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9191闇光封印師Yキーア9/24 18:43:172191cf/cZWdmfTKcw
プロローグ 【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8772.html 】
第1術   【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8838.html 】
 第2術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8901.html 】
 第3術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8970.html 】
 第4術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9059.html 】
 第5術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9126.html 】

スレが流れるのは速いですね(;´▽`A``
ちびツーでもまだ描いている最中ですが、頑張って描いていきます

キーア9/24 18:43:382191cf/cZWdmfTKcw||694
この世に本当の闇と光なんて存在しない―・・・

 たとえ存在したとしても それは偽だ―・・・

俺達の居る場所は [真空の世界]と呼ばれている―・・・

 偽の闇と光を見つければ 俺はそいつらを封印する

俺は今 [闇光封印師]という仕事をしているのだ―・・・

キーア9/24 18:52:422191cf/cZWdmfTKcw||122
第6術  ― 帰郷 ―

あれから1ヶ月―・・・・・。
俺達は、一度に沢山の妖怪を相手に修行をしたり、
師匠と戦いの基本を叩き込まれたり、修行は着々と進んでいた。

「今日はお前達の腕を確かめるテストをする。
 そのため、依頼場所まで移動する」

師匠は一枚の封筒を手に俺達に言った。
依頼か・・・・・。
これは俺達にとって始めての依頼となった

キーア9/24 19:4:112191cf/cZWdmfTKcw||857
「で、場所はどこなんだ?」
「“フェレリー島”ココから東にある小さな島だ」
「ふぇ、フェレリー島!!?」

フェレリー島と聞いた途端、俺の目は少し大きくなった。
そう、その島は、俺の住んでいた島なのだ。
あくまで仕事だけど、もしかしたら家に帰れるかもしれない。

「クーヤはんよかったな〜。故郷やで」
「うん。でも、仕事だからね・・・」

キーア9/24 19:21:242191cf/cZWdmfTKcw||925
こうして、俺達は“フェレリー島”へ向かうため船で移動するのであった。

***30分後***

俺達はフェレリー島へ到着した。
懐かしい風景とにおいに、俺は安心した。
ココから少し行ったところに、俺の家があって・・・・・、
婆ちゃんとお袋が居る・・・。でも、仕事を済ませてから・・・

「おいクー、さっさと行って来いよ」
「え?」
「ほら、シオンもさっさと行って来い」

キーア9/24 19:24:122191cf/cZWdmfTKcw||688
師匠は俺達の背中を押した。
振り返ると師匠は笑っていた。
俺達は甘える事にして、家へ向かった。

「お前のお袋に会ってみたかったんだよな」
「へへっ。今から会えるよ」
「懐かしい空気やで〜」

俺達は走った。
とても嬉しくて、笑っている事が止まらなかった。
そして、角を曲がって俺達の家が見えた

キーア9/25 9:23:352191cf/cZWdmfTKcw||655
「あ・・・・・俺の家だ・・・」

ところどころ、道で会う人達に“お帰り、クー”など話しかけられた。
1ヶ月と少し離れただけだったけど、やっぱり故郷は懐かしいものだ―・・・・・。
シオンと俺は、ドアを引いた。

