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877SF小説っぽい小説「たった一つ」第八回目見てください!いおり♪6/13 12:16:22184cfLLIShuLI3Y6
 あらすじ
人間とロボットの間に生まれる半人公民の一人のアキラは2450年から2004年にタイムスリップしてしまう。
アキラはりんと太郎に出会い、徐々に心を成長させていく。
そんな中、アキラは自分が過去に飛ばされた事を知る。
そして、太郎とりんと一緒に遊んでいたら、帰る途中で怪しい老人と男達に連れ去られて・・・?

いおり♪6/13 12:19:82184cfLLIShuLI3Y6||286
「じゃあ、気をつけていけよ」
沖田はリサを軽く抱きしめた。
「ええ」
リサは時空間転移装置室の中に入っていった。
「リサさん、これを・・・」
幹部の人が差し出したのは小さな機械だった。
「これは?」
「この機械は時間因子の急激な乱れをキャッチする物です。今までの研究で乱れが生じた五分後に
 時間因子が消滅することがわかっています。その時にこちらの時代に戻ってください。もし失敗
 すれば、もう二度とこちらの時代に戻ってこれないかも知れませんよ」
そう言って、幹部はリサの中に機械を埋め込んだ。
「分かりました」
リサは部屋の中心に立った。幹部はその場を離れる。

いおり♪6/13 12:20:502184cfLLIShuLI3Y6||102
「転移準備開始!目的地エイジ2004.6.7コード5002!5秒前!4・・3・・2・・1・・・」
そこらじゅうからけたましい声が聞こえる。時空間転移装置がうなり声を上げた。
「0!」
リサは奇妙な空間に包まれる。
「な、なんだ?」
沖田も目を見張った。
         シュウウウウウゥゥ・・・・
機械から発生した空間が晴れるとリサはその場に倒れ伏せた。
「リ、リサ!?」
沖田はリサに駆け寄った。幹部や科学者もそばに寄ってくる。
「な、何が起こったんだ!?」
リサの体を調べている科学者達に沖田は怒鳴り散らした。

6/13 12:26:312202cfPyMuqVRJKrw||939
続きが気になるー

いおり♪6/13 12:42:162184cfLLIShuLI3Y6||208
「・・・最悪の事態です・・・人工民の核、人間で言えば脳に当たる部分のみが過去に飛ばされたようです」
科学者は顔を背けた。
「な・・・・」
沖田は言葉が出なかった。


「う・・・・」
アキラは暗い部屋の中で目を覚ました。
「なんだここは・・・」
周りには誰もいない。ただ暗闇があるだけだった。
「りん・・・太郎・・・?」
アキラは辺りを見回す。あるのはガラクタと頑丈にできた扉だけだった。
扉の向こうから声が聞こえた。
「・・・あいつはまだ目を覚ましていないようだな」

いおり♪6/13 12:43:292184cfLLIShuLI3Y6||610
「ああ、しかし運がねえよな。大手病院の院長の子供の誘拐現場に出くわしちまったんだから・・・」
どうやら、扉の向こうにいるのはアキラの見張りのようだ。
「余計な同情はよすんだ。どうせ、後で始末しなきゃならんのだからな・・・」
「へいへい」
(・・・りんと太郎が誘拐された?そんな・・・)
アキラは音を立てずにそっと立った。
(とにかく、ここから抜け出さないと・・・この部屋に何か使える物がないかな)
アキラは部屋の中にあるガラクタを調べてみた。
(よし、これで・・・)
アキラはガラクタで色々な道具を作り出した。

いおり♪6/13 12:44:262184cfLLIShuLI3Y6||905
「あ〜、たくっ、見張りってのも暇だなぁ」
見張りの一人が愚痴をこぼしていると部屋の中から大きな音が聞こえた。
             ドンガシャガシャン!
「なんだ!?」
もう一人の見張りがびっくりして部屋の中に入る。
「な・・・・」
部屋の中はガラクタがばらばらに散らばっていた。
「おい!あの子供はどこだ!探すんだ!」
二人の見張りは手分けして、ガラクタの中を探した。
(よし、今だ!)
アキラは紐を引っ張る。アキラは扉の真上の天井に張り付いて隠れていたのだった。
           ドシャッ!
アキラが引っ張った紐が天井に吊り上げられていたガラクタに連動して、見張り達に襲い掛かった。

いおり♪6/13 12:45:392184cfLLIShuLI3Y6||635
「ギャア!?」
あわれ・・・見張り達はガラクタの下敷きになった。アキラは天井がら飛び降りて見張りから鍵を奪い取った。
「き、貴様・・・」
見張りはそのまま気を失う。アキラはすぐに部屋を出て鍵を閉めた。
(太郎とりんはどこにいるんだろう?)
アキラはりんと太郎を探しにいった。

