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9567EMERLDKNIGHT+PLUS++参拾四キーア12/9 16:38:522191cf/cZWdmfTKcw
EMERLDKNIGHT_全1〜26唱『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8283.html 』
特別編『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8749.html 』
1唱〜26唱↓
第27唱『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9277.html 』
28〜32↓
第33唱『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9522.html 』
キャラ募集『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9394.html 』

キーア12/9 16:42:182191cf/cZWdmfTKcw||942
人は皆、心に闇を持っている

それは 憎しみや怒りから出来た 黒い心だ

すべては自分が作り出しているのだ 

闇が心を支配する時 自分も支配されると同時に 全てをなくしてしまうことになる

この物語は、一人の少年“ソラ”とソラを支える仲間たち
“テン”“リナ”“ヴィラ”“ラコル”“光狼”“アルフィー”
達との勇敢な冒険の記録である。

キーア12/9 16:46:362191cf/cZWdmfTKcw||877
第34唱 生きてりゃ人生いろんな事があるもんさ

 しばらく不思議な空間に包まれた。
捻じ曲がった時計や針が、あちらこちらで動いていた。
俺達は真っ直ぐどこかへ吸い寄せられていった。

そして、一瞬の眩い光と同時に俺達は地面に立っていた。
全員が目を開けると、辺りを見回す。

テン「・・・・・。表の世界へ着いたのでしょうか?」
光狼「何か、裏の世界よりも狭い気がするネ」

キーア12/9 16:50:282191cf/cZWdmfTKcw||945
 俺達は1歩、また1歩と前へ進んでいく。
リーダーと思い出の深い場所へ辿り着く場所を、ただ真っ直ぐと歩き続けた。
ここへ到着したという事は、この辺りに記憶の手がかりがあるかもしれないのだ。

ソラ「ココが・・・俺の居た場所・・・」

 少し懐かしい感じがした。
何故だかはヤハリ分からない。だけど、何かが思い出せそうな気がする。

「そ、ソラ!!?」

背後から声がした。

キーア12/9 16:54:162191cf/cZWdmfTKcw||201
俺達は振り返った。
立っていたのは背が俺より少し高い少年だった。
黒髪に目は少しきりっとしていて、フードつきのトレーナーにジーパン姿だった。

「お前、今までどこに行ってたんだよ?学校にも来ないで・・・・・。
 連絡が取れないから学校中大騒ぎだったんだぞ!!?」
光狼「お前誰ネ。ソラに何話しても無駄アルヨ」

俺に顔を近づけながら話しかける少年に、光狼が俺を引っ張り、
離した。
 少年は不思議そうに光狼を見ると、話を続けた。

キーア12/9 16:58:432191cf/cZWdmfTKcw||839
ジャン「俺はソラの友達の“ジャン・グロック”だ。お前達こそ誰だよ。
    ソラと何の関係だよ」

テン「えっと...、僕は“テン=ランド”コッチは“シャオ・ラン”(光狼)
   ソラの・・・し、親戚・・・です」


 裏の世界だの旅だのなんだの言っても、通じない・・・話がややこしくなるので、
親戚という設定でごまかす事になった。
何とか相手もすんなりと受け入れたようで、僕達に警戒をしなくなった。

キーア12/9 17:5:312191cf/cZWdmfTKcw||207
ジャン「で、今ソラに話しかけても無駄ってどうゆう意味だよ」
光狼「ソラ、記憶喪失ネ」
テン「それでさ迷い続け、学校に行けなくて・・・、偶然僕達が見つけたんです」

 ジャンは記憶喪失のソラに驚いていた。
少し沈黙が続いたが、1回ソラの周りを回ると、またソラの目を覗き込んだ。

ジャン「んー・・・。俺のことも忘れっちまったのか〜・・・」
ソラ「ゴメン・・・」

キーア12/9 17:12:112191cf/cZWdmfTKcw||796
そしてジャンは、ソラの家へと案内してくれた。
 僕達は何故かワクワクしていた。
初めて表の世界に来て、初めてソラの家に入るのだ。

ソラの母親は海外で仕事をしているため、数年に1度しか帰ってこないらしい。
父親はソラが幼い頃、病気で亡くなったそうだ。

ジャン「ソラはいつも一人だったけど・・・絶対、泣いたり悲しんだりはしなかった・・・」

その言葉に僕達は言葉を失った。

キーア12/9 20:23:92191cf/cZWdmfTKcw||723
いつでもソラは、笑って僕達を元気付けてくれた・・・。
絶対に涙なんて見せたことはあるかないかぐらいだった・・・・・。
表の世界でも、涙を見せず、ずっと苦しんで・・・悲しんでいたのだ・・・。