「・・・・・クー!!?」
「ただいま」

真っ先に目に入ったのが、お袋だった。
昼食の片づけをしている最中だったようだ

キーア9/25 9:26:72191cf/cZWdmfTKcw||721
俺はお袋に抱きついた。
お袋はシオンに気付くと、お辞儀をした。

「こっちは俺の友達のシオン」
「は、初めまして・・・。」

シオンは何故だか緊張している様子だった。
俺とシオンは、俺の部屋へ向かった。
久しぶりの匂いだ―・・・。
しかし、のんびりできるだけの時間はなかった。

これでもまだ、修行の身なのだから

キーア9/26 15:46:302191cf/cZWdmfTKcw||149
「ふー・・・。クー、すぐに出発って事になるのかなー」
「うん。まだ修行中だもんね」

寝転んでいた俺は、起き上がった。
なにやら外が騒がしかったからだ。
俺とシオンは、窓から外を覗き込んだ。

「何かあったのかな・・・・・」
「お、おい、アレ!!」

シオンが指差したところには、無数の妖怪と、巨大なリーダのような妖怪が
コチラに向かってきていた

キーア9/27 16:37:422191cf/cZWdmfTKcw||943
俺はシオンを見て頷きあった後、急いで1階へ駆け下りた。

「クー!!危ないわよ」
「大丈夫だって。俺達これでも封印師なんだから」

そういって、お袋と婆ちゃんを家へ残して駆け出した。
駆け出してすぐに、師匠と合流した。
師匠はすでに何体もの妖怪を殺っているようで、傷があちこちにあった。

「こいつらはかなり強いぞ。お前達は下がっていろ」
「なにいってんだよ。俺達も手伝うに決まってんだろ」

キーア9/27 16:40:442191cf/cZWdmfTKcw||389
「だめだ!!これは修行じゃないんだ。お前達は島の人達を安全な場所へ移動させろ」

シオンは頭に血が上ったようにカッとなっていた。
俺はシオンを押さえて、師匠の言ったとおりに島の皆を安全な場所へ移動させた。

島の中でもあまり目立たない、静かな場所があった。
そこへ皆を移動させた後、師匠の居た場所へ向かった。

「クソッ。何だよ・・・・・俺達だって協力できるのによ」
「・・・・・、でもさ、俺達まだ見習いだし、あんなに大勢相手に戦えないじゃん」

キーア9/27 16:45:462191cf/cZWdmfTKcw||105
「何だよ!!お前もそういうのかよ。クーはそうだったとしても、俺には出来たね」
「だから、そう思ってても師匠と違って、俺達にはまだ力不足なの!!」
「俺には力不足じゃないね。反対に力がありすぎるんだ!!」

だんだん喧嘩へとなっていった。
本当は喧嘩などしたくはなかったのだが、シオンがいくら言っても自分の意見を
変えようとはしなかった。
おそらく、自分を頼ってくれなかった事に、腹が立っているのだろう・・・・・。

「でも、実際は分からないよ」

キーア9/27 16:48:542191cf/cZWdmfTKcw||386
「じゃあお前はココに残りな。俺ひとりで行くから」

そう言って、シオンは1人で行ってしまった。
俺は肩を落としてしまった。
あんなに頑固で我侭なシオンは初めてだ。

俺は少し駆け足で後を追った。

**********

「師匠!!」

キーア9/27 16:51:202191cf/cZWdmfTKcw||557
「シオン!!?どうしてココへ帰ってきた」

シオンが師匠のもとへ着いた。
師匠は驚いた顔をして、シオンの方へ寄って来た。

「俺にもやらせてください。俺にならクーと違って出来ます!!」
「だめだ。クーもお前もまだ未熟だ」
「でも、俺はやります」

シオンは師匠の横を飛び出し、妖怪へと向かって行った―・・・・・。

つづく

キーア9/27 16:53:402191cf/cZWdmfTKcw||723
「なんてつづくで終わらないのが封印師なのです。(クー)」

「シオン!!」

シオンは妖怪を次々に倒していく。
シオンの顔には余裕があったが、妖怪は次々と出てくる。
そこへ、後ろから巨大な妖怪がシオンを襲った。

「くっ」
「シオン!!・・・・だから言っただろう・・・」

師匠はシオンのもとへ向かおうとしたが、他の妖怪が邪魔をして通れなかった

キーア9/27 16:55:302191cf/cZWdmfTKcw||188
血がみるみる流れ出る。
痛い。とてもまともに動けやしない。
そう思った時、シオンにまたもや巨大な妖怪が襲い掛かった。
シオンは目をつぶった。やられる!!

1秒・・・2秒・・・3秒・・・・・・10秒
なかなか攻撃が当たらない。目をゆっくりと開くと、そこには鎖にからまった巨大な妖怪が居た。

「クー!!」

そう、その鎖はブラックロスの鎖だったのだ

キーア9/27 16:58:22191cf/cZWdmfTKcw||924
「シオンってば・・・・・無茶しすぎだよ・・・・・」

その顔には汗だらけだった。
クーは、慌ててブラックロスを投げ、巨大な妖怪を抑えているのだ。
シオンはその隙に、何とか力を振絞って抜け出した。

「・・・・・悪かったな。クー」
「ううん。もういいよ」

俺達は、妖怪を振り返った。
そして、戦闘態勢へと変えたのだった


 第6術  ― 帰郷 ― 完

キーア9/27 17:2:502191cf/cZWdmfTKcw||289
―闇光封印師 封印術講座― 其ノ陸

【修行】

・試験に合格した者は、師匠の下で修行を受ける。
・修行内容は師匠によって違うが、主に封印師の基本を教えられ、
 その後、本物の妖怪と実践する。

・実践をした結果で、次の修行内容が決定する。
・そして、師匠が合格と認めれば1ツ星が貰え一人前の封印師へ・・・

キーア9/27 17:4:102191cf/cZWdmfTKcw||87
 今回は、“あとがき”をお休みします。
長い間にわたってお書きしてしまい、申し訳御座いませんでした。

次回は、エメラルドナイトプラス25唱です。
宜しくお願いします


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