレには居るか居ないか、では無く、他の目的があるのだ!

『それは分からない。けど、もしかしたら、倒す方法かあるかも・・・』
オレの言葉にラシャンの顔がパッと明るくなった。

7/27 23:36:282202cfflaWz7oZhNA||801
しかし、不意に暗い顔に戻った。

『だが、無いかもしれないぞ。』
ラシャンが不安げに呟く。
オレはニヤリと笑って、返事を返した。

『いつもの事だろ?』
ラシャンもニヤリと笑って、二人で笑い出した。
その笑い声が聞こえたらしく、大佐達の言い合いも終わった。

7/27 23:44:202202cfflaWz7oZhNA||315
『確かにな・・・』

ルデューが感心した様子で呟く。
大佐も、感心した様子で、オレの説明を聞いてくれた。

『うん・・・そうだな。仮に無かったとしても、その事は後で考えればよい。』
オレの話が終わった後で、大佐が賛成意見を言ってくれた。
ルデューがため息を吐いて、リュックを背負う。

『オレ達の話し合いは無駄か。』
だが、話し合いというより、言い合い・・・要は喧嘩だ。

『為になる、話し合いありがとうよ。ルデュー君。』
オレは皮肉いっぱいに、ルデューの肩を叩きながら呟く。

7/27 23:45:22202cfflaWz7oZhNA||3
ルデューがキッと睨んできた。
『どういたしまして。天才バ・・』

ルデューが皮肉を言い返している、その途中で、
突然崩れた敵国本部から、一筋の光が天まで届いた。

『何が・・・』
ラシャンが敵国の方を見ながら呟く。
そんな間にも、光がドンドン太くなっていく・・・
そして、不意にとても大きな爆発音が轟く!

”ドォォォン!”

7/27 23:46:12202cfflaWz7oZhNA||822
『花火か?』

ラシャンがフッと笑いながら呟いた。
が、どう見ても花火ではない・・・
ラシャンは、さっと、マシンガンを手に取る。
大佐とルデューも、警戒しつつ、爆発した所を見ている。

『やぁやぁ。兵隊諸君。よくも我が城を破壊してくれたね?うん?』
不意に、後ろから声をかけられた。
ビックリして後ろを向くと、ナムンが立っている・・
(正確には浮いている)

7/27 23:47:212202cfflaWz7oZhNA||8
『君達の発想は見事だった。実に。
しかし・・・足りなかったようだな。敗因は・・・私を甘く見ていた。』

そういってニヤリとすると、突然斬りかかってきた!
だが、間一髪の所で、大佐が剣で防いでくれた。

『レドウェン!』
ナムンはククと笑いながら、素早く、巧みに、剣を振り回している。
だが、このままではマズい。まだ、敵の弱点も見えていないのに、交戦とは・・・
しかし、だからと言って何もせずに殺されるわけにはいかない。

7/27 23:48:42202cfflaWz7oZhNA||521
オレは急いでマシンガンを構える。
だが、ナムンは微動だにせず、クックッと笑う。

『だから甘く見ていると言っているのだ!!』
そう叫ぶと、ナムンの周りに六芒星が三つ浮かび上がる・・・

”グォォォォ!!”

叫び声と共に、あの龍が現れた。
オレ達は、その叫び声に僅かに退いたが、立ち向わなければ、殺されるのだ!

7/27 23:48:252202cfflaWz7oZhNA||896
腹を括り、マシンガンをぶっ放す−・・・

”ドドドドドドド!!”

龍に向かって鉛の弾が一斉に放たれる。
それをまともに喰らい、龍は呻き声を上げている。
が、絶対に死なないだろう。

敵国の頂上で戦ったときも、いくら撃っても死ななかった。
ここでもきっと−・・・・

7/27 23:48:512202cfflaWz7oZhNA||528
”ガシンッ”

弾が切れた・・・
ラシャンとルデューの方からも聞こえてくる。
オレは悪態を吐き、弾を再び入れようとした−・・・

が、甘かった!
龍がチャンスと考え、三匹同時に突っ込んできたのだ!
”グォォォォォォ!!”
口の中の歯が恐ろしく鋭い。

7/27 23:49:212202cfflaWz7oZhNA||699
『くそっ!!』

ルデューも悪態を吐き、ポーチから手榴弾を取り出した。

『オレよりも先に、これでも食ってろ!』
そう叫び、手榴弾を投げようとした、瞬間!
”ガブッ・・・”
横から来た龍に、手ごと噛り付かれた。

『ぐぁぁぁぁぁ!!』
苦痛に満ちた、叫び声が広がる。

7/27 23:50:232202cfflaWz7oZhNA||597
横から来た龍は、そのまま手を食い千切る・・・
オレは思わず目を塞ぎそうになったが、ハッとした。

このままでは、ルデューが前の龍に食われてしまう!
オレは、腰に括りつけてある、鞘から剣を取り出すと、
思いっきり前の龍に投げた。

”グゥッ”

龍に剣が刺さりそうになる・・・・が、龍はそれをパクリと食べてしまった。
その光景にボーっとしているオレを、
ルデューの手を食べた龍が、睨みつけてきた。
そして、恐ろしい叫び声を上げて突っ込んでくる。

7/27 23:50:522202cfflaWz7oZhNA||127
ルデューは、オレの剣を食べた龍から、なんとか逃げている。
ラシャンは、三匹目の龍と、逃げながら戦っている。
この龍、どうやら一人で倒さなければいけないらしい。

第十八話へ続く・・・・

7/27 23:57:542202cfflaWz7oZhNA||741
こんばんわ。

ふと気づけば、もう第十七話。
前作では、確かアザレルと出会った所ら辺だったと思います。
それに比べ、こっちはまだ、殆ど進んでいない。
もう少しスピードアップせねば と感じました。

しかし、
ここまで来ると、もう読んでくれる方も増えないかな・・・
と思う、今日この頃。
一気にこんな物語をここまで読もうと思う方は少ないでしょう。
僕も嫌です。しかし、もしも、目に入ったのなら、
少しずつでもいいから、読んでほしいな、と思う今日この頃(ナニ

さてさて、次回、その次回と、敵国編最終話。是非、見てくださいね。
又、十七話を読んで頂けた方は、是非、感想を残していってください。

7/28 0:0:502202cfflaWz7oZhNA||89
煤@気づけば水色五人連続。
奇遇というものも、ありますね。

オギワラ7/28 20:23:272212cfBcsmysAsVME||490
こんばんわ〜
今回も読ませていただきました。

いや、次回で最終回ですか(オイ
とてもピンチに見えるのですが……ナムンの奇襲を受けたパルダ達。
しかも、3人が龍と1対1の状況に追い込まれてしまいました。
全員であたった場合でさえ、軽くあしらわれたというのに、ホントやばいのでは。
この状況を打開するには、ナムンと戦闘状態の大佐に頑張ってもらうしかありませんね。
ナムンを倒せば龍も消えるでしょうし。

前作はここら辺で既に佳境に入っていたのですか……今回の作品は長くなりそうですな〜。
そのぶん、これからの展開に期待です。
では、次回も楽しみにさせて頂きますわ(*´σー`)

7/28 21:19:452202cfflaWz7oZhNA||346
こんばんわ。
いつもありがとうございます。

最終回・・・もとい、敵国編最終回、です。
ピンチです。かなりピンチです。
まず、硬い鱗に守られた龍。
魔王は本来、人間の武器では死にません。(ナムンはマシンガンで死なず)
それに比べ、龍は魔王の手下、であるので、人間の攻撃は効くのです!
しかし、鱗のせいで、攻撃届かず・・・何か手はあるのでしょうかね・・・
大佐もナムンを倒すことはできるのでしょうか・・・

アザレルに出会ったことで、短い−アザレル編−が、前回にはありました。
そして、全25話・・・はい必ず長くなります。
期待に副えるか分かりませんが、次回も見てくださいね。

一徳7/28 22:23:242202cf3QKhcWTRX3g||860
こんばんは。久しぶりにまとめて5話程読ませて頂きました。
遅いですが、まさか大佐が魔物だったとは…
ってかいきなりかなりのピンチですね。それに次回で敵国編完結だとか。
今回の17話を読んでみて勝てそうに無い展開ですが、
どうやってバルダ達がこの状況を打開するのか非常に楽しみです。

まだまだ長くなりそうですが、楽しみに1話ずつ読んでいきます。
これからも頑張ってください。では(^^)/

7/28 22:30:412202cfflaWz7oZhNA||521
こんばんわ。
お久しぶりです。

一話だけでもくどい物を
一気に五話も!
ありがとうございます。

まぁバルダが言っているように、
耐久力・攻撃力を見た上で、魔物とバラされても、
別に不自然ではありませんよね・・・
まぁ大佐は、大佐、これからも頑張りますよ。

正確には、次回・その次回、で完結です。
この話では、不意をつかれて、いきなり戦闘になってしまっていますからね・・・
まぁ、題が変わって、状況も変わるか、というのも、またアレなのですが。
とにかく、バルダ達は、どういう方法を使うのでしょう。

次回も是非見てくださいね。


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