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9268死神騎士―第七話10/8 13:44:232221cfajqyHv/U9Ck
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―キッチンに戻った俺を待ち受けたのは

皮肉にも妖しい微笑を浮かべ、舌なめずりをしている

バグだった。

10/8 13:50:452221cfajqyHv/U9Ck||705
二本の尾をふわっと揺らすと、じりじり迫ってくる。

おいおい冗談じゃねぇぜ…

小型ナイフを右手に滑らせておくが…致命傷は負わせられないだろう。
俺とバグはどちらも睨み合ったまま動かない。

ガタン!!

俺の動かした足が残骸に当たり音を立てた。思わず目線をそちらにいってしまった。
―バグがその隙を見逃すわけが無い。
うなり声を上げ、飛び掛ってくるバグ。

10/8 13:57:252221cfajqyHv/U9Ck||785
鋭い爪が俺の肩に食い込み、外れない。
そのまま床に倒れこみ頭と腰に激痛が走った。
痛みに朦朧とする頭をたたき起こし必死にもがくとあることに気が付いた。

左手が―動かない。

自分の意識に反し、ピクリとも動かない左の腕。
どうやら肩が外れたようだ。気付いたとたんまた痛みが走る。

どうしたらいい…くそっ!

やけくそで上げた右足がバグの腹にクリーンヒット。
ひるんだ隙に左足でもう一発お見舞いしてやる。

10/8 14:4:522221cfajqyHv/U9Ck||626
やみくもに足掻いとけばなんとかなるか…?
そんな考えはすぐに吹っ飛んだ。

もう一度体勢を整えたバグは大きな遠吠えをした。
耳に蓋が被さったような違和感を感じる…やられたな。
暗い上に耳までやられるとはついてねぇ。

見上げるとソコにはバグの顔。
目は真っ直ぐにこちらを見て、非力な俺をあざ笑ってやがる。
俺を引き裂いて胃袋に送ろうと迫ってくる長い犬歯。
涎が顔やら髪やらにボタボタと落ちて来て気持ちが悪い。

10/8 14:6:452221cfajqyHv/U9Ck||400


…絶体絶命ってのはこういうことか?


なんとも投げやりな俺の目に飛び込んできたのは


そう、右手に握られた小型ナイフ。


俺は迫ってくる馬鹿でかい口にソレを


―深く、突き刺した。

10/8 14:13:452221cfajqyHv/U9Ck||427
「アギャアアア!!」

バグの叫び声は耳に影響を及ぼさなかった。
何故なら既に先程やられてしまっていたからだ。

俺はすぐにナイフを引き抜くともう一度、二度、三度…とバグの口内に突き立てる。

あまりの痛みに流石のバグもひるんだのか
肩にかかっていた力が緩和される。
俺は勢い良く胴体をバグの下から引きずり出すともう一度小型ナイフを振り上げた。

―目に向かって。

左右の目をやられ、痛みに理性を失ったバグが次に起こす行動は―ひとつ。
標的をズタボロにするために…追い回す。

10/8 14:18:42221cfajqyHv/U9Ck||804
「ウワー。」
実際は無言で走るべきところだろうが声を出して入り口の方へ逃げる。
バグが追いやすいように、だ。
耳で俺の声を聞きつけて八つ裂きにしようと来るバグ。

―今だ。

勢い良く地に伏せる俺。
膝が大分痛んだが声をこらえる。

己の踏んだ生暖かいものが標的とは知らないバグは
―勢い良く鉄筋にぶつかった。

10/8 14:27:182221cfajqyHv/U9Ck||232
『ドッガーン!!』

恐る恐る顔を上げた俺は安堵のため息をついた。
火付け灰にバグが突っ込み、炎上。大きな炎が空高く渦を巻いている。

辺りを見渡せば残骸はほぼ吹っ飛んだようで、俺の周りには灰色の土ばかり。
巨木に掛けていたローブも無事のようだ。

―助かった…ようだ。

思わず涙腺が緩みかけたが…そんなガラじゃないようで直に納まった。
一先ずローブを羽織り仰向けに寝転がる。
炎が早く消えるとイイんだが。

10/8 14:31:122221cfajqyHv/U9Ck||439
炎は案外早く消え―バグと思われる黒い煤の固まりが鉄筋の上に乗っていた。
煤はローブから取り出してきた小瓶に全て押し込む。

―復活しないように、だ。

蓋をきつく閉め、ローブのポケットに戻す。

…疲れた。

ここ二、三日なまっていた体をフル活動させたからか
体中がピキピキしやがる。
意識が朦朧と…してきやがった…。

…ねむてえ。

俺は巨木にもたれかかり、瞳をゆっくりと―閉じた。

10/8 14:33:532221cfajqyHv/U9Ck||870
++++アトガキ(? ++++
こんにちは、皆様。
やっと七話まで辿り着きました。
これからもよろしくお願いします。

m(__)m感想などありましたらお願いしますm(__)m

シェイラ10/8 22:50:562184cf1UgI0WBaJ3s||284
大変お久しぶりです。返信遅れてしまい申し訳ありません汗。早速、読ませていただきました♪バグとの知略戦+肉弾戦息の詰まるような戦いにわくわくさせて貰いました!これからも、楽しみにしています!

10/9 11:47:462202cfflaWz7oZhNA||716
こんにちわ 
お久しぶりです。
一気に読んできました。

バグ・・・
五人がかりのものを、ついに一人で倒してしまったのですか。
主人公は、そうとう強いのでしょうか。
それとも、これが普通なのでしょうか。
謎が謎を呼びますね(ナニ

そういえば、バグ22体に対して、何故220なのかの説明が、
途中できられているようなのですけど、
どういう風になっているのでしょうか・・・

では、次回も楽しみにしています。

10/9 13:4:302221cfajqyHv/U9Ck||352
こんにちはシェイラ様^^
はい、本当にお久しぶりです^^*
でも忘れられていなくて一安心しております(笑

わくわくしていただけましたか!
実は長い(っと言っても7年・・orz)小説人生の中で
あれだけリアルに書いたのは初めてなのです(ぇ
喜んでいただけたようで嬉しいです〜^^

それではご感想、有難う御座いました^^

10/9 13:9:362221cfajqyHv/U9Ck||237
こんにちは一様*^^*

尊敬させていただいている一様からの感想…!!(何;
とっても嬉しいです^^*
実は今回主人公は…運がよかっただけなのです(コラ
火付け灰が無ければ死んでいました〜ハイorz
220の説明は実は次回の次回(ぇ 位に出す…予定です^^

それでは、ご感想有難う御座いました^^

MR.かずき10/13 18:45:375914cfyxaKgf3wSm2||763
武様、いつも読ませて頂いてます。
今回はバグとの戦いですか…恐かったですw
運がよかったですかw手紙ありがとう御座いました
ではまた!(実は今日誕生日なのです〜

10/14 15:8:132221cfajqyHv/U9Ck||29
あらら〜^^*

かずきさん!(っと呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?
誕生日ですか…!おめでとうございます!(遅
今度もお手紙をお出ししますので^^

ご感想有難う御座いました^^

MR.かずき10/21 9:52:465914cfyxaKgf3wSm2||29
むしろそっちのほうがいいですねwこの名前…実は前のPASS忘れで消えて?しまって…
だからその時の友達に放置で−たをもらったんでス!
だからどっちかっていうと、MR邪魔w
息抜き小説も見ましたよ〜面白かったですw
これからも頑張って下さいね〜


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