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9421魔法使い戦争4みみら〜11/7 20:7:582182cf3Ce7lsWgysk
双(ならび):主人公的な役割になるかも。

櫛(くぎり):サブ主人公的な役割になればいいと思ってた

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みみら〜11/7 20:15:452182cf3Ce7lsWgysk||303
死体から参上したソレは「無」であるハズなのに重力を感じさせる足跡を残している。

「まったく・・・その自信はどこから来るのかねぇ・・・」
まぁ櫛の自信過剰な所も状況がコレではうらやましくもなる。

「理由の無い自身ほど恐ろしく、頼もしいモノはないだろう。それに俺達は対堕主篭手をつけているのだろう?」

お前はあの時恐ろしい形相で睨みつけてきたけどな。


みみら〜11/7 20:20:272182cf3Ce7lsWgysk||240
土煙は晴れて、堕主は歩みをこちらへ進める。

あぁ・・・嫌だ・・肌が死体から蒸発した油でベタベタだ・・・・
と、そんな事を考えながら俺は櫛に疑問をぶつける。

「何か策はあるのか?」
櫛は少し思案してから口を動かす。

「あぁ、ある。いつも通りいくぞ。」

それは策が無いと言わないか?普通

みみら〜11/7 20:26:242182cf3Ce7lsWgysk||857
堕主の攻撃もいつもと変わらない。

ただ、威力と範囲が桁違いだが。
雷を放てば地面を引き裂き、炎を放てば大気を震わし焦土を作る。

「ははっ、たいしたバケモノじゃないか。なぁ櫛」

前衛職の櫛は紙一重でかわしていて、しかしそれでもダメージを少しづつ溜めていく。
空気が燃えて喉が痛い、または死体の血が気化して張り付いているのかもしれない。

みみら〜11/7 20:30:582182cf3Ce7lsWgysk||593
さて、どうしたものか。篭手の使用可能まで時間が無いだろう。
というか、もう使用可能だ。いまだ誰も倒せていないには、それなりの理由もあるはずだ。

少し様子を見るか、発動してみるか。

「おい!双!発動しろ!」

櫛が考え無しにヤジを飛ばしてくる。
それだけ必死か・・・・

みみら〜11/7 20:36:542182cf3Ce7lsWgysk||660
哀れなヤツだと笑うより、俺は櫛の思いを汲んでやろう。

限主術術式の展開を開始する。

最大の範囲をもって。
最大の威力をもって。
俺の持つ能力の全てをもって発動を、開始する。

ヴァイス級を包む術式は太陽の輝きさえ奪う勢いで肥大し、大地を飲み込むように破壊していく。

今流れる音楽は一つ。

みみら〜11/7 20:43:42182cf3Ce7lsWgysk||284
それは堕主の悲鳴。
怒りを破裂させたような。
悲しみで貫くような。
痛みを拒むような。

どんな音楽家もこの音には勝てないだろうう。
けっして美しくないが、全てを圧倒する力を持つ。

第2奏は少しのスキも無く入り込む。指揮者は櫛。演奏家は引き続き堕主。

悲鳴は断末魔を孕み、大気は鳴く。

みみら〜11/7 20:47:372182cf3Ce7lsWgysk||950
限主術による疲労に耐え、堕主に目を向ける。

堕主の体にはヒビが走り、パラパラと破片が舞い始める。

が・・・・倒れない。ヤツの歩みは止まらない。

俺が驚愕している時に櫛がつぶやく。

「なるほどな・・・そういうカラクリか・・・」

櫛の対人篭手の宝玉が赤く輝く。

みみら〜11/7 20:54:172182cf3Ce7lsWgysk||60
そして目に飛び込む映像さえ歪ませる強大な衝撃波を放つ。

まるで津波のように襲いかかり、蛇のように喰らいつく。

波に飲まれた堕主は浜辺に作られた砂の城のように崩れていく。
俺にはまるで理解できない。この結果が。

「呆けた顔をしているな。俺の仮説を聞かせてやろう。」
不服だが致し方ない。

みみら〜11/7 21:0:272182cf3Ce7lsWgysk||277
櫛がもったいぶってから口を開く。

「俺の仮説はこうだ。多くの大地を奪い去った堕主は半実体化して・・・」
櫛が黙る。

「おい・・・・気付いているか?」

俺はその言葉を聞いて異様な感覚に襲われた。
大量の殺気。矛先は俺達・・・か?

その刹那、銀に輝く刃が弧を描いて襲い掛かってきた。

みみら〜11/7 21:8:02182cf3Ce7lsWgysk||190
刃は俺達の目の前に落ちた。

剣・・・その剣は十一翼の・・・騎士の帯剣。

太い声が俺達に伝える。
「お前達は運が悪かった。」
声の主は続ける。
「ヴァイス級を消したヤツを生かしておく事は出来ない。」

大量の殺気は、巨大な殺気だと分かったのは、声の主が櫛の背後に現れた瞬間だった。

みみら〜11/7 21:13:52182cf3Ce7lsWgysk||143
大男。

第一の感想がそれだ。
第二の感想は憎むべき相手。

大男はもう1本の剣を鞘から引き抜き、櫛に向かって振り下ろした。

櫛は篭手で防ぐが、対堕主の篭手は1撃で破壊された。
圧倒的な力の差。

すさまじい速さの剣は櫛を。

みみら〜11/7 21:19:102182cf3Ce7lsWgysk||319
貫いた。

俺は理解できない現実と言うものを始めて感じた。
「双・・・・逃げろ・・・・」

その声に俺は現実を取り戻した。
櫛は苦悶の表情とともに対人篭手で粉塵を作り上げた。

「双・・・双・・・逃げろ・・・逃げろ!!!」

音も無く崩れ落ちる櫛。

みみら〜11/7 21:22:482182cf3Ce7lsWgysk||251
今は敵わない。

逃げなくてはならない。

太い声が宣誓する。

「逃げるか!それもいいだろう!せいぜい惨めに隠れて生き延びるがいい!!」

俺はまだ何も考えられない。
逃げ延びる以外は。

みみら〜11/7 21:23:162182cf3Ce7lsWgysk||970
以上!第5話終了!

みみら〜11/8 20:38:196034cfkclr8xx.WfY||639
追伸:戦争に・・・できるかなぁ・・・
追伸の追伸:魔法使い戦争4じゃなくて魔法使い戦争5だったりします。


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