9442 | 魔法使い戦争6 | みみら〜 | 11/11 17:44:21 | 2182cfNy5BihWSmIc |
双(ならび):主人公的な役割になるかも。 櫛(くぎり):サブ主人公的な役割になればいいと思ってた 1= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9311.html 2= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9332.html 3= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9358.html 4= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9389.html 5= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9421.html |
みみら〜 | 11/11 17:51:40 | 2182cfNy5BihWSmIc||36 | ||
記憶があやふやだが1度宿舎に戻ったはずだ。 待ち伏せしていた兵士を気絶させて・・・・ 荷物をかき集めてこれからどうするか簡単に考えたな。 考えた結果。 レジスタンスの拠点があることをスラム街の情報屋から聞き出して、同じくスラム街の中では比較的に治安の安定した場所に来て見たわけだ。 ここには軍を含め、政府連中は来ない。世間体がソレを許さないのだろう。 そして、俺は今イス代わりに丁度いい木材の上に腰をかけている。 |
みみら〜 | 11/11 17:58:58 | 2182cfNy5BihWSmIc||748 | ||
レジスタンスのリーダーは国王の息子。つまり王子だ。 そして王子とともに王宮を出た元12翼の副隊長がいるはずだ。 聞き出してやる。ヤツラが何を考えているのかを。 「コッワイ顔してるねぇ〜」 明るく前を向いた声に俺は反応する。 「・・・・なんのようだ?・・・」 その声の主、その女は疑問を予想していたかのようにニヤッと笑んだ。 |
みみら〜 | 11/11 18:3:20 | 2182cfNy5BihWSmIc||890 | ||
「探してるんでしょ?レジスタンスのアジト」 罠・・・・か? 少しサグリを入れてみよう。 「いや、探し物が違うな。」 女は疑問の表情を向ける。 「ウッソだねぇ〜。信用して無いでしょ。アンタ。」 年下にアンタ呼ばわりされる・・・か。 |
みみら〜 | 11/11 18:7:17 | 2182cfNy5BihWSmIc||643 | ||
「なぜ分かる?あったことが無いはずだが。」 クククッと小さな笑い声を上げながら女は答える。 「でも、元はアンタと同職だったんだからね。ソレくらい分かる。」 同職か。これ以上のサグリは無駄だな。 「嘘をついてすまなかったな。案内してくれないか?」 女の目つきが変わる。仲間であれば頼もしく、敵であれば戦いたくない、櫛のような目。 |
みみら〜 | 11/11 18:11:26 | 2182cfNy5BihWSmIc||577 | ||
「今から少し酷な質問をするよ。答えたくないなら答えなくてもいい。」 不思議な圧力を持った言葉を放たれる。 「ああ。わかった。」 目つきと共に女の表情に悲しみが滲み出す。 「じゃぁ質問するけど・・アンタの相棒はドコにいる?」 こういうことか… |
みみら〜 | 11/11 18:15:33 | 2182cfNy5BihWSmIc||411 | ||
答えようとするが、口が動かない。嫌な汗が全身から噴き出す。 記憶が白色に染まりそうだ。 ジャリッと足が砂を滑らした。その音が俺を現実へと引き戻す。 「相棒は死んだ。」 女の目つきは変わらない。 「どうやって?」 |
みみら〜 | 11/11 18:20:3 | 2182cfNy5BihWSmIc||491 | ||
「11翼に一突きにされたんだ。太い声が、運が悪かった・・・と」 そこまで答えて女が、もういい、わかった、と返答をよこした。 「ゴメンね。ルールだから。・・・うん。でも合格だよ?」 女の表情が緩む。 「じゃあアジトに・・」 「ん。案内するよ。」 |
みみら〜 | 11/11 18:24:6 | 2182cfNy5BihWSmIc||634 | ||
案内されたのは崩れた家。 残骸となった家に人が立って入れるギリギリの隙間をみつけた。 「これが入り口。このボロボロなのはフェイクでちゃんと釘とかで補強してあるから安心してね。」 女はそういうと、迷うから、と俺の腕を引く。 見た目は16から18のハズなのに、手が、外れない・・・ |
みみら〜 | 11/11 18:33:13 | 2182cfNy5BihWSmIc||805 | ||
分かれ道をいくつか越えると光が見えてきた。 スラム街には珍しく純粋な太陽の光。 「王〜子〜新入り拾ってきたよ〜。」 王子・・・・早速か・・・ 「また君か、蝶。・・・まぁいいか・・とりあえず戦えない人間はいらないから奥でまた腕試ししてきて。ルールはいつも通り。君の勘は信用してるから。」 奥・・・・奥には・・・・広い空間がある。 |
みみら〜 | 11/11 18:37:28 | 2182cfNy5BihWSmIc||47 | ||
「じゃっ、ついて来て。」 女は手を離さない。そして、離せない俺。 広間。砂の床に遺跡のような壁。子供が整頓したかのように武器が集められている。 「自分が使いやすそうな武器選んで〜」 ・・・・は? 「俺は武器なんて使えないぞ?使った事もないし。」 |
