9535 | モカな私。 | ピマ | 12/3 20:23:47 | 2219cfzQXzY1fm16Y |
第1回 モカとメリークリスマス。 |
ピマ | 12/3 20:25:52 | 2219cfzQXzY1fm16Y||873 | ||
私の名前はモカ。 2月14日生まれのモカ。 みずがめ座のモカ。 |
ピマ | 12/3 20:34:49 | 2219cfzQXzY1fm16Y||589 | ||
「モカ、あんた人間界のクリスマスって見たことあるかい?」 「知らない〜、人間界のクリスマスって何、ユキちゃん」 小鳥がさえずり、風がささやいている国、ここがモカの故郷。 ある寒い日の朝、白い子犬のユキが使界人のモカに言った。 「行ってごらん。あたしが番をしといてやるから」 「人間界かあ、遠そうだね…」 「大丈夫さ、あたしも何年か前に……」 「じゃ、ユキちゃんお願いね、行ってくる」 |
ピマ | 12/3 20:35:27 | 2219cfzQXzY1fm16Y||792 | ||
** |
ピマ | 12/3 20:39:9 | 2219cfzQXzY1fm16Y||304 | ||
「てぃ、おぅ、けぃ、わぃ、おぅ…?…人間界って意味かな?」 人間界は真っ昼間だった。 小鳥のさえずりはよく聞こえないし、風もささやいてくれなかった。 人間の数はモカの知らない桁にまで達した。目が回った。 |
ピマ | 12/3 20:39:34 | 2219cfzQXzY1fm16Y||643 | ||
** |
ピマ | 12/3 20:42:29 | 2219cfzQXzY1fm16Y||131 | ||
暗くなった。人間界にも闇が訪れた。 「なんか寒いし、こんなときユキちゃんの白い毛さえあればな…」 口からは、もわもわと白い息が漏れた。 モカの鼻は真っ赤になった。 |
ピマ | 12/3 20:44:1 | 2219cfzQXzY1fm16Y||367 | ||
急に【とき】が止まったかのように思えた、感じた。 |
ピマ | 12/3 20:57:1 | 2219cfzQXzY1fm16Y||874 | ||
目映い光がモカや人間を包み込んだ。 木が赤、青、黄、緑の光を放ったのだった。 輝くオーナメントに光が反射し、モカは幻想的な光景を目にした。 きれいだった。 そしてモカは息を呑んだ。 「ユキちゃんと一緒に見たかったな」 |
ピマ | 12/3 20:59:13 | 2219cfzQXzY1fm16Y||612 | ||
**終わり。 |
ピマ | 12/3 21:4:4 | 2219cfzQXzY1fm16Y||663 | ||
こんばんは、 なんと今回から読み切りを頑張っていこう、と思います。 …要するに、シリーズ化ってやつですか? ざっつおーる。 06.12.03.Sun. |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ : : PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX | ||||