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9255闇光封印師Zキーア10/5 20:47:42191cf/cZWdmfTKcw
プロローグ 【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8772.html 】
 第1術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8838.html 】
 第2術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8901.html 】
 第3術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8970.html 】
 第4術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9059.html 】
 第5術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9126.html 】
 第6術  【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9191.html 】

キーア10/5 20:47:362191cf/cZWdmfTKcw||697
この世に本当の闇と光なんて存在しない―・・・

 たとえ存在したとしても それは偽だ―・・・

俺達の居る場所は [真空の世界]と呼ばれている―・・・

 偽の闇と光を見つければ 俺はそいつらを封印する

俺は今 [闇光封印師]という仕事をしているのだ―・・・

キーア10/5 20:51:582191cf/cZWdmfTKcw||502
第7術  ― 龍印 ―

 目の前には大きな妖怪。
とても俺達の力だけではかなわない敵だ。
しかし、そんな事を言っている暇は無い。一刻も早く、コイツを退治しなければ・・・

「来るぞ!!」

師匠が叫んだ瞬間、奴はヘドロを発射してきた。
俺は後ろへよけた。が、奴のヘドロが落ちた地面の一部が溶けていた。

「コイツのヘドロには要注意だな・・・」

キーア10/5 20:57:02191cf/cZWdmfTKcw||743
妖怪に近付こうとしても、すぐにヘドロで攻撃される。
近付く事すら出来ない状態で、どうやって戦えばいいのだろうか・・・。

その時、俺は右足に変な違和感を感じた。
だが今はそんな事を気にしている場合じゃない。

「どうやったら近づけるんだよ」

シオンもどうやら手を出せない様子だった。
師匠は、地面に倒れていた。

「師匠!!?」

キーア10/6 16:26:312191cf/cZWdmfTKcw||640
「すまん。足を強く捻った。動けそうに無い」

それと同時に妖怪がヘドロを繰り出してきた。
俺はとっさに師匠を跳び押した。
何とか師匠は避けれたものの、俺の両足にヘドロがかかった。
地面を溶かすヘドロに、足にかかってしまった。

すごく熱く痛かった。溶けてはいないが激痛が走る。

「大丈夫かクー!!!!」
「クーヤはん!!」

キーア10/6 16:30:162191cf/cZWdmfTKcw||913
 シオンと狐丞が駆け寄ってきた。
すぐさま狐丞が技を使って俺を浮かせ、少し離れた場所へ運んだ。
シオンは師匠に肩を貸していた。

「クー・・・・・すまない。俺が足を捻ったために・・・」
「大丈夫ですよ・・・師匠」

そのときだった。右足からあるあざのようなイレズミのような物が浮かび上がってきた。
そして、俺が力を入れると足に竜巻が巻きつけられた。

「何だ・・・・・コレ」

キーア10/6 16:32:462191cf/cZWdmfTKcw||904
しかし、じっくり見る暇も無く妖怪が追いついてきた。
俺達は見上げた。
こんな怪物にどうやって立ち向かうのか・・・・。

「ここは俺が劣りになる。お前らは逃げろ」
「何言ってるんだよ師匠!」
「・・・・・」

俺は黙った。
この竜巻で・・・何とかなるんではないだろうか?
そんな事が頭に残った。

キーア10/6 16:36:382191cf/cZWdmfTKcw||669
俺はシオン、狐丞、師匠の前に立った。

「クーヤ・・・はん?」
「クー?」

俺は妖怪に向かって走り出した。
皆は目を大きく開けて“クー!!”と叫んでいた。
ヘドロが襲い掛かってくる。
俺は空中で蹴りを入れる。
それは、直接は当たらないが竜巻が刃のようになり、ヘドロとぶつかり
切り開いた。

「ヘドロを・・・切った?」

キーア10/6 16:45:562191cf/cZWdmfTKcw||687
皆がそれぞれに呟いた。
自分でも驚いた。あんなヘドロを自分が切ってしまったのだから。
これなら直接触れなくても、攻撃することができる。

