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9184幼いあなた_—選んだ道—メロディ9/24 11:42:182111cfJG0XVFzSPjI
↓第一章〜第七章までのアド有。

第八章 —となり— http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9124.html

第九章 —迷い—  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9153.html

※「***後書きらしき」がレスされるまでのレスはお控え下さい。

初めて連載小説で十章目までいきました(≧▽≦八)−☆ パチパチ
ただ主人公をいじらせてたりしてるだけなんですけどw
これからも宜しくお願いします〜。

メロディ9/24 11:48:152111cfJG0XVFzSPjI||860
「うちんこと、美紀って呼んでな!」
「うん、あたしのことはつむぎって呼んでなぁ」

ニッコリ微笑みながら話す美紀はとても可愛らしかった。

「な、今日暇?」
「特に用無いで」
「じゃあさ、祥太君と智也君誘って遊ばへん?」

こっそりと耳元で囁いた。

「・・・祥太と智也、どっちかが好きなん?」
「えっ?別に。面白そうやろ?その二人!」
「確かに面白いからなぁ」
「じゃ、誘っておいてくれん?うち初めてやから」

テヘヘ、と言いながら少し照れる彼女を見ると、和んだ。
凄く可愛い女の子。

メロディ9/24 11:53:312111cfJG0XVFzSPjI||618
「祥太、智也」

何?、と笑いながら祥太があたしに声をかけた。

「えっとぉ・・・、今日暇かなって」
「別に何にも?」

二人が声をそろえて言ったので、くす、と笑ってしまった。
用件は?、と智也が聞いてきた。

「佐藤美紀って子おるやろ?そんで二人で放課後遊ばないかって言ってたんやけど、
 祥太と智也いたら楽しそうやなって話してて・・・、どうかな?」

モジモジしながら話していた。
最後、少し上目遣いで二人を見てしまった。

メロディ9/24 11:59:402111cfJG0XVFzSPjI||662
「えぇでぇ。一緒に行動するんてもうそんな仲いいんやな」

智也が笑いながら言った。

「俺、ゲーセン行きたい!」
「あっ、俺も行きたい行きたい!」

話題と盛り上げる祥太と智也。
二人と一緒に自分も笑った。

とたとたと小走りで美紀のところに戻った。

「オッケーやて!んでなぁ、二人はゲーセン行きたいでゆぅてんやけど・・・」
「ゲーセン?うちめっちゃ好きやで!うわー、最高やん、二人!」

初めて会った佐藤美紀という少女にはすぐとけこめた。
まるで昔からの友達のように。

メロディ9/24 12:0:42111cfJG0XVFzSPjI||906

メロディ9/24 12:6:362111cfJG0XVFzSPjI||261
「つむぎ、一緒に帰ろっ」
「うん!ちょっと待ってね」

紺色のスクールバッグに貰ったばかりの教科書をつめた。
チャックを絞めて肩にかけると、ズッシリとした重みが右肩にかかった。

「教科書、重いよなぁ」
「言えてるっ!いくら何でも重すぎやろ、特に数学の教科書が重いわぁ!
 ある意味でっ」

あたしが話題を持ち掛けると話題に乗って楽しそうに答えてくれる。
そんな彼女が大好きになった。

メロディ9/24 12:14:262111cfJG0XVFzSPjI||927
美紀とは坂道の少し手前のところで別れた。
美紀の家はマンションだった。けどお洒落なマンションだった。

坂道を上がって5分程歩くと自分の家がある。

ドアを閉めた時に、ただいまぁ、と声を張り上げた。
台所から、お帰りなさい、と声が聞こえた。
自分の部屋に入って制服を脱いできちんとハンガーにかけた。

何着ようかなー、と服をあてて鏡を見ていた。
あ、背延びた?

