8761 | 魂狩りっ | 足立りょう | 7/30 10:22:25 | 2111cfiSDfoVMsEd2 |
今回は、第2話です。 同業者や、〔あの御方〕を登場させてみたり。 気になる〔アイツ〕も・・・。 また、第1話で名前のみの登場だった方々の一人も出ます。 序章と第1話のアドレスは http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8738.html |
足立りょう | 7/30 10:24:3 | 2111cfiSDfoVMsEd2||920 | ||
世界には、生と死が混在する。 死は1つと思われがちだが、実は人間は2度死ぬ。 1回目は・・・魂を奪われたとき。これが臨死体験である。 2回目は・・・〔死〕を与えられたとき。これで本当に死んだことになる。 故に、死神にも2つ存在する。 〔魂狩り(タマガリ)〕と〔死渡(シト)〕である。 そして・・・死者の魂に属性を与える〔与属(ヨゾク)〕。 これは・・・そんな死神の物語。 |
足立りょう | 7/30 10:49:55 | 2111cfiSDfoVMsEd2||412 | ||
暗い空間。私はそこに一人で居た。 否―――もう一人、〔人間〕が居た。 私が〔狩れ〕ない・・・謎の男。 《お前に・・・俺は狩れない》 男が、呟いた。 《北城・・・零斗ぉぉぉぉぉ!!》 私は・・・吠えた。 |
足立りょう | 7/30 10:50:26 | 2111cfiSDfoVMsEd2||752 | ||
夢が、醒める。 「スィス・・・大丈夫か?」 私の目の前に人間が居た。 名は―――稲瀬弘也。 私の、2度目の〔失敗〕。 でも、こいつは〔自分のこと〕を知らない。 私にうち勝てるほどの〔力〕に気付いていない、気付かせない。 「大丈夫よ・・・」 私は起きあがって、一言言った。 |
足立りょう | 7/30 10:50:49 | 2111cfiSDfoVMsEd2||317 | ||
「お客さんだけど・・・・」 弘也が、控えめに言った。 「誰?」私は、聞いた。 「《永遠の屈辱》って・・・」 数百年ぶりの再会に、私は少し驚いた。 「お久しぶりね・・・《永遠の屈辱》」 「《粉塵への誘い》・・・あなたもね」 只一言の会話の中に、私たちは数百年の情報を全て伝えた。 |
足立りょう | 7/30 10:51:12 | 2111cfiSDfoVMsEd2||531 | ||
「何の用なの・・・」少々怠け癖の強い《永遠の屈辱》が私を訪ねて来るとはそれほどの大事と言うことだろうか。 「〔あの御方〕が〔藍〕様を裁きに掛けられたの」 私たちは驚愕するしかなかった。 「な・・・・なんで?」 誰も・・・真相を知るものは居ない。 |
足立りょう | 7/30 10:52:9 | 2111cfiSDfoVMsEd2||259 | ||
途端、空が黒ずんだ。 衝撃が、奔る。 そして、黒ずんだその空間から三つの影が見えた。 一つは、中国の始皇帝が着ていたような服を着ていた。 一つは、黒いローブに身を包んでいた。 一つは、下半身は人魚の如く、鰭のような翼を持っていた。 「〔御方〕様!?〔藍〕様!?」 現れたのは、死を纏う方々。 |
足立りょう | 7/30 10:52:36 | 2111cfiSDfoVMsEd2||567 | ||
世界の〔死〕を統べられる方々。 神々しさの中に、厳格さを持ち合わせていらっしゃる。 「何故、〔藍〕様を裁きに掛けられたのですか!?」 ただ、問う。 「〔藍〕が〔アイツ〕を、取り逃がしたのだ」 中国を彷彿させる服を纏った〔閻魔〕様が説明をなされる。 電撃が奔ったかのようだった。 |
足立りょう | 7/30 10:52:57 | 2111cfiSDfoVMsEd2||48 | ||
強い、力を突然感じた。 「!?」皆、驚く。 その視線の・・・力の発生源とおぼしきところに、一人の男が。 「〔アイツ〕・・・っ!・・・・って《粉塵の誘い》!待ちなさい!」 《永遠の屈辱》の制止も聞かず、私は走る。 そして、吠える。 「北城零斗ぉぉぉぉぉぉ!」 〔アイツ〕は、只笑った。 第2話『奔る閃光』 終 |
足立りょう | 7/30 10:59:0 | 2111cfiSDfoVMsEd2||733 | ||
あとがき? 今日は。 今回は急展開ではありますが、 物語のキーを今回と次回で世界中に放ち、 更にその先の物語で、キーを探し出して扉を開けます。 伏線が上手くないので、謎が謎で無くなってたりします。 ご了承ください。 今回出てきた語句で、分からないものがありましたら、 前回の後書き等で補足説明してますので、そちらをご覧ください。 では、次回も会いましょう。 2006,7,30 |
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