俺はできるだけ妖怪に近付き、攻撃を放つ。
数回ヘドロで防御されたが、なんとか本体に当たった。

 俺は宙返りをしながらも攻撃をし、着地してからお札を投げつけた。

キーア10/6 16:49:562191cf/cZWdmfTKcw||168
闇 ・ 光 ・ 封 ・ 印 ・ 絶 

次々とオーラが封印され、妖怪は封印された。
お札は俺の手元へ戻ってくる。

「クー。すげえじゃん」
「えへへ。この力があったからだよ」

ふと見ると、龍のあざ(イレズミ?)が消えていた。
それと同時に竜巻もなくなっていた。

「これは結構なポイントだな」

キーア10/6 16:55:582191cf/cZWdmfTKcw||417
 この妖怪を封印師本部へと転送すれば、星階級のレベル1へ近付く事ができる。
だけど、俺は思った。
コイツに・・・何かある気がする。
だから俺はコイツを転送せず、連れて行くことにしたのだ。

「ま、いいんじゃねえの。クーが捕まえた事だしさ」

その時だった。
背後から何かが通り抜けた。
一瞬の速さだったため、影しか見えなかった。

キーア10/7 7:2:512191cf/cZWdmfTKcw||637
何だったんだろうか・・・・・。
俺達は、あたりをしばらく見回し続けた。

 シュカッ

俺は一瞬の影を捕えた。
 その影はあちらこちらの木の上を飛び回っていた。

俺はブラックロスを片手に、狙いを定めて投げつけた。
見事ブラックロスは命中。何かに引っかかりコチラへ引きずりこまれた。

キーア10/7 7:7:502191cf/cZWdmfTKcw||558
「ってぇー。何すんだよ」

そこから引きずり込まれてきたのは1人の男性だった。
身長は師匠と同じくらい。

「何やねん。さっきからわい達の周りをうろちょろと」
「そりゃあ、お前らの周りおらな見失うからな」

何を言っているんだこの人は。
しかし、師匠は黙りっきりで何かを考え込んでいるようだった。

キーア10/7 7:11:382191cf/cZWdmfTKcw||287
「・・・盗封印師か?お前は」
「よーく後存知で。顔を知られたもんだなー僕」

盗封印師?
 師匠に聞いてみると、
コイツ等は自分の手で妖怪を封印せず、他の封印師が捕獲した妖怪を
一瞬にして盗み取り、自分の物にしてしまうらしい。
そしてそのままポイント稼ぎに使い、星階級を上げるというわけだ。

「僕の名前は“ジース”アンタの言ったとおり、盗封印師だ」

キーア10/7 7:13:512191cf/cZWdmfTKcw||508
 おそらくお目当ては、さっき封印したばかりの
あの妖怪だろう。
これは結構なポイントになるからな。

「で、さっそくだけど、君の持っている妖怪を渡してもらおうか」

ジースは俺に指を向けて言った。
俺は封印した妖怪の駒を握り締めた。
絶対に渡すものか。渡してたまるか。

「ここは俺が相手しよう。お前らは逃げな」

キーア10/7 7:17:512191cf/cZWdmfTKcw||641
「俺達も戦います!!」
「俺が居る限り、狙われるんですから戦います」

シオンと俺は言った。
師匠は俺達を見つめると、分かった。と言って前を見た。

奴は相当強い。
油断すれば命に関わる。

その言葉が、いつまでも俺の頭に残っていた―・・・。


 第7術  ― 龍印 ― 完

キーア10/7 7:22:512191cf/cZWdmfTKcw||330
― 闇光封印師 封印術講座 ― 其ノ質

【盗封印師】


・自分で封印師の資格を取った後、
 師匠の下で修行するはずだが、こいつらの場合は、いつの間にか
  1人になり、大きな獲物を捕獲した奴をねらい盗み出す。

・奴等を捕まえる封印師ポリスというのも存在する。

・しかし、奴等はあまり人前に姿を現すことは無い。

キーア10/7 7:25:22191cf/cZWdmfTKcw||801
***あとがき***
 前回はあとがきをお休みした所為か、感想レスが1通もありませんでしたorz
何とか頑張って、書き上げていきます><ノ

 初登場の“盗封印師”エメラルドでも盗みが出てきましたし、
ちょっと使いすぎかな?と思ったり・・・。
思いつかなかったので(;´▽`A``

次回はエメラですが、そちらも宜しくお願いします

すみれ☆10/7 19:46:232204cfnacloQpOVtw||980
こんばんは^^

盗封印師ってものがあったんですね。。。
一瞬にして物を獲る・・・いわゆる‘スリ'みたいなものですかね。

封印師ポリス・・・苦労すると思いますよ。
すぐに、パッパッっと、逃げる盗封印師が相手ですから。。。

クーヤは、すごいですね。
盗封印師の気配が分かるなんて・・・。

シオンクンは、あまり出番が無かったですね〜。

次回も楽しみにしてます^^


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