光狼「ここに居れば・・・きっと何か思い出すネ」
テン「そうですよ。ゆっくり思い出しましょう」

そして、僕達が表の世界へ来て3時間が経とうとしていた時だった。
大きな地震が起こった。
僕達全員が一斉に立ち上がった。

キーア12/9 20:35:462191cf/cZWdmfTKcw||300
街中には悲鳴があがった。
 僕達は外へ出た。逃げる人々の向こう側には人魔獣(ホムンクルス)が暴れていた。

ソラ「な、何で!!表の世界にまで・・・」
ジャン「何だよ・・・あの化け物!!ソラ、早く逃げるぞ」

ジャンが俺の手を握ったが、俺はそれを離した。
ジャンの目はハッとしたが、俺とテン、光狼は目を合わせ頷きあうと、
人魔獣(ホムンクルス)に突撃して行った。

キーア12/10 16:5:352191cf/cZWdmfTKcw||218
光狼とテンは妖術を使おうとしたが、表の世界では無効化されてしまっていた。

テン「これじゃあ、どうする事も・・・」
光狼「ここは私が食い止めるネ。私の力だったら妖術無しでも少しは持つネ」

光狼が蹴りを入れたり殴ったりしていた。
テンは自分の剣で、何とか俺を守りながら先へ進んだ。
その後ろをジャンがひっそりと着いてきていた・・・。

ソラ「なぁ・・・。この・・・この首飾りを取って・・・狼人間の姿になれば・・」
テン「ダメです!!

キーア12/10 16:11:452191cf/cZWdmfTKcw||322
 言葉を遮り、テンが言った。

テン「狼人間になれば、自分で自分を見失い、コントロールが出来なくなるんです。
   それに...以前よりだいぶ長く封印しているので、前よりも強力になってしまっているんですよ」


俺はテンに「ごめん・・・」と謝った。
それから再び足を運んだ。
何故、表の世界にまで人魔獣(ホムンクルス)が居るのだろうか?
俺達を追ってやってきたのか?

キーア12/11 18:55:492191cf/cZWdmfTKcw||980
光狼「大体の人魔獣(ホムンクルス)は片付けたネ。
   もしかしたら、どこかに裏の世界に通じる穴があったかも知れないヨ」

ソラ「そこから大量の人魔獣(ホムンクルス)が・・・」

 俺達は隅から隅まで探し続けた。
その結果、1つの穴を見つけた。その穴の中は真っ暗で何も見えない。
しかし、普通の穴とは違う空気を感じていた。

テン「とりあえず、埋めておきましょう」

剣などで穴を固く埋め込んだ。

キーア12/11 18:58:262191cf/cZWdmfTKcw||123
その時だった、後ろで物音がした。
俺達は振り返った。
そこには目を大きく開け、呆然と立っているジャンが居た。

ジャン「何なんだよ・・・あの化け物・・・、ソラ・・。お前も何で逃げなかったんだよ!!」
ソラ「えっと...」

言葉につまった。
なんて言い出せば良いか分からない。裏世界の仕事だとか言っても信じてもらえないだろう。

キーア12/11 19:4:332191cf/cZWdmfTKcw||889
ジャン「お前も・・・そこの2人も...化け物と一緒だ!!
    てめぇらの事、全部皆に言ってやる!!」


そう言うとジャンは、走って行った。
最後までジャンの後姿が・・・目に焼きついて離れなかった。

テン「大丈夫ですよ。僕達もいますし・・・その内皆、忘れますよ」
光狼「そうネ。ヒトの噂も七十五〇日って言うアルヨ」
テン「いや・・・光狼ちゃん...一桁多いから」

何故だろう・・・・・。
本当にこの人らと一緒に居ていいのだろうか?

キーア12/11 19:7:112191cf/cZWdmfTKcw||646
俺が記憶喪失になったがために、この人達を巻き込んでいる気がする・・・。

ソラ「・・・・・・よ」
テン「え?」
ソラ「もういいよ。ここで・・・お別れだ」

俺は口に出して言った。
頭には特に何も思い浮かばないが、勝手に口が動く。
しかし、それは本当に俺が思っていたことなのかもしれない。

ソラ「一向に記憶は戻りそうに無いし・・・、コレ以上テンや・・・皆に迷惑はかけられない。
   だから・・・俺とはココで縁を切って...お別れだ」

キーア12/11 19:10:12191cf/cZWdmfTKcw||930
光狼「何言ってるアルカ?」

俺は指にはめていた指輪を取り、テンに押し渡した。
そして、最後にカードを手に“時の鐘ON!”と叫び、テンの前に投げつけた。
一瞬のうちにテンの光狼は光に包まれた。

