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8873闇の彼方Jei8/10 17:1:351255cfRd54iQ0MWLc
はじめまして。小説を書くのは初めてです。
文才ないんですが…暇な方はご覧ください♪ 

(主人公)
 空(くう)・15歳
 名字はまだです;募集中。おとなしい女の子。
 
  がんばって書きますんでよろしくお願いします!!!
 

Jei8/10 17:22:61255cfRd54iQ0MWLc||986
第1話 扉
  「どうせ私なんか・・・」

 まだ夜が明けない頃。一人の少女が部屋の片隅で蹲っていた。
 その手には鈍い光を放つナイフが握られていた。
  「いなくなっちゃえばいいの・・・?」

 少女の名は空。今年高校生になったばかりの15歳だった。
 空はその凶器を自らの左手に突き立てようとしていた。

  「皆・・・大っ嫌い・・・」

Jei8/10 17:22:171255cfRd54iQ0MWLc||104
 空の両親は去年交通事故…トラックが自動車に衝突し亡くなっていた。
 二人の結婚は反対されたため空が頼れる者は誰一人いなかった。
 そしてこの春入学した高校でも様々な差別を受けていた。
 
  「空の両親っていないんだって。」「えーかわいそう」
  「父親が犯罪者で自殺して母親が毒薬で自殺したとか聞いたよ」「こわーい」
  
  堪えることのない噂。偏見の目。

  「誰も私の事なんか分かってくれない・・・」
  
 空はナイフを左手に振り下ろしていた   

Jei8/10 17:36:201255cfRd54iQ0MWLc||526
 その瞬間 空の体は吸い込まれるように 宙に消えていた
 
 「死ぬってこういう事なのかな…意外と怖くないかも…」
 
 少女の体は青空に放り出されていた。空は急に不安な気持ちになった。

 「お、落ちる…?……きゃああああぁぁぁぁ!!!!!」
 
 空の体は地面に落ちていた。
 
 「痛っ…ここどこ……。まさか…地獄なの……。」
 
 そこは地獄と呼ぶには相応しくない、鳥が飛び交い青空が広がる楽園のような場所  だった。
 
 
 

 
 

Jei8/10 17:52:201255cfRd54iQ0MWLc||425
 広い草原がどこまでも続いている…地獄じゃなかったら天国かしら?
 空は透き通る青空を見上げながら呟いた。
 ふと視界に黒い影が映った気がした。
 「ここには誰かいるのかな…」
 地面にぶつかりまだ痛みの引かない体を起こし、草原の遥か遠くを見つめた。
 「やっぱり誰かいる……」
 そこには黒い洋服を着た空と同じ位の歳の女の子が走り回っていた。

Jei8/10 18:13:91255cfRd54iQ0MWLc||69
 「あなたは誰?」
 その女の子は空の後ろに立っていた。その声は見ためより幼く感じられた。
 「私は水乃。あなたは誰?」
 水乃と名乗ったその女の子は先程の質問を繰り返した。
 空は水乃がいきなり現れた事に戸惑っていた。
 「え、えーと;私は空…だけど…」
 「空?宜しくね!」
 水乃は元からこの「楽園」にいたようだった。その緑色に輝く瞳からはそのような事が感じられた。
 「空はどうしてここに来たの?」
 「えっ……」
 思いがけない言葉に空はまたしても戸惑っていた。

Jei8/10 18:36:101255cfRd54iQ0MWLc||880
 「えー…成り行きで…」
 「ふーん。まぁいいかぁ。でも空ってここの人間じゃないよね?」
 「うん。」
 「じゃあ多分扉から来た人だよ。空は。」
 扉…?なにそれ?
 空の頭の中は混乱していた。この世界は何なのか。扉とは?そしてどうして私はここに来たのか……
 

Jei8/10 18:36:201255cfRd54iQ0MWLc||930
「扉の向こうの世界って本当だったんだ〜」
 「と、扉って何なの?」
 「私も良く知らないけど…伝説で扉の向こうから来た人がこの世界を作ったって私のおじいちゃんが言ってたの」
 空には水乃のいってる事が何ひとつ理解できなかった。
 「あと、これも伝説…その人達は千年に一回空からやってくるんだって。今年がちょうどその年なの」
 「えっ……」
  