みみら〜 | 11/11 18:40:26 | 2182cfNy5BihWSmIc||397 | ||
女は押し黙る。 「ナイフも?・・・ハンマーも?・・・剣も?・・・」 全ての質問を否定した後、女は何か思いついたように発言する。 「まともな人生送ってきたんだねぇ〜」 皮肉か。 「あっ、アタシはコレ。」 |
みみら〜 | 11/11 18:46:5 | 2182cfNy5BihWSmIc||203 | ||
そう言って手にしたのは・・・グレートアックス。簡単に言うと両手斧。 自分から選んだのは余裕からか。いい度胸してるな。 見かけ以上の力があるのは体験済みだが、相手はさすがに斧。 手数で押せば勝てる・・・ハズだ。 剣を2本手に取ると準備完了の合図を出した。 「剣2本とは安直だなぁ〜。ルールの説明をすると私に触れるか、武器をあてれば勝ち。」 なんだ。簡単じゃないか。 |
みみら〜 | 11/11 18:50:25 | 2182cfNy5BihWSmIc||72 | ||
「そこのラインまで下がって。」 言われるままにラインに着く。 「じゃぁ!はじめ!」 一瞬足の力を抜いてバネを溜める。 地面を向いた目を相手に向けると・・・・ 「居合い!?」 |
みみら〜 | 11/11 18:57:19 | 2182cfNy5BihWSmIc||613 | ||
居合いの構え・・・か。 あぁ、女が笑ってる。なんかムカツク笑い方だ。 片手で斧の端を持って、もう片方の手は斧の刃と端の中間に添える。 まさか片手でアレを操るかよ・・・ 片手の剣を床に刺し、石を1つ拾い大きく振りかぶる。 「・・・っ・・はっ・・」 手によくかかった石は俺の人生の中で1番の剛速球を生み出した。 |
みみら〜 | 11/11 19:4:10 | 2182cfNy5BihWSmIc||452 | ||
女の口元がまた笑みで緩む。 その直後右足を一歩踏み出し体重のみ前進させる。 そして斧の端を持った腕が・・・腕が・・・・・ ・・・・・・・腕の動きが見えねぇ・・・・ ヒャグォッという斧が生み出すとは考えられない風切り音を残して石を打ち返した。 ・・・・ようだ。 石の破片が俺の頬を優しく傷つけて壁に衝突する。 |
みみら〜 | 11/11 19:21:44 | 2182cfNy5BihWSmIc||700 | ||
勝てるかよっ! って事は置いといてだなぁ・・・どうやって近づこうか。 ん〜・・・居合いってのは得物のリーチやら軌道やらを相手に知られずに攻撃できるって構えなんだよなぁ。 それにあの破壊力か。 ・・・なんでアイツは人間やってるんだろうなぁ〜 |
みみら〜 | 11/11 19:27:7 | 2182cfNy5BihWSmIc||233 | ||
居合いの弱点は上方からの攻撃。 時間制限とくに言われてないからな、じっくり考えてみるか。 使えるものは両手の剣に砂と小石。 あ〜っ・・くそっ!頭がよくなりそうだ!まったく! 策は練れたがチャンスは1度きり。2度目は通用しない。 俺は再度小石をさがす。なるべく小さなものを。 |
みみら〜 | 11/11 19:31:56 | 2182cfNy5BihWSmIc||358 | ||
片手に2本の剣を持ち。 先ほどと同じとはいかないが、なかなかの速球を生み出してみせる。 そして距離を目で測り、高く長い放物線を描くように剣を1本投げる。 剣を構え直して突進する。 その刹那、背後で小石のはじける音がした。 壁にぶつかったらしい。 |
みみら〜 | 11/11 19:35:43 | 2182cfNy5BihWSmIc||875 | ||
「バカだねぇ・・・」 あきれた声。俺もあきれているよ、こんな作戦。 懐に入ったのと同時に激しい衝撃が走った。 斧の直撃。 一瞬記憶が飛び壁に叩きつけられる。生きているところを見ると木の部分が当たっただけのようだ。 |
みみら〜 | 11/11 19:39:50 | 2182cfNy5BihWSmIc||880 | ||
作戦はこれから。 上空に投げた片方の剣がヤツに降りかかる。 しかし、気付いている。 俺は痛みをこらえて、もう1本の剣地面をすべるように滑らせる。 生まれたのは気付かないハズの無い音。 一瞬こちらに意識を乱されて、今度は上空の刃に集中する。 |
みみら〜 | 11/11 19:43:51 | 2182cfNy5BihWSmIc||287 | ||
その瞬間に全力疾走する。 この瞬間の選択が正しいのかは、運と神と結果が知っている。 あぁ、わき腹が痛い。 空の刃は落とされた。地面の刃も止められた。 だから、これで、 「俺の勝ちだな。」 |
みみら〜 | 11/11 19:53:29 | 2182cfNy5BihWSmIc||900 | ||
俺は女の背後から肩を叩く。 コイツの失敗は集中力を無理やり空の刃に向ける時、全力で集中してしまった事だ。 まぁ、人間なら普通なんだが。 そうなれば後は簡単。2本の剣を止める前に勝利条件をクリアすればいい。 1度全力で意識すると簡単にそれは外れない。 どこかの民族のナイフ術の奥義の応用だ。 俺は女に聞く。 |
みみら〜 | 11/11 20:6:0 | 2182cfNy5BihWSmIc||539 | ||
「これで、今度こそ合格なんだろ?」 するとソイツは悔しそうにこんな事を言った。 「む〜・・まぁいいか。ようこそレジスタンス、ライアーへ・・・かな?」 |
みみら〜 | 11/11 20:6:27 | 2182cfNy5BihWSmIc||307 | ||
第6章終わり〜 感想よければくださいな〜 |
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