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9513魔法使い戦争8みみら〜11/26 18:1:502182cfTC3/0NRxrKo
双(ならび):主人公的な役割になるかも。

櫛(くぎり):死亡中〜

蝶(ちょう):双の新パートナー。どんどん主人公の影を薄くする。

王子    :実は本名考えてない。

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みみら〜11/26 18:13:82182cfTC3/0NRxrKo||571
正直パートナーができて、ツーマンセルとして活動できるのは心強い。

だが・・・・なぁ・・・・

そこに通称王子が止めを刺す。

「じゃっ、双と蝶は他の連中と顔合わせも兼ねて・・・・あとの説明は蝶ヨロシク。朝食が忙しい。」

・・・・あきらめたな?説明を。

「で、説明は?」

みみら〜11/26 18:21:162182cfTC3/0NRxrKo||740
「あれだよ、昨日話したヤツ。ほら、敵味方全滅の。」

あぁ・・・真相を知ってる側としては心苦しい限りだが、まぁいいか。

「これから?徒歩で?」

蝶があきれた顔でこちらを見ている。

「・・・ほんとにマトモな生活おくってきたんだねぇ・・」

・・・・悪かったな。

みみら〜11/26 18:27:42182cfTC3/0NRxrKo||914
と、言うわけで徒歩。

比類なき徒歩。

これはもう車で移動する距離だと思っても徒歩。

ヘリで移動してもいいんじゃないかと思っても徒歩。

・・・・足・・・痛くなってまいりました・・・21歳です・・・

朝食の頃に出発して、夕方に到着した。

みみら〜11/26 18:38:362182cfTC3/0NRxrKo||967
昼食はどうしたかと言うと、立ち食いそばの店。

なかなかウマカッたが、足が痛い。

しかも他の連中とはすれ違いだった。

現地に着いたがコレといって発見も無いだろうが、相棒のまぶたくらいは閉じてやろうと思い探すのだが、相棒の遺骸がない。

「・・・・・ない・・・」

「えっ?」

みみら〜11/26 18:41:542182cfTC3/0NRxrKo||370
「いや・・・・なんでもない・・」

確かに血の跡はある。

引きずられた跡も、運ばれた跡も無い。

・・・どういう事だ・・・

「・・・・・・・・・」

「・・・何か見つけた?」

みみら〜11/26 18:45:362182cfTC3/0NRxrKo||236
俺は静かに首を振る。

何も見つけていないのは事実だ。

相棒の亡骸も見つけていない。

が、遠く近く櫛の情報が入ってくるようにしておこう。

「おい、蝶。この血。」

蝶が顔を上げ近づいてくる。

みみら〜11/26 18:48:132182cfTC3/0NRxrKo||994
「ん〜?」

「ほら、この血だ。この血だけ焦げてないだろ。」

俺は賢い選択を出来たかな。

「・・・ほんとだ。要報告だね。」

そんな時だ。まただ。また、来た。

違うモノだが、同じモノ。

みみら〜11/26 18:56:132182cfTC3/0NRxrKo||275
・・・・・気付いているな。蝶は。

俺は出発の時に預かった2本の片刃で幅広の剣の布を解く。

蝶も背負っていた物の布を・・・・・って・・・・ありゃ・・・なんだ?

二等辺三角形の鉄塊。

刃にはノコギリ刃が用いられ、底辺の辺りに丸い穴が開いていて持つと使いやすそうな部分には荒い目の布が巻かれていた。

みみら〜11/26 18:58:342182cfTC3/0NRxrKo||350
長さにして1メートル30程度だろうか。

あんな物背負ってこの距離歩くなんて事は俺には出来ない。

「おい、蝶・・・」

「気付いてるよ。」

・・・いや?そこじゃないぞ?

「いや、その・・・鉄の塊?」

みみら〜11/26 19:1:252182cfTC3/0NRxrKo||908
「あぁ。手製欲しくてもあげないよ?」

・・・いらねぇよ・・・・

だが、あの時と同じ。

巨大な殺気。

隠す必要が無いのか。

・・・・・っ・・!