 まだ物語は始まったばかりだった。

Jei8/10 18:40:421255cfRd54iQ0MWLc||416
これで一話は終わりです。いかがでしたか?読んでくださった皆様本当にありがとうございます(^-^)できればコメントいただければ光栄です。では二話もお願いします★

Jei8/11 12:16:11255cfRd54iQ0MWLc||558
何か一話分かりにくい…(。。;)頑張ろ。
 設定(細かくしました)
 主人公 空(高1・15歳・160cm)
  両親を亡くした少女。ある日不思議な世界に入る。
 水乃(15歳・162cm)
  緑の目。外見は少し幼い。
 アリス(16歳・157cm)←まだ出てきてません。
  青の目。この世界の姫。
 
 そんなに細かくなってないけど…

Jei8/11 13:14:111255cfRd54iQ0MWLc||48
訂正 その人達は千年に一回空から→その人達は空からやって来て千年に一度だけ扉が開くようにしたんだって。  すみません;

Jei8/11 13:27:51255cfRd54iQ0MWLc||843
 第二話 出発
 
 これはある伝説…千年に一回開くという扉…その扉を見た者は未だかつて存在しない。
 大昔、この扉からやってきたといわれる五人の人がこの世界…「彼方」を作った。
 そして扉がそれ以外開く事のないよう、扉を開ける五つの鍵を各地に封印した。
 その鍵は今も神殿にあるという……
 
 「どう?大体分かった?」
 水乃は空に伝説の内容を説明していた。
 「……信じられないけど…なんとなく…」
 「それとね、二度目に空から降ってきた人は闇の魔法使いって呼ばれてこの世界に災  難をもたらすんだって…村人達は空が空から来た事見てたよ。」

Jei8/11 13:41:511255cfRd54iQ0MWLc||311
 「じゃあ私が災難をもたらすって言うの?」
 「そう。この世界の人はもう皆空のこと知ってるよ。皆空を殺す事に必死みたい。」
 「どうしたらいいの……」
 「とりあえず扉の向こうに帰るしかないんじゃないかな…」
 空はあの地獄のような…現実世界と呼ぶべきか…所に帰るものかと迷っていた。
 確かにこの世界の人は空のことを嫌っているかもしれない。
 だが、現実世界と比べたら数倍ましだろうと思う。
 

Jei8/11 13:48:71255cfRd54iQ0MWLc||404
 「殺されるよりはいいんじゃない?」
 空は自分自身に問いかけていた。
 「向こうでは殺されないわ。死ぬより良いわよ。」
 自殺しようとした空だが誰かに殺されて死ぬのは嫌だった。
 「分かったわ。向こうに帰る。」
 「じゃあ鍵を集めるのね。伝説の。」
 「…うん。そうする。」
 鍵を集めて帰れる事に空は半信半疑だった。
 そもそも扉の事自体、空はよく知らない。
 だが、それで殺されないのなら鍵を集めるしかないだろう。
 「どこに行けばいいの?」
 「城下で情報を集めたら?村に行くよりはよっぽど安全よ」

Jei8/11 13:55:551255cfRd54iQ0MWLc||143
 「城下?」
 「ここから北東に行ったところ。城が目印になる。」
 「ありがとう。水乃。」
 この世界に城があるとは意外だった。
 しかし神殿もあるというのだから城があっても不思議ではない。
 「私はここで待ってる。頑張ってね。」
 「あ、水乃…どうしてこんなに私に協力してくれるの?」
 「私向こうの世界に興味あるの。それに空、見たところ全然闇の魔法使いなんかに見えないし」
 「本当にありがとう。じゃあね。」
 