「お目覚めかな?近藤勇の子供達よ・・・」
老人が太郎とりんに話しかけた。
「おじいさん!おとうさんと知り合いじゃなかったの!?」
りんは老人を疑いの目で見た。
「知り合いさ・・・ただ、向こうは私の事を覚えていないかも知れないがな」
老人は不気味に笑う。
「おねえちゃん・・・」
太郎が泣き出しそうになる。

いおり♪6/13 12:52:512184cfLLIShuLI3Y6||844
「太郎・・・これで分かったでしょ?知らない人から物をもらっちゃいけないって」
りんは老人から太郎を守るように見まがえる。
「うん・・・」
「それよりなんで私達にこんな事をするの!?別におじいさんに恨まれるような事はしてないよ!」
「別に君達に恨みがあるわけじゃない・・・あるとすれば君達のお父さんにあるがな」
「え・・・?」
「それより、君達には誘拐された身だ。少し大人しくしてるんだな」
老人がりんと太郎に近づいてくる。
「な、何をするの・・・?」
りんと太郎は恐怖で体が動かなかった。

いおり♪6/13 13:24:312184cfLLIShuLI3Y6||919


        タッタッタッタッタッタッタッ
アキラが走っている。
「ずいぶんと大きな館だな・・・」
アキラは館の中を走っていて思った。
         ポチッ
アキラが何かを踏んだ。
「なんだ?」
ボタンだった。
         ガコッ
アキラの足元の床が開く。落とし穴だった。
「わ!?」
アキラはとっさに壁に捕まる。開いた床の奥は黒い空間がたたずんでいるだけだった。
「危ない所だった・・・まるでここはからくり屋敷だな」
他にも仕掛けがあるかも知れない・・・アキラはゆっくり慎重に進んだ。

いおり♪6/13 13:25:522184cfLLIShuLI3Y6||770
ゆっくり進む。アキラは洗面所にたどり着いた。誰かが顔を洗っている。アキラは相手に見つからないように声を出す。
「あ〜あのよぉ」
しかし、アキラが出した声はいつもと違っている。さっき、アキラを見張っていた男の一人の声と同じものだった
「なんだ?」
顔を洗っている男は怪しむ事もなく見えない相手に聞き返した。
「実は誘拐した子供達の見張りを頼まれたんだが、お前どこにいるか知ってるか?」
アキラはそのまま、顔を洗っている男に聞いた。
「何言ってんだ?会長がいる最上階の部屋に決まっているだろう」
男は顔を洗い終わって声のしたほうを見る。しかし、そこには誰もいなかった。
「あれ?いない・・・」

いおり♪6/13 13:26:382184cfLLIShuLI3Y6||287
           タッタッタッタッタッ
アキラは再び走っている。
(何とかうまくいった。声紋擬似プログラム・・・)
アキラは自分の見張りをしていた男の声紋を写し取ったのだ。半人公民だからこそできることだった。
(最上階か・・・りん、太郎!)
アキラは最上階に向かった。

「ねぇ、アキラはどうしたの!?」
りんは恐怖を感じながらも迫ってくる老人に聞いた。
「アキラ?ああ、あの少年か・・・今頃地下室の監獄で泣いているだろうな」
「そんな・・・アキラは私達と関係ないんだよ!すぐに開放して!」
「駄目だ・・・誘拐の現場を目撃された以上、ほおっておくわけにもいかないんでね」
老人はなおも迫ってくる。

いおり♪6/13 13:28:12184cfLLIShuLI3Y6||838
「一応君達を眠らせておく。逃げ出されたら厄介だからな・・・」
老人はまた不気味に笑う。
「おねえちゃん・・・」
「大丈夫、絶対助かるから・・・」
老人の手がりん達に伸びる。
              バンッ
何の前触れもなくりん達がいる部屋が開いた。
「ア、アキラ!!!」
りんが叫んだ先にはアキラが立っていた。
「りん、太郎!大丈夫?」
アキラは心配そうに聞いた。
「うん、大丈夫!」
「アキラおにいちゃん〜」
太郎とりんから笑顔がこぼれた。
「貴様・・・どうやって地下室から抜け出したんだ!?」
老人はアキラの姿を見て驚いている。