机の引き出しにはいっているメジャーを取り出し、身長をはかった。
そう言えば、六年生の春の身体測定以来計ってない・・・。

メロディ9/24 12:24:592111cfJG0XVFzSPjI||228
144センチ。

一年で6センチ延びた。おーっ、と自分で感激してしまった。
祥太のこと、そろそろ抜かすかも!
普通そこで祥太のことを好きなら延びたくないと思うはずだが、思わなかった。
もう当たり前の感情かのように。

スキニーパンツをはいて、グレーのロングパーカーの中に黄色のTシャツを着た。
チャック無いし、店ん中入ったら暑いかな?なんて思いながら
赤いベルトをパーカーの上からカチャカチャとつけた。

階段を下りる途中からチャーハンの匂いがした。

メロディ9/24 12:29:132111cfJG0XVFzSPjI||694
「いただきまぁす」

スプーンを取って何口がチャーハンを食べた時母が目の前の席についた。

「あ、お母さん今日2時から友達と遊びに行くから」
「何処行くん?」
「んー、ゲーセン行くって。それからどっかフラフラすると思う。」

もむ、ともう一口食べた。

「駄目よ、友達とだけだなんて!危ないやろ」
「大丈夫やって!男子二人いるんやから」

笑いながら少しムキになっている母に言った。

「そうなん?でも帰りはあんまり遅くなったらあかんよ?」
「わかってるって!ご馳走様」

かちゃん、とスプーンを置いて洗面所に向かった。

メロディ9/24 12:46:532111cfJG0XVFzSPjI||2
歯ブラシと手に取って少しぬらして歯磨き粉をつけた。
口の中で辛い泡が広がる。うがいをしてタオルで口を拭いた。
髪をといでコームをおいた。

ミニーの絵柄が大きく入っているトートバックの中に財布とプリクラ帳を入れて、
少しだけ化粧道具の入った・・・いや、ちがう。
目薬とかリップクリームとか鏡が入ったポーチだ。勿論ポーチはスティッチ。
大好きなピュレグミとシゲキックスと干し梅は何故がいつも入ってる。

「つむぎぃ、もう40分やで?待ち合わせ場所とかあるんやないの?」
「あ、もうそんな時間なん?美紀んこと待たせるかも、行ってくんねぇっ」

赤いスニーカーを履いて玄関を飛び出した。

メロディ9/24 12:53:122111cfJG0XVFzSPjI||881
美紀はマンションの前でキョロキョロしながらあたしを待っていた。

「美紀ーっ」
「つむぎ!」

少し遠くから声をかけると、美紀の顔がぱぁっと明るくなった。
やっぱ可愛ぇなぁ。心の中から和んだ。

「ごめんね、待った?」
「ううん、うちも今下りてきたところなんよ。じゃあ行こか」

うん!、と声を張り上げて二人で待ち合わせ場所まで小走りした。
待ち合わせ場所に着いて、数分程したとき二人が着て、ゲームセンターがある
建物の中に入っていた。

メロディ9/24 12:54:462111cfJG0XVFzSPjI||95
  

メロディ9/24 12:57:192111cfJG0XVFzSPjI||541
ゲームセンターと中は少し五月蠅かった。

「何する?何する?」

少し興奮気味のあたし。それに乗って美紀が、そうやねぇ、と言いながらキョロキョロし始めた。

「プリクラ撮らへん?」

美紀はプリクラ機を指差した。

「プ、プリクラ?」
「何それ」

メロディ9/24 12:59:382111cfJG0XVFzSPjI||406
不思議そうに智也と祥太が聞いた。
知らないのかぁ、と思って説明した。

「いわゆる写真シールでぇ・・・、文字が書けたりスタンプが押せるのよぉ」
「へぇ、やってみるか?祥太」
「ええんちゃう?お試しお試し」

4人でプリクラ機の中に入った。

メロディ9/24 18:24:522111cf.DOLo81JGQw||516

メロディ9/24 18:28:72111cf.DOLo81JGQw||485
「ほぉー、こーゆーのやったんやなぁ」

プリクラ機からプリクラをあたしが取り出すと智也が左から囁いた。
右では祥太がうんうんと頷く。

「じゃっ、あたし切るねぇっ」

器用にハサミでプリクラを綺麗に切った。

「へぇ、よう綺麗に切れんねぇ」
「しょっちゅうプリ撮ってるからなぁ」

たははっ、と笑いながら皆にプリクラを渡した。

メロディ9/24 18:33:412111cf.DOLo81JGQw||276
「次は何するん?」
「UFOキャッチャーやりたいんやけどえぇ?」

あたしが皆に問いかける。
皆でとことこを足を動かす。

「あっ、これ可愛い可愛い!ミニーとスティッチ!」

あたしが指差したのはミニーとスティッチのぬいぐるみ。

「3回で500円なんかぁ。あたし得意でもあらへんからなぁ・・・。」

うーん、と悩んでると智也が覗いた。

メロディ9/24 18:37:172111cf.DOLo81JGQw||835
「どれ欲しいん?」
「え・・・、このミニーとスティッチなんやけど・・・」
「二つね」

