9101 | ねずみとうさぎ | バルトーク | 9/14 22:59:4 | 2212cfBcsmysAsVME |
むかしむかし、うさぎはほこりをもとめました。 そしてねずみはどりょくをもとめました。 そのねがいをききとどけたかみさまは、うさぎにはあかいこーとと、よくきれるかたなを。 ねずみにはするどいつめときあいのはちまきをあたえました。 ほこりをもったうさぎと、どりょくをおぼえたねずみはいつしかせかいのおうとなりました。 ほこりとどりょくでかれらはせかいをおさめ、みんなでしあわせにくらしましたとさ。 おわり。 |
バルトーク | 9/14 22:59:49 | 2212cfBcsmysAsVME||921 | ||
もちもちの丘。ここで赤いコートを着たうさぎは片刃の長剣を腰にさげ、月の光を浴びている。 盲目の瞳を隠すためにゴーグルをかけているが、接近する者の気配を感じる事ができた。 「ねずみ、来たか」 まるい団子の上を何者かが疾走する。 それは青い影であった、否。それは青い胴着に身を包んだねずみだ。 手には鋭い爪をもち、額には鮮やかな橙色の鉢巻をしている。 |
バルトーク | 9/14 23:0:29 | 2212cfBcsmysAsVME||625 | ||
「今日こそ決着をつけてやろうか、うさぎ!」 「望むところだ」 青い影が跳躍する。 態勢を低くして抜刀の構えをとる盲目うさぎ。 「シャァァーー」 「ぬん!」 青い影が実態を現し爪がうさぎの頚動脈へと迫るが、うさぎは長剣を抜刀し爪を受ける。 鋭い金属音があたりに響き、再びねずみは跳躍した。 うさぎは動じずに長剣を八双に構える。 |
バルトーク | 9/14 23:0:53 | 2212cfBcsmysAsVME||479 | ||
盲目うさぎは戦いが怖かった。しかし、彼の中に眠る誇りが挑戦を退ける事はできなかったのだ。 誇りとは生きる上での最低条件である。それはうさぎ族に伝わる遺伝子。 そのために身が滅びようとも、この盲目うさぎは自らの誇りと尊厳を守るためにねずみと闘っている。 誇りは赤いコートと長剣に宿っている。 この二つがある限り、うさぎ族の誇りが折れる事はなかった。 |
バルトーク | 9/14 23:1:23 | 2212cfBcsmysAsVME||556 | ||
ねずみはうさぎに勝ちたかった。自らの努力の成果を確認したかった。 青色ねずみは努力家だ。 人知れずどぶの中で、屋根裏で自らの技を磨いている。 そしてその成果を試す格好の相手は、強い強い盲目うさぎだった。 来る日も来る日も努力した青色ねずみ。 その努力の成果を、自分で確認したかった。 |
バルトーク | 9/14 23:1:46 | 2212cfBcsmysAsVME||936 | ||
戦いは完璧に膠着状態であった。 一撃離脱を大原則とする青色ねずみの突撃は幾度となく盲目うさぎに弾かれ失敗する。 盲目うさぎは決して自らは仕掛けない。 先に状況を動かしたのは青色ねずみだった。 |
バルトーク | 9/14 23:2:1 | 2212cfBcsmysAsVME||505 | ||
ねずみは青い影から青い光へと加速した。努力は遂に音速の壁をも突破したのだ。 光は幾重にも屈曲しながら盲目うさぎへと迫る。 青い輝きは、努力の証である。 努力をした者には、青い光が宿り力を具現化する。 その輝きは青色ねずみの努力の証であった。 |
バルトーク | 9/14 23:2:18 | 2212cfBcsmysAsVME||125 | ||
盲目うさぎは負けるわけにはいかなかった。誇りを守る為に。 誇りは黄金色をしている。 その証拠に、長剣が黄金色の光を帯びる。 青い光を迎え撃つ輝きであった。 そして、盲目うさぎの誇りの輝きであった。 |
バルトーク | 9/14 23:2:42 | 2212cfBcsmysAsVME||138 | ||
青い光と黄金の光が団子の山の上でぶつかる。 それは意味のない戦い。努力が誇りに勝とうとした戦い。 かつては共存していた、誇りと努力。 いつしか二つは分かれてしまった。 |
バルトーク | 9/14 23:3:4 | 2212cfBcsmysAsVME||801 | ||
「シャァアァー!」 「うおおおおー!」 青い光が黄金に輝くうさぎを包み込む。 しかし、黄金の光は負けじと青い光を包み返す。 |
バルトーク | 9/14 23:3:21 | 2212cfBcsmysAsVME||147 | ||
――二つは再び、ひとつとなった。 努力することによって誇りを見つけたねずみ。 誇りを守るために努力するうさぎ。 だけど、盲目うさぎと青色ねずみは未だに戦っているのでした。 お互いの誇りと努力を守るために。 |
バルトーク | 9/14 23:4:13 | 2212cfBcsmysAsVME||181 | ||
それはある十五夜の夜のお話。秋の夜長に語られる戯れの1つ。 真実でなければ虚実でもない。 あるうさぎとねずみの話。。 |
バルトーク | 9/14 23:14:12 | 2212cfBcsmysAsVME||344 | ||
こんばんわ。初めまして。 物語のモチーフは、うさぎ隊長とねずみ中佐ですがかなり意味分からなくなってます^^; できれば、感想とかいただけるとありがたいです。 |
MR.かずき | 9/15 18:7:25 | 5914cfQHiMaEtXyOw||364 | ||
意外といいと思いますよ。ついつい最後まで読みました^^ |
クオ | 9/16 19:47:51 | 2209cfg/mphiQnjcs||438 | ||
この時期にあった、凄くいい話だと思います^^ |
バルトーク | 9/17 18:10:47 | 2212cfBcsmysAsVME||727 | ||
MR.かずき様、感想ありがとうございます。 この話を意外といいって^^。それに最後まで読んでいただいただけで嬉しいです。 もし、次に何か書くことがありましたらそのときもよろしくお願いします。 |
バルトーク | 9/17 18:12:47 | 2212cfBcsmysAsVME||334 | ||
クオ様、感想ありがとうございます。 やっぱりこの季節といったらうさぎとねずみですよね(イミフ それに、凄くいい話だなんて。 もし、次に何か書くことがありましたらそのときもよろしくお願いします。 |
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