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8736【ボク的学園ライフ・番外編だよっ!】炎髪灼眼の討ち手7/28 16:42:296062cf2Mp.ZYODUNA
さて。
今日の話は【夏の暑い日のデキゴト】です。
夏休みの暑い日といえば?
夏の定番メニューといえば?
そう、アレですアレ!

・・・・・・・・・・・・・【アレ】は本編に登場しますので。

さて、今日も天使と悪魔の暴走爆裂物語、逝きます。

炎髪灼眼の討ち手7/28 16:47:376062cf2Mp.ZYODUNA||216
『うだー』
誰が言ったのだろうか。もしかしたら皆が言ったのかもしれない。
夏休みも七月が終わろうとしているところ、ものすごい猛暑が襲ってきた。
太陽の光は必要以上にギラギラ光り、まぶしくてうっとうしいことこの上ない。
はぁ・・・・。

「あつぅー・・・」

「暑いよぉ・・・」

「あぢー・・・・」

「暑いですね・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

『うだー』

炎髪灼眼の討ち手7/28 16:54:386062cf2Mp.ZYODUNA||16
今日は(とゆーかほぼ夏休み中)親は家にいない。
母はハワイに休暇。父は出張(ハワイ)。
え。なにそれおかしいでしょなんで二人ともハワイでくつろいでくるんですか。
そんなこと思っていたが、実際は嬉しかった。
おお!夏休み唯一の歯止め役がいない!この夏はエンジョイだーっ!!
って。

でもね。
こんだけ暑くちゃエンジョイもなにもないって。

炎髪灼眼の討ち手7/28 16:58:146062cf2Mp.ZYODUNA||956
ちなみに今は皆で和室にいる。
家にクーラーがない(なぜだぁぁぁぁぁッ)ので、唯一景色だけは涼しい和室にいるのだ。
しかし、視覚効果なんぞで克服できる暑さだったら苦労はいらないのです。
和室は1階の縁側のところにある。
おかげで太陽がじりじりじりじりじりじりじりじりと暑いことこの上ない。
それに、もう動く気力もないので和室でごろごろしている。

皆。

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:3:476062cf2Mp.ZYODUNA||339
「ってマテ!何で皆がここにいるの!?ここは僕だけの空間のハズ!」
皆がけだるそうに反論する。
「だって大志クンがどこかに行こうとするから涼しいところ行くのかな〜って思ったんだもん・・」
「何でもいいからこっち寄ンないで・・・暑苦しいったらもー・・・・」
「あのね!涼しいスペースがあったとしてもね!僕は『ここは僕のスペースだ!』とか言わないもん!
 皆に使ってもらおうとか考えてるから!」

マリカがポツリと呟く。
「さっき・・・言ってませんでした・・?」

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:10:116062cf2Mp.ZYODUNA||931
しかしそんな屁理屈をいわれても僕はくじけない!
「いーから!ここの部屋から出てってよ!皆が集まったら暑いでしょ!?」
「大志クンが出てって」
「アンタが出てけ。・・・・ってかそんな怒鳴る気力があるんならホント出てけ」
ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ。
喧々囂々。
いとうるさし。
三人で寝ころがりながら(怒鳴りあってても誰も立たない)騒いでいた。
「・・・皆さん・・・心が狭いですね・・・」
あきれたようにまた呟いた。

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:14:396062cf2Mp.ZYODUNA||921
「そうだ!」
いがみ合ってたのも疲れ、またごろごろしはじめたところでイイコトを思いついた。
夏の定番メニューであり暑さに対抗するエネルギーであり・・・・・
つまり。
「カキ氷を作ろう!」
そう、それこそがこの猛暑を乗り切る最後の手段―<オメガウェポン>!


炎髪灼眼の討ち手7/28 17:17:586062cf2Mp.ZYODUNA||830
『カキ氷?』
大志以外の三人が聞いてきた。
カキ氷とはなんぞや、と。
「カキ氷って言うのはね、氷をカキ氷機の刃で削って・・・・」
<じょーりじょーりじょーりじょーり>
いいながら台所から持ってきたカキ氷セットで実践する。

そしてできたカキ氷第一号(メロン味)。
一番手はじゃんけんで勝ったマリカから。

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:22:546062cf2Mp.ZYODUNA||587
<さく>
マリカがスプーンをカキ氷に挿す。
少量の氷を掬い取って、その口へ―――――――
<しゃくしゃくしゃく・・・・>
三人が見守る中、マリカの感想は。
「・・・・頭・・・痛い・・・・<バタ>」
「ええッ!?スプーン一杯で気絶するほどの頭痛ってナニ!?おかしいよマリカちゃんの構造!」

