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8901闇光封印師Uキーア8/13 15:29:522191cf/cZWdmfTKcw
プロローグ[ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8772.html ]
 第1術  [ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8838.html ]

あと少しとスレを待ちながらもやっと20件が経ちましたね(;´▽`A``
今回は試験編です♪

エメラルドは女キャラが多すぎたので、こちらは男キャラを
多めにしちゃいますv

キーア8/13 15:30:232191cf/cZWdmfTKcw||139
この世に本当の闇と光なんて存在しない―・・・

 たとえ存在したとしても それは偽だ―・・・

俺達の居る場所は [真空の世界]と呼ばれている―・・・

 偽の闇と光を見つければ 俺はそいつらを封印する

俺は今 [闇光封印師]という仕事をしているのだ―・・・

キーア8/13 15:36:302191cf/cZWdmfTKcw||278
第2術  ― 第一次試験開始 ―

あれから1週間経った。
今日は、この家を出る日だった―・・・。
それは封印師試験≠受ける為にこの家を出て行くのである。

「クーヤはん。はよ出発しようや」

こいつは狐丞(コスケ)、妖怪だ。
今の所、この島で狐丞の姿が見れるのは俺だけだ。

「おふくろ〜、婆ちゃん、いってきまーす」

キーア8/13 15:45:372191cf/cZWdmfTKcw||75
島の皆に見送られながらも俺と狐丞は、東へ向かって行った。
俺は、家に届いた封印師試験案内を頼りに歩いていた。
案内書には、何かの暗号のような文字文などが書かれていた。

***闇光封印師試験案内書***

時になりけり 時となる  我は風とし紡ぎ天邪鬼
   女神を呼ぶれば 心となる 光は闇へ 闇は光となる


試験会場は東へ進めば闇になり、西に進めば光となる

キーア8/13 15:48:592191cf/cZWdmfTKcw||123
とりあえず東へすすんでいる。
闇でも光でもどっちでもいいんだが―・・・。

「クーヤはん。封印師試験って、そう簡単やないで」
「分かってるよ。でも、やってみないとわからないだろ」

この時の俺には狐丞の言っていた事など、ほとんど頭に入れていなかった。
そう、俺はどんなに難しい試験かも知らずに、会場へ向かっていたのであった。

「お、あれってこの島からでる門やないか?」

正面には門があり、その前には門番が立っていた。

キーア8/13 15:51:292191cf/cZWdmfTKcw||978
俺が前に一歩踏み出すと同時に、門番が前に立ちふさがる。

「通行所をお見せ下さい」

そう言った。
通行所?
俺は今までこの島から外へ出たことがなかった。
通行所など居るのか・・・。

「なあクーヤはん。あの呪文みたいなん言ったらどうや?」
「あれを?」

キーア8/13 15:53:352191cf/cZWdmfTKcw||194
呪文のような事を言って通れるか分からなかった。
だが、ここで聞いてみるのもいいだろう・・・。

時になりけり 時となる  我は風とし紡ぎ天邪鬼
   女神を呼ぶれば 心となる 光は闇へ 闇は光となる


すると、門番は耳をピクリとさせ、俺達を手招きして呼んだ。
俺達は門の横をただ歩いていった。
そして、一つの隠し扉から俺達は中へ入っていった。
門番はまた、扉をしめると元の位置へ帰っていった。

「もしかして、ここ、試験会場に繋がってるのかな」

キーア8/13 15:59:32191cf/cZWdmfTKcw||441
しばらく暗闇の中を歩き続けた。
足音が響き渡る。
俺達の前に1つの扉が現れた。
その扉はいかにも古ぼけた扉のようだった―・・・。

扉を前へ押したら、ギギギィー・・・という音と共に開いた。
扉の向こうには、さっきまでの空気とは違う感じがした。
全員が一斉にこっちへ視線を向けるが、あっという間にもとの位置へと視線が変わる。

まるで、格闘家や殺し屋に囲まれている気分になった。

キーア8/13 16:4:222191cf/cZWdmfTKcw||157
大体が大人だろう―・・・。
しかし、俺と同い年だと思われる少年が1人だけ壁にもたれかかっていた。

「何か凄い空気やな・・・」
「うん・・・」

俺達は人の少ない場所を選んで壁にもたれかかった。
あの扉はめったに開かない。

そして数時間ほど経ったとき、何人かの人が出てきた。

「只今から、封印師試験を開始致します。
  第一次試験を担当させていただきます、フィアル と申します」

キーア8/13 16:7:522191cf/cZWdmfTKcw||800
他の人達の目つきは、さっきよりも強くなり、
俺は鳥肌を立てていた。
かなり怖かったのかもしれない―・・・。ゾクゾクしていた。

「第一次試験の内容は・・・。この水の底にある宝を1つ取ってきてください」

はい?
たったそれだけでいいのか?
まさか水泳のような競技なのか・・・

「ただし、この水の中には人の肌や肉までを食いちぎる、妖怪がいるのでご注意を」

キーア8/13 16:11:522191cf/cZWdmfTKcw||94
他の人達はそんなにも驚きやしなかった。
妖怪と聞いて驚いたのは俺だけだろう―・・・。

「クーヤはん・・・大丈夫でっか?」
「う、うん。何かゾクゾクしてるけど・・・面白そう」

そうだ、ここで弱音を吐くわけには行かない。
この試験に受かって親父を探すんだ・・・。

「では、第一次試験139名・・・開始」

開始と言った瞬間に何人もの人が飛び込んでいった。

キーア8/13 16:13:382191cf/cZWdmfTKcw||400
俺は大きく息を吸って、飛び込んだ。
狐丞は上で俺を見守っている。

(あった、宝だ)

