戻る
8759コオリノココロ―Dreamland―リギュナ7/29 17:31:142101cff.gWTxMMj/M

   信じられなかった
     霧の向こうに


            別の世界が広がっている事など

リギュナ7/29 17:37:92101cff.gWTxMMj/M||953
そう。
霧の向こうの世界。
本で読んだことがある・・・。なのに。
本の世界のはず・・・だったのに。

「・・・ナニコレ――。」

本当にあった。
霧の向こうにも世界が広がっていた。

「あったらいいな」とは言っていたけど。
本当にあったら嬉しさよりも驚きが勝つに決まってる。

「・・・あれ?」

見覚えのある声。

リギュナ7/29 17:37:152101cff.gWTxMMj/M||741
「――アイス〜?」
「・・・?」

おっとりした声。
毎日聞いている。
・・・クラスメイトの水野 明莉。(みずのあかり)

「アイス〜?ここ何処〜?」
「・・・知らない。私だってびっくりしてるわよ。」
「ねぇ〜、これ〜、本にあったやつじゃな〜い〜?」

「やっぱりわかる?」
「うん〜。」

リギュナ7/29 17:41:142101cff.gWTxMMj/M||242
ただ下校していただけなのに。

「ようこそ!」
「は?」

と言って声のした方を向く。
ちっさい人。
緑の服と緑の帽子を着た小人。

「えっと、雪の巫女様と水の巫女様ですね?」
「は!?」

はぁ、巫女!?
確かに本にもあったけど―――
本の話。実在する物ではないっ。

「え、この世界に来れたってことは選ばれし巫女様でしょう?」

リギュナ7/29 17:46:322101cff.gWTxMMj/M||713
「違うっ!あたしは氷 雪奈!こっちは水野 明莉!決して巫女じゃないっ!」

小人はこくこくと頷き、次の言葉を言う。

「はい、わかりました。では巫女様、中へお入り下さい。」
「ッ!!あんた人の話聞いてたのっ!?」
「アイス〜、ここはとりあえず従お〜?」
「ッ・・・。」

確かに・・・明莉の言う通りかもしれない。

・・・水野明莉。
勉強はできるが体育がダメ。
本が好き。

あだ名:アクア。

たれ目。水色の髪。水色の目。
・・・アクアが水の巫女だって?
そんな訳・・・ないでしょ。

リギュナ7/29 17:53:102101cff.gWTxMMj/M||30
宮殿の中へと入る。
小人の後をついていく。

「ではここでお待ち下さい!」

案内されたのは応接間っぽい所。
それでも豪華だ。

・・・応接間にも見覚えのある顔。

「・・・ギンッ!ファイ!」
「へ、ギン君〜?何処何処〜?」

「・・・アイス、それにアクア?」

雷丸 銀(らいまるぎん)。
体育もできるし勉強もできる。
それからか女子にもてる。

あだ名:ギン。

リギュナ7/29 17:57:102101cff.gWTxMMj/M||673
炎山 祐樹。(えんざんゆうき)
勉強がダメ。
体育はかなりできる。

あだ名:ファイ

「お前らなんでここに?」
「知らないッ。知るかッ!霧を抜けたらここに来たの!」
「私もだよ〜。」

「あれ、雷の王と炎の王のお知り合いでしたか!」
「王!?」
「ああ、何故か王なんだよ。」
「お前らも何かあるのか?」

「まあ。雪の巫女だってさ・・・。」
「私は〜、水の巫女だよ〜。」

「じゃああそこの石版見てくれるか?」

リギュナ7/29 18:1:462101cff.gWTxMMj/M||973
ギンが指差したのは、飾ってある石の石版。
四角い中に、「風」「雪」「雷」「水」「炎」「光」「闇」「土」と書かれている。