みみら〜11/26 19:7:362182cfTC3/0NRxrKo||620
右手の剣を背後に向けて振る。

「おや、蝶さんじゃないですか。そちらは新顔ですね。ペットか何かで?」

・・・・・片腕の剣士。十一翼だな・・・

切りかかろうとした所を蝶に止めたれた。

「おい、双。そいつは私の相手だ。少し下がれ。」

口調変わってるな。

みみら〜11/26 19:12:212182cfTC3/0NRxrKo||571
「ほほぅ、双という名ですか。名乗るほどの名前はございませんが以後お見知りおきを。」

蝶の表情が険しくなる。

「ソイツは相棒の仇。」

「そして貴方は私の腕を切り落とした仇。腕1本ですが手加減すれば死にますよ。」

・・・・・完璧に観客かナレーターの俺。

「くく・・・ははははは。『手加減すれば』だと?手加減する理由がどこにある」

みみら〜11/26 19:18:112182cfTC3/0NRxrKo||42
そして二人の顔に狂喜が満ちていく

「そうですね。では言い換えましょう。気を他の事に取られれば負ける、と。」

蝶は言い終わりを待たずに走り出す。

鉄塊は唸りを込めて騎士の帯剣に衝撃を与える。

そして、1度でもその威力を受け止めさせられた刃は再起不能になってゆく。

騎士の帯剣は棍棒に変わり、片手で受け止める剣士は哀れなほどに攻撃を許されなかった。

みみら〜11/26 19:21:42182cfTC3/0NRxrKo||207
「くっ・・・やはり強いですね・・・・でも、もうそろそろ花火が上がりますよ。」

花火?

蝶は無言で打ち込んでいく。

頭に血が上って考えられないようだ。

このままなら蝶は勝つ。

だが・・・・・花火とは?

みみら〜11/26 19:23:332182cfTC3/0NRxrKo||101
その刹那、遠くの方で火柱が上がった。

「ほら、花火ですよ。蝶さん。」

あれは・・・あの辺りは・・・・アジトのあるスラム街。

だが、蝶は無言で攻撃を続ける。

「ちょっ・・・蝶さん!あなたのアジトが燃えてますよ!」

なるほど、コレを狙ってたか。

みみら〜11/26 19:26:352182cfTC3/0NRxrKo||409
蝶の攻撃は速く強力になり片腕の剣士に襲い掛かりつづける。

「・・・っ・・・・くっ・・・そ・・・・」

俺はあのアジトに何の思い入れも無い。

おそらく蝶も無いだろう。

それがアイツの誤算。

ついに帯剣にヒビが入り、折れて落ちる。

みみら〜11/26 19:31:182182cfTC3/0NRxrKo||395
鉄塊の刃に刻まれたノコギリの刃は騎士のもう1本の腕も斬り落とした。

「ぐぅ・・・ぁぁあああああああああっっ・・・」

最初こそ断末魔が響いたが、すぐに収まった。

首から上も、首から下も・・・・もう人間のものとは思えなくなっていた。

「おいっ!蝶!もう死んでる!」

その言葉に蝶は1度ビクッと反応し、そこにヘタリと座り込んだ。

みみら〜11/26 19:35:422182cfTC3/0NRxrKo||94
「いいか?俺はアジトに戻る。お前は少し休んでから追いついて来い。」

蝶は力なくうなづいたのを確認した後、俺は近くに止めてあったボロボロの車を黙って借りた。

「さすがに、もう歩けないからな。」

エンジンが掛かった。

日は沈んだ夜道をボロ車で行くのはコレを最後にしたい。

みみら〜11/26 19:37:582182cfTC3/0NRxrKo||715
第8終わり〜

このシリーズに飽きてきたかもしれない。
感想よければくださいな〜

バルトーク11/30 15:50:592212cfBcsmysAsVME||287
こんにちわ〜(´・ω・`)
いままで読んでなかった分を、読ませていただきました。

双もいろいろあったんですね。
親友を殺されたり、レジスタンスに入ったり。

蝶さん、強え〜なオイ。というような感じでしたし、手製の武器による武器破壊は、なるほどでした♪

やはり、ある程度書いていくと、その作品に飽きてきてしまいますよね〜。
そんなときは、好き勝手に短編でも書いて、気分転換でもすればいいんではないでしょうか。

だれてきたなという場合のアドバイスを僕からすると、『考えたら負け』ですw
上の言葉、双の一番好きな台詞だったりします。

次回も頑張って下さいね〜。


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