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9108――嫉妬9/16 13:52:192201cfQWYk9SDpvFA
貴女には笑って欲しいと強く願うのに

貴女の横で笑う アイツが憎い

まるで雹のように降り注ぐ 黒と紅の醜い粒

毒々しいその色を 自分の眼で見た瞬間

なんともいえぬ 衝撃がはしった

何かが己の中にて 崩れていった

そう 醜い自分は 闇へと落ちていったのだ

―その粒は嫉妬という名を持つ

それは人知れぬ場所で 透明な雫となり

   頬を伝い流れ落ちた

9/16 14:0:522201cfQWYk9SDpvFA||913
――流れ者


絶望の淵をさまよい 静かに瞳を閉じた

―疲れた

一時の安らぎを求め彷徨う流れ者に

手を差し伸べる者など いなかった

巨木の微かな温もりと 微かな鼓動に

己の魂を預けた 流れ者

与えられた安らぎは 人間からのものではなかったが

何時よりも 何よりも そう誰よりも

魂を 優しく 包み込んだのであった

9/16 14:7:152201cfQWYk9SDpvFA||757
―白黒:光―

白黒の世界に光が差した

戦乱の世に降りる希望 と

今を生きる 誰かは言うであろう

だが 白黒の世界にとって

それは はたして

望まれたものだったのだろうか

厳しいながらに チャンスが満ち溢れていた白黒の世界と

光に包まれ 無いはずの格差がはっきりしている 光の世界

さあ どちらがいいのかは

光が望まれたものだったのかは

誰にも分かる ことは無い

9/16 14:16:212201cfQWYk9SDpvFA||60
―写真

水を下さい 水を下さい

灼熱の炎に焼かれてしまった 自分に

水を下さい 水を下さい

苦しそうに泣く まだ幼い我兄弟に

水を下さい 水を下さい

たくさんの愛情を与えてくれた 両親に


水を下さい 水を――


荒れ果てた都市の片隅で ゆっくり息絶えた一人の少年

手には何かを大事そうに握り締めていた

負傷した足を引きずりながらも

手から血を滴り落としながらも

肩から提げた空の水筒に水を求めながらも

虫の息で水を 自分を待っている 家族の写真だけは

決して放せなかったのだ

9/16 14:19:252201cfQWYk9SDpvFA||992
+++アトガキ(? +++

少し自粛中ですので「死神騎士」はお休み中です;
自分の胸の中にたまっていた
黒く、暗いもやもやを吐き出してみました。

「苦情」、「感想」
もしありましたら よろしくお願いいたします。


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