テン「ソラ!!何言ってるんですか。僕達はソラがいないと・・・」
光狼「そうネ。ソラが居ないと裏世界どうなると思ってるアルカ。
   裏切るなネ」


しかし、俺は最後まで言葉を出さず、下を向いたまま、
ただ、テン達を見送るだけだった・・・。

つづく

キーア12/11 19:17:252191cf/cZWdmfTKcw||423
***ミニミニ小説***
  月夜の晩に・・・

―2006年 12月4日(月)―
 朝陽が昇る頃と同時に、時音は目を覚ました。
いつものように、巨大ハンマー(武器・攻撃専門)を背中にかけ、外へ出て行く。
時音はその巨大ハンマーを【トリック】と呼ぶ。
朝陽が少し上がった頃、時音は近くの公園に立ち寄り、トリックを使い、
攻撃など練習を10分した後、再び家へ戻っていく。

キーア12/11 20:25:462191cf/cZWdmfTKcw||523
「お帰り。今日も散歩かい?」
「只今。ああ、いつもの通りだ。光哉、もう行くのか?」

光哉と呼ばれた少年は、時音に返事をした。

「いや、もう少し時間はあるから、もうちょっとゆっくりしていくよ」
「そうか」

光哉はこの家に住む13歳の少年だ。
時音はこの家に居候している。

キーア12/11 20:28:32191cf/cZWdmfTKcw||530
「時音も早く準備しなよ、今日が初日だからね。それと・・・
 そのハンマーは絶対に置いていきなよ」
「・・・・・分かった」

時音はゆっくりと階段を上り、部屋へと足を運んだ。
そして【トリック】を壁にもたれかけさせ、階段をまた降り始めた。
時音は制服に着替えると、朝食を済ませた。そして、光哉と共に玄関を出た・・・。

つづく

キーア12/11 20:32:72191cf/cZWdmfTKcw||169
***キーアのコバナシ21 【トリック】の巻***
 コンバンワ(*´ω`*)
本編、エメラルドナイトプラス34唱は如何でしたでしょうか?
 失われたソラの記憶を取り戻すため、時のカードを使い表の世界へ戻ってきた
ソラと光狼とテン。しかしながら、人魔獣(ホムンクルス)が現れた事により、
親友であったジャンから見放され、完全に恐れられてしまったのです。
これ以上、テンや光狼達には迷惑をかけられないと思ったソラは、
別れを決意し、テン達を無理やりながらも裏世界へ戻すことになってしまいました。
これから一体、どうなるのでしょうか...。

キーア12/11 20:34:442191cf/cZWdmfTKcw||899
おまけ編、月夜の晩に・・・ では、ついに時音の学校デビューへの1歩を踏み出しました。
 巨大ハンマー(武器・攻撃専門)【トリック】を手放すのに少しためらいを持っていたものの、
手放す事を決意。
そして、制服を身にまとい光哉と共に学校へとスタートをきりました。

少しはあとがきのようになりましたでしょうか(;´▽`A``
本にあるようなあとがきに、少しでも近づけようと努力致しました。
これからも宜しくお願いしますm(__*)m

エリン12/12 19:12:382192cfBkVEKUKuVbY||518
こんにちは(・ω・`)
そらくーーーんって1話から読んでないんで話がよくわかりませんが・・・
記憶喪失、仲間と別れを決意、ですか〜。
この先の展開が気になるます。
次も読ませていただきます、あと、もう1個のほうも(  ̄∀ ̄)b読みまっす

すみれ☆12/12 20:6:442204cfnacloQpOVtw||542
こんばんは^^

ソラって、表の世界の住人だったんですねぇ…(´∀`*)
改めて知りました。

ジャ、ジャン君!?みんなに言うんですか!?
少々子供っぽ(強制終了)

ソラ君も以外に?みんなのこと考えて行動してるんですね…。

次回も楽しみにしてますね^^

すみれ☆12/12 20:11:82204cfnacloQpOVtw||279
月夜の晩に・・・

ハンマーは、トリックって名前なんですねぇ…。
…重くないんでしょうか…。巨大ハンマーなんですし…(悩
時音チャンが、力持ちなだけ…?

時音チャンのお部屋が、あるんですね。
余ったお部屋なのかしら?

次回が気になります><

エリン12/12 22:0:322192cfBkVEKUKuVbY||263
追記ヽ( ・ω・)ノ
私事ですが、ねいみんぐぼしゅうをやっておりますので、何卒よろしくお願いします(´▽`)


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