 こうして旅は始まった。

Jei8/11 14:23:371255cfRd54iQ0MWLc||623
二話終了〜短くなりました。。。OTZ 無理ある展開です…
★コメント待ってます★

Jei8/11 14:37:41255cfRd54iQ0MWLc||765
 第三話 城
 
 空は広い草原を歩いていた。
 「まだ見えない……本当にこの方向であってるの?」
 空は城下町を目指している。だが二時間歩いても目印の城も何も見えなかった。
 「君、どうしたの?」
 「え?えーと城下町に行きたいのですが…」
 馬を二頭引き連れた18位の青年が話しかけてきた。
 「城下に?城下はまだまだ先だよ。歩くと半日かかるぞ。」
 水乃からそう遠くないと聞いていた空は肩を落した。
 「よかったら乗ってく?僕も城下に用があるんだ。」
 

Jei8/11 14:53:101255cfRd54iQ0MWLc||712
 ―――――
「有難うございました。こんな遠い所まで乗せて行ってくれて。」
 海(かい)と名乗ったその青年は長い金髪を束ねながら
 「またいつでもお構いなく」
 と言って去っていった。
 「ここが城下?」
 そこは活気溢れる町だった。遠くからやって来たであろう商人、見た事もない楽器を弾きながら唄う男、植え込みに植えられた花―――それらの物全てに生命が吹き込まれていた。
 
 

Jei8/11 15:2:381255cfRd54iQ0MWLc||707
 中でも目を止めたのは踊り子だった。
 長い黒髪が印象的な女性が楽器の演奏に合わせて踊っていた。
 緑の瞳。彼女の想いがそこには籠められていた。
 その踊に誰もが魅了された。
 時の流れも止まるように。死をも恐れないかのように。?太終
 空はその場に立ち尽くしていた。

 

Jei8/11 15:4:491255cfRd54iQ0MWLc||969
↑間違えた…;(:o:)
?半角やった…///

Jei8/11 15:15:491255cfRd54iQ0MWLc||249
 やはりこれだけ多くの人がいれば情報を集めるのは簡単だった。
 神殿は南方の町にあるという。これだけ分かれば後は現地で聞くだけだ。
 「!?」
 空は一瞬何が起こったのか理解出来なかった。
 城の兵士と見られる男がいきなり空の両手を掴んだのである。
 「この闇の魔法使いが!!磔にしてやる!!!」
 空は悟った。この町にも情報が流れたのである。
 「抵抗するな!」

 空は引きずられるようにして城の牢へと連れて行かれた。

Jei8/11 15:25:331255cfRd54iQ0MWLc||520
 牢の中は暗く凍えるような寒さだった。
 「いいか!お前の処分は明日の内に決まるぞ!!それまで待ってるんだな!!!」
 男が強く牢の錠を閉める。
 「私何もしてないのにな…」
 空は此処から脱出する事を試みていた。しかし天井に取り付けられたちっぽけな窓以外脱出する事は不可能だった。
 「これからどうなるのかな…」
 死刑か…磔とか言ってたな…そもそも私、何で此処にいるのか…
 空は一人、様々な考えをめぐらせていた。
 外は日が落ちるのを天井の窓から感じ取った。

Jei8/11 15:28:311255cfRd54iQ0MWLc||894
一応三話終わりです。見てる人いないなぁ〜
何か段々短くなってます;
四話は近日書く予定です?!

Jei8/11 15:29:321255cfRd54iQ0MWLc||583
↑また間違えた…上手くいかない…

8/13 0:23:431251cfR5akYDLgD3Y||514
こんばんは^^
イベント版では参加有難う御座いました。

お話の構成もさることながら、
登場人物の言葉の文と、
状態(様子?)の文の「バランス」がとれていて
素晴しいと感じました。例えば…。

 「この闇の魔法使いが!!磔にしてやる!!!」
 空は悟った。この町にも情報が流れたのである。

等、会話だらけになっていなくて凄いです。

これに位置や風景の表現が加わると
もっと華やかな文になる気がします(偉そうなこと言うな

それでは、次回を楽しみに待っております^^

Jei8/17 10:0:111255cfdRwLG2Xoh86||607
>>武さん
コメント有難うございます!!誰も見ていないのかと不安になりました…;

アドバイスも頂けて嬉しいです。
次回はもっと良くなるよう工夫します☆

お読み頂き、本当に有難う御座いました。


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