自分の財布から五百円玉を一つ取り出す。
チャリン、とお金をいれた。

「俺これ得意やから」

ニカッと笑ってボタンを押し始めた。
その笑顔を見た瞬間胸がなる。・・・あ、後でお金返さんと・・・。
最初ミニー取るんだ・・・。
ウィー、と機会の音がぴたっと止まる。
がっしりとミニーの胴をつかんだ。
ぽとん、とミニーのぬぐるみが落ちてきた。

メロディ9/24 18:42:252111cf.DOLo81JGQw||360
「す、すごいすごい!智也すごーいっ!」
「そんな凄かあらへんって」

ケタケタと智也が笑いながらまたボタンを押した。
スティッチの首をつかんだ。また、ぽとんとぬいぐるみが落ちる。

「智也すごい!ほんまありがとーっ」
「どーいたしまして。あ、でも一回あまっとんな」

そだ、と言ってボタンを押した。
ミッキーのぬいぐるみをつかんで、落ちた。
取り出し口からぬいぐるみを智也が取った。

「おそろいっ」

あたしの右手に握られていたミニーの横にミッキーを近づけた。

「ほんまやぁ!あ、お金ごめん!返すなぁっ」

急いで財布から五百円玉を取り出した。

メロディ9/24 18:46:422111cf.DOLo81JGQw||564
「ええて、別に。俺が好きでやったんやしぃ〜」
?駄目っ!自分で稼ぐようになってから言い!そんな言葉!太終」

半分キレた。
思いっ切り智也は笑った。

「じゃあさ、半額ちょーだい。俺だってこれ取ったし」

右手に握ってあるミッキーを揺らしながら左手を差し伸べてきた。

「あ、それならえぇね、半額」

きょとんとした顔で財布から百円玉二枚と五十円玉一枚を取り出した。
ぷっ、と智也が笑った。

「単純な奴やなぁ」
「単純で悪いかよっ」

二人で笑い合った。

メロディ9/24 18:51:412111cf.DOLo81JGQw||816
「見て見て、つむぎぃ!祥太君にマリーちゃん取ってもらったのぉ」
「え、ほんま?よかったやん!うちも智也にミニーとスティッチ取ってもらっやんよ」

二人で幸せそうに会話する。

「あっ、ね!俺今日もぐらたたきしたくてここ来たんよ!やるわ、俺!」
「俺もやるっ!」

ハンマーを取り出してお金を入れた。

「食らえ祥太最強パーンチ!うぉっ、こいつ逃げやがった!」
「うっわ、だせっ。ほーれぽんぽこりん」

小学校低学年のような会話をしながらゲームに夢中になる二人。
それをみて美紀を思いっ切り笑った。

メロディ9/24 18:55:482111cf.DOLo81JGQw||331
「うちらもやろっ、つむぎ!」
「うん!」

ゲームが始まった。

「うわっ、うち全然たたけへん〜!・・・つむぎすごっ」
「おらぁ!食らえっ、このチビ!逃げやがってこん畜生っ」

あたしの暴言と力の強さに美紀と祥太と智也は大笑いする。

「よっしゃ!最高ポイントやでうちら!」
「すげぇよつむぎ」

楽しい。

メロディ9/24 19:23:42111cf.DOLo81JGQw||922
「次カラオケ行こっ!」

美紀が声を張り上げる。

「俺ハニーフラッシュ歌う!」
「やめてよ、あんたオカマかっちゅうねん?」

セクシーポーズをしながら智也が言った。
ケラケラと笑いながら智也の背中を叩いた。

メロディ9/24 19:23:372111cf.DOLo81JGQw||517

メロディ9/24 19:31:262111cf.DOLo81JGQw||666
ハニーフラッシュ!

左手にマイクを握って、人差し指を自分らに向けた。

「きゃははははははっ」
「智也とか上手すぎだしっ!」

大笑いしすぎて涙が出てくる。

「お前達も何か歌えば?」
「つむぎっ!うちらも歌おーよっ!」
「そぉやねぇ、さくらんぼとかえぇんちゃう?」
「うちそれ好き!歌おー」

メロディ9/24 19:38:272111cf.DOLo81JGQw||104
***中断

すいません、間違って完了を押してしまったので、
次回もう一度レスを立てます。

少しお時間頂きます。


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