倒れたマリカちゃんをベッドに運び、続きをはじめる。
<じょーりじょーりじょーりじょーり・・・・・・>

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:27:396062cf2Mp.ZYODUNA||102
「足りない」
「足りない」
氷が全部なくなってから、二人は言った。
「ってええッ!?何で氷全部使っちゃってんのォォォ!?僕の分は!?ねえ僕の分!」
実は僕はまだ食べてないのです。
「大志クン氷持ってきて〜」
「僕食べてないのに!パシリかよ!鬼!」
「鬼じゃなくて悪魔だよ〜」

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:31:336062cf2Mp.ZYODUNA||216
しかし、氷を持ってこいと言われても、氷はもうないのです。
「というわけで諦めてね」
マリンナは少し考えてから、
「じゃー水持ってきて〜。魔法で氷にするから」
「ヤダよ!どうせ僕食べる前に全部キミタチが食べちゃうんだから!
 もって来るイミないし!」

と、そこでプチがとんでもないことを言い出した。

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:35:76062cf2Mp.ZYODUNA||852
「ねぇ、知ってる?
 人間の体の70%は水でできてるんだって。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「それでね、だいだい34ℓの水が大志の中にあるんだよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
今の言葉を要約すると、
「大志を絞れば34ℓの水がでるから、カキ氷が食えるね♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
ヲイチョットマテェコラァ!!

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:38:296062cf2Mp.ZYODUNA||535
<がしっ>
逃げようとしたその瞬間、万力のような力で肩をつかまれた。
「ひっ」
そこには、まさに天使のような笑顔のマリンナがいた。
そして、言った。
「ボクの食欲のために死んで♪」
もう、ダメダ。
ボクはゾウキンノヨウニシボッテコロサレテシマウンダ。
アハハハ
アハハハハハハハハハハハハハハハハ―――――――――――

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:43:596062cf2Mp.ZYODUNA||342
「ちょ・・・ちょっと!?大丈夫!?ちょっとした冗談じゃん!」
眼を極限まで見開き濁った白眼を充血させ頬を不自然に吊り上げその裂けているように見える口からはけたたましい笑い声が響き渡り頭を上下にかっくんかっくんと曲げて踊っている大志を見て言った。
「え?冗談・・・だったの?」
「をい!そこ理解しとけよ!」

その日は大志の家から奇妙な笑い声が絶えず響き渡ってたそうな。

炎髪灼眼の討ち手7/28 17:47:516062cf2Mp.ZYODUNA||819
おーわりー。
結局「アレ」とはなんだったのでしょー。
当初は「カキ氷」の予定だったんだけど・・・・最後のほう「怪談」だし。
ま、どっちでもいっか。
どっちも夏の定番だし。

でもこんなに暑くなるのは八月の上旬ですよね。
確か梅雨明けがそんな感じだった・・・と思う。

7/28 20:49:216046cf5MlUOUeLMCE||930
面白いですねー。
前回の方も読ませていただきました^^
むぅ、短編ではなく、もとのストーリーが見たいです・・・
どっかから発掘できないですかねー?

シェイラ7/29 0:10:52184cfTfmqUKe673U||606
お久しぶりです!今回も大志はいじられまくっていますねぇ。一人だけ攻められまくっている彼の孤独な勇姿が目に浮かびます(笑)プチとかいい味だしてますよね〜。応援してます!

エドガー7/29 9:40:522209cf51ZBPjegYxQ||656
w
見てる俺も笑いが耐えませんでしたよww
楽しかったです
やっぱ討ち手さんが神様なのですな!!

炎髪灼眼の討ち手8/10 17:45:576062cf2Mp.ZYODUNA||509
あれ?
なんか読者の皆様が増えてるぞ?w

崚様>>もとのストーリー・・・
う〜む・・・その要望は多かったのですね〜・・・・
いろいろと探してみます。

シェイラ様>>お久しぶりです〜
いつでも孤独に大志君は頑張ってます。
ぜひぜひ応援してあげてください。

エドガー様>>読者様が笑えてヨカッタ・・・
ここまで書いて笑えなかったらどーしよーもありませんがねw
少しくらいの文才は自負しますが、さすがにエドガー様には・・・
雲の上の人ですからねw


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