9520 | 放逸な天使 | 李亞 | 11/30 7:9:22 | 2182cfX1jgjTYluO2 |
積み上げられた 幾重にも重なる哀しみ お空に棲む天使様が それを見て嗤うの 意味のない呼吸を繰り返す 人間に向けて |
李亞 | 11/30 7:9:42 | 2182cfX1jgjTYluO2||211 | ||
天使の口から零れる淫靡な罵りに平伏し 私達は赦しを乞う 鞭さえ持たない支配者は 容赦なく私達を蹴りつけた それでも私達は歓喜し 貢物を贈るの 一昨日は髪を 昨日は血を 今日は肉を 明日は骨を 茨の王冠を被り 穢れのない白を纏った天使は 王座に腰掛けて私達を嘲った |
李亞 | 11/30 7:10:1 | 2182cfX1jgjTYluO2||66 | ||
悪魔な天使様と 天使な悪魔が キスをした 天使様は 黒い羽根を引き千切って 悪魔に首輪をつけちゃった 雁字搦めに 縛られた悪魔 啼いたって誰も来ないのに いつまでも喚き続けて でも あの子が入っている檻は いつだって鍵が開いてるの それでも格子の間から手を伸ばして 鍵の束を欲する姿は滑稽だよ 天使様は悪魔を愛しちゃったけど 悪魔も天使様を愛しちゃったの |
李亞 | 11/30 7:10:18 | 2182cfX1jgjTYluO2||841 | ||
檻の中で どんなに嘆いても 私がこの毒杯を 捨てることはなかった 天使の青い双眸に映るのは 毒杯に口浸(くちづ)ける私 ああ ああ どこまで堕ちていくんだろう 灼かれて爛れた皮膚が どんなに醜い風貌を作り出しても 翼が裂かれ 引き千切られ 背中に鈍い痛みを与えても 私は 貴方の中で生きられることを 悦んでる 堕落した悪魔は なんて名称をつけられるのかしら |
李亞 | 11/30 7:12:22 | 2182cfX1jgjTYluO2||14 | ||
青い双眸に 白い翼を持つ天使様 悪魔の紅蓮と 視線が交錯し 彼は 生ぬるい肥溜めへと 堕ちたのです 目を閉じて 何も見ないで ただ 温かさの中に身を沈めて |
李亞 | 11/30 7:12:44 | 2182cfX1jgjTYluO2||667 | ||
EnD |
李亞 | 11/30 7:15:56 | 2182cfX1jgjTYluO2||790 | ||
自分が粗暴というかなんというか、横暴な天使さんの詩を沢山書いていたことに気づいた。 ―――ので、前に書いたのも含めてまとめてみました。 これは私の勝手なイメージです。 が、別に天使が嫌いなわけじゃないんです。 寧ろ好きだから酷く書くというか、好きな子ほど虐めたいというか……。 ……あれ、私はサディストなんだろうかorz H18/11/30(木) |
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