いおり♪6/13 13:29:232184cfLLIShuLI3Y6||297
「あ、そうだよ!今ね、あのおじいさんがアキラが地下室に閉じ込められているって聞いたところだったんだ」
「見張りは倒してきたよ」
アキラはにこっと笑って言った。
「凄い〜!」
りんはアキラがものすごく頼もしく見えた。
             ビィィィィィィィィィィ!
老人が警報スイッチを押したようだ。大きな音がそこら中にこだましている。
「君達を逃がすわけにはいかん、今から大勢の私の手下がここにやってくる・・・さぁ、どうする?」
老人は自信満々に笑っている。
「アキラぁ・・・」
りんが心配そうにアキラを見る。

いおり♪6/13 13:30:392184cfLLIShuLI3Y6||720
(どうする?)
アキラはくちびるをかみ締めた。その時、わずかだが何かの音がアキラに聞こえた。
(この音は・・・そうか!)
アキラは急にうつぶせになって床に耳をつける。そのまま少しずつほふく前進した。
「ア、アキラ?」
りんはアキラの行動の意味が分からない。
「ふはははは!追い詰められた人間は時にわけの分からない行動にでるものよ!」
老人がけたましく笑っている。
          ドドドドドドドドッ!
たくさんの足音が近づいてくる。老人の手下達の足音だろう。
「アキラ〜何やってのよ!早く逃げないと・・・」
「大丈夫!今、すぐに見つけるから・・・」
りんの焦るの言葉にアキラは慌てる事なく答える。

いおり♪6/13 13:32:182184cfLLIShuLI3Y6||155
            バンッ!
部屋の扉があらただしく開く。
「さあ、私の手下どもが来たぞ。もうどうする事もできまい」
老人は笑いながら言う。
「!」
アキラは何か見つけたようだ。
「ア、アキラ?」
「大丈夫、もう見つけたから」
「な、何を・・?」
アキラは太郎とりんを部屋の中央にまで連れて行く。
「どうするつもりだ?逃げ道はあの扉しかない。しかし、そこには私の手下がゴマンといるんだ」
「こうするんですよ」
アキラはどんっと床を足で叩いた。
           ウィイイイイイン・・・・
すると、アキラとりんと太郎のいる床の部分が唸り声を上げ、抜け穴となってエレベーターのように下がり始めた。

いおり♪6/13 13:45:542184cfLLIShuLI3Y6||718
             キュウ・・・・
そして、アキラ達は老人やその手下達の目の前から姿を消して、穴が閉じる。
「な、なんでこの抜け道がわかったんだ!?」
老人は驚愕した。
「お前達!何をしている!早く追わんか!」
老人は手下達に命令した。
「し、しかし・・・この抜け道は追跡者が追ってこれないように一度開いたら、もう開かないようにしようと会長が・・・」
「いいから追うんだ!」
老人は怒鳴った。

          タッタッタッタッタッタッ
りんとアキラが走っている。太郎はアキラに背負われていた。
「ねぇ、アキラ」
りんが走りながらアキラに聞いた。
「何?」

いおり♪6/13 13:47:102184cfLLIShuLI3Y6||705
「なんであそこに抜け道があるってわかったの?」
「音だよ」
「音?」
「僕がりん達のいる部屋に行くまでに色々な仕掛けがあったんだ。侵入者からあの部屋を守るよう
 にね。だから、あの部屋にも絶対何かの仕掛けがあると思ったんだ。そしたらモーター音が床から
聞こえたから、この床に何か仕掛けがあるんだろうなって」
アキラは淡々と述べる。
(アキラってやっぱり天才?)
りんはアキラがとても凄い男の子に見えてきた。しばらく走っていると明るい場所にでた。

いおり♪6/13 13:50:62184cfLLIShuLI3Y6||527
八回目はここまでです。中途半端ですけど、許してください。
(実はこの先をちゃんと考えてなかったんです。)
感想待ってますね。

一さん、こんな小説でも続きを気になってくださってありがとうございます。
続き頑張って考えます。

6/13 14:11:212202cfPyMuqVRJKrw||769
すごい・・・

でも 会長たちは自分たちが作った罠で
自分たちが やられるとは 思わなかったでしょうね

いおり♪6/13 16:54:552184cfLLIShuLI3Y6||133
一さん
感想ありがとうございます!実はこの辺のアイデアは漫画です!僕のアイデアでは難しかったので、取ってきてしまいました。
ごめんなさい

花枕6/14 12:49:482202cf7BHY/H9BB5M||750
おもしろいよ!!!
はぁ〜(*´∀`*
これ小説募集してるとこ送ったら
絶対入賞するよ〜〜〜〜!!
送ってみたら??(オイ
続きがんばってね!!!

いおり♪6/14 19:33:432184cfLLIShuLI3Y6||382
枕ちゃん
ありがとぉ!枕ちゃんも頑張ってね!
僕の小説なんか全く駄目だよぉ。
枕ちゃんの小説を出したほうが絶対にいいよ


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