近づいてよく見てみる。

「・・・ナニコレ?」
「それだけど・・・。巫女と王の属性だと思うんだよ。」
「属性?」
「ああ。簡単に言うとだな・・・。」

「まず、雪の巫女、水の巫女だろ。んで雷の王、炎の王。」
「ふんふん・・・で?」
「巫女+王の人数は八人いるって事が分かるんだよ。」
「ほっほー、んで?」

「後は・・・後4人いるってことだな。後属性が何があるか・・・ぐらいか。」
「さすがギン君〜。すご〜い〜。」

リギュナ7/29 18:4:282101cff.gWTxMMj/M||75
「でも、なんであたし達なの?」
「ん?」
「私達全然他の人といっしょでしょ?魔法が使えたりしないし。」

「確かに・・・。なんで俺達なんだ?」

「わかったー!」
「Σいきなりなんなんだファイっ!;」

「多分さぁ!俺達すげぇ力が秘められてるんだって!」
「・・・はあ、そんな訳ないでしょ?」
「ちえ。」

リギュナ7/29 18:12:42101cff.gWTxMMj/M||541
「おおっ、風の巫女様!土の王!お待ちしておりました!ささ、こちらへ!」

「また何か来たけど。」
「ウィンかノームだったら俺笑っちまうぞ;」

「あれー♪アクアじゃーん♪」
「ぶっ、ウィンだし!」

風鳥 飛鳥。(かぜとりあすか)
よくわからない性格なのに、勉強はかなりできる。
しかも体力とかは底無しと言われており、いろんなクラブからも勧誘が来ている。

あだ名:ウィン

「・・・おや、皆さんお揃いで。」
「Σノーム!」

久川 土弥。(ひさかわつちや)
病弱で、体育が出来ない。
そのかわり頭はギンより良い。
テストなんて100点連発だ。
オカルトクラブに入っている。

あだ名:ノーム

リギュナ7/29 18:15:02101cff.gWTxMMj/M||259
「巫女とか王とかあなたたちの事だったんですね。」
「え〜?ノーム君だって土の王でしょ〜?」
「ああ、そうですね。それより聞いて下さい。」

「・・・ノーム?何?」

「僕、こんなことができるようになりました。」

と言って地面に手を置くと、地震が起こる!

「うわあ!?」「何だこれ!?」
「ノーム!」「ノーム君やめて〜><」
「どーゆーことかなー♪」

地面から手を離すと地震が止む。

「ノーム!これはどういう事だッ!!」
「ああ、この世界に来てから身についたんです。」

リギュナ7/29 18:17:182101cff.gWTxMMj/M||12
「あなた達だって使えるはず、ですよ。」
「・・・。」

「よくおこしいただきました」
「?」

さっきより少し大きい小人。
でも、服とか装飾品が豪華だ。

「申し遅れました。私は「クール」と言うものです。この国の王子です。」
「その王子が何故ここへ?」
「あなた達に依頼したい事があるのです。」

「依頼――?」

リギュナ7/29 18:18:362101cff.gWTxMMj/M||573

☆あとがき☆

今回もメモちょうを使わずに書きました。
これと言ったあとがきがありません><(ぇ

感想・コメントなどありましたら書いて下さい^^

☆あとがき終了☆

ライノ7/29 21:40:165894cf7Mqw5KRHvu2||212
おもしろかったです
依頼が気になりますね^^
次回が楽しみです

美宇7/30 13:4:92191cffW0/y1KIW7.||477
う゛〜
カギかっこ続きで少し読みにくいです!でも話はものすごく面白いです!!
たとえば・・・最後のところ
「よくおこしいただきました」
さっきより少し大きい小人が私達の前へ来た。
するとその人が言った
「申し遅れました。私は「クール」と言うものです。この国の王子です。」
「その王子が何故ここへ?」
私は思った通りの疑問を尋ねた
王子、いやクールは頭を下げて言った
「あなた達に依頼したい事があるのです。」
「依頼――?」
こんなふうにカギカッコの間に文字を入れたほうがいいような気がします


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ
無料ゲーム総合サイト: おもしろフラッシュ総合サイト: PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX