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9265天魔伝説―光と闇の間で―U華音月姫10/7 15:26:252111cfoH9sq0K4./c
†前作†?1話 魔船―全ての始まり―
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9187.html

†前回までのあらすじ†
船に乗り旅立った旅の剣士アルム
船で吟遊詩人のマリーシアルーミアと出会う。
しかし、その船は普通の船ではなかった。
まだ見ぬ、他の乗客を求め、3人は捜索に向かった。

華音月姫10/9 13:59:12182cftBZ3DJPaDhg||858
†主要人物紹介†

アルム:主人公、旅の剣士。
マリーシア:ヒロイン、旅の吟遊詩人。
ルーミア:恐らく聖職者。幼い少女。

ようやく2話をはじめたいと思います。
前作は上でチェックをお願いします。
感想は後書きが終わってからでお願いします。

ではスタートです。

華音月姫10/9 14:40:512182cftBZ3DJPaDhg||972


2話 従者―光を知らぬ者達を乗せる魔船―


船の中へと入っていったアルム、マリーシア、ルーミア。
3人は客室の扉を片っ端から開けるが、ほとんどの部屋に鍵がかかっていた。

「鍵がかかってる……。何故? 誰も入れたくないのか?」

「まさか、この船魔船?」

アルムは少し疑問に思い、マリーシアが呟く。

「魔船とは何ですか〜?」

「俺も気になったところだ。」

ルーミアはマリーシアに質問する。
アルムも同感する。

「2人とも、魔船を知らないのか!?」

マリーシアは2人の発言に驚愕した。

華音月姫10/9 14:47:392182cftBZ3DJPaDhg||60
「だって、俺。しばらく、セインリストの辺境の地で狩りや農業で生活してたし。」

「私も国が滅びるまでお城で暮らしてました〜。外にはあまり出てません〜。」

アルムとルーミアがそう答えた。
アルムもルーミアも故郷以外の国などを知らないようだ。

「ルーミィって姫なのか!?」

「うん、私はダークネシアの姫様だよ〜。」

「マジかよ!? 亡国の姫だったのかよ!?」

マリーシアが質問し、ルーミアが答える。
アルムは愕然とした。

「ちょっと、びっくりしたが、捜索を続けるぜ。」

「ああ。」

「わかったよー。」

そして、3人は船内の捜索を続けた。

華音月姫10/9 14:52:482182cftBZ3DJPaDhg||127
「って、魔船の事。教えてくれよ。」

「ああ、それはこの扉を開けてからな。」

捜索を続けながらアルムは聞いた。
マリーシアは客室の扉を開けようとして、そう言った。
そして、扉は開いたのだった。

「あ、開いたよ〜。」

「……こ、これは……。」

扉が開くとすぐにルーミアがそう言った。
アルムが中へ入ると、彼は少し驚いた。


「魔船は、奴隷達を運ぶ、闇商人達の船なんだ……。」

マリーシアがそう言った。
3人の目の前にはボロボロの服を着、黒い首輪をはめた少年少女達が座り込んでいたのだった。
その中に、1人だけ、少し汚れた衣装を纏った少年がいた。

華音月姫10/9 15:4:162182cftBZ3DJPaDhg||327
「大丈夫なんですか〜?」

「皆、無事なのか?」

ルーミアとアルムが少年少女達に呼びかける。
しかし、反応は無かった。
たった1人を除いて。

「誰だ……?」

声をかけてきたのは黒髪の短髪で黒い瞳の少年。
服装は他の少年少女達とは違い、白いワイシャツに紺色のブレザーにズボンという、格好をしていた。
首輪もちゃんとはめている。

「私達はただの旅人だ。私はマリーシア。」

「同じく、俺はアルム。」

「私はルーミアだよー。ルーミィって呼んでねー。」

マリーシア、アルム、ルーミアが自己紹介する。

「俺氷上 玲人(ひかみ れいじ)、見ての通り奴隷だよ。」

華音月姫10/9 15:9:142182cftBZ3DJPaDhg||856
少年は玲人と名乗った。
彼は奴隷らしいが他の子供達とは違う格好で街では見かけない衣装を着ている。

「あんた、何処の出身だ?」

「……日本の東京だけど、それがどうしたんだよ。」

マリーシアが質問し、玲人が答える。
玲人は何か不満なのかすこし怒鳴っていた。

「どこだ、それ?」

「知らないです〜。」

アルムとルーミアは聞いたこともない地名に戸惑っていた。
マリーシアも聞いたこともない地名でちょっと呆然としていた。

「ジャポニア系と見るが、ちょっと違うな。聞いたこともない知名だし。まさか……異世界の住民!?」

マリーシアがそう叫んだ。
3人はその言葉でちょっとびっくりしたようだった。

華音月姫10/9 15:19:272182cftBZ3DJPaDhg||593
「多分、それだ。俺はいつの間にか、市場の周辺に転がっていた。で、商人に拾われ、奴隷として船に乗せられた。服はこのままがいいと言ったら許してくれたよ。」

玲人が淡々と言った。
過去など気にしないようだった。

「そうか。とりあえず、この子達をどうするかだな。」

「反応ないし、どうすれば?」

「奴隷として生きるのを決めた奴らだ。多分、俺達が助けようとしても無駄だ。」

マリーシアとアルムは子供達を見て、そう言うと、玲人が答えた。

「そうじゃないと生きていけない。そういう境遇の持ち主達なのか。」

「そーなのかー。」

マリーシアがそういうと、ルーミアは納得したらしくそう言った。

華音月姫10/12 18:43:112201cft1BlY.RR2jw||507
「で、どうするんだ?」

「商人をぶっ飛ばして武器でも奪うか。」

アルムが聞き、マリーシアが答える。

「賛成です〜。」

「俺も、一緒にいていいか? 別に奴隷のままでもいいけど、なんだか一緒にいたくなったんでね。」

ルーミアも賛同する。
そこに、玲人が仲間になりたいと言い出した。

「別にいいぜ。仲間は多いほうが楽しいもんな。」

「歓迎するぜ。旅は大勢のほうが楽しいからな。」

「皆と一緒のほうが楽しいからいいよ〜。」

3人は玲人と一緒にいていいと言った。
すっかり、4人は仲良くなっていた。

華音月姫10/12 18:50:102201cft1BlY.RR2jw||747
「じゃあ、闇商人をぶっ飛ばしにいくぞ。」

「了解だぜ。」

「わかりました〜。」

「ああ、いこうぜ。」

4人は部屋を後にした。
そして、闇商人たちがいる部屋を探すため、また、探索へと向かう。

剣士アルム吟遊詩人マリーシア王女ルーミアの3人に新たに加わった仲間。

闇に堕ちし濃紺の従者―氷上 玲人―


―行き先不明の魔船の中で少年少女達の戦いの幕がまもなく開かれる―


天魔伝説―光と闇の間で― 2話完

華音月姫10/12 18:57:312201cft1BlY.RR2jw||23
なんとか2話が出来上がりました。
結局、戦闘はありませんでした。(爆
やっとルーミアの素性が明らかになりましたがサブキャラが出せませんでした。(爆
詳しい人物紹介は3話に回すことにします。(3話はメインキャラが出ない為
で、追加キャラの簡単な紹介&設定投下です。

玲人:不良っぽい日本人。自称奴隷。見た目学生。

次回こそ、戦闘です。
敵キャラが何人か出るくらいだと思います。
3話のあとは短編もしくは詩の予定でいます。

次回 脱出―始まりの終わり―(仮

次回もお願いします。

ザーク5/21 14:20:522111cfg7oqkCWcF6o||444
おもしろい話ですね
次回がんばって〜(長いことやってないみたいだけど)
俺もがんばりますので(ぁ


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