簡単に宝を掴み取り、ポケットの中へ入れた。
しかし、帰ろうと思った瞬間だった。
まわりから妖怪が俺の周りへやって来た。

周りを見れば他の人達も妖怪に絡まれていた。
上手く抜けこす人も居れば、食いちぎられて・・・・・・・。

キーア8/13 16:16:182191cf/cZWdmfTKcw||333
そして俺にも妖怪がやってくる。
後ろから頭突きをくらい、左右から妖怪が噛み付いてくる。
そして食いちぎられる

「ッ・・・・・・・・。」

かなり痛い。
血がゆっくりと水と一緒に流れているのが分かった。
やつらは俺の肩まで噛み、ついには噛み千切った。

何とかまだくっついてはいるものの、これでは次の試験に大きく影響する―・・・。

キーア8/13 16:18:262191cf/cZWdmfTKcw||144
「クーヤはん!!」

今、何人の合格者が出ているんだろうか・・・。
やっぱり俺じゃ無理なのかな―・・・。

しかし、俺は諦めなかった。
約束したんだ・・・。おふくろと・・・。

目を大きく開け、息を止めるのも限界に近付いてきた。
妖怪がどんどん寄ってくるが、何より上へ向かって泳いだ。
そして、ついに水面から顔が出た。

「クーヤはん!!はよ上へあがりなはれ」

キーア8/13 16:20:552191cf/cZWdmfTKcw||996
俺は上へ上がって倒れこんだ。
ちゃんと宝はあった。

「へへ・・・。ちょっと無理あったかも・・・」
「クーヤはん・・・」

他の人達は相変わらず無表情だった。
水面は血の色で染まっていた―・・・。
俺は狐丞に鞄の中に入れてあった包帯を取り出してもらい、体に巻きつけた。

「これにて第一次試験、52名通過!!」

キーア8/13 16:23:242191cf/cZWdmfTKcw||553
第一次試験で半分以上の人が脱落した―・・・。
命がけの試験に俺は何より驚いた。

食うか食われるか・・・。

そう、試験に合格するには命がけでいくしか・・・方法は無い。
俺は第二次試験に向けて、体を休めていた―・・・。


 第2術    ― 第一次試験開始 ― 完

キーア8/13 16:28:92191cf/cZWdmfTKcw||958
―闇光封印師 封印術講座― 其ノ弐

[封印師試験]
 試験会場と試験内容は毎年変わる。
勿論、会場へ入るための呪文も変わる。

封印師試験を受ける者は、1年に約100人ほど。
封印師の子供のいるところへ大半は、案内書が送られる。
しかし、何かの噂で聞きつけやってくる者も中にはいる。

だが、どんなに強いと思われる奴でも、時には命を奪われる。
これが闇光封印師試験だ

キーア8/13 16:30:332191cf/cZWdmfTKcw||678
***あとがき***

やっと20件が立ち、書く事ができました。
次回はエメラルドですが、闇光封印師は次回、第二次試験試験に突入します。

エメラルドの方は戦いの2幕が開かれます☆
両方書くのは大変だ〜・・・と思いながらも
寝ながらも話を考えてたりしてます・・・v

次回もよろしくおねがいします

エルグ8/13 18:53:125813cfqPpD5r3QW4M||870
キーアさん今晩は
小説書くにもアイディアの浮かばないエルグです。
試験ですか〜宝盗難競争(殴 すごいアイディアですね私も試験は半分くらい考えたのですがその先が浮かばないので、小説って1カ所いじると全体の流れが変わってしまうので難しいですね、その分キーアさんの作品はそこが考慮されていながら内容もタップリで素晴らしいです、私もこんなの書けるようになりたいです。
クーヤ凄いですね妖怪にかまれて生還ですか、第二次試験も楽しみです。

オギワラ8/14 7:32:312212cfBcsmysAsVME||1000
おはよう御座います^^
そして、お久しぶりです。

冒頭に登場する意味ありげな呪文にアレと思いながらも、それが通行所の代わりだったと聞いてビックリです。
そして、試験の内容は下手すれば命を落とすというものΣ(T□T)
実際、半分以上の人が脱落したようで。何人の人間が妖怪の餌食になったのか……

しかし、クーヤの所々にでてくるハードな言動には驚かされました。
これも素質なのか?何か、単純なミスをしそうで怖いです。命を軽く見ているというか。
では、エメラダの方も楽しみにしているので、二本連載、頑張って下さい。

ライノ8/14 22:0:332201cfcesrGuh9Ayo||7
こんばんは〜
試験が始まりいきなりすごい内容・・・・怖〜‘0‘
食われるなんて死んでも嫌ですね
でもクーヤはちゃんと合格^^
主人公だからいきなり落ちても大変だしね
次回楽しみです

ピマ8/17 10:55:382219cfgBpEV9gK27Q||261
こんにちは。
ごめんね〜、キーチャン。
今までチラ見してて。
どうやら私、チラ見の達人となってしまったみたい。
良かったー、クーヤ合格で!
っていうか、私はコスケが好き♪(え。)
次も見てるよ〜っ。

8/19 21:1:22202cfflaWz7oZhNA||610
こんばんわ。

難しい試練でしたね。
しかし、何の為の試練だったのか気になりますね。
特に技を使うところでもありませんでしたし、逃げるってのでもありませんでした。

しかし、この試練によって多くの犠牲が出ました。
でも恐らくは、これ程厳しい試練、というのを知っての参加だったと思います。
つまり、それ程、封印師になりたいという人が多い・・・ということですね。

まぁそれでも、クーヤが無事合格できてよかったです。

では、次回も楽しみにしています。


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